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岩手山(いわてさん)は、岩手県の北西部にあり、二つの外輪山からなる標高2,038mの成層火山である。青森県から岩手県を経て福島県に連なる奥羽山脈の岩手県域北部に位置する岩手山は、岩手県の最高峰であり、県のシンボルの一つとされている。日本百名山に選定されている。
● 概要
岩手県八幡平市、滝沢市、雫石町にまたがる。西に姥倉山、大松倉山が続くものの、奥羽山脈の主稜からは離れており、独立峰に近い。東の盛岡側から見る姿は富士山のように長い裾野を引く整った形で、「表岩手」と呼ばれる。南の雫石町や北の八幡平市松尾方面から見ると、外輪山の連なりが凹凸をなし、「裏岩手」と呼ばれる。山域は、1956年(昭和31年)に十和田八幡平国立公園に指定された。山頂には一等三角点『岩手山』(重点整備点)が設置されている。人工地震による観測の結果、山頂下と三ッ石山の下にはマグマ溜まりが存在していると考えられる。約30万年前以降現在までに大規模な山体崩壊を7回発生させており、その都度1-2万年ほどの噴火活動が継続することによって円錐状の山体を再生させ、休止期に入るという活動サイクルを繰り返していると考えられている。最新の山体崩壊は、大規模なものでは約7千年前の平笠岩屑なだれ、小規模なものでは13-16世紀ごろに発生したと推定される一本木原岩屑なだれとなっている。
◎ 焼走り熔岩流
国の特別天然記念物・焼走り熔岩流があり、周辺には国有林の焼走り自然観察教育林がある。
◎ 火山活動史
・ 1686年 - 噴火。ベースサージの発生、スコリアの噴出。
・ 1731年 - 噴火。北東山麓に溶岩流(国の特別天然記念物・焼走り熔岩流)が発生。現在の八幡平市の集落の住民が避難。
・ 1919年 - 小噴火(水蒸気爆発)。
・ 1998-2003年 - 火山性地震、地殻変動が見られた。
・ 2011年10月 - 低調な噴気活動状態が継続して、2007年12月1日の噴火予報(噴火警戒レベル1、平常)が継続している。1998年に、活動が活発化し気象庁が臨時火山情報を出したことから、火山活動の災害対策が一斉に進められた。国、県、地元自治体が連携して、ハザードマップや防災ガイドラインを取りまとめている。
● 文学
◎ 古典文学
ものを伝えられない思いに「言わで」を掛けて、「いはての山」が使われた。
・ 思へともいはての山に年をへて くちやはてなん谷のうもれ木 (千載和歌集)
・ 人しれぬ涙の川のみなかみは いはての山のたにのしたみづ (千載和歌集)
・ 知られじな 絶えず心に かかるとも 岩手の山の 峰の白雪 (続古今和歌集)
◎ 近代文学
・ ふるさとの山に向ひて言ふことなし ふるさとの山はありがたきかな (石川啄木)
・ 岩手山 秋はふもとの三方の 野に満つる虫を何と聴くらむ (石川啄木)
・ 神無月岩手の山の初雪の 眉に迫りし朝を思ひぬ (石川啄木)
・ 風さむき岩手の山にわれらいま校歌をうたふ先生もうたふ (宮沢賢治)
・ ここにして岩鷲山のひむかしの岩手の国は傾きて見ゆ (平福百穂)
・ 岩手山 空の散乱反射のなかに 古ぼけて黒くえぐるもの ひしめく微塵の深みの底に きたなくしろく澱むもの(宮沢賢治)
・ 『岩手山の肩』(高村光太郎)
● 登山
八幡平市、滝沢市、雫石町からの登山ルートが存在する。火山活動の活発化に伴い長らく入山規制が行われてきたが、2004年7月1日に解除された。
● 周辺
・ 岩手山の東部には盛岡市が広がる。人口密度は高く、高速道路、新幹線などの交通機関も密集する。
・ 岩手山の西部には、地熱発電所が2ヶ所(松川地熱発電所、葛根田(かっこんだ)地熱発電所)立地している。
● 関連画像
「岩手山」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(https://ja.wikipedia.org/)
2023年11月30日3時(日本時間)現在での最新版を取得















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