好きな歌手
ランキング87位
獲得票なし
嫌いな歌手
ランキング28位
獲得票なし
Ken


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なぜ好きなの?
なぜ嫌いなの?

ken(ケン、本名:北村 健(きたむら けん)、1968年11月28日 -)は、日本のミュージシャン、ギタリスト、シンガーソングライター、音楽プロデューサー。 ロックバンド・L'Arc〜en〜Cielのギタリスト。元SONS OF ALL PUSSYSのボーカリスト・ギタリスト、元D'ARK〜EN〜CIEL、元P'UNK〜EN〜CIELのドラマー。 学生時代から様々なバンド活動を行っているが、本格的な活動は1992年にL'Arc〜en〜Cielへ加入した頃から始まる。kenの演奏したギターが入ったスタジオ音源が販売されたのは、同バンドがオムニバスアルバム『Gimmick』に提供した楽曲「VOICE」が初となる。L'Arc〜en〜Cielではメインコンポーザーの一人として、現在までにミリオンセラーを記録した「花葬」や「NEO UNIVERSE」の他、「眠りによせて」「夏の憂鬱」「the Fourth Avenue Café」「虹」「winter fall」、シングル・単曲配信3作品、映像作品1作品を発表している。 他には、MUCCやBAROQUEなどのバンドの楽曲制作にプロデューサーとして参加したり、清春のアルバム制作ではギタリストとして招聘されている。 マネジメントは、L'Arc〜en〜Cielと同様に、MAVERICKが担当。所属レーベルは、MAVERICK内に設けられた、Danger Crue Records。

● 概要


◎ プロフィール
1968年11月28日に滋賀県米原市内の病院にて生まれる。血液型はAB型で、姉が1人いる。既婚者で1児の父。ちなみに自身が在籍するL'Arc〜en〜Cielでリーダー兼ベーシストを務めるtetsuyaは、同郷で幼馴染の関係にある。 バンドメンバーやファンからの愛称は「kenちゃん」。

◎ 学生時代 - 大学進学のため名古屋へ移住
幼い頃は姉と遊んだり、友人と外で遊ぶことが多かったという。 そしてkenは中学生の頃から、姉が使わなくなったフォークギターを触るようになった。初めてギターを触った頃を振り返り、kenは「姉貴が買ってもらったものだったんだけど、全然弾けないから放ってあったギターが家にあった。で、なんとなく、別に何か弾きたいっていうわけじゃなかったんだけど、単純に触ってみたいっていう興味だけで、そのギターに触ってみたいと思って、触ってみたらなんか楽しくって…ずっとそのまま。もらっちゃった!みたいな感じ」「ただ、人の曲を弾こう思ってコード譜を見ても、すごく難しくて上手く弾けなかったんですよ。それで、開放弦を利用してEmをEm7にしてみたり、FをFMaj7にしてみたり、自己流で崩して弾いたときの、響きの美しさに魅了されて好きになりました」と述懐している。その後、kenはエレクトリック・ギターを手にし、音楽に傾倒していくこととなる。 さらにこの頃は、実家の向かいに住んでいる一つ上の先輩(愛称:コウちゃん)の家に、近所に住んでいた一つ下の幼馴染のtetsuyaと3人で放課後に集まり、ほぼ毎日レコードを聴いていたという。kenは中学校の文化祭で初めてステージに立っており、オジー・オズボーンのコピーをしたという。ちなみに、kenはこのときヴォーカルを担当しており、「ミスター・クローリー」をア・カペラでコピーしたという。 高校に入学した後は卓球部に入るが、本格的な練習を強いられる部活だったようで、次第に行かなくなり帰宅部になったという。そしていろいろなバンドにギターで参加するようになり、この頃から自分で曲を書くようになった。ただ、大学進学のため、わずか1年ほどでByston-Wellを抜けている。なお、後年tetsuyaは、この当時のkenについて「kenちゃんは当時からいい曲を書いていた」と述懐している。 上記のように高校生の頃からバンド活動、作曲活動を行っていたが、プロミュージシャンになろうという強い思いもなく、高校3年生になったタイミングでは「とりあえず大学に進学しよう」を考えていたという。そしてkenは、名古屋工業大学工学部への進学を決めている。なお、kenの家系には"教師"の職に就いている者が多かったため、当初kenは「先生もいいかな」と思っていたという」と述懐している。 そして大学で専攻を選ぶ頃になると、kenは学業に興味が移り始めていったという。kenは、学業に興味が移り始めたころの心境について「学校に行きだすと、学校の面白さが今度は出てきてね。専門の授業が面白くなってきて。"ああ、これはこれで面白いな"と思いつつ、だからバンドと大学での勉強が、並行して進んでいった。市之瀬は、学生時代のkenについて「ピアスして前の方に座ってね、結構質問してくるんだよね。だいたい僕は授業のときには出席って全然取らない。だから人の名前って全然覚えないんだけど、北村君(=ken)の名前だけは覚えてたね。それで4年のときに(ゼミに)来てくれたから嬉しかった」という提案をしたこともあり、kenに加入打診をする流れとなった。hydeは、kenにバンド加入の打診をした背景について「以前から、kenの存在は知ってたんだ。tetsuyaの幼なじみで一緒にバンドをやってた人ってね。L'Arc〜en〜Cielのライヴにも何回か来てて、挨拶程度しかしてなかったけど、kenがやってるバンドのデモテープを聴かせてもらったりしてて、すごくいい曲を書くし、すごくカッコいいギターを弾くなって思ってたから、すぐに思い浮かんで」という。休養から約1年ほど経った2002年から、再びギターを弾き始め、L'Arc〜en〜Cielの元ドラマーであるsakuraに声をかけられたこともあり、ファッションモデルのEinを誘い、スリーピースバンド、SONS OF ALL PUSSYS(略称:S.O.A.P.)を結成し、別バンドでの活動を始動した。ken曰く「(SONS OF ALL PUSSYSで)CDを出すつもりはなかった」といい、バンド結成後半年間はライヴハウスでのライヴを中心に活動していたが、2003年2月6日に初の作品となる、1stミニアルバム『GRACE』を発表している。ちなみにken曰く、S.O.A.P活動当初はスマッシング・パンプキンズやジェフ・バックリィといったアーティストを意識した楽曲を制作しようと考えていたというが、バンドで音源を作っていくにつれ、様々なアプローチで楽曲制作が行われるようになった。また、2003年から2004年にかけてS.O.A.P.主催によるライヴイベント「BUBBLE FESTiVAL」を開催。このイベントには、HYDEやacid androidといったL'Arc〜en〜Cielのメンバーのソロプロジェクトに加え、清春、La'cryma Christi、MONORAL、LUNKHEADといったバンドが参加している。さらにS.O.A.P.は、2003年に野外ロック・フェスティバル「SUMMER SONIC 03」に出演している。余談だが、kenはS.O.A.P.として活動していた頃、自身の出演の有無と関係なく、多くのフェスを観に行ったという。その理由について、kenは2003年のL'Arc〜en〜Ciel活動再開後のインタビューで「(L'Arc〜en〜Cielが走りだした時のために)いろんな五感を喜ばしとけばいいんじゃないかなって」「そもそも(ゲイリー・ムーアの)「エンプティ・ルーム」をライヴでやりたいから、レコーディングしたい。けどカバーだけだとおかしいかなと思って、タイトル曲を自分の曲にっていう順番」と語っており、カバーをやってみたいという思いから、ソロ名義の作品リリースがスタートしたことを示唆している。 さらに2008年からは、MUCCやBAROQUEといったバンドの音源制作の場でプロデューサーを担当するようになっている。また、2004年には旧友の清春が発表したソロアルバム『poetry』に収録された楽曲「唯一遠くへ」、2021年にはCharがアーティスト全体総指揮、楽曲提供、プロデュースを担当したチャリティーソング「We Love Music」にギタリストとして参加している。そして2022年には、逹瑯(MUCC)に自身初の楽曲提供を行っている。なお、逹瑯に提供した楽曲「the love letter feat.DURAN」には、DURAN(ex.Made in Asia、ex.a flood of circle)が制作に参加している。 音楽活動以外では、かつて音楽雑誌『WHAT's IN?』で編集者やスタッフとの雑談を文字起こしした「放談我報」、音楽雑誌『音楽と人』で自身の日常を綴った「Ken牛乳」が連載されていた。なお、この2つの連載は、2010年に単行本『放談我報X』、2013年に単行本『Ken牛乳』としてそれぞれ刊行されている。また、雑誌「Weeklyぴあ」では2005年10月から約2年半にわたって「IRON MAIKEN」という対談企画が連載されていた。この企画は、L'Arc〜en〜Cielが在籍するレーベル、Ki/oon Recordsに当時所属していたアーティストを中心に招き、kenと"ヘヴィメタル"をテーマに対談するというもので、セイジ(ギターウルフ)や宇多丸(RHYMESTER)、PUFFY、チャットモンチー、DOES、DISCO TWINS、TAKE(FLOW)、GOT'S(FLOW)らとの対談が行われた。また、2007年1月には企画タイトルの元ネタとなったヘヴィメタル・バンド、アイアン・メイデンのギタリストであるエイドリアン・スミスとの特別対談が掲載されている。

◎ バンド・ソロワークス遍歴
(※) 太字はバンドもしくはユニット。正式メンバーとして参加していないバンドに関しては除外。
・DOBERMAN
・Byston-Well
・THE CLARE
・L'Arc〜en〜Ciel (1992年 - 現在)
 ・D'ARK〜EN〜CIEL (1995年 - 1996年)
 ・P'UNK〜EN〜CIEL (2004年 - 2012年)
・SONS OF ALL PUSSYS (2002年 - 2006年)
・ Ken (2006年 - 現在)

● 音楽性


◎ パート
L'Arc〜en〜Cielでは、本職のギターだけでなく、楽曲によってはピアノやキーボード、プログラミング、マニピュレート、パーカッション、オートハープ、ヴィブラフォン、タンバリンをレコーディングで担当している。さらに、L'Arc〜en〜Cielのパートチェンジバンド、D'ARK〜EN〜CIELではKën D'Ark名義で、P'UNK〜EN〜CIELではKEN P'UNK名義でドラムを担当している。 L'Arc〜en〜Cielのライヴでは「静かの海で」や「LOVE FLIES」でコーラスを担当しているが、スタジオ音源でコーラスを担当している楽曲は少ない。ただ、2002年にSONS OF ALL PUSSYSでボーカルを担当するようになって以降は、「Coming Closer」や「EXISTENCE」など、自作した楽曲のレコーディングでコーラスを時折担当するようになっている。また、「winter fall」「Butterfly's Sleep」「finale」「ALONE EN LA VIDA」の弦編曲、「LOST HEAVEN」のキーボード編曲、「Pretty girl」の管編曲を担当しており、これらは外部のアレンジャーと共同で行っている。 2006年から開始した、ソロ名義での活動では、メインボーカル・ギターを務めており、ほぼすべての楽曲の作詞・作曲・編曲・プロデュースを自らの手で行っている。また、曲によってはピアノ、キーボード、カリンバを担当している。

◎ 楽曲制作
kenが在籍するL'Arc〜en〜Cielは、"メンバー全員がソングライター"というバンドスタイルを採っている。kenはL'Arc〜en〜Cielの楽曲の作曲を一番多く手掛けており、作曲数はリアレンジ音源などを除き50曲を超えている。そのためkenは、メンバー全員が作曲を担当するかたちを採っているL'Arc〜en〜Cielというバンドにおいて、中心的なコンポーザーに位置付けられる。なお、L'Arc〜en〜Cielのメンバーであるhydeは、kenが作る楽曲について「L'Arc〜en〜Cielの核」と表現したことがある。 ちなみにken曰く、オリジナル曲を作り始めたのは高校生の頃だったという「Be destined」としていくつか収録されている。さらに、6thアルバム『ark』に収められた「Butterfly's Sleep」の制作では、kenがByston-Wellに在籍していた頃に作った楽曲のメロディの一部が採用されているという。 L'Arc〜en〜Cielが活動初期の頃に発表した1stアルバム『DUNE』から3rdアルバム『heavenly』の収録曲は、ken作曲の楽曲が半数以上を占めており、「Voice」や「As if in a dream」「風の行方」「Vivid Colors」「ガラス玉」など、kenが作る曲を中心にアルバムが制作されている。ただ、前記のアルバム3作のセールスが振るわなかったことで、レコード会社のスタッフに「ラルクは売れない」と言われるようになったという。こういった声を耳にしたkenは、1996年に開始した『True』の制作で、マスへのアプローチを意識し、ポップなメロディをつけた楽曲の制作に取り組むことにしたという。後年kenは、2004年に受けた音楽雑誌のインタビューで、アルバム『True』を制作していた頃の心境について「(L'Arc〜en〜Cielが)売れねえって声が聞こえた時、自分が一番曲を書いていたんです。で、"曲が悪いんだろう"、"俺が悪いんだろう"、"そりゃ売れねえの作ってるよ、俺は"と思ってたわけです。そこから始まったのかもしれない」と述懐している。そしてkenは、このアルバムで「Lies and Truth」や「the Fourth Avenue Café」「Fare Well」といったストリングスやホーンを大々的に導入した音源を手掛けている。また、kenはこの頃から、楽曲にキーボードの音色を多く採り入れるようになっているが、かつてはギター、ベース、ドラムといったロックバンドの基本フォーマットでない、キーボードの音を大幅導入することに葛藤があったという。このことについて、kenは「キーボードを入れたら、煌びやかに、世に言う"まとまって聴こえる"みたいな、レンジもおさえられるしこういう作り方もあるなとは思っていたんですけど、これをやっていいのかどうか...結果やっちゃったんですけど(笑)。そこがL'Arc〜en〜Cielに関わる人間として脳みそを切り替えた一番のポイントかもしれないですね」ということで、前作『True』で確立したL'Arc〜en〜Cielなりのポップ・ミュージックを基本としながらも、それまでと違うアプローチで音源制作を行うようになった。また、このアルバムに収録された「Shout at the Devil」や「fate」に表れているように、徐々にオルタナティヴ・ロックやグランジに寄ったギターアプローチで制作を行うようになっていった。 ちなみにkenは、L'Arc〜en〜Cielがヒットを飛ばしていた1999年頃に、アップテンポの明るい楽曲を制作できなくなっていたという。その理由について、kenは当時「周りから過剰に明るい曲を求められてるような空気を感じたとたんに、もう全然書けなくなって」と述べていた。ただ、L'Arc〜en〜Cielの活動が2001年から約3年ほど止まった間に心境の変化が生まれ、2004年に発表した9thアルバム『SMILE』以降は、時折明るいポップ・ミュージックを手掛けるようになっている。ちなみにken曰く、L'Arc〜en〜Cielの活動休止期間に、SONS OF ALL PUSSYSとして野外ロックフェスへ参加したり、観客としてフェスを観に行ったことが、明るい曲を書くひとつのきっかけになったという。kenは、2004年に受けたインタビューにおいて「(これまでは)明るい曲って受けつけなかったんですね。終止するところがマイナーでないと嫌だ、みたいなところがあって。でも、(L'Arc〜en〜Cielの活動が止まった)3年の間に明るい曲が人を元気にしたり、カーステで鳴らしてイエーイっていうだけでも音楽の意味があるんじゃないかと思い始めて。そういう曲も書いてみたいなと思って書き始めた、ピアノの弾き語りのような「瞳に映るもの」、レゲエをブレンドした「Wind of Gold」、変拍子を多用したオカルティックな印象のある「浸食 〜lose control〜」、マーチング・ビートのようなドラミングと壮大な上ものが印象的な「forbidden lover」、浮遊感の強いシンセサイザーのサウンドが印象的な映画音楽のような「the silver shining」、ギターリフが印象的なハードナンバー「THE NEPENTHES」、クラシカルなイントロからモダンな16ビートに展開する「叙情詩」、ラテンのリズムを採り入れたシンセ・ポップテイストの「Wings Flap」など、様々なジャンルの境界線を越えたボーダレスな楽曲を制作している。さらにkenは、トラディショナルな趣のあるサウンドが印象的な「Coming Closer」や、ゴシックやインダストリアルから派生したダーク・エレクトロのムードを纏った「EVERLASTING」も作曲している。なお、ken曰く、この2曲は「架空の異国民謡」を意識して作ったといい、2004年に発表した「Coming Closer」に関しては「一つの転機になった」と述べていたことがある。 2002年から活動を開始したインディーズバンド、SONS OF ALL PUSSYS(略称:S.O.A.P.)では当初、1990年代のオルタナティヴ・ロックを意識した楽曲制作が行われていた。kenは1stミニアルバム『GRACE』を発表した当時に受けたインタビューで「(結成)当時口にしてたのはスマッシング・パンプキンズとかジェフ・バックリィだったけど、そういう空気感っていう程度、シングル「Paradise」のカップリングとして収録された楽曲「Moving on」は発表の約10年以上前からデモ音源が存在していた。 自身の曲作りのスタンスに関して、kenは「無理矢理、作ろうとするのではなくて、その時に自分が感じる空気をそのまま曲にするという作り方ですね。空気って、説明するのが難しいんですけど、それがあるかないかでまったく違うんですよ。そのなかに空気がなかったら、作る意味はないかなって、ちょっと思います」「凄く難しいことなんですけど、その時代を背負ってなきゃいけないくせに、その時代と一緒になったらダメなんですよね。と、思ってるんですよ。そこの隙間を見つけた時だと思う」と述べている。 さらにken曰く、自身の楽曲制作には、飽き性な性格が影響しているという。kenは、2010年に受けた音楽雑誌のインタビューで「何回もその方法でやってくうちに、自分が飽きちゃうのも知ってるから。もう1回やろうよってなった時、自然にそうなればいいけど"あの方法があったじゃん"でやるのは、後なぞりな気がして嫌なんですよ」「あの時自然にやってたことが、方法論のひとつになっちゃうのが嫌なのかな。だから逆に、飽きるほどやったことないもんね。飽きるほどやったことないくせに、その手前で、飽きたら嫌だなって、ずっと言ってる、「NEO UNIVERSE」の制作ではメジャーのコードから始まる曲を意識的に作ってみたり、「Wings Flap」では普段使うソフトウェア・シンセサイザーを敢えて使わずデモを作っている。 L'Arc〜en〜Cielの共同プロデューサーを務める岡野ハジメ(ex.PINK)は、作曲家・ギタリストとしてのkenの印象について「kenは楽曲制作する上で<構築モード>と<一期一会モード>の2つの人格がある」と評している。また、岡野は「曲の構造が彼の中に構築されてる場合は最初から凄く緻密」と語っている。ちなみにkenは、2010年に受けた音楽雑誌のインタビューで、自身の作曲姿勢について「気分のタイミングで動いた方が、脳みそにあるイメージを出しやすい人間なのかなと思う。だからアレンジとか進んでても、"思いついたからこれ"とか、"いろいろ言ってたけどやっぱそれなし"とか、そうやって作ってる方が、自分としてはスムーズで」「(バンドメンバーの)みんな、kenに一目置いてると思う。アレンジ面だったり、エンジニア的な音質の部分だったり、ダビングの構築だったり。もちろん、作曲家としても他に類を見ない存在で。自分と比べても、音楽的に優れてる」と述べている。また、tetsuyaは、kenについて「彼はギターに対してというよりも全体を見てるから。ギタリストだからそれをギターでやろうっていうタイプじゃなくて、全体を考えてる」と述べている。 さらに岡野ハジメは、kenのアレンジワークについて「kenちゃんはアレンジができて、譜面の読み書きもできる人です。彼と仕事をしていて凄く勉強になったのは…(中略)kenちゃんは内声に凄くこだわるんですよね。ギタリストだからでしょうけど、ミッドのところをどうするか、歌と他の楽器の音が当たっていないか、ストリングスの中でビオラの帯域をどうするか?といった、内声の動きにこだわるんです」と評している。また、ロックバンド、THE NOVEMBERSの小林祐介は、kenの作る楽曲について「kenさんは作曲の理論だったり、ギターでいうボイシングやグルーヴの作り方、アンサンブルの組み方にいつもハッとさせられます」と述べている。 ちなみにkenは、L'Arc〜en〜Cielでの作品づくりについて「<音は音でしかない>って僕が思ってるのは事実なんですけど、hydeの歌詞が乗ったとき、そこには何かがあるんですよね」「hydeがバンドの顔として言葉を綴ってまとめ上げていることによって、僕の音楽に対する節操のなさがバリエーションとして響いているんだろうし、さらにtetsuのプレイやyukihiroのプレイによっても、アルバムがちゃんと筋が通ったものになって行っているんだろうなと思う」と語っている。また、kenは音楽を作るという行為や、リスナーと音楽を共有する感覚について「何かの本を読んで、科学者や音楽とか芸術をする人は、結局は神の存在を感じさせる作業をしていると。で、音楽は放っといたとしても、科学の人なんていうのは、こまいこまい事実を繋ぎ止めてって、結局はすごい細かい現実的なことを突き付けるんだけど、それの結果、感覚としては"神はいるかも"みたいな、逆の感覚に至るみたいなのが――神って、宗教的な話じゃなくね、"おお、素晴らしいな、世界って"みたいな気分でいいと思うんですけど――音楽にもそういうことがあるのだと。"この部分はこうだ"と脳みそではわかってしまった上でも。そこで"わかったわかったわかったよ"じゃなくて"わかったわかった。それをこうしてこうして、こうしてやり遂げることによって、素晴らしき気分を聴いてくれる人と共有できたらな"っていう、何て言うんでしょうね。バンドをやっていくひとりとして、なんかちょっと"目標ができてうれしいな"みたいな気分ですね」と述べている。

◎ 音楽ルーツ・音楽的嗜好
1970年代・1980年代のハードロック、ヘヴィメタル、ニュー・ウェイヴを特に好きなジャンルとしてあげている。他には映画音楽、プログレッシブ・ロック、オルタナティヴ・ロック、オルタナティヴ・メタル、そして日本のニューミュージックなどを好んで聴いている。 音楽に興味を持ち始めたのは、小学生の頃、家にあったニーノ・ロータ作曲の「ゴッドファーザー 愛のテーマ」など、映画音楽が収められたレコードを聴いたことがきっかけだったという。後年kenは、映画音楽のレコードを聴いていた当時の心境を振り返り、「なんかすごい切ない気分になるんすよね、ああいうの聴いてると。なんで小学生があんな切ない気持ちになってたのかわかんないですけど、切なかったですねやジョン・バリー、姉からの影響で松山千春をよく聴いていたというやジョン・サイクス、マイケル・シェンカーやアイアン・メイデン、ヴァンデンバーグ、キング・クリムゾンといったプログレッシブ・ロックもよく聴いていたという。 なお、上記のように中学生時代からHR/HMに夢中になったが、1980年代後半から流行したLAメタルにはあまり傾倒しなかったという、ラムシュタイン、U2、ザ・スミスのジョニー・マーが在籍していた頃のザ・ザなどを好んで聴いていた。特にザ・キュアーのサウンドメイキングは、L'Arc〜en〜Cielの活動最初期の楽曲制作において、ひとつのイメージになっていたという。kenは、2004年に受けたインタビューで「アルペジオとか使ってザ・キュアーみたいな雰囲気でバッキングトラックを作ったらどうかとかがあったやジミ・ヘンドリックス、イギー・ポップ、ママス&パパス、ラモーンズ、ジャパンが手掛ける楽曲も好きで聴いていたという。さらに、カーティス・メイフィールドやリー・リトナー、印象に残ったアーティストとしてザ・フー、ストーン・テンプル・パイロッツ、スマッシング・パンプキンズ、プラシーボ、コールドプレイ、カーペンターズ、ビースティ・ボーイズ、トレイシー・チャップマン、スカーロードや、エヴァリー・ブラザースの楽曲「クライング・イン・ザ・レイン」、ジョン・サイクス&フィル・ライノットの楽曲「プリーズ・ドント・リーヴ・ミー」、ユーリズミックスの楽曲「ヒア・カムズ・ザ・レイン・アゲイン」を披露したことがある。他には、44MAGNUMの楽曲「STREET ROCK'N ROLLER」や、GRANDSLAMの楽曲「INTO THE NIGHT」といった日本のハードロックバンドのカバーも行っている。 ちなみにkenは2007年に受けたインタビューで、自身が好む音楽について「上手く言えないんですけど、パッと浸れるもの ――自分がパッと聴いて浸れたり、見えてる景色が違って見えたり、目を瞑ったら違うところに行けたりっていう、音楽ってそういうものだと思ってて。だからアブストラクトな音楽でもポップとされている音楽でも、それさえあればいいなと思ってるんですよね」と述べている。 なお、L'Arc〜en〜Cielは2020年以降に開催したライヴにおいて、開演前に様々なアーティストの楽曲で構成されたプレイリストを会場内で流している。このプレイリストはメンバー4人それぞれが選曲したもので、公演終了後に音楽ストリーミングサービス上で公開されている(詳細は下記リンクを参照)。なお、kenが作るプレイリストは一つのテーマに則ったようなものが多く、これまでにメタルの楽曲を中心に集めたプレイリストや、会場となった"東京"という地名が入ったタイトルを集めたプレイリストを公開している。
・kenが選曲したL'Arc〜en〜CielのオープニングBGMのプレイリスト一覧 :2020年 - 『ARENA TOUR MMXX OPENING BGM』 :2021年 - 『L'APPY BIRTHDAY OPENING BGM』 :2021年 - 『30th L'Anniversary TOUR OPENING BGM』 :2022年 - 『30th L'Anniversary LIVE OPENING BGM』

● ソロアーティストとして
kenは、2006年8月にKen名義でシングル「Speed」をリリースし、ソロアーティストとしての活動を開始した。Kenは当初、2002年に結成したSONS OF ALL PUSSYSを、2006年から再始動することも検討していたが、結果的にソロ名義で作品をリリースすることにしている。Kenは、2006年にSONS OF ALL PUSSYSの活動を再始動しなかった理由について、「2005年末のSONS OF ALL PUSSYSのリハのとき、なんかもっと歌詞を伝えるようになりたいなぁ、なんてことを思いつつ。で、それは"とにかくYeah"って言ってるっていうものとはちょっと違うじゃないですか、歌詞を伝えることと。そんな気分になってるんだよねって話はメンバーに伝えて。その後、しばらくそのままの状態だったのかな。で、年が明けてからも、SONS OF ALL PUSSYSっぽい曲がなかなかできないねぇ…みたいな感じで。そうこうしてる間も、メンバーそれぞれがチョコチョコ忙しくしてたっていうのもあって、なんとなくSONS OF ALL PUSSYSは離陸せずに今に至るって感じかな」「お任せというか、音さえ良ければ何の抵抗感もないんだよね。どんな曲調でもといったドラマーがレコーディングに参加している。そして現在に至るまでバンド活動と並行しながら、作品リリースとライヴを続けており、アルバム2作品、シングル・単曲配信3作品を発表している。 また、Kenは2016年・2017年に、自身が主宰するライヴイベント「PARTY ZOO」を開催している。このイベントには、自ら声をかけて集めた後輩バンドたちが多く参加している。また、近年はMUCCやBAROQUEといったバンドのアレンジ作業に参加したり、楽曲プロデュースも行っており、活動の場を広げている。

◎ C.H.Lion Rag baby
Kenがソロ名義で発表したライオンをモチーフにしたマスコットキャラクターで、通称はラグベベ。 ラグベベは、Ken名義で主催したライヴに登場したり、新譜リリースに関する告知をTwitter(現:X)やブログで行ったり、Kenの活動のサポート役として活動している。また、近年は様々なゆるキャライベントに参加しており、2013年に参加した「ゆるキャラグランプリ2013」(通称・ゆる-1)では、企業枠において335体のキャラクターがエントリーする中、10位に入賞されている。

● サポートメンバー


◎ バックバンドメンバー

 中間英明
(ex.Hurry Scuary, ex.ANTHEM, ex.HELL'N'BACK)  ギター  2008年〜
 白田一秀
(GRAND SLAM, PRESENCE)  ギター  2008年〜
 TAKASHI
(ex.DIE IN CRIES, BUG)  ベース  2006年〜
 宮脇“JOE”知史
(44MAGNUM, ex.ZIGGY, RIDER CHIPS, MADBEAVERS)  ドラム  2008年〜
 秦野猛行
(L'Arc〜en〜Cielサポート)  キーボード  2006年〜

○ 上記以外のバックバンドメンバー

名前 期間
size=3 Guitar
 ミヤ
(MUCC, Petit Brabancon)  ライヴイベント「天嘉 -伍-」にサポートギタリストとして参加
 Jimmy
(44MAGNUM)  ライヴイベント「JACK IN THE BOX 2007」にサポートギタリストとして参加。
・8月11日、VAMPSが企画するライヴイベント「VAMPS LIVE 2013 BEAST PARTY」に出演。
・12月20日、act
・squareにてディナーショー「Ken Special Live 〜PREMIUM CHRISTMAS DINNER & SHOW〜」を開催。 2014年
・6月28日、ベルサール渋谷ガーデンで行われたイベント「TOKYO GUITAR SHOW 2014」に出演。このイベントでは、"Ken × Fender Amps Special Talk Show"と題し、フェンダーアンプなどについて語るトークセッションが行われた。
・8月24日、VAMPSが企画するライヴイベント「VAMPS LIVE 2014 BEAST PARTY」に出演。
・11月24日、東京ビッグサイト 会議棟 レセプションホールAで行われたイベント「プロフェッショナル・ワークショップ Powered by RittorMusic」に出演。 2015年
・8月23日、VAMPSが企画するライヴイベント「VAMPS LIVE 2015 BEAST PARTY」に出演。
・9月16日、アメリカの老舗弦メーカー、Dean Markley社とナショナルエンドーストメント契約を結んだことを公表。
・10月24日、VAMPSが企画するライヴイベント「HALLOWEEN PARTY 2015」に出演。セッションメンバーとして参加。
・12月16日、AKiが発表したアルバム『EPHEMERAL』の収録曲「The Inside War」にギタリストとして参加。 2016年
・1月23日 - 4月1日、MUCCとAKiが開催したライヴツアー「MAVERICK DC presents DOUBLE HEADLINE TOUR 2016 『M.A.D』」にゲスト出演。
・6月15日、MUCCが発表したシングル「ハイデ」のプロデュースを担当。なお、MUCCのシングルをプロデュースするのは、2009年以来約7年ぶりのこととなる。
・8月14日、VAMPSが企画するライヴイベント「VAMPS LIVE 2016 BEAST PARTY」に出演。
・9月11日 - 10月9日、自身が主催したライヴイベントツアー「PARTY ZOO 〜Ken Entwines Naughty stars〜」を開催。
・9月14日、MUCCが発表したシングル「CLASSIC」のプロデュースを担当。
・10月26日、BAROQUEが発表したシングル「GIRL」のプロデュースを担当。
・11月5日、品川ステラボールで行われたライヴイベント「JACK IN THE BOX mini」にスペシャルゲストとして出演。セッションメンバーとして参加。
・12月10日、銀座山野楽器本店7FイベントスペースJamSpotにてイベント「銀座山野楽器本店 Presents Ken(L'Arc〜en〜Ciel) Guitar Clinic」を開催。
・12月27日、日本武道館で行われたライヴイベント「MAVERICK DC GROUP 35th Anniversary『JACK IN THE BOX 2016』」に出演。セッションメンバーとして参加。 2017年
・1月25日、MUCCが発表したアルバム『脈拍』の収録曲すべてのプロデュースを担当。
・9月13日、MUCCが発表したセルフカバーアルバム『殺シノ調べⅡ This is NOT Greatest Hits』の収録曲「流星」「モノクロの景色」の編曲を担当。
・11月22日、MUCCのトリビュートアルバム『TRIBUTE OF MUCC -縁 [en-』に「EMP」のカバーで参加。
・11月22日・23日、Zepp Tokyoにて自身が主催したライヴイベント「PARTY ZOO 2017」を開催。
・12月23日・24日、幕張メッセ国際展示場 4-6ホールで行われたHYDEのソロコンサート「HYDE Christmas Concert 2017 -黒ミサ TOKYO-」にゲスト出演。
・12月27日、日本武道館で行われたMUCCのライヴ「20TH ANNIVERSARY MUCC祭「えん7 FINAL」in 武道館」にゲスト出演。 2018年
・1月17日、A9が発表したシングル「F+IX=YOU」のプロデュースを担当。
・1月24日、DaizyStripperが発表したシングル「4GET ME NOT」の収録曲「4GET ME NOT」「ラビットファンタジーパレード」のプロデュースを担当。
・4月25日、A9が発表したアルバム『PLANET NINE』の収録曲「F+IX=YOU」「UNREAL」のプロデュースを担当。
・6月16日、ベルサール渋谷ガーデンホールで行われたイベント「FENDER CUSTOM SHOP EXHIBITION」に出演。このイベントでは、Kenと、音楽雑誌『ギター・マガジン』編集長の尾堂雅哉、FENDER CUSTOM SHOPのプロダクトマネージャーである大畑篤史を交え、ギターサウンドに関するトークセッションが行われた。
・7月25日、DaizyStripperが発表したアルバム『シン世カイ』の収録曲「コスモス」のプロデュースを担当。
・12月27日、日本武道館で行われたライヴイベント「MAVERICK DC GROUP PRESENTS JACK IN THE BOX 2018~LAST BUDOKAN~」に出演。 2019年
・1月29日、HYDEのソロアコースティックコンサート「HYDE ACOUSTIC CONCERT 2019 黒ミサ BIRTHDAY WAKAYAMA」にサプライズ出演。
・3月30日、Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASUREで行われた圭のライヴ「圭 10th Anniversary live「beautiful emotional picture.」」に出演。
・6月15日、ラフォーレミュージアム原宿で行われたイベント「FENDER CUSTOM SHOP EXPERIENCE」に出演。このイベントでは、KenとINORAN(LUNA SEA)とのトークセッションが行われた。また、同イベント内で行われたINORANのライヴにKenがゲスト参加し、セッションの他、レッド・ツェッペリンの楽曲「ロックン・ロール」のカバーが披露された。 2022年
・2月2日、逹瑯(MUCC)が発表したソロアルバム『非科学方程式』に収録された楽曲「the love letter feat.DURAN」の作詞・作曲・編曲を担当。 2023年
・6月15日、新たにオープンするFENDER FLAGSHIP TOKYOで行われたイベント「"FENDER FLAGSHIP TOKYO" Opening Party」に出演。このイベントでは、Kenを含め多くのアーティストによるスペシャルセッションを催されており、ken、MIYAVI、Suspended 4thのセッションコーナーでは、L'Arc〜en〜Cielの楽曲「虹」が演奏されている。
・8月12日 - 9月9日、YouTubeチャンネル『全国エフェクターボード盆栽協会』がアップロードする動画に出演。このチャンネルは林幸宏(全国エフェクター盆栽協会)が企画したもので、ギターやベースのエフェクターボード、機材などにまつわる情報を発信する"全国エフェクターボード盆栽協会"の一環で制作されている
   

2017年
 HYDE 『HYDE Christmas Concert 2017 -黒ミサ TOKYO-』  12月23日 幕張メッセ国際展示場 4-6ホール(ゲスト出演)
12月24日 幕張メッセ国際展示場 4-6ホール(ゲスト出演)
 MUCC 『20TH ANNIVERSARY MUCC祭「えん7 FINAL」in 武道館』  12月27日 日本武道館(ゲスト出演)
   
2018年
 FENDER CUSTOM SHOP EXHIBITION  6月16日 ベルサール渋谷ガーデンホール
 MAVERICK DC GROUP PRESENTS JACK IN THE BOX 2018~LAST BUDOKAN~  12月27日 日本武道館(セッションのみ)
   
2019年
 HYDE 『HYDE ACOUSTIC CONCERT 2019 黒ミサ BIRTHDAY WAKAYAMA』  1月29日 和歌山ビッグホエール(サプライズ出演)
 圭 『10th Anniversary live「beautiful emotional picture.」』  3月30日 Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASURE(ゲスト出演)
 FENDER CUSTOM SHOP EXPERIENCE  6月15日 ラフォーレミュージアム原宿
 MUCC Presents Trigger In The Box  12月27日 日本武道館
   
2023年
 "FENDER FLAGSHIP TOKYO" Opening Party  6月27日 FENDER FLAGSHIP TOKYO
 MUCC 『25th Anniversary TOUR Grand Final Bring the End to『Timeless』&『WORLD』』  12月28日 東京国際フォーラム ホールA(ゲスト出演)


● タイアップ

  年   曲名   タイアップ
   
2009年
  Deeper  日本テレビ系ドラマ『GALACTICA/ギャラクティカ』エンディングテーマ
 第一興商「DAM☆うた」CMソング
"S"  テレビ朝日系番組『業界技術狩人 ギョーテック』エンディングテーマ


● ミュージック・ビデオ

監督 曲名
 川村ケンスケ  「Deeper」
 濱崎幸一郎  「T.P.I.T.P.」
 マサオ  「In Physical」「"S"」
 山口保幸  「solitary stroll」
 湯本美谷子  「Speed」


● ギタリストとして
kenは、開放弦を交えたアルペジオが印象的なプレイを見せることが多いが、様々なギタリストから影響を受けていることから、多彩なアプローチでギターを弾いている。また、kenは特にギターソロパートにおいて、インプロビゼーション的なアプローチでギターを弾くことが多い。kenが在籍するL'Arc〜en〜Cielにおいて、長きにわたり共同プロデューサーを務めた岡野ハジメ(ex.PINK)は、ギタリストとしてのkenについて「一回弾いたら、二度と同じことは弾けませんみたいな、一期一会的を大事にするロック・ギタリスト。kenは「New World」のギター録りについて「今までL'Arc〜en〜Cielでは、ダブル…左右同じことを弾いて、音の壁にするっていうやり方は、避けてきたんだよね。こっちでアルペジオを弾いてるんだったら、こっちは違うメロディーを置くとか、絶対同じものにはならないようにしたいなと思ってて。けど、『SMILE』のころからは曲のテイストとかで、そういうふうにしたほうが映える曲とかが出てきた感じもしたんで。『SMILE』のとき、ちゃんと同じダブルにしたものはほとんどなかったと思うけど、今回は同じものを2つ弾こうと思って、実際そうした」と、2019年に発表した自身の書籍において評価している。なお、作曲者であるhydeも、2012年に自身が発表した自叙伝において「重要なのは、裏で鳴ってるあのメロディで。あのkenの裏メロがハマったから、いい曲になったんだよね」と「HONEY」におけるkenのギタープレイを称賛している。 kenはマイケル・ランドウとの対談において、バンドの中でのギターの役割について「音色面での多彩さもギターの特徴ですが、それに加えて奏法におけるバラエティの豊かさも、楽曲に彩りを与えてくれますよね。例えばコード弾きだったり、指弾きだったり、アルペジオだったり。ピッキングの強弱だけでも、様々なニュアンスを出せますしね」と語っている。なお、2017年に発行された音楽雑誌『ギター・マガジン』において、プロギタリストを含めた音楽関係者が選ぶ<日本の偉大なギタリストTOP100>という企画が行われた際、kenは36位に選ばれている。ちなみに、kenは同誌において、日本の偉大なギタリストとしてCharの名前をあげている。
   
 
 

   
 
 

余談だが、SHOW-HATE(SiM)は、kenのギタープレイについて「ギターのフレーズが自由で、枠にとらわれてないところが好き」と述べている。さらに春畑道哉(TUBE)は、kenのギターの音へのこだわりようについて「ディレイの研究がハンパない」「Kenのギターの浮遊感、それはディレイを含めてなんだけど、俺にはできないスタイルだなあ、カッコいいなあと思ってます」と述べている。 なお、kenは2010年代後半以降、様々なメディアでギタリストと対談を行っており、これまでにDURAN(ex.Made in Asia、ex.a flood of circle)や山内総一郎(フジファブリック)、TAIKING(Suchmos)、菰口雄矢(ex.TRIX)らと対談・鼎談している。

● 使用機材


◎ ギター
kenが初めて手にしたギターは、姉が弾かずに家に置いていたアコースティック・ギターだったという。なお、kenが初めて手にしたエレクトリック・ギターは、ヤマハ・SGだった。その後、ギブソン・エクスプローラーを経て、「Shout at the Devil」で1981年製のギブソン・レスポール・スタンダード、「milky way」で1966年製のフェンダー・コロナドを使用している。また、「HONEY」のレコーディングでは、フェンダー・カスタム・ショップ製のジャズマスターにシングルコイル・ピックアップを3つ取り付けたギターを使用している。さらにkenは、「Spirit dreams inside -another dream-」のレコーディングでhydeから借りたドブロ・ギターを弾いている他、「AS ONE」でギブソン・レスポールを弾いている。アコースティック・ギターでは、ギブソン・J-50をよく使っており、「虹」や「MY HEART DRAWS A DREAM」のレコーディングでこのモデルを弾いている。 kenはフェルナンデスとの契約が終わった後、2010年にフェンダーとエンドースメント契約を結んでいる。また、2015年には弦メーカーのディーン・マークレイ社とインターナショナルエンドースメント契約を結んでいる」と述べている。
○ Fernandes
2009年まではフェルナンデス社とエンドースメント契約を結んでおり、SONS OF ALL PUSSYSと自身のソロ名義活動を除き、ライヴでは自身のシグネイチャーモデルを使用していた。 これまでにkenのシグネイチャーとして発表されたギターシリーズは、全部で3種あり、ストラトキャスタータイプでラージヘッド/21フレット仕様のLDシリーズ、リバースタイプのテレキャスターヘッドタイプで24フレット仕様(2003年まで)もしくは21フレット仕様(2007年以降)のLAシリーズ、フライングVタイプのLVシリーズが発表されている。なお、当初24フレット仕様であったLAシリーズは、2007年頃から新たに21フレット仕様のモデルが開発されており、トレモロユニットもロック式の物からシンクロ式のものへと変更されるようになった。ちなみに、これらはフェルナンデスのミュージシャン・モデルシリーズから各種発売されていた。また、それぞれのシリーズでカラーやスペックの異なる様々なバリエーションが製作されている。 なお、kenはL'Arc〜en〜Cielのライヴにおいて、メインギターとしてLDシリーズ、サブギターとしてLAシリーズを使用することが多かった。基本的にストラトキャスタータイプのLDシリーズを使っていたのは、ギター交換時の感覚的な違和感を回避するためだったという。
○ Fender
フェルナンデスとの契約が終了した2009年以降は、それまでレコーディングにおいてメインで使っていたフェンダー・カスタム・ショップ製のフェンダー・ストラトキャスターをライヴやメディア出演でも弾くようになった。そして2010年12月には、フェンダー社と正式なエンドースメント契約を結び、カスタム・ショップにてシグネイチャーモデルの制作が開始されることになった。 そして2010年に、kenのシグネイチャーモデル第一弾としてKen Stratocaster® Galaxy Redが製作されている。このギターは、kenの要望で、フェンダーのマスタービルダーであるグレッグ・フェスラーにより製作されている。kenは、グレッグにギター製作の依頼をした経緯について、「いつだったかグレッグ・フェスラー(マスタービルダー)さんの作ったモデルを弾く機会があって。ハカランダ(ブラジリアン ローズウッド)仕様のストラトキャスターだったのですが、"あ、なんかすごく自分に合っているな"と思ったんです。それからグレッグさんに興味を持つようになりました。余談だが、このカラーリングのモデルは、ジャズベースバージョンも製作されている。 2013年には、kenが自身の為にカスタマイズし使用していたフェンダー・ジャガーが、米国フェンダー社の製品開発担当者の目に留まり、FSR Jaguar Ken Customとして150本限定で商品化されている。商品版は、ken本人がカスタマイズした仕様に基づきボディーカラーをアークティックホワイトに、同色をヘッドにも配したマッチングヘッドとなっている。このギターは、第一弾と同様に、フェンダーのマスタービルダーであるグレッグ・フェスラーが手掛けており、名前が表すように、鮮やかなペイズリー柄がペイントされたモデルとなっている。なお、kenはこのギターを持って、上記ツアー及び翌2018年に行われたL'Arc〜en〜Cielの結成25周年記念ライヴ「25th L'Anniversary LIVE」で演奏を行っている。なお、このギターは2022年に初めて発売され、翌2023年には再び受注生産リリースが行われている。余談だが、このシグネイチャーギターは、テレキャスターモデルも製作されている。 2022年には、シグネイチャーモデル第三弾となるKen Stratocaster® Experiment 1が公開されている。このギターは、"Experiment"という名前に表れているように、kenの実験により生まれたモデルとなっており、Paisley Fantasyストラトキャスターの仕様を一部踏襲しながら試行錯誤を重ねたうえで製作されている。また、このギターはkenの「金継ぎされた日本の陶器」というイメージをもとに、白と金色が印象的なカラーリングになっている。なお、kenはこのギターを製作する過程で、自らの手でボディをカッターで削りながら、好みの音が鳴るかたちを探し続けたという。kenは、このギターの製作経緯について「まずは、ボディで試したかったことがありました。経年劣化とともにボディの塗装が削れていくと、いい音になるんじゃないか?という予測が今までの経験上あって、初代のシグネイチャーモデル、Ken Stratocaster Galaxy Redの時に、ボディに耳を近付けて生音を聴くと振動が大きいところと小さいところがあって、気になるポイントがあるとハサミでボディを削っていたんです。 その次にKen Stratocaster Paisley Fantasy(以下:Paisley Fantasy)が完成して。Paisley Fantasyは模様があるから、ボディ裏の目立たないところを削って耳を当てて聴いた時、“ボディ裏のコンター加工がなかったら巻き弦だけでなくプレーン弦でも低めの音が出るんじゃないか”とふと思ったのが最初のアイディアです。フェンダー・テレキャスターを弾くと、もうちょっとゴツンと音がしてるイメージもあって。それも重なって、コンター加工がされていない、削られていないボディを実験として弾いてみたいと思った。
メーカー モデル
Fernandes   使用モデル (※) 太字はシグネイチャーモデル LDシリーズ
・LD-KK CUSTOM No.1 :ソープ・ピンクで、アルダー・ボディー仕様のメインギター :No.10と同仕様のサブで、2004年にL'Arc〜en〜Cielとして開催したライヴツアー「SMILE TOUR 2004」において使用されている。 :なお、このギターの12フレット目には、L'Arc〜en〜Cielのロゴのインレイが入っている :2005年にL'Arc〜en〜Cielとして開催したライヴツアー「AWAKE TOUR 2005」で使用されたギター。 :なお、このギターの12フレット目には、L'Arc〜en〜Cielのロゴのインレイが入っている :2005年以降に開催したL'Arc〜en〜Cielのライヴで使われていたギター。 :PUはキンマンのウッドストックが3基搭載されている。また、ビンテージ・トレモロ、シャーラーVolノブ、スイッチクラフト・ジャックなどのハードウェアはゴールド仕様のものが使われている :2007年から導入されたギターで、No.13を踏襲した仕様になっている :アルダー・ボディー、メイプル・ネック仕様のギター :詳細は「外部リンク1」と「外部リンク2」を参照。 :
・Ken Jazz Bass Galaxy Red
・Fender Custom Shop 1969 Stratocaster by Mark Kendrick
・Fender Custom Shop Stratocaster by Greg Fessler
・Fender Stratocaster '65
・Fender Stratocaster American Acoustasonic Stratocaster
・Gibson Les Paul Standard 1981
・Gibson ES-345。他には、サブステージ用として「Fender The Edge Deluxe」と「Fender Deluxe Reverb」が導入されている公演もある。 ちなみにkenは、1994年にL'Arc〜en〜Cielとして開催したライヴツアー「Tour Sense of time '94」では、ADA製のMIDIプログラマブル・チューブ・プリアンプ「ADA MP-1」と、パワーアンプ「VHT 2150」を導入し、スピーカーキャビにはPacific製のものを採用していた。1995年・96年の頃には、MarshallやDigitech、Matchlessのアンプを導入するようになっている。そして、1997年に開催したライヴ「1997 REINCARNATION」からは、Marshall製のヘッドアンプも使うようになり、1999年頃には豹柄にカスタムされた「Marshall 1959」がステージに配置されるようになった。その後、2012年頃から現在もメインで使っている「Suhr ML-100」と「Two-Rock Classic Reverb Signature」の他、「Divided by 13」やMarshall製、Diezel製、Bogner製のものを楽曲によって装備するようになった。また、かつては自身がプロデュースしたオーバードライブ「DOD LOVE DRIVER FX-900」の他、「Klon Centaur」「Electro-Harmonix BIG MUFF Π」「Z.VEX Fuzz Factory」。なお、このシグネイチャーモデル「Free The Tone Ken SIGNATURE FUTURE FACTORY/FF-1Y-K」は、2020年に一般リリースされている。ちなみに、このモデルを導入してからは、Free The Tone社の製品を基本としたセットに一新されている
・Alesis Q20
・Barber Direct Drive SS
・Celestial Effects Virgo Rock Overdrive
・Free The Tone Ken's BOOSTER
・Free The Tone MUTE BOX
・Ibanez Jet Driver
・Matchless DC-30」とkenの人物像について述べている。また、かつてL'Arc〜en〜Cielのプロモーションを担当し、のちにKi/oon Recordsの代表を務めた中山道彦は、kenについて「彼の会話には話にとりとめはないけど破綻はなく、くだらない衝動だけど結論は本質ついてるみたいな。なおかつ人に対して、またその音楽に対して好奇心旺盛」と語っている。
・飽きっぽい性格であると、hydeに音楽番組で言われたことがある。例えば、kenは昔BMXを買ったものの、ギア変速がついていなかったために一度しか使わず、そのまま放置している。また、一時期は写真を趣味にしていたが、「現像に行った時に名前を書くのが恥ずかしい」という理由で撮らなくなっており、ころころと趣味が変わることが多い。ちなみに近年は、ゴルフにハマっているという。
 ・一方で、ギターだけは飽きが来ないようで、ken自身も「唯一続いていること」と語っている。hydeは、kenのギターへの愛着について「ずっとギターを弾いてる。子供が(ニンテンドー)DSを手放さないような感じ。隙があれば弾いてる」「楽屋でも大音量で練習するんですよね。なので、楽屋がそうだとたぶんhydeは歌に集中出来ないだろうし。やっぱり本番前のヴォーカリストって、ちょっと瞑想する時間も必要じゃないですか。その日のMCの事も考えなきゃいけないし。だったら、音がない方が集中できるだろうと思って、僕がコメット(注:かつてL'Arc〜en〜Cielでライヴ制作に携わっていたスタッフ)に"別の楽屋を用意して、そこで音を出してもらった方がお互いにいいんじゃないの?"って提案したんです。(中略)それで音出し部屋を別に用意してもらったんだけど、今度はそこから出てこなくなったというか、完全に彼らの個室になってしまって、いつの間にかkenちゃん部屋、ユッキー部屋が出来て、結局、楽屋には僕とhydeしかいなくなってしまった(笑)。ちなみにkenは、アメリカに訪れた際、現地のコーディネーターに「フーバーダムに行きたい」と伝えたところ、「日本人で君が2人目だよ(笑)」と笑われたというエピソードを明かしている。
 ・余談だが、2003年2月7日に放送されたテレビ朝日系番組『タモリ倶楽部』において、kenの持ち込み企画「男の建造物 ダム放水大賞」が採用されている。この回では、ダムの豪快な放水をランキング形式で紹介していく内容が放送されている、2012年には2〜3ヶ月で150本ほど映画を観たと述べている。ただ、この時期に多くの映画を短期間で観すぎたため、前に見た映画を途中までまた観てしまうことがあったことから、映画ごとに5段階評価をつけ、Excelにリストとしてまとめるようにしたという『奇跡の海』『アメリカン・ヒストリーX』『ディナーラッシュ』『8人の女たち』『オアシス』『たそがれ清兵衛』『ナイト・ミュージアム』『イノセント・ボイス 12歳の戦場』『世界最速のインディアン』『レスラー』『ラブ・クレイジー』『カールじいさんの空飛ぶ家』『タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら』『はじまりの街』『はじまりへの旅』『グリーンブック』『アイリッシュマン』など様々なジャンルの作品の名前をあげている。なお、kenは映画『アイリッシュマン』について「スコセッシが一つのエピローグとしてやってる気もして面白かった。
 ・また、ドラマでは、『噂の刑事トミーとマツ』や『24 -TWENTY FOUR-』『GALACTICA/ギャラクティカ』『冬のソナタ』『最高の離婚』『おかしの家』『ハンドレッド』などを好んで鑑賞している。ちなみにken曰く、幼少期の頃は、杉良太郎が出ているドラマが好きでよく観ていたという。
・昔から読書が好きで、小説をはじめ、いろいろな本を読んでいる。なお、kenは好きな小説家として、レイモンド・カーヴァーや浅田次郎の名前をあげたことがある。また、自身のSNSアカウントで、伊藤計劃著の『虐殺器官』も好きだったとコメントしている。ちなみにken曰く、趣味の一環で小説を一度書いてみたことがあるという。
 ・学書に関連する書物も時折読んでおり、『資本論』に関する本なども読んでいる。他には、心理学」「単音の旋律からどうなっていったか興味があるや『黄昏流星群』を好んで読んでいる。また、ken曰く、少女漫画も時折読んでおり、これまでに『動物のお医者さん』や『君に届け』、アニメ映画『クレヨンしんちゃん』も好きだという。kenは『クレヨンしんちゃん』について「時にしんちゃんの言葉は心に響くや『メタルギアシリーズ』『桃太郎電鉄シリーズ』『Bloodborne』をあげている。
 ・他にkenは、『ストリートファイターシリーズ』や『大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ』『モンスターハンターシリーズ』『Minecraft』も少し遊んだことがあるという。
 ・余談だが、kenは一時期、ライヴ前のルーティンとして、『バイオハザード5』のマーセナリーズというゲームモードで、自己新記録を出すことを目標としていたことがあった。
・L'Arc〜en〜Cielのメンバーで唯一の喫煙者である(2010年前後にhydeとyukihiroは禁煙している)。ただ、L'Arc〜en〜Cielの加入当初はtetsuyaと同じく、非喫煙者であった。そして、前ドラマーのsakuraが脱退した1997年頃から喫煙を始めている。L'Arc〜en〜Cielが大ブレイクするタイミングで喫煙を始めたために、"ken=タバコ"というイメージが定着することとなった。なお、kenはライヴにおいてタバコを咥えながらギターを弾くことが多く、屋内会場でも吸っている。

◎ エピソード

・幼少期の頃は、一つ上の姉や団地の友達」「やっぱり小学校中学校の頃の1学年上って、えっらい上じゃないですか。この歳になって1個違いってあんまり関係ないけど、小学校中学校の1個上って大先輩ですからね。"ああ、kenちゃん俺にだけキツいなぁ。厳しいなぁ"みたいな(笑)。まぁkenちゃんは無意識なんでしょうけどね、その後もL'Arc〜en〜Cielとして制作した作品を市之瀬へ送っていた。ちなみにこの懇親会には、名古屋工業大学の名誉教授となった市之瀬も出席している。なお、結果はkenのチームの惨敗だったという。余談だが、kenの草野球チームは、俳優の藤木直人が在籍するチームとも対戦したことがある。

◎ 交流関係

・『清春』(黒夢、SADS) :kenはL'Arc〜en〜Cielへ加入する前、名古屋工業大学に通っていたが、その頃に清春と出会っている。そのため、清春との付き合いはかなり古い。そして、L'Arc〜en〜Cielがアマチュアとして活動していた頃、清春の在籍するバンド、黒夢とよく対バンを行っていた。ちなみにL'Arc〜en〜Cielは、当時のアマチュアバンドとしては、対バンライヴをあまり行わない珍しいバンドであったため、黒夢が数少ない対バン相手だった。 :L'Arc〜en〜Cielと黒夢がメジャーデビューして以降も2人は交流があり、kenは2003年にSONS OF ALL PUSSYSとして開催したライヴイベントにSADSを誘い、対バンを行っている。そして2004年には、清春のファーストソロアルバム『poetry』のレコーディングに、kenがゲストギタリストとして招聘されている。
・『中山道彦』(元ソニー・ミュージックアーティスツ代表取締役) :1996年から2002年までレーベルのA&R担当として、L'Arc〜en〜Cielのプロモーションなどを手掛けていた人物で、kenを含めたL'Arc〜en〜Cielのメンバーからは「みっちゃん」という愛称で呼ばれていた。中山は、のちにL'Arc〜en〜Cielが在籍するKi/oon Recordsの代表、そしてソニー・ミュージックアーティスツの代表取締役を歴任している。ちなみにkenは、2005年10月から約2年半の間、雑誌『Weeklyぴあ』で対談コラム『IRON MAIKEN』を連載していたが、これは中山の提案がきっかけで始まっている。2008年に単行本化された『IRON MAIKEN』のあとがきにおいて、中山はこの企画をkenにすすめた理由について「一番の理由は当時、"L'Arc〜en〜Cielがレーベルの中で浮いていた"からなんですね。浮いていたというのがわかりにくければ、異次元にいたとでも申しましょうかや、左官の技術で壁を修繕する企画、鉄道麻雀企画、東京クレーン学校でのロケ企画、ミキシング挑戦企画、自作スピーカー選手権企画、ジミ・ヘンドリクス生誕70周年を記念したオリジナルファズ製作企画に招かれている。 :後年kenは、この番組への出演を振り返り「毎回毎回そうだが、この番組はいつ出演しても楽しい。 :余談だが、kenは同じ事務所に所属するロックバンド、シドでギターを務めるShinjiとも交流がある。ちなみにshinjiは、kenの日常を綴った『ken牛乳』に、かなりの頻度で登場していた。
・『春畑道哉』(TUBE) :ken曰く、楽器機材の設計・製作やシステムデザインを行っている、Free The Tone社の代表である林幸宏からの紹介をきっかけに、春畑と知り合ったという。そして2016年に、音楽雑誌『ギター・マガジン』の特集本『GUITAR MAGAZINE SPECIAL ARTIST SERIES/春畑道哉』が制作された際には、同誌で春畑とkenの対談が掲載されることになった。 :余談だが、kenは2010年代後半以降、林幸宏との交流をきっかけにギタリストと対談することが増えている。林が開設したYouTubeチャンネル『全国エフェクターボード盆栽協会』において、これまでにTAIKING(Suchmos)や菰口雄矢(ex.TRIX)と、ギターや機材についての話をする動画がアップロードされている。

● 参考文献

・『FOOL'S MATE』、フールズメイト、1994年3月号
・『ロッキンf』、立東社、1993年4月号
・『ロッキンf』、立東社、1993年5月号
・『ロッキンf』、立東社、1994年8月号
・『L'Arc〜en〜Ciel is』、シンコー・ミュージック、1996年
・『GiGS』、シンコー・ミュージック、1997年1月号
・『GiGS』、シンコー・ミュージック、1998年4月号
・『GiGS』、シンコー・ミュージック、1999年6月号
・『CDでーた』、角川書店、2000年2月5日号 vol.12 No.2
・『GiGS』、シンコー・ミュージック、2000年10月号
・『BANDやろうぜ』、宝島社、2001年1月号
・『CDでーた』、角川書店、2001年9月20日号 vol.13 No.16
・『GiGS』、シンコー・ミュージック、2003年1月号
・『音楽と人』、USEN(発行)、シンコー・ミュージック(発売)、2003年5月号
・『ROCKIN'ON JAPAN』、ロッキング・オン、2004年3月号
・『GiGS』、シンコー・ミュージック、2004年8月号
・『WHAT's IN?』、ソニー・マガジンズ、2005年7月号
・『GiGS』、シンコーミュージック・エンタテイメント、2005年11月号
・『WORDS L'Arc〜en〜Ciel』、角川書店、2005年、著者:鹿野淳
・『GiGS』、シンコーミュージック・エンタテイメント、2006年7月号
・『L'Arc〜en〜Ciel Box Set of The 15th anniversary in formation CHRONICLE of TEXT 01』、ソニー・マガジンズ、2006年
・『L'Arc〜en〜Ciel Box Set of The 15th anniversary in formation CHRONICLE of TEXT 02』、ソニー・マガジンズ、2006年
・『L'Arc〜en〜Ciel Box Set of The 15th anniversary in formation CHRONICLE of TEXT 03』、ソニー・マガジンズ、2006年
・『MUSICA』、株式会社FACT、2007年11月号
・『GiGS』、シンコーミュージック・エンタテイメント、2007年12月号
・『別冊宝島1399 音楽誌が書かないJポップ批評47 L'Arc-en-Cielの奇跡』、宝島社、2007年
・『IRON MAIKEN』、ぴあ、2008年
・『音楽と人』、USEN、2009年3月号
・『音楽と人』、株式会社音楽と人、2010年8月号
・『WHAT's IN?』、ソニー・マガジンズ、2010年8月号
・『WORDSⅡ L'Arc〜en〜Ciel』、角川マガジンズ、2010年、著者:鹿野淳
・『WHAT's IN?』、ソニー・マガジンズ、2012年2月号
・『GiGS』、シンコーミュージック・エンタテイメント、2012年3月号
・『ギター・マガジン』、リットーミュージック、2012年3月号
・『THE HYDE』、ソニー・マガジンズ、2012年、著者:寶井秀人
・『哲学2。』、エムオン・エンタテインメント、2012年
・『ken牛乳』、株式会社音楽と人、2013年
・『GiGS』、シンコーミュージック・エンタテイメント、2014年9月号
・『リズム&ドラム・マガジン』、リットーミュージック、2016年1月号
・『GiGS』、シンコーミュージック・エンタテイメント、2016年2月号
・『GUITAR MAGAZINE SPECIAL ARTIST SERIES/春畑道哉』、リットーミュージック、2016年
・『GiGS』、シンコーミュージック・エンタテイメント、2017年6月号
・『ギター・マガジン』、リットーミュージック、2017年6月号
・『ギター・マガジン』、リットーミュージック、2017年8月号
・『音楽プロデューサー 岡野ハジメ エンサイクロペディア CATHARSIS OF MUSIC』、シンコーミュージック・エンタテイメント、2019年
・『ギター・マガジン』、リットーミュージック、2020年7月号
・『GiGS』、シンコーミュージック・エンタテイメント、2021年2月号
・『GiGS』、シンコーミュージック・エンタテイメント、2021年8月号

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