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モルディブ共和国(モルディブきょうわこく、,)、通称モルディブは、インドとスリランカの南西のインド洋にある島国。首都はマレ。
温暖で過ごしやすく、開発が進んでいないため自然に溢れており、「アジアの楽園」とも称される。
● 国名
正式名称はދިވެހި ރާއްޖޭގެ ޖުމްހޫރިއްޔާ(ディベヒ語: ラテン文字転写はDhivehi Raajjeyge Jumhooriyyaa。読みはディヴェヒ・ラーッジェーゲ・ジュムフーリッヤー)。通称、Raajje。
公式の英語表記は(リパブリック・オブ・モールディーヴズ)。通称、Maldives。
日本語表記はモルディブ共和国。通称はモルディブ、もしくはモルジブとも。
ディベヒ語名の「Raajjeyge」とは、島を意味する「rah」の複数形「Raajje」に所有格を表す接尾辞「ge」がついたもの。「Jumhooriyyaa」は共和国の意。「Dhivehi」は「島に住む人」の意。
英語名の「Maldives」はサンスクリットで 「島々の花輪」を意味する「Malodheep(マローディープ。マーラー(mālā、माला。「輪」)+ドウィーパーハ(dvīpāḥ、द्वीपाः。「島々」))に由来するとされる。これはモルディブの珊瑚礁の島々が輪を描くように並んで浮かんでいる様子を花輪にたとえたものである。
● 歴史
・ 6世紀ごろ、セイロン(現スリランカ)から仏教徒の人々が移住してきた、といわれている。
・ 1153年、アラブ人がイスラム教を伝えた。以後、住民の改宗が進んだ。
・ 1343-1344年、イブン・バットゥータが滞在。政府高官として10ヶ月間勤務する。
・ 1558年、ポルトガルがマーレを占拠(- 1573年)。
・ 1645年、オランダの保護国となる(- 1796年)。
・ 1887年、イギリスの保護国となる。
・ 2015年2月、ナシード前大統領が反テロ法違反の容疑で逮捕、懲役13年の判決を受ける。
・ 2016年10月13日、イギリス連邦を離脱。
・ 2018年9月23日、野党統一候補のイブラヒム・ソリが大統領選挙に勝利。その後もインドから橋や道路の建設費、2019新型コロナウイルスへの対策費などの支援を受けている。
・ 2020年2月1日、イギリス連邦に再加盟。
● 政治
国家元首は大統領で、任期は5年。行政府の長を兼ねており、首相は1975年以来空席となっている。議会が候補者を選出し国民が信任投票を行う。2003年10月の選挙ではガユーム大統領の続投(6期目)が決まった。
議会は一院制で「マジュリス(Majlis、国民議会)」と呼ばれる。全85議席で、任期は5年。
伝統的に政治的集団を結成する習慣が無かったため政党は存在しなかったが、アジア最長と呼ばれるガユーム政権の打倒のために2003年11月10日にモルディブ民主党(MDP)が結成された。これを契機にガユーム大統領が新党モルディブ人民党(DRP)を結成。その他にもモルディブ進歩党(PPM)や共和党といった中堅政党、更にはイスラム民主党や正義党といった小政党が続々と結成され、徐々に政党政治へと移行しつつある(政党の一覧はモルディブの政党を参照)。
2008年8月7日には基本的人権や言論の自由、複数政党制などを初めてうたった新憲法が制定された。そして10月8日、複数政党制の下での初めての大統領選挙が行われたが、過半数を得票した候補がおらず、1位のガユーム大統領と2位のモルディブ民主党のナシード元総裁で決選投票が行われることになった。10月29日に決選投票の結果が発表され、ナシードが当選した。また、2009年には国民議会議員選挙も行われ、モルディブ民主党が第1党となった。
2013年の大統領選挙では、前年に大統領を辞任したナシードがアブドゥラ・ヤミーンと争った。選挙はナシードが勝利するが最高裁判所の判断で選挙結果は無効とされ、再度行われた投票では51.3%を獲得し、ヤミーンがナシードを破り大統領に当選した。ヤミーン就任直後からナシードやガユームなど野党有力者を相次いで逮捕するなど、強権的な手法で反対派を押さえ込んでいる。
ヤミーンは、歴代政権が採ってきた親インド政策から距離を置き、中国に接近。2015年には二国間で自由貿易協定を締結するなど経済関係を強化した。また、多額の資金供与を引き出してインフラ建設に乗り出した。
2018年2月1日、最高裁判所は政治犯9人の釈放と、議員資格が停止中の野党議員ら12人の復権命令を発令した。しかしこれをヤミーン大統領が拒否し、抗議活動が活発になったため2月5日には15日間の非常事態宣言を発令した。その後、6日に最高裁は命令を撤回した。
2018年9月23日、大統領選挙が行われ、ヤミーンは露骨に介入を行った。しかし、結果としては野党候補のイブラヒム・ソリが当選。24日にヤミーンが結果を受け入れる声明を発表したため、政権交代は平和裡に行われた。完成後の2004年にはスマトラ島沖地震による津波が襲来してマーレの約2/3が冠水したが、津波による死者は出なかった。
一方、2011年3月11日の東日本大震災に際しては、救援物資としてモルディブ政府からツナ缶8万6400個、市民が持ち寄った義援金700万ルフィア(約4,600万円)とツナ缶約60万個が送られている。市民が持ち寄った缶詰は、缶切りなしで開けられるよう同国内の加工業者がいったん引き取ってプルトップ缶に詰め替えた上で日本に送られた。
海面上昇対策として、国土を盛り土して水没を防ぐ、移住先となる人工島の造成、海上都市の建設など様々なプランが検討されている。実際にフルレ島の北北東に人工島「フルマーレ」の造成が進んでおり、最終的に国民の40%が移住する予定である。
● 野生動物
● 経済
かつては後発開発途上国(いわゆる最貧国)の一つであった(2011年、経済成長により指定解除)。外務省のウェブサイトによると、2016年のモルディブの名目GDPは42.24億ドル。一人当たりの名目GDP15,097ドル(2022年)はロシアやチリに近い値で、南アジアでは最も高い。
主産業は漁業と観光業。観光部門がGDPの約3分の1を占めており、最大の外貨獲得源でもある。
人口を上回る数の観光客が訪れており1999年には年間43万人、2019年には年間170万人を超えた。観光客は中国、インド、ヨーロッパ、北米など、全世界から訪れられている。またそれに伴い観光業は雇用も生み出しており1999年にはモルディブの就業人口の14%を占めている。
基本的に1つの島に1つのホテルが存在する形式で、ホテルによって滞在する島を選択することになる(リゾートアイランド)。各島への移動はドーニーと呼ばれる木製のボートが使用されるが、高速艇(いわゆるモーターボート)や水上機も使用される。
外国人は特別に許可された場合を除いて観光が許可されている島以外には入ることができない。
◎ 労働力
失業率4.4%(2006年)。代表チームはとがある。
● ロシアへの半導体供給
ロシアによるウクライナ侵攻開始後、モルディブが対ロシア経済制裁の回避ルートとして使われており、ロシアにおける米国製半導体の輸入額はモルディブからが約75億円と香港を含む中国やトルコに次いで大きく、取引件数は2番目に多かったとの報道がなされた。
● 著名な出身者
「モルディブ」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(https://ja.wikipedia.org/)
2023年12月2日5時(日本時間)現在での最新版を取得





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