ランキング87位
獲得票なし
ランキング30位
獲得票なし
藤井 麻輝(ふじい まき、1965年8月17日 -)は、日本の音楽家。長野県飯山市出身。SUILEN、SCHAFT、minus(-)のメンバー。
● 経歴
SOFT BALLET以前には、VOLAJU(ヴォラージュ)等のインディーズバンドに参加。
1987年にSOFT BALLET結成。1989年、メジャー・デビュー。1991年、BUCK-TICK・今井寿とのユニットSCHAFTを結成。1994年、SCHAFTを本格始動。1995年、SOFT BALLET活動終了。その後、ソロユニット・She-Shell、バンドepidemicなど、他アーティストのプロデュースワーク等で活動。再結成SOFT BALLET(2002年~2003年)を経て、芍薬とのユニットSUILENとして活動。2011年から音楽活動を休止(理由は後述)。2014年、森岡賢とユニット「minus(-)」(マイナス)を結成、音楽活動を再開。2015年、約21年ぶりにSCHAFTを本格再始動、2016年に新譜リリースとツアーを行う。6月3日に森岡賢が急逝したことにより、夏以降のminus(-)におけるメインボーカルを自身が担う(詳細後述)。2017年、minus(-)と、YOW-ROW(GARI)と藤井のユニットJugendgedenkenの対バンという形で2016年に中止になったツアー先を回る。自身のTwitterでは、夏以降にもツアーがあると述べている。
● 人物
高校時代、冨田勲の『展覧会の絵』に感銘を受け、音楽に目覚める。スロッビング・グリッスルなどのようなインダストリアルやノイズミュージックに傾倒しており(SPKのボックス・セットの国内盤において、詳細な解説を執筆したこともある)、SOFT BALLETにおいてもヘヴィかつノイジーな側面を担った。1990年、本人の趣向から離れた構成に挑戦、3rdシングル『Escape-Rebuild』をストレートなポップソングとしてリリースするも、あまり商業的反響を得ることがなく、以降の作風は、そうしたポップさを抑え、森岡とは対照的な音楽性を志向するようになる。
父親が医師であり、本人も医大を目指し東京の予備校に通っていたが、SOFT BALLETの結成に伴い医師への道を断念している。なお高校生の頃は化粧をして学校に登校。授業が始まる前にちゃんと化粧を落としていた。雑誌JUNEのモデル経験がある。
本人曰く「ライヴ嫌い」である。SOFT BALLET時代はステージを縦横無尽に動き回る森岡とは対照的に、ほぼ直立不動の状態だった。「ステージ用の打ち込みを終えた時点で、自分の中でライブは終わる」とのこと。また、かつてはライヴで地方に行くことについても抵抗があったらしく、これもライヴ嫌いを募らせる原因になっていた。更に同時代は生活習慣がルーズな森岡への説教役となり、あまりの遅刻の多さに激怒し、手が出ることもしばしばあった。自他共に厳しい性格。ライブ会場の控室でスタッフを蹴ったのを今井寿と樋口豊に目撃されたことがある。
ROCKIN'ON JAPANのインタビューで「ゴムを噛む」「歯医者で詰めた綿の匂いを嗅ぐ」などと発言、このインパクトによるパブリックイメージを本人は後に後悔している。同雑誌の投稿欄に「本人だ」と投稿し採用。編集部は当時の所属事務所を通し、確認した上で掲載している。
元妻であるタレントの濱田マリとのなれそめは、藤井が彼女の大ファンで、雑誌記者のコネを使って対談を実現させた(ROCKIN'ON JAPAN誌上およびラジオ番組「遠藤遼一 Radio Trancy」)ことから。その後の接触も実り、1996年に結婚。1999年には長女をもうけるも2005年に離婚。
2011年に起こった東日本大震災を受け「今やるべきなのは音楽ではない。」と考え、その後は建築関係の仕事に就いていた(当初は下働きからのスタートだったが、最終的にはそれなりの地位に出世していたという)。その期間は関係者からの連絡を一切絶っており、死亡説、失踪説も流れた。 2013年に会社を退職。その後、音楽と人の編集長である金光裕史の働きかけもあり、森岡賢とユニット「minus(-)」を結成する運びとなる。minus(-)のライヴでは、メンバーそれぞれの曲については作曲者がボーカルを取る形態をとっていた(minus(-)項も参照のこと)が、2016年6月の森岡の急逝により実質上ソロプロジェクトとなったため、J(LUNA SEA)主催のイベント以降は森岡の曲についてもボーカルを担当している。
● バンド・ユニット・名義歴
・ TEMPLE OF CULT
・ VOLAJU
・ SOFT BALLET (1986-1995, 2002-2003)
・ SCHAFT (1991-1994, 1999, 2016 今井寿とのユニット)
・ MAKI FUJII ASSEMBLED(1996 ソロプロジェクト)
・ She-Shell(1996-2001 渡真利愛、MIZUとのユニット)
・Torrid(1996 ライフ・イン・トウキョウ・JAPANでの使用名義、渡真利愛とのユニット)
・ she shead(BEAST「VISION」収録リミックスでの使用名義)
・ SUILEN(2001, 2004-2010 芍薬とのユニット)
・ D.N.P.A.(2005-2006 YOW-ROW&TORUxxxとのユニット。ライブ活動のみ)
・ Jugendgedenken(2016-2017 YOW-ROWとのユニット。ライブ活動のみ)
・ minus(-)(2004-2021 森岡賢とのユニット、森岡死去後はソロプロジェクト)
● 作品
1989年3月
SOFT BALLET
SCIENCE ART LABEL
スプリットアルバム(2曲参加)
1989年9月
EARTH BORN
オリジナル・アルバム
1990年4月
DOCUMENT
1990年11月
3 (drai)
ミニ・アルバム
1991年5月
愛と平和
オリジナル・アルバム
1991年10月
SCHAFT
DANCE 2 NOISE 001
オムニバス(1曲参加)
1992年10月
SOFT BALLET
MILLION MIRRORS
オリジナル・アルバム
1992年8月
Reiz(raits) -Live at NHK Hall-
ライブ・アルバム
1992年12月
ALTER EGO
リミックス・アルバム
1993年6月
SINGLE COLLECTION '89-'91
ベスト・アルバム
1993年9月
TWIST AND TURN
リミックス・アルバム
1993年11月
INCUBATE
オリジナル・アルバム
1994年9月
SCHAFT
SWITCHBLADE
1994年10月
SWITCH Remix
リミックス・アルバム
1994年12月
SWITCHBLADE -VISUAL MIX-
ライブVHS
1995年4月
SOFT BALLET
FORM
オリジナル・アルバム
1995年6月
FORMs
リミックス・アルバム
1995年9月
SOFT BALLET
ベスト・アルバム
1996年3月
MAKI FUJII ASSEMBLED
DEVIATION FROM SYSTEM
リミックス・アルバム
1996年9月
藤井麻輝/RYUICHI
ライフ・イン・トウキョウ・JAPAN・トリビュート・アルバム
トリビュート(1曲参加)
Torrid
1999年1月
She-Shell
reep
シングル
1999年8月
sin
1999年3月
SCHAFT
Bastard Eyes
「SUPERSCHAFTRACK」に参加
2001年9月
藤井麻輝、芍薬
Skyjin
「Silhouettes & Cigarettes」ゲスト参加
2002年10月
SOFT BALLET
SYMBIONT
オリジナル・アルバム
2003年10月
MENOPAUSE
2003年12月
SOFT BALLET 1989-1991 the BEST
ベスト・アルバム
SOFT BALLET 1992-1995 the BEST + 8 OTHER MIXES
2007年12月
SUILEN
音ヲ孕ム
ミニ・アルバム
2008年6月
ひたひた
2009年3月
六花ノ音
2009年12月
THE DAWN
月白 - flow in her veins 2.5D at 赤坂BLITZ
ライブDVD
2009年10月
SOFT BALLET
INDEX - SOFT BALLET 89/95
ボックス・セット
2014年10月
minus(-)
D
ミニ・アルバム+ライブDVD
2015年12月
G
ミニ・アルバム
2016年1月
SCHAFT
ARCHIVES
BOX
ULTRA
オリジナル・アルバム
2016年5月
Deeper and Down
新曲2曲+ライブ・アルバム
ARCHIVES 2016 TOUR ULTRA ~The Loud Engine~
ライブDVD/Blu-ray
2016年12月
minus(-)
O
オリジナル・アルバム
V
ライブDVD
2017年9月
R
ミニ・アルバム
2018年2月
minus(-)LIVE 2017 “Dutchman's pipe cactus" OFFICIAL BOOTLEG
ライブDVD
2019年12月
C
ミニ・アルバム
2020年1月
PARADE III 〜RESPECTIVE TRACKS OF BUCK-TICK〜
トリビュート(1曲参加)
SOFT BALLET
relics
ベスト・ボックス・セット
● 参加作品
・古代祐三「The Scheme」(1989年、アルファレコード、25A2-8)
・ THOUSAND EYES、PERPETUAL DARK(編曲)
・濱田マリ「フツーの人」(1995年、キューンミュージック、KSC2 135)
・ 夜明けの背中、透き夜、天国を仰ぐ島(編曲)
・市川哲史監修 JAPANトリビュート・アルバム「LIFE IN TOKYO~a tribute to JAPAN」(1996年9月4日、BMGビクター、BVCR-764)
・ Ain't That Peculier(藤井麻輝/RYUICHI名義)
・ Nightporter(Torrid名義)
・濱田マリ「編む女」(1997年、ポリスター、PSCR-5648)
・ 214(濱田マリと共作曲・編曲)
・ アイレ可愛や(Autechereと共編曲)
・ Lucky Charm(James Towningと共編曲)
・ It's My Love(r)(編曲)
・PIERROT「PSYCHEDELIC LOVER」(2002年、ユニバーサル、UPCH-5115)
・ SUPER STRING THEORY(10th demension mix)(編曲)
・櫻井敦司「SMELL/胎児」(2004年、ビクターエンタテインメント、VICL-35691)
・ 雨音はショパンの調べ-I LIKE CHOPIN- (編曲)
・キリト「DECIDE」(2006年、avex entertainment、AVCD-30983)
・ PAST・カンナビス・Sea (KIRITOと共編曲)
・acid android
・アルバム『code』収録曲「a moon tonight:1.22」(シンセサイザー)
・ボックス『alcove / 1』収録曲「irritation - maki fujii remix」(リミックス)
● プロデュース
・epidemic
・シングル「奇蹟の城」(2000年2月17日、ポニーキャニオン、PCCA-1409)
・アルバム「Eocytes」(2000年6月21日、ポニーキャニオン、PCCA-80001)
・Lillies and Remains
・アルバム「Romanticism」(2014年11月12日、Fifty One Records、FIFO-0030)
「藤井麻輝」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(https://ja.wikipedia.org/)
2025年2月2日7時(日本時間)現在での最新版を取得
好き嫌い決勝
好き嫌い準決勝
好き嫌い準々決勝
好き嫌い7位決定戦
好き嫌いTOP10圏内確定戦
歌手の無作為ピックアップ
Powered by