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川谷 拓三(かわたに たくぞう、1941年〈昭和16年〉7月21日 - 1995年〈平成7年〉12月22日)は、日本の俳優。本名は仁科 拓三(にしな たくぞう・旧姓:川谷)。愛称は拓ボン。
大部屋俳優から上り詰め、昭和を中心に活躍した名優の一人。仁科貴は長男、仁科扶紀は長女、仁科熊彦は岳父、岡島艶子は丈母にあたる。大叔父(実母の叔父)に伊沢一郎がいる。
● 来歴
◎ 生い立ち
父・川谷庄平は1915年に17歳で日活京都にカメラ助手として入社、牧野省三作品や尾上松之助の映画を撮り、1927年に日活を退社するまでに、主に築山光吉とコンビで237本の映画を撮影したカメラマンで1975年没。享年77。母・二三子は女優という映画関係の家族の四男一女の三男として満洲新京(長春)で生まれた。川谷自身も安芸小学校3年のときから母のもとへ出入りしてバイトを始め。
前後して1973年の『仁義なき戦い』の第1作で演じた、ヤクザ・江波亮一役の死にっぷりが深作欣二監督に認められて次作への出演が決まり。深作欣二監督は『新仁義なき戦い』3部作(1974年 - 1976年)、『資金源強奪』(1975年)、『やくざの墓場 くちなしの花』『暴走パニック 大激突』(1976年)、『ドーベルマン刑事』(1977年)と川谷を配役し続け、その存在が次第に大きく認知されていくこととなった。
『県警対組織暴力』の出演後、川谷は東京で飲んでいた時に偶然来客していたショーケンこと萩原健一から「『県警対組織暴力』、見ましたよ。松井卓(役名)、よかったですね。今度一緒に仕事をしましょう」と声をかけられた。川谷も社交辞令だと思っていたが、プロデューサーを通じて同年10月にテレビドラマ『前略おふくろ様』に出演。同じ東映の名バイプレーヤー・室田日出男とともに鳶職人・利夫として出演した。同ドラマでは本物の酒が使われ、川谷、室田のコンビは酒癖がわるく、萩原健一も災難にあうことになる。このコンビは1976年の映画『トラック野郎・望郷一番星』にもコンビで警官役を演じた。以後、本作をきっかけにお茶の間にも広く知られるようになった。
◎ 名バイプレイヤーとして
大部屋俳優として専属契約していた東映から独立し、それと前後して活動の拠点を東京に移し1978年のNHK大河ドラマ『黄金の日日』や、『愛の亡霊』に出演。川谷が大ブレイクしたのは『黄金の日日』出演が切っ掛け。『風よ、鈴鹿へ』(1988年)では鈴鹿8耐に毎年連続参戦していた実在のレーサー・千石清一を好演した。
◎ 晩年
『座頭市』(1989年)、『陽炎』(1991年)、『継承盃』(1992年)にも出演。映画『撃てばかげろう』(1991年)ではスケジュールの関係で断っていたものの、原作者の野村秋介から直々に毛筆でしたためた出演オファーの手紙をもらい、台本を読んでみて、かつて川谷が演じたことのないヤクザ像が描かれており、この作品をいたく気に入り快諾し、出演する。『おろしや国酔夢譚』(1992年)、SF青春映画『はるか、ノスタルジィ』(1992年)、『首領を殺った男』(1994年)、『プロゴルファー 織部金次郎2 〜パーでいいんだ〜』(1994年)など幅広く活躍していた。
第二次世界大戦の太平洋戦線において過酷を極めたフィリピン戦線の傷跡をドキュメンタリー形式でたどるドラマ『北緯15°のデュオ〜日本初の神風特別攻撃隊の軌跡〜』(1991年、日本映画復興会議奨励賞受賞)やテレビ東京の年末特別企画番組『チャイナ・オリエント急行、中国横断3700キロ 〜川谷拓三心の旅〜』(1991年)などにも主演。NHKの『歴史誕生 / 地球を測った男』(1991年)では主役の伊能忠敬役を、同じくNHKの『歴史ドキュメント・桜田門外の変』(1993年)では主役の関鉄之介役を演じる。
トーク番組やバラエティ番組(後述)にも多く出演しており、日本テレビ『EXテレビ』の「芸能才人図鑑」のコーナーにゲスト出演(1993年)、『いつみても波欄万丈』(1994年5月8日放送)、『痛快明石家電視台』などにゲスト出演した。
1995年6月下旬に体調を崩し7月に東京の病院に検査入院を行った。川谷も10月からは京都に移り、京大付属病院に入院するが12月22日午後8時30分、肺癌のため死去した。。川谷を見出した深作欣二監督や、映画・CMともに共演した山城など多くの役者仲間や映画関係者が川谷のその死を惜しんだ。川谷の死後も情報番組『驚きももの木20世紀』(1996年5月10日放送、『銀幕悲歌〈エレジー〉 川谷拓三物語』)や『知ってるつもり?』(1997年12月14日放送)にも川谷の生涯が紹介され、妻・克子原作によるスペシャルドラマ『かんにんな…川谷拓三と家族が歩んだ愛と涙の200日』(1996年9月17日放送)では、克子の視点で描かれた晩年の川谷をドラマにしており、川谷役を平田満が演じた。
病床では書道を好んで、中国戦国時代の詩人・屈原の漢詩「漁父辞」の一句「衆人皆酔我独醒(衆人皆酔い、我ひとり醒めたり)」を独特の字体でしばしば書いている。また入院中は多くの見舞客が訪れたが、本人は病気の辛さを見せないよう常に明るく振る舞ったという、千葉は舞台に上がらず、カメラ片手に客席からメンバーに声をかけて、場を盛り上げていた。「ワシ、生まれて初めてこんな派手なスポットライトを浴びましたわ、ホンマおおきに!」と、川谷は千葉へ感謝しながら号泣していた。『必殺からくり人』(第1シリーズ)の主題歌『負犬の唄』(まけいぬのブルース)を歌っているが、『ダウンタウンDX』(1995年)のときに浜田雅功から「ボク、川谷さんの『負犬の唄』のレコード持ってますよ」と言われ、「え、そうなの。それ、ボクも持ってないんよ。今度ちょっと貸してよ」と浜田に頼んだ。
亡くなる数か月前のTBS『オールスター感謝祭'95超豪華!クイズ決定版この春お待たせ特大号』(1995年4月1日放送)にも出演している。赤坂5丁目水泳大会にも出場し、ハンデをもらいはしたものの、前回の雪辱を果たす優勝を遂げている。
唐沢民賢の行きつけの飲み屋で「おんどれ、コラ、なんぼのもんじゃい!」と客に絡んで大暴れした。唐沢は荒っぽい東映の役者として、川谷と有川正治、西田良を挙げている。
映画『ビルマの竪琴』では、暑いタイでの過酷なロケとなったが、川谷は一切弱音を吐かなかった。作中で他の隊員たちと歌を歌うシーンがあるが、本人は共演した石坂浩二に「歌は苦手」と打ち明けていた。
東映の大部屋俳優だった22歳の頃に仁科克子と結婚し、その後長きに渡る不遇の時代を妻に支えられながら過ごした。1971年頃に家族で京都に引っ越し、少ない収入ではあったが2人の子供に恵まれ、幸せな家庭を築いた。
ボクシングのC級のライセンス(4回戦ボーイ)を持つ。
好角家で、プライベートで高砂部屋の前で三代目朝潮太郎とツーショット写真を撮ってもらったこともある。
1978年に東映を退所後、勝プロダクション(勝新太郎が設立した芸能事務所)に所属していた時期がある。
1995年秋に野川由美子らとの舞台「てにをはエレジー」に出演する予定だったが、入院により降板した。
● 出演作品
◎ 映画
・ 十七人の忍者(1963年7月7日、東映) - 役人
・ 十兵衛暗殺剣(1964年10月14日、東映) - 湖賊
・ 監獄博徒(1964年10月21日、東映) - 大八車人足
・ 新蛇姫様 お島千太郎(1965年9月18日、東映)
・ 大阪ど根性物語 どえらい奴(1965年10月24日、東映) - 駕花の若い衆
・ 花と竜(1965年11月20日、東映) - 四国の賭博客
・ のれん一代 女侠(1966年4月10日、東映)
・ 大忍術映画 ワタリ(1966年7月21日、東映) - 雲組の下忍
・ 海竜大決戦(1966年12月21日、東映) - 大蛇丸の下忍
・ 一心太助 江戸っ子祭り(1967年4月20日、東映) - 魚吉、博打借金取り
・ 兄弟仁義 続・関東三兄弟(1967年5月20日、東映) - 不良学生、警官
・ 日本侠客伝 斬り込み(1967年9月15日、東映)
・ 銭形平次(1967年、東映)
・ 続大奥(秘)物語(1967年、東映)
・ 帰ってきた極道(1968年、東映)
・日本侠客伝 絶縁状(1968年、東映)
・ 極悪坊主 人斬り数え唄(1968年、東映)
・ 人間魚雷 あゝ回天特別攻撃隊(1968年、東映) - 菱沼
・ 旅に出た極道(1969年、東映)
・ 戦後最大の賭場(1969年、東映)
・ 関東テキヤ一家(1969年、東映)
・ 極悪坊主 念仏人斬り旅(1969年、東映)
・ 日本暗殺秘録(1969年、東映)
・ 五人の賞金稼ぎ(1969年、東映) - 大関佐渡守の家来
・ 渡世人列伝(1969年、東映)
・ 極道釜ヶ崎に帰る(1970年、東映)
・ 極悪坊主 念仏三段斬り(1970年、東映)
・ シルクハットの大親分 ちょび髭の熊(1970年、東映)
・ 女渡世人(1971年、東映)
・ 関東テキヤ一家 喧嘩火祭り(1971年、東映)
・ 極悪坊主 飲む打つ買う(1971年、東映)
・ 懲役太郎 まむしの兄弟(1971年、東映)
・ 傷だらけの人生(1971年、東映)
・ 現代やくざ 血桜三兄弟(1971年、東映)
・ 温泉みみず芸者 (1971年、東映)
・ まむしの兄弟 お礼参り(1971年、東映)
・ 日本暴力団 殺しの盃(1972年、東映)
・ 昭和おんな博徒(1972年、東映)
・ 日陰者(1972年、東映)
・ 木枯し紋次郎(1972年、東映)
・ 温泉スッポン芸者(1972年、東映)
・ 博奕打ち外伝(1972年、東映)
・ エロ将軍と二十一人の愛妾(1972年、東映) - ちょろ松
・ 仁義なき戦いシリーズ (東映)
・ 仁義なき戦い(1973年、東映) - 江波亮一
・ 仁義なき戦い 広島死闘篇(1973年、東映) - 岩下光男
・ 仁義なき戦い 代理戦争(1973年、東映) - 西条勝治
・ 仁義なき戦い 頂上作戦(1974年、東映) - 警官A
・ 仁義なき戦い 完結篇(1974年、東映) - 守屋等
・ 鉄砲玉の美学(1973年、ATG)
・ まむしの兄弟 恐喝三億円(1973年、東映) - 国東仙吉
・ ポルノ時代劇 忘八武士道(1973年、東映) - 黒鍬者
・ ポルノの女王 にっぽんSEX旅行(1973年、東映) - 郷原
・ 三池監獄 兇悪犯(1973年、東映) - 山崎元
・ 女番長 感化院脱走(1973年、東映) - 刑事B
・ やくざ対Gメン 囮(1973年、東映) - 皆川剛
・ 恐怖女子高校 不良悶絶グループ(1973年、東映) - 徳丸
・ 東京-ソウル-バンコック 実録麻薬地帯(1973年、東映) - 藤堂宗雄の部下
・ 現代任侠史(1973年、東映) - 宇野
・ 激突 殺人拳(1974年、東映) - 大島
・ 忘八武士道 さ無頼(1974年、東映)
・ 学生やくざ(1974年、東映)
・ まむしの兄弟 二人合わせて30犯(1974年、東映)
・ 女囚やくざ(1974年、東映)
・ ジーンズブルース 明日なき無頼派(1974年、東映) - 石松
・ 山口組外伝 九州進攻作戦(1974年、東映)
・ 唐獅子警察(1974年、東映)
・ 三代目襲名(1974年、東映)
・ 極道VSまむし(1974年、東映)
・ 脱獄広島殺人囚(1974年、東映)
・ 新仁義なき戦いシリーズ(東映)
・ 新仁義なき戦い(1974年、東映) - 玉井
・ 新仁義なき戦い 組長の首(1975年、東映) - 大阪の刑事A
・ 新仁義なき戦い 組長最後の日(1976年、東映) - 津川一成
・ 日本任侠道 激突篇(1975年、東映)
・ まむしと青大将(1975年、東映)
・ 県警対組織暴力(1975年、東映)
・ 玉割り人ゆき(1975年、東映)
・ 喜劇 特出しヒモ天国(1975年、東映)
・ 資金源強奪(1975年、東映)
・ 暴動島根刑務所(1975年、東映)
・ 暴力金脈(1975年、東映)
・ 好色元禄&12953;物語(1975年、東映)
・ 極道社長(1975年、東映)
・ 強盗放火殺人囚(1975年、東映)
・ 実録外伝 大阪電撃作戦(1976年、東映)
・ やくざの墓場 くちなしの花(1976年、東映)
・ トラック野郎・望郷一番星(1976年、東映) - 台貫場の警官
・ バカ政ホラ政トッパ政(1976年、東映)
・ 狂った野獣(1976年、東映)
・ 暴走パニック 大激突(1976年、東映) - 畠野作治
・ 戦後猟奇犯罪史(1976年、東映) - 久保清一
・ 徳川女刑罰絵巻 牛裂きの刑(1976年、東映)
・ 広島仁義 人質奪回作戦(1976年、東映)
・ 狭山裁判(1976年、東映)
・ 河内のオッサンの唄シリーズ(1976年、東映) - 主演・徳田松太郎
・ ピラニア軍団 ダボシャツの天(1977年、東映) - 主演・松田天
・ 竹山ひとり旅(1977年、独立映画センター) - 泥棒の仙太
・ ドカベン(1977年、東映) - 殿馬一人
・ 日本の仁義(1977年、東映) - 前川修
・ ドーベルマン刑事(1977年、東映) - 木下秀吉
・ トラック野郎・突撃一番星(1978年、東映) - 矢野駿介
・ 雲霧仁左衛門(1978年、松竹) - 山猫三次
・ 愛の亡霊(1978年、東宝東和) - 堀田重五郎
・ さらば映画の友よ インディアンサマー(1979年、キティ・フィルム) - 主演・ダンさん
・ ミスターどん兵衛(1980年、東映) - 山谷拓二
・ キッドナップ・ブルース(1982年、ATG)
・ 真夜中のボクサー(1983年、東宝)
・ 伽倻子のために(1984年、劇団ひまわり)- 林日俊
・ ビルマの竪琴(1985年、東宝) - 伊東軍曹
・ 男はつらいよ 柴又より愛をこめて(1985年、松竹) - 酒井文人
・ 薄化粧(1985年、松竹) - 真壁一郎
・ 幕末青春グラフィティ Ronin 坂本竜馬(1986年、東宝) - 桂小五郎
・ 必殺 III 裏か表か(1986年、松竹) - 清原英三郎
・ 十手舞(1986年、松竹) -まむしの弥助
・ 塀の中の懲りない面々(1987年、松竹) - 山崎明
・ 永遠の1/2(1987年、東宝) -赤い男(競輪友達)
・ 女咲かせます(1987年、松竹) - 大耳清十郎
・ つる -鶴-(1988年、東宝) - 馬右衛門
・ 母(1988年、松竹) - 父
・ 226(1989年、松竹) - 永田露曹長
・ ハリマオ(1989年、松竹) - 谷玉吉
・ 座頭市(1989年、松竹 / 勝プロ) - 旅の按摩
・ 仔鹿物語(1991年) - 織屋太郎
・ 撃てばかげろう(1991年、東映) - 海老塚三郎
・ 本気(1991年、東映)- 吉村喜八
・ 北緯15°のデュオ(1991年、N&Nプロモーション) - 拓三、大西瀧治郎
・ はるか、ノスタルジィ(1993年、東映) - 佐藤統策
・ おろしや国酔夢譚(1992年、東宝) - 小市
・ 継承盃 (1992年、東映) - 繁田強三
・ エンジェル 僕の歌は君の歌(1992年、東宝) - 天野光蔵
・ 首領を殺った男(1994年、東映)
・ プロゴルファー織部金次郎2 パーでいいんだ(1994年、東映)
・ 第三の極道(1995年、ヒーロー) - 藤堂組若頭 服部烈
・ 難波金融伝・ミナミの帝王劇場版partV「甘い罠」(1995年、ケイエスエス) - 奥村
◎ テレビドラマ
・ 新選組血風録(NET / 東映)
・ 第1話「虎徹という名の剣」(1965年) - 池田屋の尊王攘夷派志士
・ 第12話「紅花緒」(1965年) - 深尾源蔵[仮名
・ 新吾十番勝負(1967年、TBS / 松竹テレビ室)- 忍者
・ 仮面の忍者 赤影 (KTV / 東映)
・第11話「鬼念坊鉄車」(1967年) - 侍
・第28話「忍法大怪魚」(1967年) - 村人
・ 待っていた用心棒 第7話(1968年、NET / 東映)
・ お庭番 第23話・第24話「暗殺(前・後編)」(1968年、NTV / C.A.L)
・ 素浪人 月影兵庫(NET / 東映)
・ 第1シリーズ 第1話「浅間は怒っていた」(1965年) - 追手の侍
・ 第2シリーズ 第74話「お山の大将が二人いた」(1968年) - ヤクザ
・ 帰って来た用心棒 第27話「都に来た娘」(1969年)
・ 妖術武芸帳 第6話「怪異人枯し」(1969年、TBS / 東映)
・ 用心棒シリーズ 俺は用心棒 第14話「青葉の中の娘」(1969年、NET / 東映)
・ 天を斬る 第19話「幽鬼」(1970年、NET / 東映)
・ 燃えよ剣(1970年、NET / 東映)
・ 第9話「京三条 池田屋」 - 北添佶麿(土佐藩士)
・ 第21話「波の入り日」 - 新選組隊士
・ 遠山の金さん捕物帳 (NET / 東映)
・ 第1話「待てなかった女」(1970年)
・ 第16話「それを知った女」(1970年)
・ 第62話「蝉しぐれの女」(1971年)
・ 第80話「夢を見た男」(1972年)
・ 第89話「喧嘩を仕組んだ男」(1972年)
・ 第90話「涙を見せなかった女」(1972年)
・ 第124話「水もしたたる男」(1972年) - 乙造
・ 第145話「金さんを殺した女」(1973年)
・ 銭形平次 (CX / 東映)
・ 第230話「盗まれた名画」(1970年) - 安藤
・ 第374話「むしけらの魂」(1973年) - 地廻りの男
・ 第396話「母の祈り」(1973年) - 源助
・ 第404話「憎まれっ子」(1974年) - 亀
・ 第451話「あばずれ」(1974年) - 伝次
・ 第452話「晴姿女岡っ引き」(1975年) - 乙造
・ 第500話「愚かな母」(1975年) - 三次
・ 柳生十兵衛 第21話『押しかけ花嫁』(1970年、CX / 東映) - 駕籠屋
・ 軍兵衛目安箱 第14話「誰も知らない女」(1971年、NET / 東映)
・ 徳川おんな絵巻 第44話「復讐の女豹」・第45話「姿なき殺人」(1971年、KTV / 東映) - 弥太蔵
・ 忍法かげろう斬り 第8話「姫売り公卿」(1972年、KTV / 東映)
・ お祭り銀次捕物帳 第16話「殺し屋が来た」(1972年、CX / 東映)
・ 長谷川伸シリーズ 第1話「沓掛時次郎」(1972年、NET / 東映)
・ 水戸黄門(TBS / C.A.L)
・ 第1部 第16話「命かけるとき -松江-」(1969年) - 鉄砲隊役人
・ 第2部 第1話「旅立ち -水戸-」(1970年) - 南部藩士
・ 第3部 第17話「二つに別れた黄門主従 -堺-」(1972年) - 地廻り
・ 第4部 第24話「牢破り -石巻-」(1973年) - 囚人
・ 第5部 第13話「浪花女のど根性・大阪」(1974年) - 役人
・ 第6部 第20話「若者の恋 -和歌山-」(1975年) - 野次馬
・ 新選組 第16話「誠の旗 伏見へ」(1973年、CX / 東映)
・ 地獄の辰捕物控 第22話「千羽鶴に地獄を見た」(1973年、NET / 東映) - 政吉
・ 次郎長三国志 第22話(1974年、NET)
・ 編笠十兵衛 第2話「切腹」(1974年、CX / 東映)- そば屋の客
・ 大岡越前(TBS / C.A.L)
・ 第2部 第2話「悪の決算」(1971年)
・ 第4部
・ 第10話「大江戸無法地帯」(1974年) - 仙八
・ 第15話「ともだち」(1975年)
・ Gメン'75(TBS / 東映)
・ 第8話「裸の町」(1975年) - 石井
・ 第20話「背番号3長嶋対Gメン」(1975年) - 渡辺
・ 第47話「終バスの女子高校生殺人事件」(1976年) - 早坂
・ 影同心(1975年、MBS / 東映)
・ 第3話「鐘に怨みの殺し節」 - 権次
・ 第18話「濡れた女の殺し節」 - 喜助
・ 夜明けの刑事 第42話「夫はポルノに殺された」(1975年、TBS / 大映テレビ)
・ 前略おふくろ様(1975年 - 1976年、NTV) - 利夫
・ 大都会 闘いの日々 第24話「急行十和田2号」(1976年、NTV / 石原プロ) - 稲田健一
・ ホーホケキョ(1977年、CBC) - 斉木犀吉
・ 人形佐七捕物帳 (1977年、ANB / 東映) - うらなりの豆六(第1話 - 第23話)
・ 太陽にほえろ 第304話「バスジャックの日」(1978年、NTV / 東宝) - 庄司昭男
・ 大河ドラマ(NHK総合)
・ 黄金の日日(1978年) - 杉谷善住坊
・ 山河燃ゆ(1984年) - 川辺庄平
・ 新・座頭市(CX / 勝プロ)
・ 第2シリーズ 第5話「歌声が市を斬った」(1978年) - 泥棒
・ 第3シリーズ 第5話「ふたおもて蝶の道行」(1979年) - 三之介
・ 土曜ワイド劇場(ANB)
・ 猫が運んだ新聞(1979年)
・ 月光の死美人(1987年)
・ 刑事鉄平(1979年、KTV)
・ 不毛地帯(1979年、MBS / 東宝)
・ 家族サーカス(1979年、CX)
・ やる気満々(1979年、TBS)
・ ああ我が家(1980年、HBC)
・ あいつと俺(1980年、12ch / 勝プロ) - 峰山凡太郎
・ 警視-K(1980年、NTV / 勝プロ) - 尾張一
・ 旅がらす事件帖 第2話「明日は何処のみだれ雲」(1980年、KTV / 国際放映) - 久六
・ 東芝日曜劇場「お父さんの地下鉄」(1981年、RKB)
・ 銀河テレビ小説(NHK総合)
・ 愛さずにはいられない(1980年) - 落合勝利
・ 煙が目にしみる(1981年) - 根本信吾
・ 月なきみ空の天坊一座(1986年) - 旭日齋天坊
・ ダウンタウン物語(1981年、NTV) - 伊作牧師
・ 茜さんのお弁当(1981年、TBS) - 石塚順次郎
・ うちの嫁さんちょっと秘密や(1981年6月7日、MBS)
・ お父さんの地下鉄(1981年8月9日、RKB)
・ 3年B組貫八先生(1982年、TBS) - 神崎貫八
・ ちょっと愛して…(1985年、NTV) - 大谷光一
・ 國語元年(1985年、NHK総合)
・ 刑事物語'85(1985年、NTV) - 水田武治
・ 火曜サスペンス劇場 / 密漁夫婦(1986年、NTV / STV)
・ 金曜女のドラマスペシャル / 寝台特急はやぶさの女(1986年、CX) - 亀井刑事
・ 親子万才(1987年、TBS) - 星太郎
・ チョッちゃん(1987年、NHK総合) - 野々村泰輔
・ A列車でいこう(1987年9月14日、HBC) - 野々村泰輔
・ 傑作時代劇 / 忠臣蔵異聞 生きていた吉良上野介(1987年、ANB / 東映) - 毛利小平太
・ スクールガール・セレナーデ 桂華學女小夜曲(1988年、NTV)
・ 風よ、鈴鹿へ(1988年、TBS) - 千石清一
・ 花嵐の森ふかく(1988年、NTV) 原作:高樹のぶ子
・ 花の降る午後(1989年、NHK総合) 原作:宮本輝
・ 乱歩賞作家サスペンス / 暗い光 (1989年、KTV / 東映) - 刑事
・ ビートたけし殺人事件〜失われた魔人の伝説(1989年、TBS)- 間野良一(トロリー/たけしのかつての相方)
・ 東芝日曜劇場 / 海へゆく日(1989年5月7日、HBC)
・ 許せ妻たち(1990年 関西テレビ)-小沢喜作
・ がんばれジャイアンツIII(1990年7月22日、TBS)
・ 月曜ドラマスペシャル / 松本清張作家活動40周年記念・西郷札(1991年、TBS) - 樋村喜右ェ門
・ 歴史誕生 / 地球を測った男(1991年、NHK総合) - 伊能忠敬
・ 歴史ドキュメント・桜田門外の変(1993年、NHK総合) - 関鉄之介
・ 教師夏休み物語(1992年、NTV) - 山口平介
・ 新春ミステリースペシャル / 悪女2・サンテミリオン殺人事件(1993年1月4日、CX) - 坂井
・ 泣きたい夜もある(1993年、MBS)
・ 大忠臣蔵(1994年、TBS) - 原惣右衛門
・ 家族A(1994年、TBS) - 高梨美津郎
・ ドラマ新銀河 / 魚河岸のプリンセス(1995年、NHK総合) - 種村永吉
・ 火曜サスペンス劇場「殺人迷路」(1995年1月、日本テレビ) - 船形吾一
◎ 舞台
・ 振袖御殿(1970年)
・ 水族館(1985年)※劇団NLTに客演
◎ CM
・ニッカウヰスキー (ヒゲのLびん) 1975年
・日清食品(どん兵衛シリーズ、山城新伍との共演)1976年 - 1990年
・ライオン油脂(現:ライオン)(エメロン石鹸)1977年
・大正製薬(パブロン顆粒)1978年-1979年
・カシオ計算機(カシオトーン)
・太田胃散(太田漢方胃腸薬)
・資生堂(資生堂化粧品デー)
・大塚製薬(サラリンソフト)
・コクヨ(ロングランデスク)
・ユニベール(求人会社)
● ディスコグラフィ
◎ シングル
発売日 A/B面 タイトル 作詞 作曲 編曲 規格品番
キャニオン・レコード
1
1976年
3月25日 A面 殺られ節 深作欣二
平尾昌晃
小谷充
A-304
B面 昭和の子守唄
荒木一郎
2
1976年
8月 A面 負犬の唄 竜崎孝路
C-14
B面 拓ヤンのブルース 深作欣二 不詳 川上了
ポリドール・レコード
3
1977年
9月 A面 人生しみじみジャイアンツ 大河史
市川昭介
小杉仁三
DR-6145
B面 泣くんじゃない 石原信一
4
1977年
10月 A面 地下鉄のジジ 福田一三 森田公一 山木幸三郎
DR-6161
B面 無宿 はるかあきと かとうなるき 小杉仁三
5
1978年
10月 A面 何年ぶり 阿久悠
竜崎孝路
DR-6259
B面 別れ道 はぞのなな 三佳令二 竜崎孝路
ジャパンレコード
6
1982年
5月 A面 だけど泣かないさ
小室等
吉田拓郎
馬飼野康二
JAS-2029
B面 少しむなしくて
テイチクレコード
7
1987年
10月21日 A面 筆不精
高田ひろお
杉本真人
神山純一
RE-786
B面 俺
ビクターエンタテインメント
8
1994年
2月23日 01 かにさん かにさん さくら七人
桜田誠一
梅垣達志
VIDG-10023
02 北へ… 新條カオル
◎ アルバム
○ オリジナルアルバム
キャニオンレコード
1976年
LP
AF-6002
殺られの美学
※ プロデュース:深作欣二
Side:A
殺られ節
さすらい
知床旅情
ふるさと
赤色エナジー
拓ヤンのブルース
Side:B
負犬の唄
赤とんぼ
叱られて
夕やけ小やけ
七つの子
昭和の子守唄
ポリドール・レコード
1977年
LP
MR-3081
憂き世やのう
Side:A
なあヨメはん
恋歌
女たちのブルース
泣くんじゃない
人生しみじみジャイアンツ
無宿
Side:B
南市場通り2100
ちんぴらブルース
地下鉄のジジ
おせっかいブギ
夜光る男
夕焼けカポネ
1978年
LP
MR-3148
拓三 演歌
ジャパンレコード
1982年
LP
JAL-23
だけど泣かないさ
Side:A
庭の木
古いスクリーンの片隅には
天国行きの列車
だけど泣かないさ
おてんとう様嫌い
Side:B
踊りませんか
少しむなしくて
さよならバイバイ
街に悲しみの歌流れ
水たまり
○ オムニバス・アルバム
・ 必殺シリーズオリジナル・サウンドトラック全集8 必殺からくり人/必殺からくり人血風編(1996年4月5日、KICA-3008)- 「負け犬の唄」収録。
・ ピラニア軍団《ニューロックの夜明け 番外編*三上寛の仕事》(1999年6月25日、キングレコード、PCD-1492)
・ R40'S SURE THINGS 本命あこがれの男たち ~孤高のダンディズム~(2012年9月5日、ジャパンレコード、TKCA-73817)- 「だけど泣かないさ」収録。
◎ タイアップ曲
年 楽曲 タイアップ
1976年
負犬の唄 テレビ朝日系テレビドラマ「必殺からくり人」主題歌
テレビ朝日系テレビドラマ「必殺からくり人・血風編」主題歌
1982年 だけど泣かないさ TBS系テレビドラマ「3年B組貫八先生」主題歌
1994年 かにさん かにさん NHK「みんなのうた」挿入歌
● 関連出版
・ 殺られてたまるか ピラニアの唄(いんなぁとりっぷ社、1977年)、室田日出男と共著
・ ひらがな人生―役者として男として(廣済堂出版、1981年)、著書
・ もめん家族―わくわく子育て(企画社ラー・ブックス、1985年)、仁科克子(夫人)著
・ 3000回殺された男―拓ボンの体当たり映画人生(サンマーク出版、1991年9月)、著書
・ ガン死の夫へ―妻の弔辞 かんにんな…(光文社、1996年4月)、仁科克子著
・ 人と契らば濃く契れ―川谷拓三と僕(葦書房、2000年9月)根本順善。友人の回想
・ 狂気のなかにいた役者 川谷拓三伝(映人社、2011年5月)奥薗守。近親者による伝記
● 演じた俳優
・ 美木良介 - ドラマ『もめん家族』。1986年、東海テレビ系昼ドラマ。原作は上記の『もめん家族-わくわく子育て』。妻・克子は山口いづみが演じた。
・ 平田満 - スペシャルドラマ『かんにんな…川谷拓三と家族が歩んだ愛と涙の200日』。1996年、朝日放送・MMJ。原作は上記の『かんにんな ガン死の夫へ-妻の弔辞』。妻・克子はかたせ梨乃が演じた。
「川谷拓三」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(https://ja.wikipedia.org/)
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