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バリニーズ(英語:Balinese)は、猫の品種のひとつで、タイに持ち込まれたシャム猫のうち突然変異で長毛の形質を表したものを、品種として固定したもの。
シャムの場合と同様、トラッドスタイルないし「オールドスタイル」の体型とモダンスタイルの体型は遺伝的に区別される。アメリカの基準では、カラーポイント・ショートヘアに由来する色違いはさらに別の血統とみなされ、ジャバニーズと呼ばれる。 これらの猫と、インドネシアの島 バリやジャワは、名前の由来となっているものの、特に関連はない。
祖先であるシャム猫のように、バリニーズは社交的でよく鳴き、遊び好きで探究心のある、頭の良い血統である。
● 歴史と発展
"バリニーズ"はバリ またはインドネシア出身というわけではない。その歴史が始まったのは、最初のシャム猫が米国および英国からタイに持ち込まれた1800年代半ばである。この時持ち込まれた猫が長毛の劣性遺伝子を持っていたのである。次にバリニーズの血統は、自然に発現した遺伝形質に基づき行われた人為的なブリーディングにより、分離されていった。
当初は、偶然生まれたシャム猫の長毛の子猫は失敗作とみなされ、ペットとしては販売されなかった。 記録によればのこれらの猫は1900年代にはみられていたようである。"長毛のシャム猫"がショー・キャットとして初めてAmerican Cat Fanciers' Federationに登録されたのは1928年のことである。 1950年代の中頃には、米国のブリーダー達は長毛の形質を血統として分離するため熱心に取り組んだ、2008年、Balinese Breed CouncilとJavanese Breed Council のブリーダー達は、バリニーズとジャバニーズを一つの血統として、ジャバニーズをバリニーズの毛色の違いであるとみなすよう投票で決めた。Cat Fanciers' Associationのみは、ジャバニーズを独立した血統として扱っている。 しかし、この分類がバリニーズの毛の色や記述に影響を与えることはない。というのも、異なった二つの品種に分類されているとはいえ、ジャバニーズはバリニーズの下に位置する分類だからである。ジャバニーズの毛色の種類は以前と同じままで、バリニーズの毛色も下記に記載したものと変わらない。Cat Fanciers' Associationは上記の二つの協議会(バリニーズとジャバニーズ)のメンバーは平均して50〜75%共通していて、彼らがこれらの品種のブリーディングと展示を行っていた。
しかしCat Fanciers' Associationのスタンダード基準では、引き続き伝統的なシール、ブルー、チョコレート、ライラックのポイントしか認めておらず、その他の色や模様はジャバニーズとして別個に分類されている。
◎ 気質
バリニーズは短毛のシャム猫の性質を受け継いでいるので、非常に社交的で遊び好きな猫であり、周囲で起こる活動に興味を示し、小さい声ではあるが、頻繁にかつ持続的に鳴く傾向がある。
すべての長毛種の中でも最も高い知性を持つと評判である。
また、非常に身軽で、飼い主との親密な接触を好む。
◎ 低アレルギー性
なお、バリニーズはその他の多くの品種よりも、猫アレルギーを引き起こしにくいと言われている。きちんとした科学的根拠には乏しいので、まだ確定したわけではないが、バリニーズは他の猫と比較して、アレルゲンであるFel d1タンパクと Fel d4 タンパクの産生量が少ないと言われている。サイベリアンの場合と同様に、一部のバリニーズのブリーダーは、バリニーズが猫アレルギーを引き起こしにくいという厳密な証拠を得るため調査を続けている。
● 遺伝学
は部分的なアルビノの一形態であり、チロシナーゼ(メラニンの産生に関わる酵素)の変異の結果生じる。すなわち、正常な体温の環境下ではうまく働くことができないが、皮膚の冷たい領域では活性化するのである この結果として、猫の体の中で冷たい部分、すなわち四肢や顔(鼻腔を通る空気によって冷やされる)の色が濃くなるのである。
伝統的な色ではないジャバニーズを作り出そうとその他の品種と掛け合わせられたとしても、その猫が登録されていて、シャム猫あるいはバリニーズの系統を少なくとも3〜4世代かそれ以上の系譜持っていれば純血とみなされる。
● 健康問題
バリニーズは、ごく僅かな健康上の問題を除けば健康的な品種とみなされている。バリニーズは系統育種、すなわちシャム猫の中で長毛の突然変異を起こした小さな遺伝子プールから開発された品種である。 遺伝子プールが小さいほど、多くの未知の健康障害を遺伝する可能性がある.があり、この疾患により眼の網膜が変性し、弱視あるいは失明に繋がる。
一部のバリニーズは拡張型心筋症に罹患する。この疾患では、心臓が拡大し、心機能が低下する。また、肥大型心筋症(HCM)を発症するリスクも少ないながらあると言われている。
バリニーズはまれな遺伝性形質である「斜視」(青いアーモンド型の目がやぶにらみになる)を発症することがあり、これはシャム猫 のブリーダーではよく知られている。
「バリニーズ」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(https://ja.wikipedia.org/)
2024年10月12日15時(日本時間)現在での最新版を取得
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