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アルベルタケラトプス(Albertaceratops - 「アルバータの角の顔」の意)はケラトプス科セントロサウルス亜科の角竜。アルバータケラトプスとも呼ばれる。2001年8月にカナダ・アルバータ州のオールドマン累層(中生代白亜紀後期カンパニアン)やモンタナ州のジュディスリバー累層で発見された。種小名のnesmoi は発見者である大農場経営者セシル・ネスモの苗字に由来する。
● 概要
一つの完全な頭骨および、より尾方の骨片の化石(ロイヤル・ティレル古生物学博物館所蔵)によって知られている。
この属は長い上眼窩角をもつことにおいて特異である。通例として、セントロサウルス亜科の上眼窩角は短い、あるいは、角自体もたないからである。また、アルベルタケラトプスは鼻面に、骨質のこぶを備えている。そして、そのフリルの上部には、外側に向かって突き出る二つの大きなホックがある。
記載者マイケル・J・ライアンによって行われた分析で、それが基盤的なセントロサウルス亜科であると分かった。ケラトプス科は二つの亜科で構成されており、従来、上眼窩角があるのがカスモサウルス亜科、ないのがセントロサウルス亜科という分類をされてきた。しかしこの恐竜の発見で、これまでの考え方が覆った。新しいライアンの分類法は、頭骨に空く鼻の穴の数で判断するというもので、一つの鼻孔の中に、上顎骨孔が二つあるのがカスモサウルス亜科、上顎骨孔が一つなのがセントロサウルス亜科、という分類のしかたをする。
アルベルタケラトプスはスティラコサウルスやパキリノサウルスと同じく、鼻孔にある穴が一つだったという事である。
アルベルタケラトプスは、公式に公表される前に、「メデューサケラトプス」( 意味「メドゥーサの角の顔」)として知られていた。この名前は現在、別の角竜の属名として使われている。
● メデューサケラトプスとの関係
本種は最初アルバータ州で発見されたが、後にアメリカのモンタナ州でもボーンベッドが発見された。しかし、そちらのボーンベッドにはメデューサケラトプスの化石も含まれていることが明らかとなった。
現在アルベルタケラトプスとして組み上げられている復元骨格はモンタナ州産の標本をもとにしているものもあり、その中には相当数メデューサケラトプスの骨格が混じってしまっていると思われる。
● 分類
Ryan et al. (2016)による系統解析では、セントロサウルス亜科の基盤的ポジションに位置づけられている。:
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◇ line-height:85%
label1=centrosauriniセントロサウルス亜科
1={{clade
2=Diabloceratops eatoni ディアブロケラトプス・エアトニ
1={{clade
label1=Nasutoceratopsini ナストケラトプス族
2={{clade
2={{clade
1=Albertaceratops nesmoi アルベルタケラトプス
3={{clade
label1=Centrosaurini
label2=Pachyrhinosaurini
1=
2={{clade
1=Einiosaurus procurvicornis エイニオサウルス
2=}}}}
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1=Xenoceratops foremostensis ゼノケラトプス}}
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「アルベルタケラトプス」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(https://ja.wikipedia.org/)
2024年10月11日17時(日本時間)現在での最新版を取得
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