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人形山(にんぎょうざん)は、富山県南砺市(五箇山地域)と岐阜県白川村(白川郷)にまたがる飛騨高地北部に位置する標高1,726 mの山である。日本三百名山およびぎふ百山の一つに選定されている。登山口は富山県側にある。
● 歴史
白山を開山した泰澄が開山したとされ、古くから修験の場として登られていた。泰澄が奈良時代に山頂の東北東約1.4 km地点(現在は宮屋敷と呼ばれる白山権現堂の跡地。)に白山権現堂を創建し、平安時代の1502年(文亀2年)に山麓の南砺市上梨に移されたと伝えられている。この白山宮本殿(はくさんぐうほんでん)は、1958年(昭和33年)5月14日に国の重要文化財の指定を受けている。白山宮の祭礼にて奉納されているこきりこ節は、1973年(昭和48年)11月5日に記録作成等の措置を講ずべき国の無形の民俗文化財に指定された「五箇山の歌と踊(ごかやまのうたとおどり)」一つである。
● 伝説
五箇山地域にはこの人形山にまつわる悲しい伝説(昔話)があり、アニメまんが日本昔ばなしでも「人形山」というエピソードとして制作、放送された。実際に山腹には2人の幼子が手をつないで踊っているかのような、残雪による人形の形をした雪形が現れ、山名の由来となっている。古くは「ひとがたやま」と呼ばれていた。山頂付近からは、西に両白山地の大門山、笈ヶ岳、白山などの山並み、東に飛騨山脈(北アルプス)の立山連峰から乗鞍岳へと連なる山並み、御嶽山、周辺の飛騨高地の山々などが望める。
◇高草嶺コース
:林道取付 - 大滝山(標高1,498 m) - カラモン峰(1,679 m) - 人形山。山頂の北4.4 kmに位置する。
● 地理
庄川を挟んで西側の両白山地に対峙する飛騨高地の飛越国境山地の一峰。庄川の椿原ダムの北東5.6 kmに位置する。
・ 湯谷
・ 大芦倉谷
・ 岩長谷 - 利賀川の支流
◎ 交通・アクセス
西山麓の庄川沿いに東海北陸自動車道と国道156号が通る。東山麓の利賀川沿いに富山県道・岐阜県道34号利賀河合線が通り、上部区間は豪雪地帯のため冬期閉鎖される。山頂の南東5.2 kmには牛首峠があり、林道が(標高1,084 m)通る。
・ JR西日本城端線の終着駅である城端駅の南19.5 kmに位置する。
・ 東海北陸自動車道の五箇山インターチェンジの東南東7.4 kmに位置する。
● 人形山の風景
「人形山」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(https://ja.wikipedia.org/)
2024年9月10日23時(日本時間)現在での最新版を取得
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