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名前がアンタルクトスクスに似てて紛らわしい
アンタルクトサウルス(Antarctosaurus "南のトカゲ"の意味)は白亜紀後期、現在の南アメリカに生息したティタノサウルス類の竜脚類恐竜の属の一つである。タイプ種A. wichmannianusは1929年、ドイツの古生物学者フリードリヒ・フォン・ヒューネにより記載された。ヒューネは同年に第2の種も記載している。この他に3つの種が追加されているが、後の研究の結果これらはアンタルクトサウルスと関係ないことが示されている。
アンタルクトサウルスは竜脚類の中でも非常に巨大である。完全な骨格は理解し難く、研究途上である。
● 特徴
アンタルクトサウルスは長い首と尾を持つ巨大な四足歩行の草食動物である。また、を持っていた可能性がある。完全な骨格が知られているが。
フォン・ヒューネは大きな骨の集合を記載するのにA. wichmannianusの名を使用したが、現在ではこの化石はアルゼンチン、リオネグロ州、アナクレート累層(en)で発見されたもので、カンパニア期、8300万年前から8000万年前のものと考えられている。脳函、下顎骨などを含むいくつかの頭骨の断片が記載されている。この恐竜のものとされる他の骨には頸椎、尾椎、肋骨、多数の足の骨が含まれている。 大腿骨の一つは長さ1.85 mで、これから体重34 tと推定される。
これらの化石の大部分は関連なく累層内のいたるところにばらばらに散らばっていたものである。それゆえ、多くの研究者には同じ種に属すものではないと結論されている。特に、非常に角ばった下顎はニジェールサウルスに似たレッバキサウルス科に属すものによく見られるものである。しかし、明らかにティタノサウルス類の骨格と伴って発見されボニタサウラの顎も似た形状をしており、この下顎も結局A. wichmannianusのものなのかも知れない。
◎ Antarctosaurus giganteus
1929年、フォン・ヒューネはアンタルクトサウルスの第2の種A. giganteusを命名した。種小名は巨大であることに言及したものである。この種は解剖学的に重要な情報をもつ部分が保存されていなかったが、アンタルクトサウルス属ではないとみなされ、1994年にジャイノサウルスと改名された。
◎ "Antarctosaurus" jaxartensis
1939年、ソ連の古生物学者Anatoly Riabininはカザフスタンで発見された単一の大腿骨に基づいてこの種を記載した。現在では疑問名と見られているが、ほぼ確実に南アメリカの属であるアンタルクトサウルスではないとみられる。この種も疑問名とみなされている。
● 参照
● 外部リンク
・Post on the Dinosaur Mailing List detailing the various species of Antarctosaurus and the remains assigned to them.
Caegory:1929年に記載された化石分類群
「アンタルクトサウルス」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(https://ja.wikipedia.org/)
2024年10月12日6時(日本時間)現在での最新版を取得
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