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鈴木 傳明(すずき でんめい、1900年3月1日 - 1985年5月13日)は、日本の映画俳優、水泳選手。本名は同じ鈴木傳明だが、読みはつぐあきら。
無声映画時代に活躍した現代劇の映画スターで、学生時代は水泳選手として活躍。明治大学在学中に『路上の霊魂』で映画デビューした。その後日活を経て松竹蒲田撮影所に入社、牛原虚彦監督とのコンビで『彼と東京』『陸の王者』『彼と人生』などの明朗な青春映画に主演し、スポーツマンタイプの二枚目スターとして人気を得た。戦後は実業界に転じた。
● 来歴
◎ 誕生・学生時代
1900年(明治33年)3月1日、東京府東京市下谷区上野桜木町(現在の東京都台東区上野桜木)に、父・康正と母・和喜の1男3女の長男として生まれる。戸籍上の出生地は福島県石城郡泉村下川(現在のいわき市泉町下川)である。
◎ 映画界へ
1920年(大正9年)2月、鈴木が明大商科の本科に進もうとしていた矢先に松竹キネマが創立、俳優養成のために小山内薫を校長とする松竹キネマ俳優学校が設立されるとこれに応募し、240人の応募者の中から選ばれた男30人、女6人の1人として4月1日の開校と同時に入校する。同期生に奈良真養、岡田宗太郎、伊藤大輔らがいる。6月25日に蒲田撮影所がオープンすると俳優学校もそこに移転、9月に養成機関を終えるが、革新派の小山内が所内の守旧派と対立して松竹キネマ研究所を設立すると、鈴木は南光明らとともに研究生として入所する。入社第1回作品は溝口健二監督の『塵境』で、浦辺粂子を相手役に樵夫を演じた。当時の日本人としては珍しい長身でがっしりとした体躯、エキゾチックな容貌で、たちまち新しい二枚目俳優として人気を集め。これは松竹のスター女優だった梅村蓉子が日活に引き抜かれたお返しに松竹が画策したことであった。
◎ 不二映画社設立
1931年(昭和6年)9月1日、かねて計画していた独立プロ設立の動きを城戸四郎撮影所長に察知されて辞職勧告を受けて退社。鈴木に同調した岡田時彦、高田稔らと窪井義道の出資を得て、9月4日に不二映画社を設立する。蒲田からは彼らに加え約70数人が同行し、蒲田の男優陣は一時総崩れとなった。85歳没。墓所は多磨霊園(12-2-15)
● 人物・エピソード
水泳の他に柔道、ボート、オートバイ、乗馬などが得意であり、明大在学中に松竹キネマ研究所にいた頃、ヘンリー小谷がアメリカから持ってきた名馬ハレーを譲り受け、この馬やオートバイに乗って通学して話題となった。また、アメリカに滞在した時には、西部劇の俳優ウィリアム・S・ハートが引退後にカリフォルニアで経営する牧場に自由に出入りできたが、これも乗馬が巧みなことがきっかけだった。
俳優として全盛期の頃、銀座のバーで映画俳優を食いものにしようとする暴力団相手に喧嘩をし、ピストルを3発も放したため築地警察署に留置されたことがある。
● 出演映画
・路上の霊魂(1921年、松竹キネマ研究所) - 浩一郎
・塵境(1924年、日活) - 樵夫六造
・金色夜叉(1924年、日活)
・青春の歌(1924年、日活) - 瀬戸正夫
・曲馬団の女王(1924年、日活) - メキシコの鷲
・春は来れり(1925年、松竹キネマ)
・恋の選手(1925年、松竹キネマ)
・海人 南国篇・都会篇(1926年、松竹キネマ) - 張学明
・受難華(1926年、松竹キネマ)
・昭和時代(1927年、松竹キネマ) - ルパン第二世と名乗る怪紳士
・新珠(1927年、松竹キネマ)
・真珠夫人(1927年、松竹キネマ)
・白虎隊(1927年、松竹キネマ) - 板垣退助
・海浜の女王(1927年、松竹キネマ) - 石川利雄
・海の勇者(1927年、松竹キネマ) - 末次郎
・感激時代(1928年、松竹キネマ) - 石倉
・彼と東京(1928年、松竹キネマ)
・彼と田園(1928年、松竹キネマ)
・陸の王者(1928年、松竹キネマ) - 梶川幹夫
・彼と人生(1929年、松竹キネマ) - 遠山達夫
・大都会 労働篇(1929年、松竹キネマ) - 石田国治
・山の凱歌(1929年、松竹キネマ) - 前川猛夫
・進軍(1930年、松竹キネマ) - 篠原孝一
・若者よなぜ泣くか(1930年、松竹キネマ) - 上杉茂
・大学の顔役・ラグビー篇(1930年、松竹キネマ)
・愛よ人類と共にあれ(1931年、松竹キネマ) - 鋼吉の次男雄
・栄冠涙あり(1931年、不二映画社) - 由利孝一
・熊の出る開墾地(1932年、不二映画社) - 岡本吾亮
・金色夜叉(1932年、不二映画社) - 荒尾譲介
・銀嶺富士に甦る(1933年、不二映画社) - 木暮弘
・戯れに恋はすまじ(1933年、日活) - 杉村英雄
・大学の歌(1933年、日活) - 下村一郎
・心の太陽(1934年、日活) - 東條英太郎
・忠臣蔵 刃傷篇 復讐篇(1934年、日活) - 不破数右衛門
・潮(1934年、日活) - 坂巻東吾
・愛憎峠(1934年、日活) - 尾形警部
・建設の人々(1934年、第一映画) - 成瀬菊蔵
・貞操問答(1935年、入江ぷろ) - 前川準之助
・都会の船唄(1935年、新興キネマ) - 中山晋平
・突破無電(1935年、高田プロ) - 工事長沖田
・永久の愛(1935年、松竹キネマ) - 笠間順三
・阿片戦争(1943年、東宝映画) - ジョージ・エリオット
・思ひ出の東京(1946年、加賀プロ) - 佐竹
・にっぽんGメン(1948年、東横映画) - 曾我部貞一
・続新日本珍道中 東日本の巻(1958年、新東宝)
「鈴木傳明」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(https://ja.wikipedia.org/)
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