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Kは、ラテン文字の11番目の文字。小文字は k。ギリシア文字のΚ(カッパ)に由来し、キリル文字のКに相当する。フランス語やイタリア語などロマンス諸語では、主に外来語で使われる。
● 字形
1本の縦棒の途中から右上と右下に斜線が出た形である。大文字では、2本の斜線の合計の高さは縦棒と同じであるが、小文字では、半分になる。またフラクトゥールではのようである。
● 呼称
・ 拉・独・蘭・洪・伯・尼:カー
・ 仏・西:カ
・ , (カッパ)
・ (カパ)
・ (ケイ)
・ エス: コー
・ 日:ケー /ke̞ː/、ケイ /ke̞i/
● 音素
この文字が表す音素は、/k/ ないしその類似音である。フランス語やイタリア語でこの音を表すには、c や qu を用いる。音声記号として小文字は無声軟口蓋閉鎖音を表す。英語では ke, ki, ky の綴り以外では通常 c を使い、子音の前に来ることはほとんどない。また、ku はほとんど外来語にしか使わない。
使用されない言語も多いが、非ラテン文字を使用する言語をラテン文字に転記する際には またはその類似音を表すためにkが用いられることが多い。
・日本語のローマ字表記では訓令式、ヘボン式共にか行の子音に用いられる。
・朝鮮語のローマ字表記である文化観光部2000年式ではㅋおよび終声のㄱ(母音が後続しない場合)に用いられる。マッキューン=ライシャワー式では語頭などの無声で発音される初声のㄱにもkを用いる。初声のㄲはどちらの方式も2つ重ねて kk となる。
・中国語の漢語拼音では有気軟口蓋破裂音に用いられる。
・キリル文字のкは原則として k に転記される。х を kh で転記することもある。
● Kの意味
・(連続したものの)11番目のもの。
・ローマ数字の二百五十。
・カリウムの元素記号。
・K 中間子 (kaon)。
・物理学では波数や固有状態を表す。運動エネルギーを表すこともある。
・物理学でボルツマン定数、ばね係数(小文字)。
・物性物理学のバンド計算における k 点/K 点。 →K 点
・原子の電子殻は K 殻から始まり、L 殻、M 殻…と続いていく。
・接眼レンズの中で、ケルナー形式を表す。
・ダイオード・サイリスタ・真空管の端子の1つ。カソード(英語では Cathode だが、ドイツ語の Kathode から K が使われる)
・数学分野では、四元数の虚数単位として用いられる。
・医療業界では、病名をドイツ語表記の省略形でカルテに記載する際、K の一字で「癌」を示す。ドイツ語で癌を意味する Krebs または Karzinom に由来。例 : Ö.K. = Ösophaguskarzinom(食道癌)。
・カラー印刷などで使われる基本色CMYKの中の黒 (Key plate)。
・経済学で資本、あるいはマーシャルのk。
・キング (King)
・トランプなどのキング (13) を表す。
・チェスの棋譜などでキングを表す。
・朝鮮または韓国(Korea)を表す。
・ドイツ語の Kurz(短い)の略。(例:ワルサーPPK = Polizei Pistole Kurz)
・鉄道のサインシステムにおいて、北海道旅客鉄道(JR北海道)石勝線・根室本線(南千歳駅 - 釧路駅)(Kushiro)、名古屋市営地下鉄上飯田線 (Kamiiida)、西日本旅客鉄道(JR四国)姫新線、京都市営地下鉄烏丸線 (Karasuma)、Osaka Metro堺筋線 (saKaisuji)、近鉄湯の山線、神戸市営地下鉄海岸線 (Kaigan)、四国旅客鉄道(JR四国)土讃線(高知駅 - 窪川駅)(KōchiKubokawa)、高松琴平電気鉄道琴平線 (Kotohira)、福岡市地下鉄空港線 (Kūkō) の路線記号として用いられる。
・台湾で「K書」は「書を読む」のこと。
・スペインやポルトガル、韓国などでは「lol」のように「kkkk」などと笑いの意味で用いられる。
・間取り図などでは、キッチン (Kitchen) の略。(1DK など)
・K値は、生物の細胞に含まれるアデノシン三リン酸が、死後イノシンなどに分解されることを利用して考えられた、新鮮さを計る指標。
・日本語における人名の敬称「くん」を表す。紙媒体では丸囲みの K、WWW や電子メールでは全角小文字の K (k) が主に使われる。1990年代後半から女子小中学生を中心に流行。
・ソビエト連邦、ロシアにおける潜水巡洋艦(同国における潜水艦の一分類)
・ 3K という言葉は、労働環境・作業内容において、「きつい・汚い・危険」の略として使われることがある。
・アメリカ合衆国のシリアル食品会社、ケロッグのニューヨーク証券取引所証券コード(ティッカーシンボル)
・"けい"の音を意味する記号として。
・警察を意味する俗語。K 察。
・"軽"と置き換えられて使われることがある。(例:K-Car = 軽自動車(後述))
・二十を意味する数字(文字)。二十一進法以上 (参照: 位取り記数法Nが十を超過) において二十(十進法の20)を一桁(一字)で表すために用いられる。また、一つの部品に、0を用いずに十個以上でチャンネルを嵌合する場合、九を「9」、十を「A」、十一を「B」、十二を「C」、…、二十を「K」というように用いられる。
・二十進法では、本来使用されない文字であるが、アルファベットの I と数字の 1 が紛らわしいためにアルファベットの I を使用しない例があり、その場合に十九(十進法の19)を一桁で表すのに使用される。この場合、十八には J が充てられる。
・富裕層と貧困層などの社会階層や業種の違いによって、経済格差が広がることを「K字」と表現する。新型コロナウイルス感染症の世界的流行による社会・経済的影響を受けて、注目を浴びることとなった。
・単位
・1000を表す。
・国際単位系で、1000倍を表す接頭辞、キロ(小文字)。
・転じて、国際単位系以外でも千倍を表す接頭辞として使われる。例:Y2K(Year 2000=西暦2000年)
・転じて、千円を表す単位としても使われる。例:5k(5000円)
・コンピュータ関連では1024 (=210) 倍を表す場合がある。この場合、大文字で書かれることが多い。(⇒二進接頭辞)
・ケルビン (Kelvin) 。温度の単位。273K=0℃
・金の純度を表すカラット (Karat)。
・鉄道
・K特急は、京阪電鉄の特急列車の1つ。
・K カードは、京阪電鉄が発売する乗車カード。
・スポーツ
・野球で三振のこと。
・K-1 は、格闘技イベント。
・スキーのジャンプ競技におけるK点。 →K点
・アメリカンフットボールでキッカー。
・機械メーカー及びその商品名
・au by KDDI, Tu-Ka の端末製造メーカーである、京セラ (Kyocera) の略号。
・J-PHONEのKENWOOD製携帯電話の略号。ボーダフォン日本法人には供給せず現在携帯事業から撤退。
・ペンタックスの一眼レフ用レンズマウント、「ペンタックスKマウント」(←King of SLR)。近年ではデジタル一眼レフカメラの型番にも「K」がついている。
・かつて富士通が販売していたオフィスコンピュータ、FACOM Kシリーズ。1984年に販売が開始され、1999年に後継機種のPRIMERGY 6000が発表されるまで販売された。オフコン全盛時代にその代名詞的存在となっていた。
・日本の理化学研究所に設置されたスーパーコンピュータの京は、英語では K computer と称する。
・音楽・歌手
・K は、Moi dix Mois のメンバー、ギタリスト。
・Kは、Pay money To my Pain、GUNDOG のボーカリスト。
・BUMP OF CHICKEN の曲名。アルバム「THE LIVING DEAD」収録曲。
・ケッヘル番号 (Köchel)。ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの楽曲の整理番号。
・カークパトリック番号 (Kirkpatrick)。ドミニコ・スカルラッティのチェンバロ曲の整理番号。
・K は、韓国人男性歌手。
・K は、川村カオリのアルバム。
・K は、ボーイズグループ&TEAMのメンバー。
・番組・作品及びその登場人物・舞台
・韓国アニメ『シャドーファイター』の主人公。声はソン・ジョンア。
・コミックごくせんの舞台、K 市。
・文化放送制作の全国ネットラジオ番組『レコメン』に登場するラジオパーソナリティ・K太郎。正体は同局男性アナウンサー・砂山大輔である。
・フランツ・カフカの小説「城」の主人公。
・夏目漱石の小説こゝろの登場人物。
・K'(ザ・キング・オブ・ファイターズシリーズに登場するキャラクター。草薙京 (KUSANAGI) の K からとったもの)
・『ひぐらしのなく頃に』の登場人物、前原圭一の愛称。
・映画『スケバン刑事 コードネーム=麻宮サキ』で、松浦亜弥が演じる主人公の少女の名。本名のイニシャルで「K」と呼ばれているのみで、本名自体は作中では明らかにされていない。本作にて4代目麻宮サキを襲名する。
・石ノ森章太郎原作の特撮テレビ番組『ロボット刑事』の主人公。
・『イナズマイレブン』に登場するサッカーチーム、チーム K。
・ケイダッシュステージが企画・製作した舞台劇『K』。
・覆面作家集団のGoRAによるアニメーションを中心としたメディアミックス作品『K』。
・自動車・オートバイに関するもの
・軽自動車の通称。K-car または K とも。
・自動車排出ガス規制コード(1979年規制のディーゼル車)
・スズキのオートバイの商標、スズキ・K
● 符号位置
大文字UnicodeJIS X 0213文字参照小文字UnicodeJIS X 0213文字参照備考
● 他の表現法
「K」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(https://ja.wikipedia.org/)
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