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関金温泉(せきがねおんせん)は、鳥取県倉吉市(旧国伯耆国)にある温泉。
● 泉質
放射能泉で、三朝温泉に次いで日本国内第2位のラドン放射能を有する。また、昭和初期の文献では、行基(668-749年)が発見し、一度廃れたが弘法大師(774-835年)が再興し、山名小太郎(14??-1489?年)が浴槽を設置した、となっている。
関金温泉には、湯の美しさから「銀の湯」「しろがねの湯」との古名があり、伯耆民談記にも「銀湯」として登場する。
江戸時代には、鳥取県中部と山陽地方を結ぶ備中街道(美作街道)上にあり、関金宿が置かれていた。放射線が測定されるより以前の時代には「淡黄色の無臭の炭酸泉」とされている。
鳥取県が入湯税を基に算出した温泉利用者数をみると、ピークは2003年(平成15年)頃で約34,000人が利用している。その後低迷し2012年には約13,000人となったが、これを底に再び増加傾向となり2017年には約23,000人となっている。1997年(平成9年)以前は利用者の算出方法が異なり、各自治体の申告数に基づく推計値だが、これに遵うとバブル景気の頃には年間40万人前後の利用客があった計算になる。
● 行事・祭事
この地域では、10月7日の御幸行列や、『大山寺縁起絵巻』にも描かれている田植歌(田植田楽)の習俗を持つ。
・ せきがね里見まつり - 9月第一日曜日開催
● 付近の名所
・ 大滝山地蔵院 - 古くから関金温泉で「関の地蔵」と呼ばれてきた。地蔵院の菩薩像「木造地蔵菩薩半跏像」は国指定の重要文化財で、地蔵院が1192年(建久3年)に佐々木高綱によって建立されたことを示している。(ただし、現存するものは再建されたものである。)ほかに、県指定の文化財として擬宝珠や宋青磁香炉が伝わる。
・ 湯関神社
・ 亀井城跡
● アクセス
・ 自動車:米子自動車道湯原ICから国道313号を倉吉方面へ約35分。
・ 鉄道・路線バス:西日本旅客鉄道(JR西日本)山陰本線倉吉駅より、日交バスで約35分。
:かつては倉吉駅から倉吉線が分岐し、途中の関金駅が最寄り駅になっていたが、1985年(昭和60年)4月1日に倉吉線が廃止され、駅も消滅した。
:運行曜日・便数が限られるが、姫新線中国勝山駅より真庭市コミュニティバス「まにわくん」の 37 蒜山・久世ルートに乗車し、宮田停留所で 32 中曽・関金ルートに乗り継ぐことでも来訪可能。
・ 高速バス:新倉吉街道エクスプレス、メリーバード号
「関金温泉」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(https://ja.wikipedia.org/)
2024年10月8日11時(日本時間)現在での最新版を取得
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