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HYDE


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hyde(ハイド、本名:寶井 秀人(たからい ひでとや「HEAVEN'S DRIVE」やスティーナ・ノルデンスタム、シングル・単曲配信23作品、映像作品7作品を発表している。余談だが、HAUNTED RECORDSでは自身のソロ名義作品以外に、オルタナティヴ・ロックバンド、MONORALの作品も発表されていた。ちなみにhydeは、2018年からは前記の自主レーベルでなく、ユニバーサルミュージック内のレーベル、Virgin Musicに移籍している。 そして2008年には、K.A.Z(Oblivion Dust)とロックユニット、VAMPSを結成。VAMPSでは、ソロ名義の活動で行ってきた<動>のスタイルを、よりバンドに近いかたちで行うようになっている。VAMPSは2016年に、アメリカの大手マネジメント、10th Street Entertainmentと契約を結び、音楽制作のメインを海外へ移しており、これ以降、海外のアーティストやプロデューサーとのコラボ制作を展開するようになっている。また、VAMPSでは全国のライヴハウスで連続公演を行う"籠城型ツアー"をはじめ、アリーナ公演、夏季の野外ライヴ、ハロウィンイベントなど、多彩なスタイルの公演を実施。海外においても精力的にライヴを開催しており、日本以外のアジア各国、ヨーロッパ、アメリカでもツアーを行っている、シングル・単曲配信15作品、映像作品12作品を発表している。そしてHYDEは2022年に、YOSHIKI(X JAPAN)の主導により結成された、エッジなEDMと耽美なロックサウンドを融合したロックバンド、THE LAST ROCKSTARSに参加している。なお、HYDEは2016年に米国の大手マネジメントと契約して以降、アメリカ・ロサンゼルスにも拠点を構え、音楽活動を行うようになっている。 他には、中島美嘉やジェジュンなどに自身が作曲した楽曲を提供している。また、音楽活動以外には、2017年にアパレルブランド「SWITCHBLADE」(読み:スイッチブレード)を設立している。そして2024年には、SWITCHBLADEのセカンドラインとして、"和"をコンセプトにした「WaRLOCK」(読み:ワーロック)というブランドを新たに立ち上げている。 マネジメントは、2012年2月に自身が設立したVAMPROSE。所属レーベルは、ユニバーサルミュージック内のVirgin Music。ソロ名義の公式ファンクラブは、2001年に設立した「HYDEIST」。公式モバイルサイトは、2008年に開設した「HYDERoom」。

● 概要


◎ プロフィール
1969年1月29日に和歌山県和歌山市にて生まれる、世間にプロフィールを詮索されることが増えたため、やむなく2000年代以降に個人情報を一部公表することにしている。hydeは自叙伝『THE HYDE』で、この頃を振り返り「比較的内向的で、そんなに友達も居なかった。居ないというか、家の近所には何人か同い年の子が居たから遊んではいたんだけど、結構、その子達にいじめられて泣いて家に帰るような弱い感じだったね」と述懐している。また、hydeは幼いころから絵に興味があり、この頃から黙々と一人で絵を描いていたといいなども好きだったといい、hydeはこの頃から「将来は漫画家かアニメーターになりたい」と漠然と思うようになった。 上記のように、小学校時代のほとんどを「泣き虫のいじめられっ子」として過ごしてきたhydeだったが。後年hydeは、恩師である当時の担任の教師について「(小学6年生の頃の)先生とは、今でも交流があって。担任だったんだけど、とにかく一生懸命で一緒に泣いたり笑ったり、怒ってくれたりする素敵な先生だったやデヴィッド・シルヴィアン、カルチャー・クラブ。また、中学生の頃は、当時公開された映画『ランボー』の影響から、軍服を着て、よく山や海で友人達とキャンプをしていたという、ニューロマンティックのアーティストが着こなすファッションも好きで、この頃から映画の登場人物やミュージシャンの服装を真似して着るようになったという、デザイナー・画家になるため、一般の高校ではなく、デザインの授業もある学校へと進学している。後年hydeは、デザインの授業がある学校に進学した理由について「このまま普通に高校に行くのが、もう自分の中ではあり得なかったから。ラジオで"絵の授業がある高校がある"って聞いて、"ここに入りたい"って両親に言ったら、許してくれて。多分、入学金とか高かったと思うんだけど。その高校って普通の授業は半分くらいで、あと半分は絵の授業だったんだよね」と述べている。こうして専門学校に進学したhydeだったが、自身が先天性の色弱で中間色の判別が難しいことから、絵を描くことに自信はあったものの彩色に対する不安が徐々に募っていったという。hydeはこの頃について「彩色になるとね…俺、色弱だから、どうにもならなくて。水彩画とかになってくると、ちょっと弱いというか。小学校の頃は、さっき言った(6年生の頃の)担任の先生が"気にしないで、思うように着色しなさい"って言ってくれてたから、人に違ってるって言われても自信をもって絵の具を走らせてたんだけど。でも、世間には通用しなくて、専門学校の頃には、彩色の自信がまるでなくなってたんだ、徐々に興味の対象が移りはじめ、音楽の道へ転身することを模索し始める」「音楽を始めたときには悩みがなくなった。 こうして地元で音楽活動とアルバイトに明け暮れる中、20歳になった頃にやディスチャージといったハードコアに傾倒していたこともあり」と述懐している。こうしてhydeはしばらくの間、どのバンドの固定メンバーにもならず、様々なバンドにセッションメンバーとして参加していた。後年hydeは、peroの人物像について「彼は気さくで社交的で面白い人だったからすぐに仲良くなれた。ただ、前記のようにhydeとperoはJelsarem's Rodを結成したばかりだったため、その申し出を断ることにしている。後年hydeはこのセッションを振り返り「当時はJelsarem's Rodを作ったばかりだったから、他のバンドには興味が持てなくて。peroが"行こうよ"って言うから行ったけど、ひと通り演奏して帰ったっていう感じだったね。まあ、"上手だな〜""うちのバンドとは全然違うな〜"とは思ったけど。というのも、tetsuya曰く、hydeとperoに出会った際、"hyde、pero、hiro、自分で全部がつながった"、"すごいバンドになる"と直感的に感じていたという。このセッションでhydeは「やっぱり自分達のバンドとは全然クオリティーが違う」と感じ。このライヴはいわゆる対バン形式だったが、100人以上の動員を記録。そして、1991年9月27日に同所でL'Arc〜en〜Cielとして初のワンマンライヴを行い、300人以上の観客を集めている、tetsuyaの考えたプロモーション・イメージ戦略によるところが大きいという。こういったバンドが溢れる中、活動最初期の頃のL'Arc〜en〜Cielはデモテープの販売を避け、あえて大阪からあまり動かず、先々のライヴ予定も発表しないスタンスをとっていた」と述懐している。 また、観客との距離を詰め、ライヴの打ち上げに客を参加させるアマチュアバンドがこの当時多く存在していたが、L'Arc〜en〜Cielはこういったファンとの過度なコミュニケーションを一切行わないようにしていた。さらに、tetsuya曰く、ブランディングの観点から、メンバーが自作したライヴのチラシやフライヤーを直接配布する行為をしないようにしたり、会場に出入りする観客の前でメンバーが演奏機材を運搬するといった行動を避けるため、結成当初からローディーやスタッフを雇っていたという。また、hydeはソロ名義で発表する楽曲のミュージック・ビデオを制作する際に、自ら絵コンテを描いていたこともある。 このように頭を使った戦略をとったことで、L'Arc〜en〜Cielは結成してすぐにワンマンライヴで客席を埋めることができ、当時のバンドの滑り出しとしては稀に見る順風満帆なスタートとなった。そしてL'Arc〜en〜Cielは、紆余曲折がありながら、結成から約2年後の1993年5月に1stアルバム『DUNE』を発表。1994年7月にはメジャーデビューシングル「眠りによせて」、2ndアルバム『Tierra』をリリースし、メジャーレーベルでの活動を開始する。メジャーデビューしてからもL'Arc〜en〜Cielは、メンバーチェンジを挟みながら活動を進め、30年以上のキャリアを積んでいくことになる。(その後の活動の詳細は『L'Arc〜en〜Cielの頁』を参照) L'Arc〜en〜Cielとしての活動が約10年ほど続いたころ、2001年半ばあたりからhydeの要望もあり、メンバーそれぞれがソロワークスを始めるようになる。hydeは2001年に受けたインタビューで、ソロ活動を始めた経緯について「子どもが大きくなって自分の部屋が欲しくなったような感じで、自分ひとりで音楽を作ってみたいっていう欲求が出てきたから」「バンド4人でやるのはそれはそれで凄い想像もしなかった結果になったりして良い方向に転んだりするんですけど、自分が予想したところに向かう創作っていうのを一度やってみたいなと思いました。また、2016年にアメリカの大手マネジメント、10th Street Entertainmentと契約を結び、MY FIRST STORYとのコラボレーションソングを発表するなど、ライヴ・音源制作の場で国内バンドと関わる機会を増やしている。また、hydeは2019年に、自身が近年愛聴しているバンド、ブリング・ミー・ザ・ホライズンのライヴにゲストアクトとして参加。2023年には同バンドがキュレートしたロック・フェスティバル「NEX_FEST 2023」に出演している。 L'Arc〜en〜Cielとしての活動と、ソロ名義での活動を並行して進めていた中、2022年にhydeはYOSHIKI(X JAPAN)の主導により結成された、エッジなEDMと耽美なロックサウンドを融合したロックバンド、THE LAST ROCKSTARS。キャラクターデザインはhydeが主導しているが。なお、このキャラクターは、L'Arc〜en〜Cielのメンバーそれぞれの個性を反映させた姿となっており。
  ・他には、オリジナルキャラクター「CHUPACABRA」(読み:チュパカブラ)をデザイン&プロデュースしている。2015年には、このキャラクターのぬいぐるみが販売開始された。
  ・さらに、オリジナルキャラクター「Edyh」(読み:エディ)のデザイン&プロデュースも行っている。なお、このキャラクターは猫をモチーフとしており、名前は"HYDE"というアーティスト名を逆に表記したものとなっている。また、このキャラクターの顔は、自叙伝『THE HYDE』の表紙のHYDEの顔を逆さにしたときの輪郭の一部をモチーフにしている。このキャラクターは、HYDEがソロ名義の活動で発表したグッズに頻繁に登場しており、2022年には紅茶専門店、Salon de Simaとコラボレーションした紅茶缶が販売されている。
・2017年11月22日には、ロックバンド・MUCCのアルバム『TRIBUTE OF MUCC -縁 [en-』のジャケットデザインを担当。なお、これは同バンドのボーカル、逹瑯からのオファーで実現したものとなっている。なお、このアニメには架空のキャラクターではなくHYDE名義で出演しており。同年1月22日に行われたオープニングセレモニーには、『エヴァンゲリオン』『進撃の巨人』『バイオハザード』『モンスターハンター』のプロデューサー陣とともにHYDEが出席している。また、2019年12月23日から2022年5月31日にかけて、地元の和歌山を通る南海電気鉄道の特急サザンに、HYDEのラッピングを施した「HYDE サザン」が運航された。なお、HYDEは2021年1月30日に、和歌山市文化賞を授与されている。
 ・観光大使を降りた後も和歌山との関わりは深く、2021年9月18日から2022年5月31日にかけて南海電気鉄道とのコラボレーション企画として、HYDEのシルエットやロゴマークをあしらった「めでたいでんしゃ かしら」(7100系2両編成)が運行されている。
・2021年6月30日には、メンズスキンケアシリーズ「MATIN」(読み:マタン)のイメージモデルに就任している。
・2023年11月13日には、オーストリア政府観光局からのオファーを受け、「オーストリア観光大使」に就任することが発表されている。オーストリア政府観光局は、HYDEに観光大使を依頼した経緯について「音楽業界への卓越した貢献は芸術を愛するオーストリアの精神と軌を一にするものであり、オーストリアの魅力を深く理解し発信する観光大使として理想的。
◇企画・監修・コラボレーション
・1999年7月22日に発売されたPlayStation用レーシングゲーム『激突トマラルク TOMARUNNER VS L'Arc〜en〜Ciel』において、hydeがエクストラディレクターを担当。このゲームを制作するにあたり、hydeはバグフィックスやロケテストにも協力・参加している。
・2013年8月9日から同年8月31日にかけて、日本・東京にあるラフォーレミュージアム原宿にて、ゲームシリーズ『ファイナルファンタジーシリーズ』のキャラクターデザインを長年務めている、画家・天野喜孝とのコラボ展覧会「天野喜孝×HYDE展 天命と背徳〜NIPPON EVOLUTION〜」を開催。同年8月8日には、同会場で内覧会および記者発表会が実施されている。
・2019年7月13日には、ディズニー制作の映画『リロ・アンド・スティッチ』のキャラクター、スティッチとコラボレーションしたスペシャルデザイングッズを販売することを発表。このオリジナルグッズは、同年9月4日から同年9月8日にかけてZepp Tokyoで開催されたイベント「HYDEPARK 2019」にて販売された。なお、期間限定で通販販売もされている。
・2020年12月22日には、中国の人気ブランド「HIPANDA」(読み:ハイパンダ)とコラボレーションしたオリジナルアイテムをリリースすることを発表。なお、オリジナルアイテムのデザインは、HYDEが監修している。なお、この新聞広告は、翌2022年7月に発表された「第38回読売広告大賞」において「Entertainment部門賞」を獲得している。
・2021年7月15日に、HYDE全面監修のもと開発されたiOS/Android向けランアクションゲーム『HYDE RUN』がリリースされている。(ゲームの詳細は『HYDE RUNの頁』を参照)
・2021年9月23日には、ディズニーのキャラクター、ミッキーマウスとコラボレーションしたスペシャルデザイングッズを販売することを発表。このスペシャルグッズは、同年10月8日から同年10月23日にかけてZepp Hanedaで開催されたイベント「HYDEPARK 2021」にて販売された。なお、期間限定で通販販売もされている。
・2021年10月8日から開始されたイベント「HYDEPARK 2021」にて、漫画家・荒木光とコラボレーションしたスペシャルデザイングッズを販売開始。ちなみにこのコラボは、荒木が描いた漫画『レイジング・ヘル』を愛読していたHYDEからのオファーで実現している。ちなみに、ANTINという名前は、HYDEが平穏無事の世界を願い、"安鎮(あんちん)"という言葉から付けている。
・2021年10月14日から、iOS/Android向け恋愛シミュレーションゲーム『恋愛戦国ロマネスク〜影武者姫は運命をあやなす〜』とのコラボレーション企画が実施された。この企画では、HYDEを中心としたスペシャルストーリーが制作されている。なお、画集の出版を記念し、丸善・丸の内本店4階ギャラリーにて井上の個展「画狂人 井上文太展 "iNSPiRATiONS - 魔法の林檎"」が開催されている。余談だが、井上は、HYDEと親交のあった画家・金子國義に師事していた過去があり、こういった背景からHYDEとかねてより交流があった。ちなみに井上は、2022年9月10日にHYDE名義で開催されたライヴ「HYDE LIVE 2022」のZepp Haneda公演において、ステージ舞台の一部の制作を担当している。
・2023年4月、HYDEと親交のあるラジオパーソナリティの黒岩唯一が「TOYOTA GAZOO RACING GR86/BRZワンメイクレース クラブマンシリーズ」に参加するにあたり、HYDEのロゴやHYDEのイラストが施された車体が公開された。なお、参加車は「K-one 黒 feat HYDE GR86」とネーミングされており、HYDEが大会に参加する同氏に向けて応援メッセージを寄せている。
・2023年8月1日から同年8月31日にかけて、HYDEのオフィシャルグッズサイト、VAMPROSE STOREにおいて、漫画家・和久井健の作品『東京卍リベンジャーズ』に登場するキャラクター、マイキーとコラボレーションしたオリジナルグッズが販売された。なお、和久井が音楽アーティストとのコラボレーショングッズを発表するのは、これが初となった。
・2023年9月に、丸山珈琲の協力のもと製作されたHYDEのオリジナルブレンドコーヒー「81° Coffee」(読み:ハイド コーヒー)がリリースされた。このブレンドコーヒーは、2023年9月9日・10日に開催されたライヴ「HYDE LIVE 2023」の会場と、HYDEのオフィシャルグッズサイト、VAMPROSE STOREで販売されている。このオリジナルウォッカは、「飲みやすいウォッカ」をコンセプトに、HYDE監修のもとで製造されている。

◎ バンド・ユニット・ソロワークス遍歴
(※) 太字はバンドもしくはユニット。正式メンバーとして参加していないKiddy Bombsなどのバンドに関しては除外。
・Jelsarem's Rod(1990年 - 1991年)
・L'Arc〜en〜Ciel(1991年 - 現在)
 ・D'ARK〜EN〜CIEL(1995年 - 1996年)
 ・P'UNK〜EN〜CIEL(2004年 - 2012年)
・HYDE(2001年 - 現在)
・VAMPS(2008年 - 2017年)
・HALLOWEEN JUNKY ORCHESTRA(2012年 - 2018年)
・THE LAST ROCKSTARS(2022年 - 現在)

● 音楽性


◎ パート
L'Arc〜en〜Cielでは、本職のボーカルだけでなく、楽曲によってはギターやキーボード、プログラミング、ハーモニカ、アルトサックスをレコーディングで担当している。ちなみに、L'Arc〜en〜Cielのパートチェンジバンド、D'ARK〜EN〜CIELではHYDE DARK名義で、P'UNK〜EN〜CIELではHYDE P'UNK名義でギターを担当している。 L'Arc〜en〜Cielのライヴでは、早い時期から「I'm so happy」や「"good-morning Hide"」「HONEY」「死の灰」「いばらの涙」などを演奏するときにギターを担当していたが、レコーディングでは一切弾いていなかった。hydeの弾いたギターがスタジオ音源に収録され、クレジットにその旨が記載されたのは、2000年に発表された8thアルバム『REAL』に収められた楽曲「THE NEPENTHES」が初となる。また、hydeは2001年に発表されたL'Arc〜en〜Cielの楽曲「Spirit dreams inside」の制作で、kenからのリクエストでアコースティック・ギターを弾いている。なお、hydeはL'Arc〜en〜Cielのライヴにおいて、タンバリンやコンガ、ホイッスルを担当することもある。 2001年から開始した、ソロ名義での活動では、バンドの頃から引き続きボーカルを務めており、2003年までに発表されたほぼ全ての楽曲の作詞・作曲・編曲・プロデュースを自らの手で行っている。なお、2003年に発表した2ndソロアルバム『666』では、全収録曲の制作においてギターを担当している。その後は、ギタリストのK.A.Z(Oblivion Dust)の他、日本国内外のプロデューサー、コンポーザーと共作を行うようになっている。 また、2008年に結成したVAMPS及び、2022年に結成したTHE LAST ROCKSTARSでもボーカルを務めている。ちなみにVAMPSとして開催したライヴでは、「LOVE ADDICT」や「EUPHORIA」「THE PAST」「ZERO」といった楽曲を披露する際に、HYDEが時折ギターを担当していた。

◎ 楽曲制作

○ 作詞
L'Arc〜en〜Ciel、VAMPSならびにソロ単独名義でリリースした楽曲のほとんどの作詞は、hydeが担当している。L'Arc〜en〜Cielとして作詞作業をするようになってしばらくは、今いる世界からの逃避を望んだような歌詞や、遠くを見つめた願望のような歌詞を多く綴っていた」と表現していたことがある。なお、hyde自身は1993年に受けた音楽雑誌のインタビューの中で「俺は身の回りのことしか歌わないから、ありえないような話は全部"例え話"だと思ってもらえればいいですね」と述べており、現実離れした世界について書いているつもりはなかったことを示唆している。ただ、hydeは2021年に受けたインタビューにおいて、過去に綴ったリリックについて「(架空の物語の中に)自分にとってのリアリティがあったんです」「書いていたのは想像の世界だけど、自分としてはリアルを求めてそうなった」と述べていたことがある。 hydeは、多感な学生時代に洋楽あるいはハードコアな音楽をよく聴いていたため、バンドを始めた最初の頃は日本語の歌詞を書くことに不慣れだったと述べている。そしてL'Arc〜en〜Cielで作詞を行うにあたり、hydeが参考にしたものは、幼いころから好きだった小田和正(オフコース)が綴る歌詞だったという。hydeは、2016年に受けた音楽雑誌『Rolling Stone Japan』の取材において「音楽を作り始めた頃は僕はハードコアや、ゴシックロックにハマってたから、ラルクを始めて、すごくキャッチーな曲がメンバーから出てきた時に、どういう詩を書いていいかさっぱりわからなかったんです。"何を言ってええんやろうな?"ってすごい迷って試行錯誤して詩を書いた時に、開いた引き出しがオフコースで。オフコースの曲って、実は都会的なクールな感じで、歌詞もすごく抽象的だと思います。言葉もかなり選んでいるし。そういうところで、"あ、こういう表現の仕方があるな"って。歌詞もその時の影響が出てる。例えば「Blurry Eyes」は、小田和正さんが使うような言葉がいくつかあると思います」と述べている。このように、尊敬する小田和正が書く歌詞の言葉選びや、抽象的な比喩表現を取り入れていき」と述べている。また、hyde曰く、昔は真っ直ぐな恋愛をテーマに歌詞を書くことに対し、抵抗感があったという。hydeは2012年に発表した自叙伝において、「今でこそ、そんな事はどうでもいいんだけど、元々は男が恋愛を口にするのって、俺としてはカッコ悪い事だと思ってた所があって。激しい、ちょっとイカれちゃったような恋愛を詞にするのは良かったけど、普通の、あったかい感じの恋愛の詞は苦手だったんだよね」と述べている。 さらにhydeはL'Arc〜en〜Cielの活動当初、視覚的に楽曲をイメージするため、歌詞を書く前に絵を描くようにしていたという。このことについて、hydeは1994年発表のアルバム『Tierra』のインタビューで「これはずっと続けてきていることなんですが、詞を書くうえでのガイドとして、カンタンな絵を1曲ごとに描いて、自分がその世界にいるという気持ちで詞を書いていくんです。そうすると、具体的なものが見えてくる」と表現している。 ただ、2000年頃から、hydeの綴る歌詞に、現実を見据えたようなフレーズが増えている。2000年に発表されたアルバム『REAL』に関するインタビューの中で、hydeは「"なんだ、2000年になっても街は何も変わらないじゃん"って。ささやかな望みはあるけど。そういうことを書いてる。『REAL』というアルバムは。諦めてるけど、"ひょっとしたらいいことあるかもね"っていう」「現実的に、深い夢のような未来はあり得ないっていうのが、見えてきてるんだろうね。だから、冷めた詞が多い」と心境の変化を述べている。 アルバム『REAL』をリリースした後、2001年半ばあたりから、hydeを含めたL'Arc〜en〜Cielのメンバー4人は、ソロ活動や別バンドでの活動を始動し、L'Arc〜en〜Cielとしての活動が事実上の休止状態となった。その後L'Arc〜en〜Cielは、バンドを解散させることも考えたが、2003年6月に久々のライヴを行い、本格的に活動を再開することになった。そして2004年に、約3年7ヶ月ぶりのアルバム『SMILE』を発表している。このアルバムでは、hydeがこれまでに書いたリリックのテーマとは異なり、ストレートな前向きさを綴った歌詞が多くなっている。この当時に受けたインタビューの中で、hydeは「もう、普通に悲しいだけのCDじゃ、僕、心が動かされないんですよ。今の僕のテンションがそうなのかもしれないけど、悲しい詞を今僕がやると、逆にすごく嘘っぽく書いちゃうような気がするんですよね。あんまり興味がない。そういう悲しい部分を表現した曲もあると思うけど、でもどっかに、ちょっと今の気持ち的には悲しいとか、暗い部分を音源にしたくないなって気持ちがあるのは確かですねが多く手掛けられている。 hyde曰く、2006年・2007年頃から、"ありふれた日常"をテーマに歌詞を書くようになったという。以前にもhydeは「C'est La Vie」や「TIME SLIP」「ALL YEAR AROUND FALLING IN LOVE」など、いくつかの楽曲の制作で、身近に起きた出来事をもとに歌詞を書いたことがあったが、2007年に発表したアルバム『KISS』には、人に近い表現を用いた歌詞をのせた楽曲が数多く収められることになった。hydeは2012年に発表した自叙伝において、この当時の心境の変化について「普段の生活の中で、ふと愛に満たされた時、"このまま、死んでもいいや"って思った瞬間に宇宙と繋がった気がした事があったんだよ。なんか、死を迎え入れられた瞬間に"あ、なんだ、宇宙ってこんな物だったのか"って。ちなみに、俺、薬はやってないよ(笑)。そして、宇宙の摂理というか、なんか全てがスッと理解出来た気がして。それが大きかったのかもしれない。その時に、多分、生への執着がなくなったんだろうな。それからというもの、周りのいつもの風景がとても愛おしく感じられるようになってきた。その感覚は、L'Arc〜en〜Cielの「ALONE EN LA VIDA」の歌詞に書いたり、HYDEソロの「I CAN FEEL」とか、その頃の作詞の核になってるんだけど。(中略)"いつ死んでもかまわない"と共に、"いつ死んでもいいように生きよう"って思う自分が加わった感じかな」と綴っている。また、この頃から、リスナーが歌詞の意味を大きく誤解しないよう、比喩だけではなく、直接的な表現を使ったフレーズも意識的に増やし始めている。 なお、hyde曰く、歌詞を書く際は作曲者から楽曲のイメージを聞き、それを基に作業を行うことも多いという。そして、映画やアニメーション作品に楽曲を提供する場合は、監督などの製作陣と話し合いを行ったうえで、そのタイアップ作品を意識した歌詞を書くこともある。L'Arc〜en〜Cielは2000年に映画主題歌として「finale」という楽曲を提供しているが、この時の作詞作業についてhydeは「映画と、まったく違うアプローチをしても夢からさめた感じがするし、かと言ってまったく同じだと逆に映画との相乗効果がない気がしたんです。で、自分の感性で、映画の中で流れるなら、こういう感じがいいかなと思ったんです」と当時述べている。 また、2001年にソロ名義での活動を開始し、2008年から新たなプロジェクトとしてVAMPSを展開するようになって以降、HYDEは歌詞のほとんどを英語で綴るようになっていった。これに伴い、L'Arc〜en〜Cielで歌詞を綴るときとは異なる作詞手法が採られるようになった。ソロ名義およびVAMPSとしてリリックを書くときは、まず英語で歌詞を書いたうえで、一部のフレーズを日本語詞と差し替えていくようなやり方を採用している。ちなみに、英語詞はリン・ホブデイやAnis(MONORAL)、近年ではAli(MONORAL)とともに手掛けていくことが多い。なお、HYDEは英語詞の中にあえて一節だけ日本語を混ぜることも多いが、これは一種のフックとして綴っているという。 hydeは歌詞を書く行為について、「詞を書くのってホントに面倒くさいけど、人として書いてて良かったなとは思うよ。詞とか文章を書くって、すごくいい事だと思う」「頭で考えてるだけだと、なかなか一つの形にまとまらないんだよね。でも、文章にしていくと"あ、そっか、そう思ってたんだ"って文章って形で見えるからわかりやすいんだ。そうすると突き詰めやすくて、物事の本質が見える」と語っている。また、hydeは、音楽における歌詞について「歌詞は中途半端に理解されるべきもんだとは思うんですよ。歌詞なんていちいち説明してたらカッコいいわけない」と語っており、インタビューなどにおいて歌詞の意味を明言することを避けており、解釈をリスナーに委ねることが多い。 総合音楽家の和久井光司は、hydeが綴る歌詞について「あるストーリーの断片を散りばめたような雰囲気重視のもの」と表現しており、「パンク以後の精神性としての”ロックンロール”からは遠く、文学・映画・演劇の要素まで取り込んで”ロック”とする表現の発展性とみれば大いにありだと思う」と評している。さらにシンガーソングライターの松任谷由実は、1999年に行われた近田春夫との対談において、"同じつぶつぶを持っている人"として、hydeの他、2人の作詞家の名前をあげている。松任谷は、hydeを含む3人の作詞家が書く歌詞について「詞とメロディは連動してるけど、詞に心地よい空白を感じましたやCHARAの名前をあげている。余談だが、hydeは2015年に受けた音楽雑誌のインタビューの中で、aikoが綴る歌詞について「aikoさんの書く詞は素敵だなって曲が流れるたびによく思います。ただし、L'Arc〜en〜Cielが1995年までに発表したほぼすべての楽曲の歌メロは、hydeが制作している。これは当時のL'Arc〜en〜Cielではボーカリストがメロディを制作し、コード進行やオケを作った者を作曲者としてクレジットするという、いわゆる「昔のヘヴィメタルバンドにありがちな作り方」が慣例になっていたことが背景にある。そしてL'Arc〜en〜Cielは、1996年に発表したシングル「風にきえないで」(作曲:tetsuya)以降に、作曲者がオケに加え歌メロも制作するようになった、現在に至るまで音源化されていない。また、hydeはL'Arc〜en〜Cielを結成する前に組んでいたバンド、Jelsarem's Rodでも多くの楽曲の作曲を担当しており、「Moon Seduction」や「With Silence」といった楽曲を制作していた。なお、Jelsarem's Rodとして制作した「With Silence」は、1994年4月にL'Arc〜en〜Cielとして開催したライヴツアー「ノスタルジーの予感」の渋谷公会堂公演において、久々に演奏されている。 前述のとおり、L'Arc〜en〜Cielが活動初期の頃に発表したシングルのカップリングにはhyde作曲の楽曲が多く収録されており、これまでに「I'm so happy」のようなポップなメロディと憂いがかったサウンドが印象的なブリットポップの雰囲気を感じる楽曲であったり、「THE GHOST IN MY ROOM」のようなホワイト・ファンクテイストのダンサンブルな楽曲、「Peeping Tom」のような掴みどころのないギターとアコーディオンのサウンドが印象的な楽曲などが発表されている。 hydeが作曲したL'Arc〜en〜Cielの代表的な楽曲として、ミリオンセラーを記録した「HONEY」や「HEAVEN'S DRIVE」があげられる。また、自身が好むニュー・ウェイヴからの影響が反映された「In the Air」や、ビートルズを意識し"気怠さ"と"サイケデリック"な雰囲気で制作された「and She Said」、1990年代初頭に流行していたネオアコの雰囲気を内包した「flower」、フィードバック・ノイズと情緒あるピアノのイントロからアルト・サックスとバンドサウンドの絡みに展開していく「LORELEY」、クリーンギターのアルペジオからサビに向けてヘヴィなロック調に変化していく「いばらの涙」、軽快なアコースティック・ギターのサウンドが前面に押し出されたロックナンバー「Spirit dreams inside」も作曲している。他には、スウィング・ビートならではのハネたリズムが印象的な楽曲「Singin' in the Rain」や、キーボードの音色やサンプリングを大々的に取り入れたアダルトなロックナンバー「My Dear」、ピアノとフリューゲルホルンをフィーチャーしたジャズテイストの楽曲「Ophelia」といったソフト・ロックの方向性で制作された楽曲を発表している。ちなみにhydeは、学生時代からニュー・ウェイヴやヘヴィ・メタル以外に、ソフト・ロック寄りの音楽も好んで聴いていた背景があり、後述の1stソロアルバム『ROENTGEN』の制作において、デヴィッド・シルヴィアン、 また、hydeは2000年代後半頃から、L'Arc〜en〜Cielとして行う楽曲制作に対する考え方を変化させている。hydeは当初、「ロックバンドのL'Arc〜en〜Cielとしてどういう楽曲を作るか」に焦点を当てることが多かったが、ソロワークスでハードロックやオルタナティヴ・メタルに傾倒した楽曲制作を進めるようになって以降、その思いが昇華されていき、「巷にないであろう楽曲の制作」「ロックに従属しない音源制作」に舵を切り始めたという。hydeは2007年にL'Arc〜en〜Cielとしてアルバム『KISS』を発表した際に受けたインタビューの中で「今までは、ラルクに対してこだわりがあった。"もっとロック・バンドでありたい"みたいな。だけど自分のソロでそれが昇華されたところがあって。逆に音楽的にもっと挑戦するのがラルク アン シエルじゃないのかなって気がしたんです」「L'Arc〜en〜Cielは、楽しい以上のことを追求してる。エンジョイしてOKじゃなくて、もっと音楽的にレベルの高いところを挑戦しないと、やる意味がないってところにきてるバンドだと思うんです」と述べている。 こういったL'Arc〜en〜Cielに対する意識の変化もあり、2000年代後半以降は様々な方向性で楽曲制作を行うようになっている。例えば、「SEVENTH HEAVEN」では"デッド・オア・アライヴの現代版"を意識した制作が行われており、「Hurry Xmas」ではジャジーでポップなクリスマスソングをイメージしたサウンドを手掛けている。また、2010年代以降には、弦楽器の他、金管楽器、木管楽器、鍵盤打楽器を大々的に取り入れたバラードソング「BLESS」であったり、エレクトリック・ヴァイオリンの音を取り込んだエレクトロでファンタジックな楽曲「ミライ」を発表している。ちなみに、2011年に発表した楽曲「X X X」は、「R&Bとメタルをくっつける」というコンセプトで制作が開始されている。なお、hydeは当時、「X X X」の制作に関して「ロックと言われているものよりも、実はポップスやR&Bのほうがヘヴィだったりロックだったりするなって思うことが多くて。だからそこをあえてミックスしてロックとポップスの両立を目指した」と述べている。 2001年から開始したソロ名義での活動では、大まかに<静>と<動>の2つのコンセプトを使い分けており、楽曲もそれぞれに合わせた音源が制作されている。2002年に発表された1stソロアルバム『ROENTGEN』には、デヴィッド・シルヴィアン」「それまでは作曲っていっても、ギターを弾いてメロディを歌って、バンドに持っていって、みんなで合わせてっていう流れだったから、アレンジはバンドに頼る部分が多かったんだろうな。それが『ROENTGEN』では、デモを作って、さらにそれをどんどん自分でアレンジしていくっていうやり方を始めたんだ。 2018年から再開したソロ名義での活動では、ドリュー・フルクやニコラス・ファーロンといった海外のプロデューサーの他、様々な国内外のミュージシャンとコライト体制で楽曲制作を行うようになっており、オルタナティヴ・メタルやメタルコア寄りの音源が増えている。これはHYDE曰く、前述の「RISE OR DIE」のレコーディングの経験から採り入れた手法だという」と述べている。そのため、1曲の制作に時間がかかる反面、ボツ曲が比較的少ないと語っている。 なお、hydeは音楽作りや作品制作の心構えについて「アーティストは、少し強気で、自分のアートを信じて突き進んでいかなければならないんだよ。そうしないと自分が楽しめないし、楽しんでないアーティストをファンも求めてない」と述べている。また、hydeは変化し続けることを是としており、2012年に発表した自叙伝の中で「初めて変化した時は、離れていく人もたくさん居るけど、その変化が良い物であれば、必ず新たなファンがつくと思うから。その新陳代謝が、色褪せない物にすると思うんだよね。変化しても、それが良い物であれば、嫌でも認めてしまう。だから、またその次に変化した時も愛してくれる。それが積み重なって、どんどん信頼へと繋がっていくんだ。そしていつか"このバンドはどう変化してもカッコいいんだ"ってなる。それって表面上ではなく、その人の本質が好きになったって事だと思うんだよね。だから、俺が言うのもなんだけど"L'Arc〜en〜Cielのアルバムは、次も絶対に買うよ"って言ってくれる人は、多分、信頼してくれてると思うんだ」と述べている。

◎ 音楽ルーツ・音楽的嗜好
主に1970年代後半から1980年代に隆盛だったニューウェイヴやニューロマンティック、シンセポップ、HR/HM、ハードコア、他には1990年代以降のオルタナティヴ・ロックやオルタナティヴ・メタルを好んで聴いている。 自身の音楽の原体験のひとつとして、小学生のころに出会ったオフコースやビリー・ジョエル。後年hydeは、当時について「この頃ぐらい音楽聴いたのは、僕はこの後無かった。それぐらい感性の礎を築いた重要な時期だった」と語っている。このジャンルによく該当されるアーティストでは、デペッシュ・モード、デュラン・デュラン、デッド・オア・アライヴ。ちなみにhydeは、自身が中学生の頃に隆盛を迎えたアーティストでは前述のバンド以外に、ビリー・アイドル。 中学の終わりごろからは、ジューダス・プリーストやマイケル・シェンカー・グループ、メタリカ、モトリー・クルーやミスフィッツ。また、hydeは2015年に、モトリー・クルーのベーシストであるニッキー・シックスが主導するプロジェクト、シックス:エイ:エムとVAMPS主催のライヴイベントで共演を果たしている。余談だが、hyde曰く、初めてギターで弾けるようになった曲は、モトリー・クルーの楽曲「ルックス・ザット・キル」だったという。 なお、hydeは上記のようなハードな音楽以外に、前述のデヴィッド・シルヴィアンの他、スティング、スティーナ・ノルデンスタム」と述べている。なお、hydeがソロ名義で初めて発表したアルバム『ROENTGEN』は、これらのアーティストからの影響が色濃く反映されている。余談だが、hydeは1998年に、L'Arc〜en〜Cielとして出演した音楽バラエティ番組『LOVE LOVE あいしてる』において、ジョージ・マイケルがボーカルを務めたポップ・デュオ、ワムの楽曲「ケアレス・ウィスパー」をカバーセッションしている。 また、hydeは他に、ザ・キュアーやザ・スミス、ポリス、フェアーグラウンド・アトラクション」と述べている。また、L'Arc〜en〜Cielの所属事務所の代表を務める大石征裕は、L'Arc〜en〜Cielと出会った頃を振り返り「(メンバー)4人ともザ・キュアーのようなUKロックをよく聞いていたと記憶しています」とリクエストされたことがあったという、ダイナソーJr.やビョーク、リンキン・パーク。 2000年代・2010年代に登場したアーティストでは、サーティー・セカンズ・トゥー・マーズやセルドウェラー、サイラー」といい、1980年代に日本で流行したビートロックに関して「好みではなかった」と2002年に受けた音楽雑誌『ROCKIN'ON JAPAN』のインタビューの中で明かしているやaikoの楽曲「カブトムシ」をカバーしたり、hydeからのオファーでCHARAと共演しデュエットを行っている、カヒミ・カリィの楽曲「ハミングがきこえる」をあげたことがある) 1. ティアーズ・フォー・フィアーズ / Shout
2. ビリー・アイドル / Rabel Yell
3. INXS / Suicide Blonde
4. フィクス / Reach The Beach
5. フィクス / One Thing Leads To Another
6. ネイキッド・アイズ / Always Something There To Remind Me - 2018 Remaster
7. デュラン・デュラン / Union Of The Snake - 2010 Remaster
8. ポリス / King Of Pain
9. ポリス / Synchronicity Ⅰ
10. ポリス / Synchronicity Ⅱ
11. カジャグーグー / Hang on Now
12. カジャグーグー / Too Shy - 2004 Remaster
13. デュラン・デュラン / The Reflex
14. U2 / New Year's Day - Remastered 2008
15. メン・アット・ワーク / Who Can It Be Now?
16. ユーリズミックス / Sweet Dreams (Are Made Of This) - Remastered
17. カルチャー・クラブ / Mystery Boy (Suntori Hot Whiskey Song) - Remastered 2003
18. デペッシュ・モード / Master and Servant
19. デペッシュ・モード / People Are People HYDE LIVE 2020-2021 ANTI WIRE BGM [SONGS FROM HIGH SCHOOL DAYS  (Spotify) 1. ラット / Lay It Down
2. マイケル・シェンカー・グループ / Into the Arena - 2009 Remaster
3. メタリカ / One
4. スザンヌ・ヴェガ / Tom's Diner
5. スザンヌ・ヴェガ / Luka
6. スティング / Russians
7. デヴィッド・シルヴィアン / Pulling Punches
8. デヴィッド・シルヴィアン / Red Guitar
9. ジューダス・プリースト / Electric Eye
10. ジューダス・プリースト / The Hellion
11. FLATBACKER / ハード・ブロウ
12. FLATBACKER / AFFECT A SMILE
13. ストームトゥルーパーズ・オブ・デス / March of the S.O.D.
14. ストームトゥルーパーズ・オブ・デス / Sargent "D" and the S.O.D.
15. モトリー・クルー / In The Beginning
16. モトリー・クルー / Shout At The Devil
17. モトリー・クルー / Too Young To Fall In Love
18. モトリー・クルー / Live Wire
19. メタリカ / Fight Fire With Fire - Remastered
20. スレイヤー / Angel Of Death

● ソロアーティストとしての活動


◎ アーティスト名義
L'Arc〜en〜Cielとして活動しているときはhydeという小文字表記を使っているが、その他の活動時はHYDEという大文字表記にすることが多い。 ただし、HYDE自身は表記の区別に一切こだわりを持っておらず、2012年に発表した自叙伝で「L'Arc〜en〜Cielでは小文字で、ソロは大文字みたいになってるけど、本人はこだわってないんだ。だって俺のサインは"hyde"だしね。なんか気がついたらそうなってたって所だけど、今でもどうでも良くて、デザイン次第で変えていいと思ってる」と綴っている。

◎ 2001年 - 2002年:『ROENTGEN』
2001年に、hydeの希望もあり、L'Arc〜en〜Cielのメンバーそれぞれがソロ活動を開始するようになった。そしてHYDEは、これまで自身がバンドで手掛けてきた楽曲の方向性とは異なる、<静>をテーマとした音楽活動をソロ名義で始めることにする。2001年10月17日に、自身が出演した「ユニクロ」のCMソングに使用された「evergreen」をソロ名義の1stCDシングルとして発売し、本格的に活動がスタートしている。HYDEはソロ活動を始めた経緯について「子どもが大きくなって自分の部屋が欲しくなったような感じで、自分ひとりで音楽を作ってみたいっていう欲求が出てきたから、制作には音楽プロデューサーチーム、ストック・エイトキン&ウォーターマンのイアン・カーノウとデイヴ・フォードの2名が共同編曲者として参加している。アルバム全編にわたって弦楽器や生楽器を効果的にフィーチャーした楽曲制作が行われており、アンビエント色の強いムーディな世界観で仕上げられている。こういった背景から、この作品は自身初となるコンセプト・アルバムとして発表されることになった。このようにバンドの頃に志向していた音楽性とは異なる方向で制作が進められたのは、HYDEが学生時代からL'Arc〜en〜Ciel活動初期の頃に好んで聴いていたデヴィッド・シルヴィアン」「バンドの方は例えば"夏に出すシングルだからこういう曲がいい"って作ったりするんですけど、今回はアルバムっていう目標を持って作ってる時点で僕からすると明らかに違う作り方だった、発売年の2002年にはほとんどライヴを行っていなかった。ただ、2002年4月4日に、グローリアチャペル品川教会の礼拝堂において「HYDE ACOUSTIC LIVE」と題したコンサートを開催している。このコンサートには富樫春生(ピアノ)と徳澤青弦(チェロ)がサポートとして参加しており、3人編成のアコースティック・スタイルで公演が行われている。なお、この公演はラジオ番組と連動したプロモーション企画的なものであり」と捉えているという。 <動>に方針を切り替えた後、HYDEはKen(L'Arc〜en〜Ciel)が在籍するロックバンド、SONS OF ALL PUSSYSが2003年4月27日から同年5月15日にかけて主宰したライヴツアー「BUBBLE FESTiVAL」に参加。このツアーでは、同年6月4日にリリースされる4thCDシングル「HELLO」を含めた、メロディアスなハード・ロックを意識し制作された未発表楽曲を初披露して各地をまわっている。そして同年11月6日には、映画『スカイハイ 劇場版』の主題歌に使用された5thCDシングル「HORIZON」を、同年12月3日には2ndアルバム『666』を発表した。アルバム制作には、ロックバンド、Oblivion DustのギタリストであるK.A.Zが共同プロデューサー兼ギターアドバイザーとして招聘されている。そしてHYDEは、この作品で初めて本格的にギタリストとしてレコーディングを行っており、前作で見せた音楽性から一転し、ヘヴィなリフを多用したハードな路線に舵を切っている。また、HYDE曰く、シンプルなフォーマットのバンドでライヴ演奏することを踏まえて楽曲制作を行っていたこともあり、この作品では一度録音した音の上に更に音を重ねるダビング作業を極力避けていたという。 この頃に開催したライヴは、HYDEがボーカルとギターを担当し、サポートメンバーとしてベーシストのHIROKI(ex.media youth、ex.KILLERS)と、ドラマーのFURUTON(ex.SPACE COWBOY、ex.Oblivion Dust、ex.BUG)の2名を招き、スリーピースバンドのスタイルで行われていた。なお、HYDEがライヴ全編を通してギターを担当することはL'Arc〜en〜Ciel結成以降初のことで、HYDEはライヴ終了後に受けたインタビューで「ギターを弾くので手一杯だった。多分凄い下手くそだったと思うんですけど、最初って。でもなんかすごい懐かしい感じがしましたね、高校生みたいな。また、翌2004年にはソロ名義で初のライヴツアー「2004 FIRST TOUR 666」を国内11都市で全21公演開催。同年3月14日に行われた前記ツアーのZepp Sendai公演では、L'Arc〜en〜Cielの元ドラマーであるsakuraをゲストドラマーとして招き、L'Arc〜en〜Cielの楽曲「I'm so happy」を披露している。なお、このライヴツアーでは、前作『ROENTGEN』の収録曲のバンドアレンジバージョンの他、ビートルズの楽曲「ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズ」や、ニルヴァーナの楽曲「スメルズ・ライク・ティーン・スピリット」のカバーも披露されている。

◎ 2005年 - 2006年:『FAITH』
2004年5月からは本格的に活動を再開したL'Arc〜en〜Cielのツアーが始まり、以後1年間ほどバンド活動が続いたため、表立ったソロ活動は休止していた。L'Arc〜en〜Cielとしての活動が中心となっていた中、2005年8月31日に歌手の中島美嘉へ自身初の楽曲提供を行っている。提供した楽曲「GLAMOROUS SKY」(作詞:矢沢あい)は映画『NANA』の主題歌に使用され、映画の大ヒットとともに大きな話題を呼ぶことになる。余談だが、HYDEは同年8月26日に放送されたテレビ朝日系音楽番組『ミュージックステーション』に中島美嘉のバックバンドメンバーの一人として出演しており、これがギタリストとして初の番組出演となった。 ソロワークスは、2005年10月5日に、映画『ステルス』の日本語版主題歌に使用された「COUNTDOWN」を6thCDシングルとして発表したことを皮切りに再開された。このシングルの制作では、前作『666』で共同プロデューサーを務めたK.A.Z(Oblivion Dust)と引き続き共同で楽曲制作を行っているが、この作品からはギタリストとしてもK.A.Zがレコーディングに参加するようになっている。 また、2005年10月29日から10月31日にかけて自身主宰によるハロウィンイベント「HALLOWEEN OF THE LIVING DEAD」を開催。このイベントには、主宰者であるHYDEの他にMONORAL、UVERworld、OLIVIA、HIGH and MIGHTY COLOR、中島美嘉、yasu(Acid Black Cherry、ex.Janne Da Arc)が出演している。なお、ハロウィンイベントは2008年に自身が結成したロックユニット、VAMPSの活動で引き継がれており、2017年までVAMPS主宰で毎年行われていた。 2006年2月22日には、約4ヶ月ぶりに7thCDシングル「SEASON'S CALL」がリリースされている。なお、このシングルまでにHYDEがソロ名義でリリースしたカバー音源以外の楽曲は、全てHYDEが作詞・作曲を行っていたが、今回初めて共同プロデューサー兼サポートギタリストのK.A.Zが作曲を担当している。そして同年4月26日に発表された3rdアルバム『FAITH』では、収録曲の半数の作曲をK.A.Zが手掛けることとなり、楽曲制作の体制が大きく変わっている。このような制作スタイルは、のちに結成するロックユニット、VAMPSの原型となっている。HYDEは、VAMPS結成直後に受けたインタビューで「いろいろなタイミング、要素が重なっているんですけど、実は前回のアルバム(アルバム『FAITH』)から、今やっているようなスタイルは出来上がっていたんですよ。ただ、今後もこれまでと同じように“HYDE”っていう名前でやるのは無理があった」と結成の経緯を語っている。 また、アルバム『FAITH』は、L'Arc〜en〜Cielとして2005年に発表したアルバム『AWAKE』の世界観を引き継ぎ、反戦・平和といったテーマに加え、自身の宗教観を盛り込んだ作品に仕上げられている。なお、アルバムレコーディングはほぼ全ての作業がアメリカで行われており、HYDEが好んで聴いていたザ・ミッション、ザ・カルトに在籍していたクレイグ・アダムスとスコット・ギャレットに加え、ナイン・インチ・ネイルズのツアーサポートをしていたダニー・ローナーが参加している他、エンジニアも現地で選定されている」というオファーを受け、globeのトリビュートに参加。他にもD'ERLANGERのトリビュート・アルバムや、MIYAVIのアルバムにゲストボーカルとして参加している。 2014年以降は、毎年冬季に北海道・富良野でディナーショー形式のコンサート「黒ミサ」をHYDE名義で定期開催している。このコンサートでは、ソロ名義で発表した楽曲の他、自身が在籍するL'Arc〜en〜CielあるいはVAMPSの楽曲、他アーティストのカバーをアコースティック・アレンジを施したうえで披露している。ちなみに2017年には、毎年恒例の富良野公演に加え、幕張メッセ 国際展示場4〜6ホールにおいて「HYDE Christmas Concert 2017 -黒ミサ TOKYO-」を開催。2018年には上海、北京、香港、クアラルンプール、台北の日本国外5都市にてコンサートツアー「HYDE ACOUSTIC CONCERT TOUR 2018 -黑ミサ ASIA-」が開催されている。

◎ 2018年 - 2019年:『ANTI』
VAMPSとしての活動を約10年間ほど続けた2017年12月1日、VAMPSを一時活動休止することが発表された。そして2018年3月には、同年6月からソロ名義のライヴツアー「HYDE LIVE 2018」を開催することを発表。再びライヴ活動を中心とした<動>のアプローチで、本格的なソロ活動を展開し始める。なお、このツアーのサポートメンバーには、新たにPay money To my PainのPABLO(ギター)、MONORALのAli(ベース)、山縣亮(ドラムス)、かどしゅんたろう(ドラムス)、堀向彦輝(キーボード)らが流動的に参加しており、5人体制のバンドスタイルで日本7都市をまわっている。 2018年3月には、中島美嘉へ2度目の楽曲提供を行っている。中島とHYDEのタッグは2005年に発表された楽曲「GLAMOROUS SKY」以来約13年ぶりのことであり、提供曲「KISS OF DEATH」は、テレビアニメ『ダーリン・イン・ザ・フランキス』のオープニングテーマに使用されることとなった。 そして2018年6月27日には、ソロ単独名義として約12年ぶりとなる8thCDシングル「WHO'S GONNA SAVE US」をリリース。そして上記ツアーと並行して、9thCDシングル「AFTER LIGHT」と10thCDシングル「FAKE DIVINE」を発表している。なお、前記3作のシングルは、フィジカルの発売に先駆けてダウンロード・ストリーミング配信が行われている。ちなみに、2018年以降に発表される新譜は、リスナーのリスニング環境を鑑みてか、翌年に発売するアルバムを含め、基本的に配信リリースを先行させている。また、同年8月には、前記のライヴツアーの東京公演にサポートアクトとして参加していたアメリカのロックバンド、スターセットとコラボレーションした楽曲「Monster feat.HYDE」を発表。同年10月にはYOSHIKI(X JAPAN)からのオファーを受け、テレビアニメ『進撃の巨人 Season3』のオープニングテーマに使用された楽曲「Red Swan」にボーカルとして参加している。ちなみに「Red Swan」は、2018年12月31日に放送された『第69回NHK紅白歌合戦』において、"YOSHIKI feat.HYDE"として披露されている。 なお、2018年から再開した活動では、VAMPSの頃から引き続き、ユニバーサルミュージック内のレーベル、Virgin Musicと契約している他、アメリカの大手マネジメントである10th Street Entertainment、そして世界最大のイベントプロモーターのひとつである「ライヴ・ネイション」と提携している。こういった背景もあり、2018年以降は海外のプロデューサーを招いた楽曲制作や、「ウェルカム・トゥ・ロックビル」などの海外フェスへの出演、海外ツアーの開催が頻繁に行われるようになっている。また、2018年には「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2018」「音楽と髭達2018」「氣志團万博2018」「ポルノ超特急2018」といった国内で開催されたロック・フェスティバルにも多数出演している。なお、2019年以降も日本国内のフェスに頻繁に出ており、これまでに「SUMMER SONIC」や「VIVA LA ROCK」「MONSTER baSH」「METROPOLITAN ROCK FESTIVAL」「ARABAKI ROCK FEST.」「男鹿ナマハゲロックフェスティバル」などに出演している。 2019年1月には、毎年冬季に北海道・富良野で行っていたディナーショー形式のコンサート「黒ミサ」を幕張メッセ イベントホールで開催。また、自身の誕生日となる同年1月29日には、地元の和歌山県にある和歌山ビッグホエールにてアコースティックコンサート「HYDE ACOUSTIC CONCERT 2019 黒ミサ BIRTHDAY WAKAYAMA」を開催している。そしてHYDEは、同年1月30日に行われた同コンサートの最終公演において、「和歌山市ふるさと観光大使」に就任することを公表しているをそれぞれ11thCDシングル、12thCDシングルとして発表している。そして同年5月3日には、アメリカ13都市で行われるライヴツアー「HYDE LIVE 2019 US」に先立ち、ソロ単独名義として約13年ぶりとなる4thアルバム『anti』の全曲先行配信を開始。配信開始から約1ヶ月後の同年6月19日には、アルバム『ANTI』のフィジカルが発売された。なお、同年5月13日付のオリコン週間デジタルアルバムチャートならびにBillboard JAPAN Download Albumsにおいて、ソロ名義で初の週間首位を獲得している。 アルバム『ANTI』のレコーディングでは、日本国外でツアーやイベント出演を控えていることを踏まえ、アメリカのフィルターを一度通す試みで、ドリュー・フルクやニコラス・ファーロンといった海外のプロデューサーや、マット・ブランディベリー(フロム・アッシュズ・トゥ・ニュー)をゲストに迎え、コライト体制で楽曲制作が行われている。また、ライヴサポートを務めるPABLO(Pay money To my Pain)や堀向彦輝の他、Sho(MY FIRST STORY)も制作に参加しており、オルタナティヴ・メタルやメタルコア寄りの楽曲がアルバムに集められることになった。なお、このアルバムでコライトを増やしたのは、HYDE曰く、VAMPSとして2016年にリヒャルト・Z・クルスペ(ラムシュタイン)と楽曲「RISE OR DIE」を共作したときに、自分と異なる制作手法に触れ、今まで抱いていた固定観念が崩れたことが一つのきっかけだったという。アメリカツアーおよび日本国内ツアー、さらにスターセットのライヴへのサポートアクト出演、ブリング・ミー・ザ・ホライズンの来日公演へのゲストアクト出演を経て、2019年12月に幕張メッセ 国際展示場4〜6ホールでライヴ「HYDE LIVE 2019 ANTI FINAL」を開催。なお、このライヴは、フロアでダイブやサークルモッシュが起こる盛り上がりとなり、『ANTI』プロジェクトのひとつの集大成に位置付けられる公演となった。ちなみにこの公演の模様は、ライヴビデオ『HYDE LIVE 2019 ANTI FINAL』に収録されている。

◎ 2020年 - 2021年:「BELIEVING IN MYSELF」、<動>から<静>への原点回帰
2020年1月には、新曲「BELIEVING IN MYSELF」の完成を発表。この曲は、東京都区部で開催されるマラソン大会「東京マラソン」のレースディレクターとの対談をきっかけに制作されたもので、同年の大会イメージソングに使用されることとなり、同年3月18日発売の13thCDシングル「BELIEVING IN MYSELF/INTERPLAY」に収められることとなった。そして、HYDEは2020年1月から同年3月にかけて、L'Arc〜en〜Cielとしてライヴツアー「ARENA TOUR MMXX」を開催。このツアーの後に、ソロ単独名義でライヴハウスをまわるツアーなどが計画されていたが、同年1月末に日本国内で初感染が確認された新型コロナウイルスの蔓延の煽りを受け、バンド及びソロ名義で計画されていたツアーが中止の憂き目を見ることとなり、大幅な活動予定の変更を余儀なくされた。表立った音楽活動が止まる中で、HYDEは同年5月にチャリティーグッズを販売することを発表。グッズ収益を緊急支援募金として寄付することも合わせて告知された。 前述のコロナ蔓延により行動規制が敷かれる中、激しいライヴが思ったようにできない状況を逆手に取り、2020年9月に着席型のアコースティックコンサートツアー「HYDE LIVE 2020 Jekyll & Hyde」を敢行。このツアーでは動画配信サービス、SHOWROOMを活用した自身初となるライヴ有料配信が実施された。2020年12月からは、再びアルバムタイトル『ANTI』を冠したアコースティックコンサートツアー「HYDE LIVE 2020-2021 ANTI WIRE」を開催。このツアーでは、アコースティックコンサートと銘打ちながら、重低音感を失わないようなロックサウンドと両立させた音作りが為されている。ちなみにHYDEは、このツアーの位置付けについて「「HYDE LIVE 2019 ANTI FINAL」の延長線」と突如発表する。この発表の経緯について、HYDEは公演後に受けたインタビューで、当時の日本のコロナ対応の状況を踏まえ「だったら2年後にやりたいと思っていたことを今やろうと気持ちを切り替えた。また、2021年7月31日・8月1日には京都・平安神宮の特設ステージで、オーケストラコンサート「20th Orchestra Concert 2021 HYDE HEIANJINGU」を開催。この公演で披露された楽曲の多くは、篳篥や龍笛、笙、羯鼓、大太鼓、鉦鼓、楽筝、楽琵琶の音色を使い、雅楽のテイストでリアレンジされている。また、この公演には、天理大学雅楽部の総監督である佐藤浩司と同部員の他、石笛奏者の横澤和也や能楽師の茂山逸平がゲストとして出演している。さらに、ステージは日本の重要文化財に指定されている大極殿をバックに設けられており、左右に聳える白虎楼と蒼龍楼も演出に合わせてライトアップされている。そしてこの公演では、プロジェクションマッピングも一つの見どころとなっており、「SMILING」を披露した際は屋根に雪が舞っては次第に積もっていく様を。ちなみにこの公演の模様は、2022年7月に発表されたライヴビデオボックス『HYDE 20th Anniversary ROENTGEN Concert 2021 Complete Box』に一部収録されている。

◎ 2022年 - 2024年:『HYDE[INSIDE]』:<静>から<動>への再転換
京都・平安神宮での公演を終えた後も、地元・和歌山と東京でオーケストラコンサートを開催し、<静>をテーマとした音源制作・コンサート活動が進められていた。そうした中で、HYDEは2022年4月に対バン形式のライヴツアー「HYDE LIVE 2022 RUMBLE FISH」を開催することを突如として発表する。 2023年1月には、前年に結成したロックバンド、THE LAST ROCKSTARSとして日本国内およびアメリカにて、全7公演から成るファーストツアーを開催。このツアーでは、コロナ禍で敷かれた規制を全て撤廃したうえでライヴが開催されることとなった。そして同年6月からは、ソロ名義でライヴツアー「HYDE LIVE 2023」を実施。Julian(MAKE MY DAY)が制作に参加した楽曲「TAKING THEM DOWN」と、EDMビートに妖しいメロディラインとメタリックなギターリフをのせた楽曲「6or9」の新曲2曲を披露しながら、日本6都市をまわり全18公演を開催している。なお、このツアーではツインギター構成に体制が変更されており、PABLOに加え、Julianもしくはザ・レゾナンス・プロジェクトのYas Nomura   2Blu-spec CD2+2Blu-ray   KSCL-3360~3364  

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◎ シングル

○ フィジカルシングル

  発売日 タイトル 規格 規格品番 最高順位 収録アルバム
    1st     2001年10月17日   evergreen   8 cmCD   KSDL-1223    
1位
   
ROENTGEN

  12cmCD   KSCL-411
    2nd     2001年12月12日   Angel's tale   8cmCD   KSDL-1224    
2位

  12cmCD   KSCL-424
    3rd     2002年2月27日   SHALLOW SLEEP   8cmCD   KSDL-1225    
2位

  12cmCD   KSCL-441
    4th   2003年6月4日   HELLO   12cmCD (CCCD)   KSCL-545    
1位
   
666

  2005年10月26日   12cmCD (CD-DA)   KSCL-957
    5th   2003年11月6日   HORIZON   12cmCD (CCCD)   KSCL-626    
6位

  2005年10月26日   12cmCD (CD-DA)   KSCL-961
  6th   2005年10月5日 COUNTDOWN   12cmCD   KSCL-888  
1位
   
FAITH

    7th     2006年2月22日   SEASON'S CALL   12cmCD+DVD   KSCL-942〜943    
1位

  12cmCD   KSCL-944
    8th   2018年6月20日  WHO'S GONNA SAVE US    デジタル・ダウンロード    
6位
   
ANTI

    2018年6月27日   12cmCD+コンセプトブック   UICV-9286
  12cmCD   UICV-5073
    9th   2018年6月29日   AFTER LIGHT     デジタル・ダウンロード    
11位

    2018年8月1日   12cmCD+コンセプトブック   UICV-9288
  12cmCD   UICV-5074
    10th   2018年10月2日   FAKE DIVINE     デジタル・ダウンロード    
7位

    2018年10月24日   12cmCD+コンセプトブック   UICV-9294
  12cmCD+DVD   UICV-9295
  12cmCD   UICV-5077
    11th     2019年2月6日   ZIPANG     デジタル・ダウンロード    
7位

  12cmCD+コンセプトブック   UICV-9298
  12cmCD+DVD   UICV-9299
  12cmCD   UICV-5078
    12th   2019年3月6日   MAD QUALIA     デジタル・ダウンロード    
8位

    2019年3月20日   12cmCD+コンセプトブック   UICV-9304
  12cmCD+DVD   UICV-9305
  12cmCD+DVD   UICV-9306
  12cmCD   UICV-5079
    13th   2020年2月26日   BELIEVING IN MYSELF/INTERPLAY     デジタル・ダウンロード    
6位
   
-

    2020年3月18日   12cmCD+DVD   UICV-9321
  12cmCD   UICV-5083
    14th   2020年11月6日   LET IT OUT     デジタル・ダウンロード    
8位

    2020年11月25日   12cmCD+DVD   UICV-9329
  12cmCD   UICV-5085
    15th   2021年6月25日   NOSTALGIC     デジタル・ダウンロード    
5位

    2021年10月6日   12cmCD+DVD   UICV-9339
  12cmCD   UICV-5086
    16th     2021年11月24日   FINAL PIECE     デジタル・ダウンロード    
8位

  12cmCD+DVD   UICV-9341
  12cmCD   UICV-5088


○ デジタルシングル

  発売日 タイトル 規格
  1st   2020年10月16日 HALLOWEEN PARTY -プペルVer.-   デジタル・ダウンロード
  2nd   2020年12月25日 DEFEAT   デジタル・ダウンロード
  3rd   2021年4月9日 ON MY OWN   デジタル・ダウンロード
  4th   2022年10月21日 PANDORA   デジタル・ダウンロード
  5th   2023年6月6日 TAKING THEM DOWN   デジタル・ダウンロード
  6th   2023年9月6日 6or9   デジタル・ダウンロード

○ コラボレーションシングル

名義 発売日 タイトル 規格 規格品番
    MY FIRST STORY×HYDE     2024年6月5日   夢幻     デジタル・ダウンロード
  12cmCD+DVD   BVCL-1410〜1411
  12cmCD   BVCL-1412

○ 映像作品

※ ミュージック・ビデオ集

発売日 タイトル 規格 販売生産番号
  2004年11月3日 ROENTGEN STORIES   DVD   KSBL-5787

※ ライヴビデオ

  発売日 タイトル 規格 販売生産番号
    1st   2006年11月8日   FAITH LIVE   2DVD   KSBL-5824/5
  2007年6月20日   Blu-ray   KSXL-1
    2nd     2020年1月29日   HYDE ACOUSTIC CONCERT 2019
黑ミサ BIRTHDAY -WAKAYAMA-   DVD   UIBV-10129
  2Blu-ray+2CD+BOOKLET   UIXV-90129
  Blu-ray   UIXV-10129
    3rd     2020年7月29日   HYDE LIVE 2019
ANTI FINAL   DVD   UIBV-10057
  2Blu-ray   UIXV-90024/5
  Blu-ray   UIXV-10020
    4th     2021年5月26日   HYDE LIVE 2020-2021
ANTI WIRE   DVD   UIBV-10058
  2Blu-ray   UIXV-90026/7
  Blu-ray   UIXV-10021
    5th     2022年7月27日 HYDE 20th Anniversary
ROENTGEN Concert 2021
Complete Box   2Blu-ray+2CD   UIXV-9002
  HYDE 20th Anniversary
ROENTGEN Concert 2021   2Blu-ray   UIXV-10022/3
  2DVD   UIBV-10059/60
    6th     2024年6月12日   HYDE LIVE 2023   DVD   UIBV-10061
  Blu-ray+VR goggles(HOMID PRIME)+視聴カード   D2XE-1073
  Blu-ray+VR glasses(HOMID MINI)+視聴カード   D2XE-1074
  Blu-ray   UIXV-10024

○ ゲーム

発売日 タイトル 対応機種 開発会社 / 運営会社
  2021年7月15日 HYDE RUN   iOS/Android   Grounding Inc. / Phoenixx, Inc.

○ 参加・プロデュース作品

  発売日 タイトル アーティスト 内容 規格 規格品番
  アルバム   1992年2月21日   殺意   Gilles de Rais   収録曲「SUICIDE」「殺意」の2曲に当時のL'Arc〜en〜Cielのメンバーtetsuya、hiro、peroと共にコーラス参加   CD   EXC-007
  アルバム   2003年12月3日   Crescent   Gackt   収録曲「オレンジの太陽」の作詞・作曲を共作し、デュエット   CD   CRCP-40046
  アルバム   2004年4月23日   OUR LAST DAY CASSHERN OFFICIAL ALBUM   Various Artists   自身の楽曲「MASQUERADE」を収録   CD   TOCT-25301〜2
  シングル   2005年8月31日   GLAMOROUS SKY   NANA starring MIKA NAKASHIMA   表題曲「GLAMOROUS SKY」の作曲・編曲を担当   CD   AICL-1650
  シングル   2012年10月17日
2013年10月16日   HALLOWEEN PARTY   HALLOWEEN JUNKY ORCHESTRA   HYDEを中心に結成されたバンドによるハロウィンソング   CD+DVD   XNVP-00032/B
XNVP-00033/B
  アルバム  2013年9月4日  DEAD END Tribute -SONG OF LUNATICS-  Various Artists  DEAD ENDの楽曲「Embryo Burning」をカバー   CD   AVCD-38651
  アルバム  2015年12月16日  globe20th -SPECIAL COVER BEST-  Various Artists  globeの楽曲「DEPARTURES」をカバー  CD   AVCG-70111~2
AVCG-70113
  アルバム  2016年2月24日  MIKA NAKASHIMA TRIBUTE  Various Artists  中島美嘉に提供した楽曲「GLAMOROUS SKY」を英語でカバー(
楽曲タイトルは「GLAMOROUS SKY [ENGLISH VER.」)  CD   AICL-3064~5
AICL-3066
  アルバム  2017年9月13日  D'ERLANGER TRIBUTE ALBUM〜Stairway to Heaven〜  Various Artists  D'ERLANGERの楽曲「LA VIE EN ROSE」をカバー  CD   WPCL-12767
  アルバム  2017年11月8日  SAMURAI SESSIONS vol.2  MIYAVI  収録曲「All My Life」に参加  CD+DVD
CD   TYCT-69120
TYCT-60108
  シングル   2018年3月7日   KISS OF DEATH (Produced by HYDE)   中島美嘉   表題曲「KISS OF DEATH」の作詞・作曲・プロデュース及び、収録曲「GLAMOROUS SKY (Re:Present 2018)」の作曲・プロデュースを担当   CD+DVD
CD   AICL-3494~5
AICL-3492〜3
AICL-3496
  アルバム   2018年8月10日   Vessels (Japan Version)   Starset  収録曲「Monster feat. HYDE」に参加   デジタル・ダウンロード   -
  シングル   2018年10月3日   Red Swan   YOSHIKI feat.HYDE  表題曲「Red Swan」に参加   CD   PCCA-70532
PCCA-70533
  アルバム   2018年10月3日   音量を上げて聴けタコ 〜音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ オリジナルコンピレーションアルバム〜   Various Artists  収録曲「人類滅亡の歓び」の作曲を担当   CD+DVD
CD   KSCL-3110~1
KSCL-3112
  シングル   2020年10月8日
2021年3月31日   BREAKING DAWN (Japanese Ver.) Produced by HYDE   ジェジュン  表題曲「BREAKING DAWN (Japanese Ver.)」の作詞・作曲・プロデュース   デジタル・ダウンロード
CD+DVD
CD   JJKD-56~57
JJKD-58~59
JJKD-60
JJKD-61

○ 書籍

種別 発売日 タイトル ISBN 発行
  ライヴ写真集   2003年11月   HYDE 666 ROCK ROCK ROCK   ISBN 978-4-78-972120-2   ソニー・マガジンズ
  バンドスコア   2004年3月12日   OFFICIAL BAND SCORE「666」   ISBN 978-4-78-972206-3   ソニー・マガジンズ
  ライヴ写真集   2006年11月8日   HYDE FAITH 3rd SOLO PROJECT PHOTOGRAPHS   ISBN 978-4-83-561641-4   ぴあ
  バンドスコア   2007年3月31日   OFFICIAL BAND SCORE「FAITH」   ISBN 978-4-83-561660-5   ソニー・マガジンズ

「Hyde」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(https://ja.wikipedia.org/
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