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椎名林檎


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椎名 林檎(しいな りんご、1978年11月25日 -)は、日本のシンガーソングライター。有限会社黒猫堂所属。レコードレーベルはEMI Records。2004年からはロックバンド・東京事変のボーカリストとしても活動している。 2009年、平成20年度芸術選奨新人賞(大衆芸能部門)受賞。2017年12月、東京オリンピックの『4式典総合プランニングチーム』に選出。 アメリカ最大の音楽レビューサイト「Rate Your Music」では、J-Rockジャンルにて最高評価を得ている。 2000年に弥吉淳二と結婚。一男をもうけ、2002年に離婚した。児玉との間に二児を儲けた。2024年現在、3人の子を持つ母である。 兄はシンガーソングライターの椎名純平。伯父はイラストレーター、ブックデザイナーの辰巳四郎。またその娘であるイラストレーターの藤森玲子とは従姉妹にあたる。

● 略歴


◎ デビューまで
1978年、埼玉県浦和市(現・さいたま市浦和区)生まれ。先天性食道閉鎖症を抱えて生まれたため、生後すぐに新宿区の慶應義塾大学病院へ搬送され、2日間にわたる大手術を受ける。外資系石油会社に勤める父親の転勤により2歳のとき静岡県清水市(現・静岡市清水区)に移住し、約10年間過ごす。4歳のときに祖母に頼んでピアノを始める。高校中退後のフリーター時代までの約7年間を福岡で過ごす。 福岡市立百道中学校 在学中に、友人とバンドを結成して学園祭などで何度か演奏するも解散。体育祭では女子の応援団長を務めていた。女優の山口紗弥加は中学の1学年下の後輩。福岡県立筑前高等学校 に進学すると軽音楽部に入部、いくつものバンドをかけ持ちしてさまざまな楽器を担当する。軽音部のバンドはコピー・バンドが多かったため、洋楽・邦楽問わずコピーばかりを演奏していたが、次第に自分で曲を作るようになる。そして学内だけでなく学外の友人ともバンドを組むようになり、ライブハウスでも演奏するようになる。 1994年、高校1年生のときに第19回ホリプロタレントスカウトキャラバン 放課後の決選〜カラオケ・バトルロイヤルに出場。 1995年、高校2年生のときに『Marvelous Marble(マーベラス・マーブル)』というバンドで「第9回 TEENS' MUSIC FESTIVAL」に出場。福岡地区で1位となり全国大会に進出、奨励賞を受賞する。このときのティーンズ大賞・文部大臣奨励賞(グランプリ)はaiko。同年秋、RKBラジオの家村裕之ディレクターの推薦で長崎歌謡祭に出場し、ファイナリストとなっている。高校では学級委員を務め、成績も優秀だったが。ピザ屋や警備員などのバイトをしながらデモテープを作る日々を送る。 1996年、フリーター生活をしながら。地方予選の段階でいくつかのレーベルから声がかかり、その中から東芝EMI(現・ユニバーサルミュージック)を選んで契約する。また、この大会で同じく優秀賞を受賞したaikoやグランプリを受賞した谷口崇とは音楽活動やプライベートを通じて交流するようになる。 1997年の1月から3月までの間、知人の伝手を頼りイギリスで3か月間ホームステイするが、その時にEMI本部のスタッフと衝突。これを機に思い悩んだ末、日本でのデビューを決意して帰国する。

◎ 1998 - 2003年:デビューからソロ活動休止まで

・ 1998年
 ・5月27日、東芝EMI(当時)からシングル『幸福論』でデビュー。
 ・9月9日、セカンド・シングル『歌舞伎町の女王』を発売。渋谷系をもじった新宿系を名乗り、話題となる。
 ・10月7日、広末涼子のシングル『ジーンズ』収録のカップリング曲として「プライベイト」を提供。
・ 1999年
 ・1月20日、サード・シングル『ここでキスして。』を発売。
 ・1月27日、ともさかりえのシングル『カプチーノ』に表題曲「カプチーノ」、カップリング曲「木蓮のクリーム」を提供。
 ・2月24日、ファースト・アルバム『無罪モラトリアム』をリリース。先行シングル『ここでキスして。』のヒットを受けてミリオンヒットを記録する。
 ・4月より、初のライブツアー「先攻エクスタシー」が福岡公演を皮切りに全国6都市で行われた。また、仙台公演は体調不良のために順延となった。
 ・6月、それまで出演していたCROSS FMの最後の公開放送を北九州スタジオで行う。
 ・8月、「RISING SUN ROCK FESTIVAL 1999 in EZO」に出演。
 ・10月7日、東芝EMIのコンベンション・ライブ「MUSIC TALKS」にて、「東芝EMIガールズ」として宇多田ヒカルとともにカーペンターズの「I Won't Last a Day Without You」を披露。
 ・3月31日、セカンド・アルバム『勝訴ストリップ』を発売。オリコンで230万枚を超える大ヒットを記録し、このアルバムで日本ゴールドディスク大賞ロック・アルバム・オブ・ザ・イヤー、第42回日本レコード大賞 ベストアルバム賞 を受賞する。
 ・4月17日より、2度目のライブツアー「下剋上エクスタシー」を開催。栃木県総合文化センターを皮切りに、全国14都市を回った。
 ・6月21日、ともさかりえのシングル『少女ロボット』に表題曲「少女ロボット」を含む全3曲を提供。
 ・6月から7月まで、ガールズバンド・発育ステータスを結成してシークレット・ライブハウスツアー「御起立ジャポン」を行った。
 ・7月30日、福岡県飯塚嘉穂劇場にて一夜限りのライブ「(稀)実演キューシュー 座禅エクスタシー」を開催。この時実施されたインターネットライブ中継で、瞬間同時アクセス数が当時の日本新記録となる17,300ストリームを記録した。
 ・11月、ギタリストの弥吉淳二と極秘入籍。
・ 2001年
 ・1月29日、自身のオフィシャルサイトで弥吉淳二との結婚と妊娠を発表。以降、出産のために一時活動を休止。
 ・7月、男児を出産。
・ 2002年
 ・1月、弥吉淳二と離婚。9月27日には追加公演として初の日本武道館公演を行う。また夏の間にトレードマークだった左の口元のほくろを手術によって除去。
・12月、公式ファンクラブ「林檎班」の会員限定イベント「第1回林檎班大会 アダルト・オンリー」にて、久々にソロでのライブを行う。
◇ 2006年
・11月11日、椎名林檎名義としては3年ぶりのリリースとなるSOIL&"PIMP"SESSIONSとの共演作品「カリソメ乙女(DEATH JAZZ ver.)」を配信限定で発売し、ソロとして本格復帰を果たす。この楽曲はフォトグラファー蜷川実花初の監督作品であり、椎名が初の音楽監督を務める翌2007年公開の映画『さくらん』の主題歌で、劇中には様々なバージョンの楽曲が挿入歌として使用されている。
◇ 2007年
・1月17日、椎名林檎×斎藤ネコ+椎名純平名義でシングル『この世の限り』を発売。この楽曲は映画『さくらん』のエンディング・テーマに起用された。
・2月21日、椎名林檎としては4年ぶりとなるアルバム『平成風俗』を斎藤ネコとの共同名義で発売。
・2月23日、フジテレビ系の音楽番組「僕らの音楽」に出演、ゲストとして招いたシアトル・マリナーズ所属(当時)のメジャーリーガー・イチローと対談を行った。

◎ 2008年 - 2012年:デビュー10周年から東京事変解散まで

◇ 2008年
・2月15日、映画『さくらん』で「第31回日本アカデミー賞」の音楽賞にノミネートされ、優秀音楽賞を受賞。
・3月、香港国際映画祭が主催するイベント「アジアン・フィルム・アワード」に作曲賞でノミネートされる。
・5月27日、デビュー10周年企画が始動。同日に10周年特別サイト「椎名林檎10周年記念特設サイト ringo10th.com」を開設する。
・7月2日、デビュー10周年企画の第1弾として、10周年記念コンピレーション・アルバム『私と放電』と10周年記念ビデオクリップ集『私の発電』を2作同時に発売。
・8月中旬、北海道で開催された「RISING SUN ROCK FESTIVAL 2008 in EZO」に出演。15日は東京事変名義で、16日には椎名林檎名義で出演した。
・9月3日リリースのTOKIOのシングル『雨傘/あきれるくらい 僕らは願おう』に表題曲のひとつ「雨傘」とカップリング曲の「渦中の男」の2曲を提供。
・9月17日、デビュー10周年企画の第2弾として、2000年に行われたライブを収録したDVD『座禅エクスタシー』を発売。
・11月25日、デビュー10周年企画の第3弾として、CD-BOX『MoRA』とDVD-BOX『MoRA』(高音質音声トラック)を同時発売。その他『無罪モラトリアム』と『勝訴ストリップ』のアナログ盤を初回生産限定で同時発売。
・11月28日から30日までの3日間、デビュー10周年を記念したソロライブ「椎名林檎 (生)林檎博'08 〜10周年記念祭〜」をさいたまスーパーアリーナで開催。
◇ 2009年
・3月6日、芸術選奨文部科学大臣新人賞の大衆芸能部門に選ばれる。
・5月27日、純粋なソロ名義としては約5年半ぶりのシングル『ありあまる富』を発売。この楽曲はTBS系列のテレビドラマ『スマイル』の制作スタッフからの依頼と要望を受け、ドラマのために書き下ろされたもので、ソロ名義での連続ドラマのタイアップはこれが初である。
・6月24日、約6年4ヶ月ぶりに4作目のオリジナル・アルバム『三文ゴシップ』を発売。オリコンアルバムチャート初登場1位を獲得。このアルバム収録の「二人ぼっち時間」は、6月放送の『みんなのうた』で放送された。
・11月、江崎グリコの「ウォータリングキスミント」のイメージキャラクターに選ばれ、11月17日からは本人出演のCMの放送も開始された。椎名がCM出演するのはこれが初である。CMソングには東京事変の楽曲が採用され、それぞれ採用順に「能動的三分間」・「勝ち戦」・「ドーパミント!」・「空が鳴っている」が起用された。特に、第1弾CM内でムーンウォークを披露したシーンは大きな話題を呼び、のちに「能動的三分間」をシングル曲として発表した際、椎名本人がCM同様に同曲のミュージックビデオの映像中でムーンウォークを披露している。
◇ 2011年
・11月2日、ソロ名義では約2年半振りとなるシングル『カーネーション』を発売。この楽曲は同年10月から放送が開始されたNHK連続テレビ小説「カーネーション」の主題歌として依頼を受けて書き下ろされた。
・12月31日、第62回NHK紅白歌合戦に初出場。本番では東京事変のメンバーも出演し、「カーネーション」と東京事変のシングル『空が鳴っている/女の子は誰でも』からの楽曲「女の子は誰でも」を『カーネーション - 紅組なら誰でも』としてメドレーで披露した。
◇ 2012年
・1月11日、東京事変の解散を発表。本人による解散声明文には「事変は来(きた)る閏日(うるうび)解散致します」とあり、2012年2月14日より最後のツアー「東京事変 Live Tour 2012 Domestique Bon Voyage」を開催した後、ツアー最終日となる2月29日をもって解散した。
・5月16日、東京事変解散後、初となる楽曲「自由へ道連れ」を配信限定で発売。同曲はTBS系ドラマ『ATARU』の主題歌として書き下ろされた。
・8月8日に発売されたSMAPのアルバム『GIFT of SMAP』に楽曲「真夏の脱獄者」を提供。
・9月から10月にかけて東京芸術劇場のプレイハウスにて上演された野田秀樹の第17回公演NODA MAP『エッグ』で、野田の依頼により劇中の音楽を担当。また前月の8月31日には劇中で歌われた楽曲をアルバム『毒苺』(歌唱は深津絵里)としてリリース。

◎ 2013年 – 現在:デビュー15周年

◇ 2013年
・5月27日、デビュー15周年のこの日に13枚目のシングル『いろはにほへと/孤独のあかつき』と女優の真木よう子に楽曲提供したシングル『幸先坂』を同時発売。
・6月26日、SOIL&"PIMP"SESSIONSと椎名林檎名義によるシングル『殺し屋危機一髪』を発売。
・9月12日、「椎名林檎 15周年特設サイト」を開設。
・11月13日、コンピレーション・アルバム『浮き名』、ライブ・アルバム『蜜月抄』、Blu-ray Discボックス『LiVE』、ミュージック・ビデオ集『The Sexual Healing Total Care Course 120min.』を発売。
・11月18日から、オーチャードホールで5年ぶりとなる単独公演「椎名林檎 十五周年 党大会 平成二十五年神山町大会」を開催。この公演中、ファンに向けてこの年の初夏に女児を出産したことを会場で報告した。
・11月28日・29日、浜離宮朝日ホールで、8年ぶりとなるファンクラブ会員限定コンサート「椎名林檎 十五周年 班大会 平成二十五年浜離宮大会」を開催。
◇ 2014年
・2月13日から16日にかけて東京劇術劇場シアターイーストで上演された野田秀樹作の一人芝居『ガラスの国のティンカーベル』に劇中曲を提供。
・5月27日、初のセルフカバー・アルバム『逆輸入 〜港湾局〜』を発売。
・6月11日、14枚目のシングルとして『NIPPON』を発売。本楽曲は2014年度NHKサッカー中継のテーマソングとして書き下ろされた。
・11月5日、約5年半ぶりとなるオリジナル・アルバム『日出処』を発売。それに先駆けてアルバム収録曲「ありきたりな女」を10月1日に先行配信。
・11月29日から12月21日まで、アリーナツアー「林檎博'14 -年女の逆襲-」を開催。
・12月31日、第65回NHK紅白歌合戦に2度目の出場。
◇ 2015年
・2月25日、15枚目のシングル『至上の人生』を発売。日本テレビ系ドラマ『○○妻』の主題歌として書き下ろされた。
・5月13日、アニメ映画『百日紅 〜Miss HOKUSAI〜』の主題歌に採用された配信限定曲「最果てが見たい」を、映画の世界公開に合わせて全世界同時配信リリース。
・7月26日、「FUJI ROCK FESTIVAL '15」(GREEN STAGE)に出演。
・8月1日、「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2015」(GRASS STAGE)に出演。
・8月5日、両A面となる16枚目のシングル『長く短い祭/神様、仏様』を発売。
・8月16日、自身初の海外公演「椎名林檎 (生)林檎博'15 -垂涎三尺-」を台湾・台北南港展覧館にて開催。
・12月31日、第66回NHK紅白歌合戦に3度目の出場。
◇ 2016年
・1月25日、リオデジャネイロオリンピック閉会式・同パラリンピック閉会式における、2020年東京オリンピック・同パラリンピックへの「フラッグハンドオーバーセレモニー」検討メンバー(プランニング担当)に就任。
・2月28日、「SPACE SHOWER MUSIC AWARDS」で「BEST FEMALE ARTIST(もっとも優れた女性ソロアーティストに授与される賞)」を受賞。
・12月31日、第67回NHK紅白歌合戦に4度目の出場。
◇ 2017年
・『おとなの掟』を発売。ドラマ「カルテット」の主題歌として書き下ろした。大ヒットを記録し、2017年度にもっとも売れた配信シングルとなった。
・『目抜き通り』を発売。大型商業施設「GINZA SIX」のテーマソングとして、銀座の魅力を表現した新たなる銀座のテーマソング制作の依頼を受けて椎名林檎が書き下ろした。
・12月6日、セルフカバーアルバム第二弾、『逆輸入 ~航空局~』を発売。
・12月、2020年東京オリンピックの『4式典総合プランニングチーム』に選出される。
・5月27日、全曲のサブスクリプションサービス解禁。
・9月27日、10月1日にリニューアルされる「news zero」の新テーマソングとして書き下ろし新曲『獣ゆく細道』の起用が発表。zeroでの初OA時にゲストがエレファントカシマシの宮本浩次であることが明かされ、初OA直後の翌2日から配信限定でリリース&各種サブスクリプションサービスで解禁された。
・12月31日、第69回NHK紅白歌合戦に6度目の出場。
◇2019年
・5月27日、約4年半ぶりとなるオリジナル・アルバム『三毒史』を発売。それに先駆けてアルバム収録曲「鶏と蛇と豚」を4月23日、「駆け落ち者」を5月2日、「TOKYO」を5月17日 に先行配信。
・11月13日、自身初となるベスト・アルバム『ニュートンの林檎 〜初めてのベスト盤〜』を発売。アルバム内には新曲として「公然の秘密」(9月30日に先行配信)、宇多田ヒカルとの「浪漫と算盤 LDN ver.」(11月2日に先行配信)を収録している。

● 人物
埼玉生まれ、静岡・福岡育ち。血液型はO型。「椎名林檎」としてのプロフィール上は音楽活動を始めた福岡の出身となっている。生後まもなく先天性食道閉鎖症と診断されて手術を受けたが、この際に右の肩甲骨付近にメスを入れられた影響で左右のバランスが取れない障害が残り、のちに始めたピアノとクラシックバレエを途中で断念せざるを得ない原因になったという。 「椎名林檎」という芸名は高校生のとき、「ここでキスして。」「ギブス」「茜さす帰路照らされど…」「虚言症」などの作品を初めてJASRACへ著作者登録をする際に筆名が必要となり、あくまで一時的なつもりで使用したのが始まり。なぜ「林檎」と命名したかについては、自身のバンド活動もドラマーから始まったということもあってビートルズのドラマーだったリンゴ・スターの名前を借用したと語っている。もともとの由来は、子供のころはかなりの恥ずかしがり屋で、学校で先生に指されるとすぐほっぺたが真っ赤になってしまっていたから。 歌詞に旧仮名遣いや旧字体を使用することから読書家だと思われることも多いが実はそうでもなく、本人曰く「よく読んでいるのは辞書」とのこと。近年では音楽番組に出演した際に歌詞のテロップが縦書きのシネマフォントで表示されていることが多い。 デビューからしばらくの間標榜していた「新宿系」については、「取材などで常に『(ジャンルは)何系?』と聞かれるのが面倒くさいので口から出まかせを言った」 などと答え、またその定義についても「本当は意味などなかったが何か理由づけしないと相手に悪いと思って聞かれたことに対して一生懸命答えたのだろう」 と明かしている。 トレードマークだった左の口元のほくろについては、「小学校時代に女優の沢口靖子やマドンナのように口元にほくろのある女性に憧れてペンで書いていたら本物になった」という噂を本人が肯定しており、また2003年に手術で除去したもののその後ふたたび近い場所に新しいほくろが出来てしまったとも語っている。 デビュー当時からすでにシーナ・リンゴ名義で広末涼子やともさかりえに楽曲提供を行っている(別項参照)。 吉岡里帆のラジオにゲスト出演した際、「鶏と蛇と豚」のPVについて、「(制作した)児玉監督は主人」であると自ら明かした。さらに、「独自の視点で提案してくれる。半分はケンカするが、半分は凄い凄いと言ってるから離婚しないでいる」と語っている。

◎ 休業
2001年からの休業は一般的には産休だと思われていたが、実際は引退して家庭に入ろうとしていた。しかし契約やその他諸々の義務を果たすためにカバーアルバムを出したところ、周囲から音楽活動の継続を求められることになった。だが当人はそのままでは続けるモチベーションが見いだせなかったため、バンド・東京事変を結成することにした。未知の相手と仕事をすることである程度の縛りを自分に与えるためであった。 その当時、海外リリースの話も来ていてヴァージン・レコードのレーベルにも呼ばれたが、自分自身はやめようと思っているのに周りの人々が熱を帯びていく様子がいたたまれなかったという。ヴァージンのスタッフらは彼女がやっていることをストレートに受け取ってくれたが、当時の日本の状況ではどんな曲を作っても深読みされたり意図しない方向に受け取られたりしたため、それらのことに疲れて果てたのがやめようと思っていた理由であった。 翌2017年12月、東京2020 開会式・閉会式 4式典総合プランニングチームに就任。

◎ 交友関係
ともさかりえとはお互いが独身の時から交流があり、現在は会えば子供の話や子供の進路についてなどを語り合うママ友の関係である。

● 音楽性
ボーカリストとしてはロックンロールからジャズ、ヒップホップまでこなすジャンルを問わない柔軟さを持ち、それ以外にもギターや鍵盤などの各種楽器の演奏や作編曲までこなすなど、音楽家として高度な汎用性を誇る。 J-POPよりも阿久悠やなかにし礼のような職業作詞家たちが書いていた昭和の歌謡曲に慣れ親しんできたせいか、「歌には上手い下手などなくて『歌になっているかなっていないか』があるだけなのではないか」と思っている。 作家としては宇崎竜童・阿木燿子夫妻のコンビに憧れており、その二人の形を1人2役でこなすのが一生の夢だという。 作詞の際は、まず曲のイメージを損なわない英語で仮の歌詞を書いてからデモを作り、そのあとでメロディと母音や子音との関係性で英語詞にするか日本語詞にするかを決める。歌詞は「思いつくのではなくあとから当てはめて行くという感じ」と述べている。

◎ 音楽的ルーツ
クラシックが好きでジャズやポピュラー・ミュージックへの造詣も深い父親と古い歌謡曲が好きでバレエ経験のある母親の間に生まれ、音楽的な環境に恵まれた家庭に育つ。音楽的原体験はドビュッシーのピアノ曲。バレエやピアノを習っていた影響で幼少期にはクラシック音楽を好んでいたが、ピアノ曲以外はあまり好きではなく、管弦楽曲でもバレエ音楽ばかりを聞いていた。歌のある曲にはほとんど興味がなかったが、父親の影響でザ・ピーナッツは好きだった。小学生の頃は、映画『風の谷のナウシカ』のサウンドトラックや母親の好きだった五輪真弓、太田裕美、朱里エイコ、大塚博堂、寺尾聰、来生たかお、ペドロ&カプリシャス、長谷川きよし のような古い歌謡曲、そして父親の好きだった渡辺貞夫やビリー・ジョエルおよびニーナ・シモン、サラ・ボーン、エラ・フィッツジェラルドなどの女性ジャズ・ボーカリストを好んで聞いていた。中学生になると、兄の影響でモータウンやソウル・ミュージック、R&Bなどのブラック・ミュージックに傾倒するようになり(フェイバリット・アーティストはマーヴィン・ゲイ)、邦楽をまったく聞かなくなった。セックス・ピストルズには音よりもビデオなど映像の方で影響を受け、音として多く聴いていたのはレッド・ホット・チリ・ペッパーズやレイジ・アゲインスト・ザ・マシーン、パール・ジャムなど。また、椎名の楽曲である「丸ノ内サディスティック」の歌詞に登場するベンジーとは浅井健一の愛称である。 ナンバーガールやそのソングライターである向井秀徳から受けた音楽的な影響の大きさについて頻繁に公言している。

● ディスコグラフィ


◎ シングル

・ 再発盤は割愛。
・ 2016年以降は、主に配信にてシングルをリリースしている。

1   1998年5月27日   幸福論   TODT-5144   10    無罪モラトリアム    EASTWORLD
2   1998年9月9日   歌舞伎町の女王   TOCT-4112   50
3   1999年1月20日   ここでキスして。   TOCT-4133   10
4   1999年10月27日   本能   TOCT-22010   2    勝訴ストリップ
5     2000年1月26日   ギブス   TOCT-22051   3
6   罪と罰   TOCT-22052   4
-  2000年9月13日  絶頂集  TODT-5400/2  1
7   2001年3月28日   真夜中は純潔   TOCT-22155(通常盤)
TOJT-22155(LP)   2
8   2003年1月22日   茎(STEM)~大名遊ビ編~   TOCT-4450(初回限定盤)
TOCT-4554(通常盤)   1   加爾基 精液 栗ノ花    Virgin Music
9   2003年11月25日   りんごのうた   TOCT-4774(初回限定盤)
TOCT-40198(通常盤)   2   ニュートンの林檎 〜初めてのベスト盤〜
10   2007年1月17日   この世の限り   TOCT-40084   8   平成風俗
11   2009年5月27日   ありあまる富   TOCT-40255   3     日出処
12   2011年11月2日   カーネーション   TOCT-45045   5
13   2013年5月27日   いろはにほへと / 孤独のあかつき   TOCT-40420   8
14   2014年6月11日   NIPPON   TYCT-30027   9
15   2015年2月25日   至上の人生   TYCT-30039   12     三毒史
16   2015年8月5日   長く短い祭 / 神様、仏様   UPCH-89233   6     EMI Records
17   2023年5月24日   私は猫の目   UPCH-89537   6     放生会
18  2024年4月17日  人間として  UPCH-80608  7

○ 配信限定シングル

   配信日 タイトル 最高位
収録アルバム
1st   2006年11月11日   カリソメ乙女 (DEATH JAZZ ver.)  
  三文ゴシップ
-   2009年9月30日   MY FOOLISH HEART 〜crazy in shibuya〜   8位
7th   2017年10月3日   おいしい季節   15位   逆輸入 〜航空局〜
8th   2017年12月22日   おとなの掟   52位   -
9th   2018年10月2日   獣ゆく細道   6位    三毒史
-   2019年4月23日   鶏と蛇と豚   69位
-   2019年5月2日   駆け落ち者   56位
-   2019年5月17日   TOKYO   51位
-   2019年9月30日   公然の秘密   17位    ニュートンの林檎 〜初めてのベスト盤〜
-   2019年11月2日   浪漫と算盤 LDN ver.     29位
10th   2019年11月25日   浪漫と算盤 TYO ver.
1st   1999年2月24日   無罪モラトリアム   TOCT-24065(CD)
TOJT-24065(LP)   2位
2nd   2000年3月31日   勝訴ストリップ   TOCT-24321(CD)
TOJT-24320/1(LP)    1位
3rd   2003年2月23日   加爾基 精液 栗ノ花   TOCT-24942(CCCD)
TOJT-25152/3(LP)
TOCT-26578(CD)
コラボレーション   2007年2月21日   平成風俗   TOCT-26211(初回限定盤)
TOCT-26210(通常盤)
TOJT-26210/1(LP)
4th   2009年6月24日   三文ゴシップ   TOCT-26840
5th   2014年11月5日   日出処   TYCT-69069(初回盤A)
TYCT-69070(初回盤B)
TYCT-60053(通常盤)   3位
6th   2019年5月27日   三毒史   UPCH-29327(初回盤)
UPCH-20513(通常盤)
UPJH-20012/3(LP)    2位
7th   2024年5月29日   放生会   UPCH-29472(初回盤)
UPCH-20671(通常盤)

○ その他のアルバム

  発売日 タイトル 規格品番 最高位
ベスト   2019年11月13日   ニュートンの林檎 〜初めてのベスト盤〜   UPCH-29348/9(初回限定生産盤)
UPCH-20535/6(通常盤)   1位
リミックス   2022年11月30日
2023年1月11月   百薬の長   PDCN-1935(UNIVERSAL MUSIC STORE限定盤)
UPCH-20640(通常盤)   8位


◎ 映像作品

番号 発売日 タイトル 規格品番 最高位
  -  1999年  性的ヒーリング〜特別御奉仕編〜    
  1  1999年11月10日  性的ヒーリング〜其ノ壱〜  TOVF-1310(VHS)
TOBF-5029(DVD)  
  2  2000年8月30日  性的ヒーリング〜其ノ弐〜  TOVF-1337(VHS)
TOBF-5030(DVD)  
  3   2000年12月7日  下剋上エクスタシー  TOVF-1350(VHS)
TOBF-5043(DVD)  
  4  発育ステータス 御起立ジャポン  TOVF-1351(VHS)
TOBF-5044(DVD)  
  5  2003年1月22日  短篇キネマ 百色眼鏡  TOBF-5225  
  6  2003年5月27日  賣笑エクスタシー  TOBF-5275  
  7  2003年8月20日  性的ヒーリング〜其ノ参〜  TOBF-5276  
  8  2003年12月17日  Electric Mole  TOBF-5290(初回生産限定盤)
TOBF-5291(通常盤)  
  9  2007年2月21日  第一回林檎班大会の模様  QIFK-50005  5位
  10  2007年4月25日  平成風俗 大吟醸
 「2◯45」  ボーカル、作詞

○ トリビュート・アルバム

    松任谷由実     1999年9月22日     Dear Yuming     「翳りゆく部屋」
    2002年12月11日     Queen's Fellows
    2009年4月8日     Shout at YUMING ROCKS
    スピッツ     2002年10月17日     一期一会 Sweets for my SPITZ     「スピカ」
    ジョン・レノン     2005年9月30日     HAPPY BIRTHDAY, JOHN     「yer blues」
(『唄ひ手冥利〜其ノ壱〜』より)
    ザ・ビートルズ     2009年10月14日     LOVE LOVE LOVE
    宇多田ヒカル     2014年12月9日     宇多田ヒカルのうた -13組の音楽家による13の解釈について-     「Letters」
    井上陽水     2019年11月27日     井上陽水トリビュート     「ワインレッドの心」
    BUCK-TICK     2020年1月29日     PARADE III 〜RESPECTIVE TRACKS OF BUCK-TICK〜     「唄」
    Original Love     2021年9月29日     What a Wonderful World with Original Love?     「Let's Go」

○ オムニバス・アルバム

    2004年4月23日     OUR LAST DAY-CASSHERN OFFICIAL ALBUM-
(映画「CASSHERN」公式アルバム)    「茎(ステム)」
    2008年5月21日     First Kiss-15 Special Love Songs    「ここでキスして。」
    2009年3月4日     ⅰ〜ずっと、ずっと、愛してる〜    「ギブス」
    2009年10月7日     GIRLY ROCK BABY★★★    「幸福論」



◎ カバー曲
ただし、カバーアルバム『唄ひ手冥利〜其ノ壱〜』の収録曲は割愛
曲名 オリジナル・アーティスト 備考
  アンコンディショナル・ラブ   シンディ・ローパー   シングル『歌舞伎町の女王』に収録。
  クレイジー・フォー・ユー   マドンナ   ライブツアー「先攻エクスタシー」で披露された。
  翳りゆく部屋   松任谷由実   トリビュート・アルバム『Dear Yuming』に収録。
  マイラグジュアリーナイト   しばたはつみ   「恍惚極秘演奏会」や「座禅エクスタシー」で披露された。
  U.F.O.   ピンク・レディー   学園祭ツアー「学舎エクスタシー」や「虚栄ブランコ」で披露された。
  東京の女   ザ・ピーナッツ   学園祭ツアー「学舎エクスタシー」で披露されたのち、シングル『ギブス』に収録された。
  Creep   レディオヘッド   学園祭ツアー「学舎エクスタシー」や「虚栄ブランコ」で披露された。
  君ノ瞳ニ恋シテル   フランキー・ヴァリ   シングル「罪と罰」に収録。ライブツアー「下剋上エクスタシー」で披露された。
  拝啓EMI殿(原題:E.M.I.)   セックス・ピストルズ   「座禅エクスタシー」で披露されているが、DVDには収録されていない。
  スピカ     スピッツ   トリビュート・アルバム『一期一会 Sweets for my SPITZ』に収録。
  8823   「激昂クヲンタイヅ」で披露された。
  Georgy Porgy   TOTO   邪(椎名林檎によるTOTOのコピーバンド)名義によるカバー。インターネットでのみ販売された。
  どうぞこのまま   丸山圭子   「恍惚極秘演奏会」などで披露された。
  delayed brain   NUMBER GIRL   ライブツアー「雙六エクスタシー」の日本武道館公演で、一部を披露した。
  港町十三番地   美空ひばり   ライブツアー「雙六エクスタシー」で披露された。
  白い花の咲く頃   岡本敦郎   ライブツアー「雙六エクスタシー」の沖縄公演で披露。日本武道館公演でも一部披露された。
  パパイヤマンゴー(原題:Mangos)   ローズマリー・クルーニー   アルバム『平成風俗』に収録。
  Fly me to the moon   ケイ・バラード   「第1回林檎班大会 アダルト・オンリー」で、長谷川きよしと披露。
  Misty   ジョニー・マティス   斎藤ネコストリングスカルテットのライブにゲスト出演した際に披露。
  Alfie   バート・バカラック  「RISING SUN ROCK FESTIVAL 2008 in EZO」で、椎名に提供した「IT WAS YOU」と共に披露。
  traveling     宇多田ヒカル  「ちょっとしたレコ発2014」で、宇多田への結婚祝いと称し披露。
  Letters   宇多田ヒカルデビュー15周年記念企画ソングカバー・アルバム『宇多田ヒカルのうた -13組の音楽家による13の解釈について-』に収録。
  13 jours au Japon 〜2020日本の夏〜(原題:13 Jours en France)   ピエール・バルー   ピエール・バルーが設立したサラヴァの発足50周年を記念したコンピレーションアルバム『サラヴァの50年』に収録。
  個人授業   フィンガー5   ライブ「(生)林檎博'18 ―不惑の余裕―」で披露。同名映像作品に収録。
  恋の呪文はスキトキメキトキス   伊藤さやか   ライブ「(生)林檎博'18 ―不惑の余裕―」で披露。同名映像作品に収録。
  悲しみの果て   エレファントカシマシ   ライブ「(生)林檎博'18 ―不惑の余裕―」で宮本浩次とのデュエット披露。同名映像作品に収録。
  きらきら武士   レキシ   ライブ「(生)林檎博'18 ―不惑の余裕―」でレキシとのデュエット披露。同名映像作品に収録。
  ワインレッドの心   玉置浩二   井上陽水カバー・アルバム『井上陽水トリビュート』に収録。



◎ 提供曲・プロデュース

発表 曲名 アーティスト 収録 参加内容
  1998年   プライベイト   広末涼子   Private   作詞・作曲
   1999年   カプチーノ    ともさかりえ    むらさき。   作詞・作曲
  木蓮のクリーム   作詞・作曲
  シャンプー   作詞・作曲
   2000年   少女ロボット     作詞・作曲・編曲
  いけない子     作詞・作曲・編曲
  日本(にっぽん)に生まれて     作詞・作曲・編曲
   2008年   雨傘    TOKIO   17   作詞・作曲・編曲
  渦中の男     作詞・作曲・編曲
   2009年   都会のマナー    ともさかりえ    トリドリ。   作詞・作曲・編曲
  子供の情憬   作詞・作曲・編曲
  日和姫    PUFFY    Bring it   作詞・作曲・編曲
  主演の女   作詞・作曲・編曲
   2011年   おいしい季節    栗山千明    Circus   作詞・作曲・編曲
  決定的三分間   作詞・作曲・編曲
  月夜の肖像   作詞・作曲・編曲
  青春の瞬き   作詞・作曲・編曲
  2012年   真夏の脱獄者   SMAP   Gift of SMAP   作詞・作曲
  2013年   幸先坂   真木よう子     作詞・作曲
   2014年   暗夜の心中立て    石川さゆり    X -Cross II-   作詞・作曲
  名うての泥棒猫   作詞・作曲
  最果てが見たい   作詞・作曲
   2015年   華麗なる逆襲   SMAP   SMAP 25 Years   作詞・作曲
  野性の同盟   柴咲コウ     作詞・作曲・編曲
   2016年   薄ら氷心中    林原めぐみ     作詞・作曲・編曲・ボーカルディレクション
  我れは梔子     作詞・作曲・編曲・ボーカルディレクション
   2017年   今際の死神     作詞・作曲
  命の息吹き     作詞・作曲
  おとなの掟   Doughnuts Hole     作詞・作曲・編曲
  2019年   宇宙の記憶   坂本真綾     作詞・作曲・編曲
    2022年   行方知れず   Ado     作詞・作曲・編曲・ボーカルディレクション
  青春の続き   高畑充希     作詞・作曲・編曲
  2023年   本音と建前   Sexy Zone     作詞・作曲・編曲


◎ 劇伴など

・小林賢太郎 プロデュース公演第四番『LENS』(2004年7月) : 音楽を担当。主題歌に「茎 (STEM) 〜大名遊ビ編〜」を提供。
・映画『さくらん』(2007年2月公開) : 音楽監督。主題歌に「カリソメ乙女(DEATH JAZZ ver.)」、エンディングテーマに「この世の限り」を提供した他、全劇中音楽を担当。
・中村勘三郎 コクーン歌舞伎『三人吉三』(2007年6月) : 挿入歌として「玉手箱」を提供。
・ドキュメンタリー映画『今日と明日の間で』(2012年1月公開) : テーマ音楽に「Between Today and Tomorrow」を提供。
・野田秀樹 NODA MAP 第17回公演『エッグ』(2012年9月 - 10月) : 音楽を担当。劇中曲全8曲を収録したアルバム『毒苺』も発売された。
・舞台『障子の国のティンカーベル』(2014年2月13日 - 16日) : 野田秀樹作の一人芝居に劇中曲を提供。
・かんぽ生命保険 CM「人生は、夢だらけ。」(2016年3月1日 -) : イメージキャラクターの高畑充希が歌うCMソングの詞曲を担当。 : 『逆輸入 〜航空局〜』に歌詞が書き換えられメロディも追加されたセルフカバー曲「人生は夢だらけ」を収録。タイアップは後述。
・舞台『宝飾時計』(2023年1月9日 - 2月26日、東京他41公演) : テーマ曲に「青春の続き」(歌唱:高畑充希)を提供。

◎ 未音源化曲

・乳頭デストロイヤー : 1999年に行われた学園祭ツアー『学舎エクスタシー』で披露された曲。ライブMCで椎名は、当時所属していた事務所「ソリッドボンド」の社長に向けて書いた曲と発言している。
・玉手箱 : 2007年に上演されたコクーン歌舞伎『三人吉三』挿入曲。
・みかんの皮 : 小学2年生(7歳)の頃に友人と一緒に作った曲で、処女作。2008年の10周年ライブ『椎名林檎 (生)林檎博'08 〜10周年記念祭〜』で披露された。
・確かな誇り : ユニクロ「カーブパンツ」CMソング。

● タイアップ一覧
東京事変のタイアップは「東京事変タイアップ一覧」を参照
起用年 曲名 タイアップ
    1999年   歌舞伎町の女王    サントリー「ザ・カクテルバー ミモザ クラッカー篇」CMソング
  ここでキスして。    読売テレビ・日本テレビ系『ダウンタウンDX』エンディングテーマ
  幸福論(悦楽編)    サントリー「ザ・カクテルバー シェーカー篇」CMソング
  茜さす 帰路照らされど…    サントリー「ザ・カクテルバー オレンジ絞り篇」CMソング
  警告    サントリー「ザ・カクテルバー スパークリングキャンペーン篇」CMソング
  本能    日本テレビ系『FUN』エンディングテーマ曲
  あおぞら    サントリー「ザ・カクテルバー フェアリーテイル篇」CMソング
  輪廻ハイライト   サントリー「ザ・カクテルバー ぶどう篇」CMソング
  2003年   りんごのうた    NHK『みんなのうた』2003年10月 - 2004年1月
    2007年   カリソメ乙女(DEATH JAZZ ver.)    映画『さくらん』主題歌
  この世の限り    映画『さくらん』エンディングテーマ
    2009年   ありあまる富    TBS系ドラマ『スマイル』主題歌
  二人ぼっち時間    NHK『みんなのうた』2009年6月 - 7月
    2011年   空が鳴っている〜深海版〜    江崎グリコ「ウォータリングキスミント」CMソング
  女の子は誰でも〜素肌編〜    資生堂「マキアージュ」CMソング
  カーネーション    NHK連続テレビ小説『カーネーション』主題歌
    2012年   Between Today and Tomorrow    映画『今日と明日の間で』テーマ音楽
  自由へ道連れ    TBS系ドラマ『ATARU』主題歌
    2013年   いろはにほへと      フジテレビ系ドラマ『鴨、京都へ行く。-老舗旅館の女将日記-』主題歌
  孤独のあかつき     NHK Eテレ『SWITCHインタビュー 達人達』テーマ音楽
    2014年   NIPPON     NHK 2014年度サッカー中継テーマ音楽
  ちちんぷいぷい     auのスマートフォン「isai VL」CMソング
 最果てが見たい   劇場アニメ『百日紅 〜Miss HOKUSAI〜』主題歌
  神様、仏様     auのスマートフォン「isai vivid」CMソング
    2016年   マ・シェリ    資生堂「マシェリ」CMソング
  ジユーダム     NHK『ガッテン』テーマ曲
    2017年   目抜き通り   GINZA SIX テーマ曲
  おいしい季節     明治「明治ザ・チョコレート」CMソング
  2018年   獣ゆく細道     日本テレビ系列「news zero」テーマソング
    2019年   人生は夢だらけ    サントリー「クラフトボス TEA ノンシュガー」CMソング
  確かな誇り    ユニクロ「カーブパンツ」CMソング
  公然の秘密    テレビ朝日系ドラマ『時効警察はじめました』主題歌
 2022年   いとをかし    NHK Eテレ『おじゃる丸』第25シリーズ エンディングテーマ
 2024年   人間として    テレビ朝日系ドラマ『Destiny』主題歌


● ライブ

 1999年 椎名林檎 実演ツアー 先攻エクスタシー   6公演 1999.04.01 福岡DRUM LOGOS 1999.04.02 心斎橋CLUB QUATTRO 1999.04.04 名古屋CLUB QUATTRO 1999.04.05 金沢AZ 1999.04.09 渋谷CLUB QUATTRO 1999.04.16 仙台ビーブベースメントシアター 備考
・ アルバム『無罪モラトリアム』を引っ提げて行われた。
・ ライブ・ビデオ『LiVE』
 1999年 椎名林檎 実演ツアー 学舎エクスタシー   5公演 1999.11.02 東海大学 代々木キャンパス 1999.11.07 昭和女子大学 人見記念講堂 1999.11.12 西南学院大学 1999.11.13 金沢AZ 1999.11.18 立命館大学 立命館朱雀キャンパス 備考
・ 初の学園祭ツアー。
 2000年 椎名林檎 実演ツアー 下剋上エクスタシー   16公演 2000.04.17 栃木県総合文化センター 2000.04.20 石川厚生年金会館 2000.04.24 新潟県民会館 2000.04.26 NHKホール★ 2000.04.28 渋谷公会堂 2000.05.03 渋谷公会堂 2000.05.13 広島郵便貯金ホール 2000.05.15 鹿児島市民文化ホール 2000.05.18 長崎ブリックホール 2000.05.22 高松市民会館 2000.05.24 大阪厚生年金会館 2000.05.27 仙台サンプラザ ホール 2000.05.31 福岡サンパレス 2000.06.02 名古屋市公会堂 2000.06.05 北海道厚生年金会館 2000.06.07 盛岡市民文化ホール 備考
・ アルバム『勝訴ストリップを引っ提げて行われた。
・ ライブ・ビデオ『下剋上エクスタシー』
 2000年 発育ステータス 御起立ジャポン   4公演 2000.06.27 福岡DRUM LOGOS 2000.06.29 広島ナミキジャンクション 2000.07.04 神戸チキンジョージ 2000.07.08 新宿LIQUIDROOM★ 備考
・ 初の対バンツアー。
・ ライブ・ビデオ『発育ステータス 御起立ジャポン』
 2000年 椎名林檎(稀)実演キューシュー 座禅エクスタシー   1公演 2000.07.30 嘉穂劇場★ 備考
・ 大衆演劇を行う会場で行われた。
・ ライブ・ビデオ『座禅エクスタシー』
 2003年 椎名林檎 実況生中継 賣笑エクスタシー   1公演 2003.02.23 九段会館★ 備考
・ ライブ・ビデオ『賣笑エクスタシー』
 2003年 椎名林檎 実演ツアー 雙六エクスタシー   11公演 2003.08.23 渋谷公会堂 2003.08.24 渋谷公会堂 2003.08.27 名古屋市民会館 2003.09.01 神戸国際会館こくさいホール 2003.09.03 京都会館 第一ホール 2003.09.09 函館市民会館 2003.09.16 福岡サンパレス 2003.09.17 福岡サンパレス 2003.09.21 沖縄コンベンションセンター 劇場 2003.09.27 日本武道館★ 備考
・ アルバム『加爾基 精液 栗ノ花』を引っ提げて行われた。
・ ライブ・ビデオ『Electric Mole』
 2005年 第1回林檎班大会 アダルト・オンリー   3公演 2005.12.13 恵比寿ザ・ガーデンホール 2005.12.20 代官山UNIT 2005.12.21 代官山UNIT★ 備考
・ ライブ・ビデオ『第一回林檎班大会の模様』
 2008年 椎名林檎(生)林檎博 '08 ~10周年記念祭~   3公演 2008.11.28 さいたまスーパーアリーナ 2008.11.29 さいたまスーパーアリーナ 2008.11.30 さいたまスーパーアリーナ★ 備考
・ デビュー10周年を記念したライブ。
・ ライブ・ビデオ『Ringo EXPO 08』
 2013年 椎名林檎十五周年党大会 平成二十五年神山町大会   5公演 2013.11.18 Bunkamura オーチャードホール 2013.11.19 Bunkamura オーチャードホール 2013.11.20 Bunkamura オーチャードホール 2013.11.25 Bunkamura オーチャードホール 2013.11.26 Bunkamura オーチャードホール★ 備考
・ 5年ぶりのライブツアー。
・ ライブ・ビデオ『党大会 平成二十五年神山町大会』
 2014年 ちょっとしたレコ発2014   4公演 2014.05.26 横浜港大さん橋 国際旅客ターミナル 大さん橋ホール 2014.05.27 横浜港大さん橋 国際旅客ターミナル 大さん橋ホール★ 2014.06.05 サンケイホールブリーゼ 2014.06.06 サンケイホールブリーゼ 備考
・ アルバム『逆輸入 〜港湾局〜』を引っ提げて行われた。
 2014年 椎名林檎(生)林檎博 '14 -年女の逆襲-   5公演 2014.11.29 さいたまスーパーアリーナ 2014.11.30 さいたまスーパーアリーナ 2014.12.09 大阪城ホール 2014.12.10 大阪城ホール★ 2014.12.21 マリンメッセ福岡 備考
・ デビュー15周年を記念して行われた初のアリーナツアー。
・ ライブ・ビデオ『(生)林檎博'14 ―年女の逆襲―』
 2015年 椎名林檎と彼奴等がゆく 百鬼夜行2015   18公演 2015.10.14 オリンパスホール八王子 2015.10.15 オリンパスホール八王子 2015.10.26 フェスティバルホール 2015.10.27 フェスティバルホール 2015.11.06 NHKホール 2015.11.07 NHKホール 2015.11.12 名古屋国際会議場 センチュリーホール 2015.11.13 名古屋国際会議場 センチュリーホール 2015.11.19 新潟県民会館 大ホール 2015.11.25 仙台サンプラザ ホール 2015.11.30 福岡サンパレス 2015.12.01 福岡サンパレス 2015.12.08 神奈川県民ホール 大ホール 2015.12.09 神奈川県民ホール 大ホール★ 2015.12.11 さっぽろ芸術文化の館 ニトリ文化ホール 2015.12.17 名古屋国際会館こくさいホール 2015.12.18 名古屋国際会館こくさいホール 2015.12.20 上野学園ホール 備考
・ アルバム『日出処』シングル『長く短い祭 / 神様、仏様』を引っ提げて行われた。
・ 12年ぶりのホールツアー。
・ ライブ・ビデオ『椎名林檎と彼奴等がゆく 百鬼夜行2015』
 2018年 椎名林檎と彼奴等の居る真空地帯   23公演 2018.03.02 川口総合文化センターリリア メインホール 2018.03.07 カルッツかわさき ホール 2018.03.08 カルッツかわさき ホール 2018.03.15 仙台サンプラザ ホール 2018.03.16 宇都宮市文化会館 大ホール 2018.03.23 静岡市民文化会館 大ホール 2018.03.30 神戸国際会館こくさいホール 2018.03.31 神戸国際会館こくさいホール 2018.04.06 富山市芸術文化ホール オーバード・ホール 2018.04.08 新潟県民会館 大ホール 2018.04.13 さっぽろ芸術文化の館 ニトリ文化ホール 2018.04.16 フェスティバルホール 2018.04.17 フェスティバルホール 2018.04.20 東京国際フォーラム ホールA 2018.04.26 福岡サンパレス 2018.04.27 福岡サンパレス 2018.05.09 大宮ソニックシティ 大ホール 2018.05.11 名古屋国際会議場 センチュリーホール 2018.05.12 名古屋国際会議場 センチュリーホール 2018.05.16 NHKホール 2018.05.17 NHKホール★ 2018.05.25上野学園ホール 2018.05.27 鹿児島市民文化ホール 第一 備考
・ アルバム『逆輸入 〜航空局〜』を引っ提げて行われた。
・ ライブ・ビデオ『椎名林檎と彼奴等の居る真空地帯』
 2018年 椎名林檎(生)林檎博 '18 -不惑の余裕-   8公演 2018.10.20 エコパアリーナ 2018.10.21 エコパアリーナ 2018.11.02 大阪城ホール 2018.11.03 大阪城ホール 2018.11.22 さいたまスーパーアリーナ 2018.11.24 さいたまスーパーアリーナ 2018.11.25 さいたまスーパーアリーナ★ 2018.11.30 マリンメッセ福岡 備考
・ デビュー20周年を記念して行われた。
・ 4年ぶりのアリーナツアー。
・ ライブ・ビデオ『(生)林檎博 '18 -不惑の余裕-』
 2023年 椎名林檎と彼奴等と知る 諸行無常   22公演 2023.02.24 川口総合文化センターリリア 2023.03.01 福岡サンパレス&ホール 2023.03.02 福岡サンパレス&ホール 2023.03.07 仙台サンプラザホール 2023.03.08 仙台サンプラザホール 2023.03.13 Bunkamura オーチャードホール 2023.03.14 Bunkamura オーチャードホール 2023.03.15 Bunkamura オーチャードホール 2023.03.23 札幌文化芸術劇場hitaru 2023.03.24 札幌文化芸術劇場hitaru 2023.03.28 フェスティバルホール 2023.03.29 フェスティバルホール 2023.04.03 広島文化学園 HBGホール 2023.04.04 広島文化学園 HBGホール 2023.04.14 名古屋国際会議場 センチュリーホール 2023.04.15 名古屋国際会議場 センチュリーホール 2023.04.20 神戸国際会館こくさいホール 2023.04.21 神戸国際会館こくさいホール 2023.04.26 神奈川県民ホール 2023.04.27 神奈川県民ホール 2023.05.09 東京国際フォーラム ホールA 2023.05.10 東京国際フォーラム ホールA 備考
・ 5年ぶりのライブツアー。


● 出演


◎ テレビ番組

・NHK総合「トップランナー」(2008年7月14日)
・NHK総合「ポップジャム」(2000年2月5日 - 2007年3月2日) : 2005年には東京事変として「ポップジャム PJ PURE SIDE」に出演した。
・NHK総合「椎名林檎 お宝ショウ@NHK」(本放送 2007年3月10日深夜、再放送 3月28日深夜) : アルバム『平成風俗』が発売された際に放送された特別番組。4月5日には、国際放送テレビジャパン で海外に向けても放送された。
・NHK総合「MUSIC JAPAN」
・NHK総合「SONGS」(第一夜 2009年6月24日、第二夜 2009年7月1日、2014年4月12日)
・NHK BS2「フォークの達人」(2007年2月2日) : 長谷川きよし編のゲストシンガーとして出演。
・NHK BS-2、BS-hi「ザ☆スター」(BS-2 8月7日、BS-hi 8月13日) : 坂東玉三郎編にコメント出演。
・NHK BS-2、BS-hi「ザ少年倶楽部プレミアム」 : ゲストの亀田誠治へのコメント出演。
・読売テレビ「ICHIRO-MONDOW 〜Two Chairs〜」(2007年1月6日、1月27日、2月17日、3月10日、3月31日)
・テレビ朝日系列「ま!いっか」(1999年2月5日)
・テレビ朝日系列「ミュージックステーション」
・テレビ朝日系列「ニュースステーション」(2003年3月26日) : 生出演で久米宏と対談し、歌も披露。
・TBS系列「筑紫哲也 NEWS23」(2003年2月21日) : 「金曜深夜便」のコーナーに出演し、筑紫哲也と対談。歌も披露。
・TBS系列「COUNT DOWN TV」
・TBS系列「王様のブランチ」(2009年6 月27日) : インタビュー出演。
・フジテレビ系列「僕らの音楽」(2005年7月8日 -) : メインゲスト向井秀徳の対談相手として初出演。その後、ソロでは1回(2007年2月23日)。
・フジテレビ系列「めざにゅ〜」(2009年6月15日) : 「ハマSONG」のコーナーに出演。
・フジテレビ系列「めざましテレビ」
・フジテレビ系列「魁音楽番付〜JET〜」(2009年6月24日) : インタビュー出演。
・テレビ東京系列「JAPAN COUNTDOWN」
・SWITCHインタビュー 達人達(2014年11月29日、NHK Eテレ)作家西加奈子と対談

◎ ラジオ
一覧
・CROSS FM「椎名林檎の悦楽巡回(えつらくパトロール)」(1998年10月〜1999年3月、1999年4月〜1999年6月)
 ・ MUSIC VOICEという番組枠内で椎名がナビゲーターを務めていた番組。上記放送期間以外にも、「添い寝スペシャル」や「姫初めスペシャル」などというサブタイトルをつけて放送されたことがある。また、ゲストを迎えて放送された回がある。
 ・回文の小径
  ・リスナーから回文を募集し、発表するというコーナー。椎名のフリーペーパー『RAT』でも紹介された。
 ・サウンドスケープ
  ・毎週あるテーマをもとに話していくというコーナー。最終回にはリスナーと直接電話をするというものだった。
 ・五文字熟語
  ・姫始めスペシャルの際のプレゼント応募の条件として出されたものだったが、多数の応募があったため、添い寝スペシャルでコーナー化する。
・NHK-FM「ミュージックライン」(2009年6月22日)
・JFN「Asahi SUPER DRY Access All Area 〜椎名林檎 リンリン生唾ラヂヲ〜」(2001年4月8日) : 椎名林檎特集。産休中のため本人出演はなく、事前に録音されたインタビューが流れた。
・JFN「ASAHI SUPERDRY MUSIC FLAG」(2009年6月28日) : 竹内まりやのナビゲートで椎名林檎特集。
・TOKYO FM「SCHOOL OF LOCK」内「Perfume LOCKS」(2011年5月11日)
・TOKYO FM「McDonald's SOUND IN MY LIFE」(2011年5月14日)
・TOKYO FM「ラジオ 風とロック」
・TOKYO FM「ラジオ 元・風とロック」
・TOKYO FM「松任谷由実 Sweet Discovery」(2011年7月3日)
・TOKYO FM「Blue Ocean」
・J-WAVE「TOKIO HOT 100」

◎ ウェブテレビ

・ 蜜と毒と薬 ~椎名林檎医師とヒャダイン医師による所見~(2019年5月27日、AbemaTV)‐医師

◎ ナレーション

・NHK総合「武道館に桜が咲いた日 〜アンジェラ・アキ ライブ&ドキュメント〜」(2007年3月18日)
・WOWOWライブ「坂東玉三郎の宇宙」(2013年3月16日)
・テレビCM「グリコ チーザ」(2014年)
・衛星劇場「立川談志特別番組『遺芸 立川談志』」(2014年11月21、25、30日)

◎ テレビCM

・グリコ「ウォータリングキスミント」(2009年11月〜2012年2月) : CMソングには東京事変の楽曲「能動的三分間」、「勝ち戦」(アルバム『スポーツ』収録)、「ドーパミント」、「空が鳴っている」が使用された。
・資生堂「マキアージュ」(2011年2月〜2012年2月) : CMソングには東京事変の楽曲「女の子は誰でも」が使用された。
・au「isai VL」(2014年12月〜2015年2月) : CMソングには椎名の楽曲「ちちんぷいぷい」(アルバム『日出処』収録)が使用された。
・au「isai vivid」(2015年5月〜) : CMソングには椎名の楽曲「神様、仏様」が使用された。同楽曲にはZAZEN BOYSの向井秀徳がラップとして参加しており、CM「isai vivid 『横切るisai』」篇のナレーションも担当している。
・サントリー「クラフトボスティー」(2019年3月〜) :CMソングには椎名の楽曲「人生は夢だらけ」が使用されている。なお、登場は終盤のほんの数秒のみ。

◎ ミュージック・ビデオ

・ともさかりえ「少女ロボット」
・石川さゆり「名うての泥棒猫」

◎ その他

・テレビドラマ『熱海の捜査官』DVD/BD-BOX : 特典ディスクに三木聡の対談相手として出演。

◎ NHK紅白歌合戦出場歴

年度 放送回 回 曲目 出演順/出場者数 対戦相手 備考
 2011年  第62回  初  カーネーション -紅組なら誰でも   10/25  森進一  バンドメンバーとして東京事変が出演
 2014年  第65回  2  NIPPON -紅白ボーダレス篇-  19/23  SMAP  冒頭は「ちちんぷいぷい」の間奏を引用
 2015年  第66回  3  長く短い祭 〜ここは地獄か天国か篇〜   16/26  嵐  向井秀徳、浮雲がゲストボーカルとして出演
 2016年  第67回  4  青春の瞬き -FROM NEO TOKYO 2016-  8/23  福田こうへい  東京都新宿区・東京都庁都民広場からの中継
バンドメンバーとして東京事変の二期メンバー全員が出演
 2017年  第68回  5  目抜き通り  17/23   -   トータス松本と共演
 2018年  第69回  6  獣ゆく細道  21/29  特別企画  宮本浩次と共演
 2019年  第70回  7  人生は夢だらけ 〜お願いガッテン篇〜   14/21  三山ひろし  
 2023年  第74回  8   ㋚ 〜さすがに諸行無常篇〜   15/22  Official髭男dism  

・東京事変のボーカルとしても2回出場し、計10回出場。 :

● 使用機材


◎ エレキギター

・ Duesenberg Starplayer II(カラー:Surf Green) :デビュー初期の多くの場面で使用されたエレキギター。初のライブツアー「先攻エクスタシー」、学園祭ツアー「学舎エクスタシー」でメインギターとして使用されたほか、「幸福論」や「ここでキスして。」のミュージック・ビデオでも使用されている。ボディがステッカーで装飾されており、「ディートリッヒ坊や」の愛称で呼ばれる。ドイツ デューゼンバーグ社製。現在は製造中止。
・ Duesenberg Starplayer TV(カラー:Silver Sparkle) : ライブツアー「下剋上エクスタシー」、単発公演「(稀)実演キューシュー 座禅エクスタシー」でメインギターとして使用されたほか、「Σ」や「やっつけ仕事」のミュージック・ビデオでも使用されている。また東京事変の「群青日和」のミュージック・ビデオや、ライブツアー「東京事変 live tour 2005"dynamite"」のサブギターとしても使用された。ドイツ デューセンバーグ社製。
・ Duesenberg Starplayer TV(カラー:Surf Green) : ライブツアー「下剋上エクスタシー」でサブギターとして用意されていたものの使用されなかったギター。東京事変の「仏だけ徒歩」のミュージック・ビデオで使用されている。ドイツ デューセンバーグ社製。
・ Duesenberg Starplayer TV(カラー:Gold / Black) : ライブツアー「雙六エクスタシー」で使用されたギター。ボディ表面に金箔を使って黒と金の市松模様が施されている。このギターはデビュー5周年の際にDuesenberg DSR-SR 椎名林檎モデル“市松”としても限定生産で発売された。また、東京事変の「車屋さん」のミュージック・ビデオでも使用されている。ドイツ デューゼンバーグ社製。
・ Duesenberg V-Caster(カラー:Vintage White) :東京事変の「遭難」のミュージック・ビデオ、ライブツアー「東京事変 live tour 2005"dynamite"」でメインギターとして使用された。ドイツ デューゼンバーグ社製。
・ Duesenberg Rocket(カラー:Black & White) : 東京事変のライブハウスツアー「東京事変 live tour 2007 Spa & Treatment」の一部の公演で使用された。
・ Rickenbacker 620(カラー:Jetglo) : アルバム『無罪モラトリアム』収録曲の「丸ノ内サディスティック」の歌詞に登場するギター。購入したのは曲が作られた後で、歌詞とは異なり御茶ノ水ではなく大久保の楽器屋で購入したとのこと。ライブツアー「先攻エクスタシー」、学園祭ツアー「学舎エクスタシー」、東京事変のツアー「“DOMESTIC” Just can't help it.」でサブギターとして使用されたほか、「ギブス」や東京事変の「仏だけ徒歩」のミュージック・ビデオでも使用されている。上記の“Starplayer II”同様、ボディがステッカーで装飾されている。アメリカ リッケンバッカー社製。
・ VOX Phantom(カラー:Red)
・ Gibson RD Artist(カラー:Natural) : 浮雲に紹介され購入したギター。東京事変のツアー「“DOMESTIC” Just can't help it.」で初めて使用されて以降、現在までメインで使用されている。東京事変の『スポーツ』収録曲「勝ち戦」、ソロでは「NIPPON」のミュージック・ビデオでも使用されている。また、アルバム『日出処』と『三毒史』のジャケットにも使用されている。アメリカ ギブソン社製。
・ Gibson Flying V(カラー:Antique Natural) :「アイデンティティ」のミュージック・ビデオで使用されているギター。アメリカ ギブソン社製。
・ NAGARE(カラー:Blue) : もとはフェンダー社のジャズマスターだったものであり、島村楽器店にて「是非林檎さんに弾いてもらいたい」と言われ貰ったギター。Sweet Love Shower '99などで使用された。

◎ アコースティックギター

・ K.Yairi FK-1J : 東京事変のライブツアー「東京事変 live tour 2005"dynamite"」、「東京事変 “DOMESTIC”Just can't help it.」で使用されたアコースティックギター。
・ Martin OOO-28EC : 2009年5月放送のミュージックステーションで「ありあまる富」を披露する際に使用されたアコースティックギター。
・ Martin OOO-28VS : 東京事変のツアー「東京事変 Live Tour 2011 Discovery」で使用されたアコースティックギター。「カーネーション」の演奏で使用され、第62回NHK紅白歌合戦出演時にも使用された。
・ Guild GAD-40CE : 東京事変のライブツアー「東京事変 Live Tour 2011 Discovery」で使用されたアコースティックギター。

◎ エレキベース

・ Danelectro LONGHORN BASS(カラー:AQUA BURST) : ライブハウスツアー「御起立ジャポン」で使用されたエレキベース。アメリカ ダンエレクトロ社製。

◎ アンプ

・ Orange Rockerverb
・ Orange PPC412

◎ マイクロフォン

・ AKG Elle C(カラー:White)
・ AKG LC : 上記2種は「テレビ朝日ドリームフェスティバル2011」以降のコンサートやテレビ出演時に使用しているコンデンサー・マイク。また東京事変の楽曲「ただならぬ関係」、「永遠の不在証明」、「赤の同盟」のミュージック・ビデオではElle Cが、「NIPPON」、「至上の人生」、「どん底まで」ではLCが使用されている。オーストリア AKG社製。現在は製造中止。

● 主なバックバンド
名前が与えられているもの。

◎ レコーディング
絶倫ヘクトパスカル(1998年 - 1999年) アルバム『無罪モラトリアム』レコーディングの際のバンド。ライブのバックバンドとしてもイベントなどに何度か出演している。
・ボーカル・ドラム・ハンドクラップ・口笛:椎名林檎
・エレキギター・生ギター:西川進
・エレキベース・手:亀田誠治
・ドラム・コーラス・ハンドクラップ:河村智康 絶叫ソルフェージュ(1999年) アルバム『無罪モラトリアム』レコーディングの際のバンド。
・ボーカル・ピアノ・鍵盤ハーモニカ・ハンドクラップ&フットスタンプ:椎名林檎
・エレキベース・コーラス:亀田誠治
・ドラム・コーラス・ハンドクラップ&フットスタンプ:河村智康 桃色スパナ(1999年) アルバム『無罪モラトリアム』レコーディングの際のバンド。
・ボーカル・シンセサイザー・口笛:椎名林檎
・エレキギター・生ギター・ボーカル指導:鈴木玲史
・エレキベース:亀田誠治
・ドラム・コンガ:河村智康 893(2013-2014年) 読みは「はちきゅうさん」。シングル「NIPPON」のカップリング「逆さに数えて」やアルバム『日出処』などのレコーディングの際のバンド。「党大会 平成二十五年神山町大会」、「ちょっとしたレコ発2014」などのライブのバックバンドとしても演奏している。
・ピアノ:林正樹
・ベース:鳥越啓介
・アコーディオン、オルガン:佐藤芳明
・ドラム:みどりん 37564(2014年) 読みは「みなごろし」。シングル「NIPPON」やアルバム『日出処』などのレコーディングの際のバンド。テレビ出演時などのバックバンドも務める。
・ボーカル&ギター:椎名林檎(「NIPPON」)
・ギター:名越由貴夫
・ギター:生形真一(「NIPPON」)
・ベース:渡辺等(「NIPPON」)
・ベース:山口寛雄(『日出処』)
・ドラム:河村智康(「NIPPON」)
・ドラム:玉田豊夢(『日出処』)

◎ コンサート
虐待グリコゲン(1999年 - 2000年) 全国ツアー「先攻エクスタシー」で結成。その後も全国ツアー「下剋上エクスタシー」、単発公演「(稀)実演キューシュー 座禅エクスタシー」、「激昻クヲンタイヅ」にも参加している。
また、カバーアルバム『唄ひ手冥利〜其ノ壱〜』の「亀パクトディスク」のレコーディングにも参加している。
・ヴォーカル・エレキギター:椎名林檎
・エレキギター:西川進(1999年のみ)、弥吉淳二(2000年より)
・エレキベース:亀田誠治
・ドラムス:村石雅行
・シンセサイザー・キーボード:皆川真人
・ストリングス:弦一徹勝ち戦記念楽団(下剋上エクスタシーのみ参加)
・マニピュレーター:中山信彦(座禅エクスタシーのみ参加) : 天才プレパラート(1999年) 学園祭ツアー「学舎エクスタシー」で結成された。学園祭のため“全員アマチュア”をコンセプトに、椎名の知人のアマチュアミュージシャン3人がメンバーに選ばれた。極秘ライブ「虚栄ブランコ」にもこのバンドで参加している。また、このバンドメンバー全員が「ギブス」のミュージック・ビデオに出演している。
・ヴォーカル・エレキギター:椎名林檎
・エレキギター:戸谷誠
・エレキベース・テルミン:岩井英吉
・ドラムス:西川央 発育ステータス(2000年) ライブハウスツアー「御起立ジャポン」のために結成されたバンド。このバンドでは椎名はギターではなくベースを演奏している。また、メンバー5人中3人がベースという構成となっており、5人中4人が女性である。
・ヴォーカル・エレキベース:椎名林檎
・エレキギター:田渕ひさ子(ナンバーガール)
・エレキベース:村田純子(八王子ガリバー)
・エレキベース:鳥井泰伸(Gaji)
・ドラムス:吉村由加(DMBQ) 東京事変(2003年) 全国ツアー「雙六エクスタシー」で結成されたバンド。椎名は2003年にソロ活動を休止し、2004年からバンドとして活動していく事を発表。同年9月、シングル「群青日和」でデビューした。詳細は東京事変を参照。
・ヴォーカル・エレキギター:シーナリン湖
・エレキギター:ヒラマミキ緒
・エレキベース:カメダセー時
・ドラムス:ハタトシ樹
・ピアノ:ヒーズミマサユ季 ※名前はツアー時の表記 林檎博記念管弦楽団(2008年) 2008年の「椎名林檎 (生)林檎博'08 〜十周年記念祭〜」の演奏をしたバックバンド。総勢68名。
・自作自演:椎名林檎(歌唱・エレキギター・電子ピアノ)
・編曲・指揮:斎藤ネコ
・Electric bass:亀田誠治
・Drums:河村“カースケ”智康
・Electric Guitar:名越由貴夫
・Piano:エルトン永田
・Electric&Acoustic Guitar:柳沢二三男
・Percussion:三沢またろう
・Manipulator:中山信彦
・Flute:高桑英世、大澤明子、清野真衣子
・Oboe:庄司さとし
・Clarinet:十亀正司
・Fagotto:福井 蔵
・French horn:藤田乙比古、岡村 陽、中澤幸宏、古江仁美
・Alto Saxophone:本田雅人、鍬田修一
・Tenor Saxophone:竹野昌邦、吉田治
・Baritone Saxophne:山本拓夫
・Trumpet:西村浩二、横山 均、菅坡雅彦、田中充
・Trombone:村田陽一、奥村 晃、池城 勉、東條あづさ
・Percussion:高田みどり、藤井珠緒、大石真理恵、小竹満里
・Harp:朝川朋之
・Cocertmaster:グレート栄田
・Violin:小倉達夫、阿部倫子、入江 茜、栄田 緑、押鐘貴之、越川 歩、今野 均、坂田佳奈子、白須 今、滝沢幸二郎、角田知寿子、浜野考史、村田幸謙、三木希生子、矢野晴子
・Viola:山田雄司、秋山俊樹、大沼幸江、高嶋麻由、細川亜維子、渡部安見子
・Cello:笠原あやの、阿部雅士、徳澤青弦、前田善彦、槙岡絵里香、向井 航
・Bass:安東章夫、一本茂樹、斎藤輝彦、谷中 隆
・歌唱:椎名純平(スペシャルゲスト) ハウスバンド(2009年) 亀田誠治が主催したライブイベント「亀の恩返し」に出演した時のバンドメンバー。
・ボーカル・エレキギター・鍵盤ハーモニカ:椎名林檎
・ギター:名越由貴夫
・ギター:小倉博和
・エレキベース:亀田誠治
・ドラムス:河村“カースケ”智康
・キーボード:皆川真人
・キーボード:斉藤有太
・ヴァイオリン:金原千恵子
・ボーカル:平井堅 (スペシャルゲスト) MANGARAMA(2015年) 2015年の夏フェスや台湾公演「椎名林檎 (生)林檎博'15 -垂涎三尺-」、ホールツアー「椎名林檎と彼奴等がゆく 百鬼夜行2015」、第66回NHK紅白歌合戦のバンドメンバー。
・ボーカル&ギター:椎名林檎
・ギター&ボーカル:浮雲
・ギター:名越由貴夫
・ベース:鳥越啓介
・ドラムス:玉田豊夢(夏フェス、台湾、ツアー)
・ドラムス:柏倉隆史(紅白)
・キーボード:ヒイズミマサユ機
・アコーディオン:佐藤芳明(夏フェス、台湾)
・トロンボーン:村田陽一
・トランペット:西村浩二
・サックス&フルート:小池修(夏フェス、台湾、ツアー)
・サックス&フルート:山本拓夫(ツアー、紅白)

● 楽譜


◎ リットーミュージック社
リットーミュージックより4作のアルバムとシングル集『絶頂集』、10周年記念アルバム『私と放電』のバンド用楽譜が椎名本人の楽曲解説とステッカー付きで発売。
・無罪モラトリアム (1999年7月28日) : おまけで椎名直筆の「積木遊び」の振り付け指南イラストに加え、「リモートコントローラー」の冒頭部分の譜面が掲載。
・勝訴ストリップ (通常版2000年7月 新装版:2004年12月25日) : 初版本はステッカー(エアシール)付きで発売。 : 諸事情により表紙が通常盤のジャケットに差し替えられ、ステッカー無しの新装版として2004年に再発売。
・絶頂集 (2001年5月) : 発行数が少なかった為現在は絶版。
・加爾基 精液 栗ノ花 (2003年6月26日) : ギター・マガジン、キーボード・マガジンでのインタビュー記事再録、楽曲解説、本人自筆コメントなどが収録され、ステッカー付きで発売。
・私と放電 (2008年7月30日) : 初版本のみステッカー付き。
・ピアノ弾き語り ベスト・セレクション (2008年7月30日) : 初版本のみステッカー付き。 : バンド・スコア「私と放電」と同時発売で、デビュー曲「幸福論」から「りんごのうた」までの中から選曲され、ピアノ弾き語り用アレンジにて掲載。
・三文ゴシップ (2009年8月7日) : 初版本のみステッカー付き。

◎ ドレミ楽譜出版社
ドレミ楽譜出版社より発売
・ギター弾き語り 椎名林檎 無罪モラトリアム (1999年11月2日)
・真夜中は純潔 (2001年4月)

◎ ヤマハミュージックメディア
ヤマハミュージックメディアよりピアノスコア発売。
・ピアノ弾き語り 椎名林檎 無罪モラトリアム (1999年11月8日)

● 書籍

・『RINGO FILE 1998‐2008』(2009年3月1日、ロッキング・オン)
・『Ringo BoOK』(2009年5月27日、黒猫堂)
・『音楽家のカルテ』(2014年12月25日、スイッチ・パブリッシング)

「椎名林檎」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(https://ja.wikipedia.org/
2024年11月9日22時(日本時間)現在での最新版を取得

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