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酸ヶ湯(すかゆ)は、青森県青森市南部にある八甲田山系の火山起源の温泉。湯はその名の通り強い酸性を示し、pHは2.0を切る。元の温泉名は鹿湯(しかゆ)で、すかゆは読みの「しかゆ」が変化したもの。
● 泉質
・ 酸性泉、含鉄泉、硫黄 - アルミニウム - 硫酸塩泉、塩化物泉。
● 温泉宿・施設
八甲田山中の一軒宿で登山帰りに立ち寄る客も多いが、豊富な湯量と各種効能から温泉目的の宿泊客がシーズン期には多数訪れることもあり、宿の規模は大きい。その効能から湯治客も多く、140室のうち90室が湯治部である(自炊のほか、湯治部3号館は食事付きで滞在できる)
・ 立ち寄り入浴:午前7時〜午後5時半
・ 千人風呂の女性専用時間帯:午前8時〜9時、午後8時〜9時
・ 広間(休憩所):午前8時〜午後3時
● 歴史
江戸時代前期の1684年(貞享元年)の開湯と伝承される。非常な山奥にもかかわらず、古くから湯治場として訪れる者が多かった。
大正時代、この温泉宿を経営していた郡場直世の妻・フミは、近辺の高山植物を採集して、その標本を各地の研究機関に寄贈した。彼女の功績によって早くから八甲田山の植生が研究されており、そのため酸ヶ湯温泉の付近に東北帝国大学の研究施設(東北帝国大学八甲田山植物実験所、現在の東北大学植物園八甲田分園)が作られた。また彼女の息子・郡場寛は植物学者である。
1954年(昭和29年)、四万温泉、日光湯元温泉と共に国民保養温泉地第1号に指定されている。
一軒宿は前述の混浴の千人風呂が有名であるが、混浴マナーの低下から、女性客の苦情が多くなり、2004年(平成16年)6月には目印の辺りに間仕切りが設置された。しかし今度は間仕切りに対する苦情が増え、同年10月に撤去。その後、2005年(平成17年)4月に常連客が中心となって「混浴を守る会」が発足、三浦敬三が男性側の代表に、中村哲子が女性側の代表に就任した。一軒宿の中に看板を設置するなど、混浴マナーの維持活動が行われている。後に三浦の逝去に伴い男性代表は浅井慎平となった。
● 気候
酸ケ湯は世界有数の豪雪地帯としても知られており、1981年(昭和56年)まで冬季は閉鎖していた。現在も寒さを利用した凍み豆腐づくりが行われるアメダス全観測地点史上最高の積雪量512cmを記録し、2月26日午前4時には566cmを記録した。
● アクセス
・ 鉄道:JR東日本 / 青い森鉄道・青い森鉄道線 青森駅からJRバス東北十和田北線で1時間15分〜1時間40分(便により異なる)。
・ 自家用車:青森自動車道 青森中央インターチェンジから約40分。国道103号線沿線。
● 周辺
八甲田山山中にある当温泉の近辺は、秋には奥入瀬から続く紅葉の名所である。隣接する東北大学植物園八甲田山分園を挟んで南側の荒川温泉にグループ施設の八甲田ホテルがある。付近の名所としては地熱を利用したベンチのまんじゅうふかしや対岸で熱泉が吹き出す地獄沼などがある。
「酸ヶ湯」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(https://ja.wikipedia.org/)
2023年12月7日20時(日本時間)現在での最新版を取得







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