ランキング57位
1票獲得
ランキング112位
獲得票なし
豊川 悦司(とよかわ えつし、1962年〈昭和37年〉3月18日 -)は、日本の俳優。所属事務所はアルファエージェンシー。身長186cm、体重80kg。愛称は「トヨエツ」。
大阪府八尾市出身。八尾市立志紀中学校、大阪府立清水谷高等学校卒業、関西学院大学文学部中退。
● 来歴
関西学院大学文学部在学中は劇研究会(現・劇研究部劇団狸寝入)に所属し、やがて本格的に俳優を志して中退。上京し演劇集団 円の研究生を経て、1983年に渡辺えり子(現・えり)主宰の劇団3○○(さんじゅうまる)に入団。同年、渡辺作・演出による『瞼の母』で初舞台を踏み、1989年に退団するまで7年間の在籍中は数々の舞台に出演。
退団後は、渡辺の紹介で現在のアルファエージェンシーに移り、1989年に渡邊孝好監督の映画『君は僕をスキになる』のオーディションに受かり、加藤雅也の同僚役で映画初出演。以後、多数の映画・テレビドラマに出演。
1990年のフジテレビ『あいつがトラブル』の最終回にゲスト出演したのを皮切りに、NHK『赤頭巾快刀乱麻』1991年などいくつかに顔を見せていた。映画では、1990年の北野武監督作『3-4X10月』に出演。
1992年にテレビドラマ『NIGHT HEAD』で武田真治と共に主演して注目を浴びる。深夜枠にもかかわらずカルト的な人気を博す。同年に松岡錠司監督の映画『きらきらひかる』で岸田睦月役を務める。日本アカデミー賞、ヨコハマ映画祭などの新人賞を多数受賞し、エランドール賞新人賞も受賞。20代女性を中心にブレイクを果たす。
1994年にテレビドラマ『この世の果て』や『この愛に生きて』などの話題作に出演し、一般にも認知されるようになった。
2011年、第36回湯布院映画祭にて平山秀幸監督の『必死剣鳥刺し』、瀧本智行監督の『犯人に告ぐ』、阪本順治監督の『傷だらけの天使』、行定勲監督の『今度は愛妻家』の4作品が特集上映される。上映後は行定勲監督とのトークショーが開催された。同年にNHK大河ドラマ『江・姫たちの戦国』に出演し、織田信長役を務めた。
2015年5月、元エステティシャンの女性との再婚と女児の誕生を公表。
● エピソード
◎ 子供時代
商売(詳細は不明)をする両親と、3歳年上の姉のもとで育つ。2016年9月2日、『あさイチ』内「プレミアムトーク」に出演してトーク番組に初出演を果たした。
・NHKの番組をこよなく愛し、19:00 - 22:00過ぎまでほとんど総合テレビの番組を視聴している。1番のお気に入り番組は映画『後妻業の女』の共演者でもある笑福亭鶴瓶の冠番組『鶴瓶の家族に乾杯』である。また、『NHKニュース7』のメインキャスターを務めた同局アナウンサーの武田真一のファンであることも公言しており、ニュースキャスターの役が来たら武田を参考にしたいとも述べている。
・共演が多い寺島しのぶからは畏怖とも呼べる印象を抱かれている。彼女ついて、「役への飛び込み方がカッコよく、尊敬しています。役者として刺激ももらえるし、やりやすい。“この人とだったら一緒に役に飛び込めるな”みたいな雰囲気を作ってくれる」と評している
・ 漱石悶々 夏目漱石最後の恋 京都祇園の二十九日間(2016年12月10日、NHK BSプレミアム) - 夏目漱石 役
・ 連続テレビ小説 半分、青い。(2018年4月2日 - 9月28日、NHK) - 秋風羽織 役
・ テレビ朝日開局60周年記念ドラマスペシャル 逃亡者(2020年12月5日・6日、テレビ朝日) - 保坂正巳 役
・ ウチの娘は、彼氏が出来ない 第7話 - 最終話(2021年2月24日 - 3月17日、日本テレビ) - 一ノ瀬風雅 役
◎ ネットドラマ
・ No Activity/本日も異状なし(2021年12月17日、全6話、Amazon Prime Video) - 主演・時田信吾 役
・ No Activity Season2(2024年9月13日〈予定〉 - 、Amazon Prime Video)
・ 地面師たち(2024年7月25日 - 、Netflix) - 主演・ハリソン山中 役(綾野剛とダブル主演)
◎ ラジオ
・ 爆笑問題の日曜サンデー(2021年7月18日、TBSラジオ) - ゲスト
◎ 映画
・ 君は僕をスキになる(1989年)
・ 病院へ行こう(1990年)
・ 3-4X10月(1990年) - 沖縄連合組長 役
・ ザ・ヒットマン 血はバラの匂い(1991年)
・ 女教師・濡れたピアノの下で(1991年) - 凶悪殺人鬼 役
・ 12人の優しい日本人(1991年) - 陪審員11号 役
・ 課長島耕作(1992年) - 樫村健三 役
・ きらきらひかる(1992年) - 岸田睦月 役
・ 釣りバカ日誌6(1993年) - 立花記者 役
・ undo(1994年) - 由紀夫 役
・ エンジェル・ダスト(1994年) - トモオ 役
・ 居酒屋ゆうれい(1994年) - 杉本延也 役
・ NIGHT HEAD 劇場版(1994年) - 霧原直人 役
・ Love Letter(1995年) - 秋葉茂 役
・ NO WAY BACK 逃走遊戯(1995年) - ユウジ・コバヤシ 役
・ トイレの花子さん(1995年) - 坂本雄 役
・ 男たちのかいた絵(1996年) - 鶴丸杉夫、鶴丸松夫 役
・ 八つ墓村(1996年) - 金田一耕助 役
・ 傷だらけの天使(1997年) - 木田満 役
・ MISTY(1997年) - 多襄丸 役
・ Lie lie Lie(1997年) - 相川真 役
・ 千年旅人(1999年) - ツルギ 役
・ ざわざわ下北沢(2001年)
・ 顔(2000年) - 中上洋行 役
・ 新・仁義なき戦い。(2000年) - 門谷甲子男 役
・ DOG STAR ドッグ・スター(2002年) - シロー 役
・ 命(2002年) - 東由多加 役
・ さヾなみ(2002年) - 玉水龍男 役
・ MOON CHILD(2003年) - ヴァンパイア「ルカ」 役
・ 丹下左膳 百万両の壺(2004年) - 丹下左膳 役
・ 北の零年(2005年) - アシリカ(会津藩士・高津政之) 役
・ レイクサイド マーダーケース(2005年) - 津久見勝 役
・ ハサミ男(2005年) - 安永 役
・ ビートキッズ(2005年) - エージの父親 役
・ 妖怪大戦争(2005年) - 加藤保憲 役
・ 自由戀愛(2005年) - 磐井優一郎 役
・ 大停電の夜に(2005年) - 木戸晋一 役
・ 疾走(2005年) - 神父 役
・ やわらかい生活(2006年) - 橘祥一 役
・ 日本沈没(2006年) - 田所雄介博士 役
・ LOFT ロフト(2006年) - 吉岡誠 役
・ フラガール(2006年) - 谷川洋二朗 役
・ ありがとう(2006年)
・ 愛の流刑地(2007年) - 村尾菊治 役
・ 魂萌え(2007年) - 野田 役
・ サウスバウンド(2007年) - 上原一郎 役
・ 犯人に告ぐ(2007年) - 巻島史彦 役
・ 椿三十郎(2007年) - 室戸半兵衛 役
・ 接吻(2008年) - 坂口秋生 役
・ 犬と私の10の約束(2008年) - 斉藤祐市 役
・ 石内尋常高等小学校 花は散れども(2008年) - 山崎良人 役
・ 本格科学冒険映画 20世紀少年 3部作 - オッチョ(落合長治) 役
・ 20世紀少年 <第1章> 終わりの始まり(2008年)
・ 20世紀少年 <第2章> 最後の希望(2009年)
・ 20世紀少年 <最終章> ぼくらの旗(2009年)
・ 今度は愛妻家(2010年) - 北見俊介 役
・ 必死剣 鳥刺し(2010年) - 兼見三左エ門 役
・ 一枚のハガキ(2011年) - 松山啓太 役
・ プラチナデータ(2013年) - 浅間玲司 役
・ 人類資金(2013年) - ハリー遠藤 役
・ ジャッジ(2014年) - 大滝一郎 役
・ 春を背負って(2014年) - 多田悟郎 役
・ 娚の一生(2015年) - 海江田醇 役
・ 後妻業の女(2016年) - 柏木亨 役
・ 3月のライオン(2017年) - 幸田柾近 役
・ ラプラスの魔女(2018年) - 甘粕才生 役
・ のみとり侍(2018年) - 清兵衛 役
・ パンク侍、斬られて候(2018年) - 内藤帯刀 役
・ 散り椿(2018年) - ナレーション
・ サムライマラソン(2019年) - 五百鬼祐虎 役
・ パラダイス・ネクスト(2019年) - 島 役
・ ミッドウェイ(2019年) - 山本五十六 役
・ ラストレター(2020年) - 阿藤 役
・ 一度も撃ってません(2020年) - 周雄 役
・ 子供はわかってあげない(2021年) - 藁谷友充 役
・ いとみち(2021年6月25日) - 相馬耕一 役
・ 鳩の撃退法(2021年8月27日) - 倉田健次郎 役
・ 弟とアンドロイドと僕(2022年1月7日)- 桐生薫 役
・ キングダム2 遥かなる大地へ(2022年7月15日、東宝 / ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント) - 麃公 役
・ あちらにいる鬼(2022年11月11日) - 主演・白木篤郎 役(寺島しのぶとダブル主演)
・ そして僕は途方に暮れる(2023年1月13日)- 菅原浩二 役
・ 仕掛人・藤枝梅安 第一作(2023年2月3日)- 主演・藤枝梅安 役
・ 仕掛人・藤枝梅安 第二作(2023年4月7日)
・ リボルバー・リリー(2023年8月11日) - 細見欣也 役
◎ Vシネマ
・ タフ PART Ⅰ 誕生篇(1990年)
・ 獣のように・完結編(1992年)
◎ 舞台
・ 新宿梁山泊 第77回公演「おちょこの傘持つメリー・ポピンズ」(2024年)
◎ テレビアニメ
・ アーヤと魔女(2020年、NHK) - マンドレーク 役
◎ ゲーム
・ ロストオデッセイ(2007年) - カイム・アラゴナー 役
◎ ドキュメンタリー
・ NHKスペシャル
・ 「昔 父は日本人を殺した〜ピュリツァー賞作家が見た沖縄戦〜」(2011年6月19日、NHK総合) - デール・マハリッジのモノローグを朗読
・ 新・ドキュメント太平洋戦争
・ 「1941 第1回 開戦(前編)」(2021年12月4日) ※ 朗読
・ 「1941 第1回 開戦(後編)」(2021年12月5日) ※ 朗読
・ バルテュスと彼女たちの関係(2014年5月17日、NHK BSプレミアム) - ナビゲーター
・ プラネットアースII(2016年12月25日 - 、NHK BSプレミアム) - 語り
・ NHKスペシャル ブループラネット(2018年5月6日 - 、NHK) - 語り
◎ トーク・バラエティ
・ あさイチ「プレミアムトーク」(2016年9月2日、NHK)
・ チコちゃんに叱られる(2020年9月11日、NHK)
・ 激レアさんを連れてきた。(2020年11月30日、テレビ朝日)
・ 爆笑問題の日曜サンデー「ここは赤坂応接間」(2021年7月18日、TBSラジオ)
・ 紙とさまぁ〜ず(2022年6月29日/7月5日、Paravi)
・ ボクらの時代(2022年10月30日、フジテレビ)- あちらにいる鬼
・ 日曜日の初耳学(2023年2月5日、TBS)- 藤枝梅安第一作
・ ザ!世界仰天ニュース(2023年2月21日、日本テレビ)
・ ボクらの時代(2023年4月2日、フジテレビ)- 藤枝梅安第二作
◎ CM
・ キッコーマン トライアングル
・ JT セブンスター(たばこ事業法第40条の施行により、最後のTV・CMとなる)
・ アウディ
・ KDDI
・ サッポロビール「黒ラベル」(共演:山﨑努)
・ キリンビール
・ 「円熟」発泡酒、「澄みきり」新ジャンル(2013年5月 -)
・ 「キリン一番搾り生ビール」『おいしいビールへ篇』(2021年 -)
・ 「キリン一番搾り 糖質ゼロ」
・ 『庭仕事のあと篇』・『フライドポテト篇』(2023年7月 -)
・ 『いい時代篇』(2024年7月 -)
・ トヨタ自動車 「カローラスパシオ」
・ Apple Computer - ナレーション担当
・ 大日本除虫菊 キンチョール
・ 大塚製薬 SOYJOY(2007年 -)
・ 日産・ティアナ
・ 公共広告機構(現:ACジャパン) WFP国際連合世界食糧計画(ナレーション出演)「hope」(2008年)
・ アサヒビール「クールドラフト」発泡酒
・ リクルートエージェント
・ NTT西日本
・ ダイハツ工業「タントカスタム」
・二代目後期型
・『あたらしいね(フィッシュ配り)篇』(2010年10月 -)
・『あたらしいね(オフィスラブ)篇』(2010年10月 -)
・三代目前期型
・『ティザー篇』(2013年9月)
・『スタイル篇』(2013年10月 -)
・『インテリア篇』(2013年10月 -)
・ 日清食品「日清ラ王」(2011年5月 -)
・ ジャパンゲートウェイ / ラボーテ・ジャポン「Rigaos」
・ 豊田通商(2015年 -)
・ トヨタ自動車「クラウン」(2015年)
・ 味の素「鍋キューブ」『うまさ溶け出す篇』・『ひとりにひとつ篇』(2015年 -)
・ 三井住友VISAカード 『最高が似合う人篇』(三井住友プラチナカード)(2016年1月 -)
・ 花王 「アタックNeo抗菌EX Wパワー」 (2017年5月 -)
・プラスアルファ・コンサルティング タレントパレット 科学的人事戦略 「モチベーション」篇「未来」篇 (2019年11月 -)
・ GYAO!(2019年 - 2020年)
・ サイボウズ「Kintone」『たのしそうな部長篇』・『一筋縄ではいかない業務篇』(2023年10月 -)
● 原案・脚本・演出作品
・ つげ義春ワールド「退屈な部屋」(1998年、テレビ東京)
・ つげ義春ワールド「懐かしいひと」(1998年、テレビ東京)
・ 美少女H「父、帰る…」(1998年、フジテレビ)
・ 世にも奇妙な物語 2000春の特別編「冷やす女」(2000年、フジテレビ)
・ 賢者の贈り物「賢者の行進」(2001年、広島ホームテレビ)※原案のみ
・ 夫婦漫才(2001年、TBS)
・ LOVERS「聖セバスチャンヌの掌」(2003年、TBS)
・ スペシャルドラマ 恋愛小説 十八の夏(2006年、TBS)
◎ テレビ演出家・豊川悦司の特徴
初期は、監督やテレビ演出家をあえて重要な役に配していた。例えば「父、帰る…」では清水千賀扮するヒロインの父親役には『この愛に生きて』『星になった少年』の河毛俊作、「冷やす女」では水野美紀扮するヒロインが冷凍する亡き恋人役に『千年旅人』の辻仁成、そして「退屈な部屋」「懐かしいひと」では主人公・津部役に『二十才の微熱』『ぐるりのこと。』の橋口亮輔を起用している。『夫婦漫才』では、ヒロイン・中山美穂の晩年役に、吉本新喜劇の女優・中山美保を起用する遊びをやっていた。
● 書籍
・ 秋風羽織の教え 人生は半分、青い。(秋風羽織名義、北川悦吏子と共著)
● 受賞歴
◎ 映画
・ 『きらきらひかる』『課長島耕作』(1992年度)
・ 第14回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞(『12人の優しい日本人』と合わせて)
・ 第18回おおさか映画祭助演男優賞
・ 第16回日本アカデミー賞新人俳優賞
・ 『Love Letter』(1995年度)
・ 第20回報知映画賞 最優秀助演男優賞
・ 第17回ヨコハマ映画祭 主演男優賞
・ 第10回高崎映画祭 最優秀助演男優賞
・ 第19回日本アカデミー賞 優秀助演男優賞、話題賞
・ 『八つ墓村』(1996年度)
・ 第20回日本アカデミー賞 優秀主演男優賞
・ 『傷だらけの天使』(1997年度)
・ 第12回高崎映画祭 最優秀主演男優賞
・ 『新・仁義なき戦い』(2000年度)
・ 第15回高崎映画祭 最優秀主演男優賞
・ 『命』(2002年度)
・ 第26回日本アカデミー賞 優秀主演男優賞
・ 『北の零年』(2005年度)
・ 第29回日本アカデミー賞 優秀助演男優賞
・ 『魂萌え』『椿三十郎』(2007年度)
・ 第3回おおさかシネマフェスティバル 助演男優賞
・ 『接吻』(2008年度)
・ 第23回高崎映画祭 最優秀助演男優賞
・ 『必死剣鳥刺し』(2010年度)
・ 第35回報知映画賞 最優秀主演男優賞(『今度は愛妻家』と合わせて)
・ 第32回ヨコハマ映画祭 主演男優賞(『今度は愛妻家』と合わせて)
・ 第84回キネマ旬報ベスト・テン 主演男優賞(『今度は愛妻家』と合わせて)
・ 第20回東京スポーツ映画大賞 主演男優賞(『今度は愛妻家』と合わせて)
・ 第34回日本アカデミー賞 優秀主演男優賞
◎ テレビドラマ
・ 1995年 第6回ザテレビジョンドラマアカデミー賞 主演男優賞 / ベストドレッサー賞(『愛していると言ってくれ』)
・ 1999年 第23回ザテレビジョンドラマアカデミー賞 主演男優賞(『危険な関係』)
◎ その他
・ 1993年 エランドール賞 新人賞
・ 1995年 ゴールデン・アロー賞 グランプリ
「豊川悦司」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(https://ja.wikipedia.org/)
2024年12月2日6時(日本時間)現在での最新版を取得
好き嫌い決勝
好き嫌い準決勝
好き嫌い準々決勝
好き嫌い7位決定戦
好き嫌いTOP10圏内確定戦
俳優の無作為ピックアップ
Powered by