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長良川


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長良川(ながらがわ)は、岐阜県郡上市の大日ヶ岳に源を発し、三重県を経て揖斐川と合流し、伊勢湾に注ぐ木曽川水系の一級河川である。濃尾平野を流れる木曽三川のひとつ。なお、下流の一部では愛知県にも面し、岐阜県との県境を成している。四万十川・柿田川とともに「日本三大清流の一つ」と呼ばれる。

● 概要
幹川流路延長166km、流域面積1,985km2、河床勾配1/500から1/5,000程度の一級河川である。流域内市町村は岐阜市・羽島市など13市7町、流域内人口は約88万人。流域の年平均降水量は山間部で約2,500~3,000mm以上、平野部で約2,000~2,500mmで、年間総流量は年度によって増減するが約40億m3である。 なお、国土地理院が作成している地形図においては、伊勢湾での河口部の河川の名称は揖斐川となっている。 清流として有名であり、柿田川、四万十川とともに日本三大清流のひとつと言われ、中流域が1985年(昭和60年)に環境庁(現・環境省)の「名水百選」 に、また岐阜市の長良橋から上流約1kmまでの水浴場が1998年(平成10年)に環境庁の「日本の水浴場55選」に、2001年(平成13年)に「日本の水浴場88選」に全国で唯一河川の水浴場で選定された。「長良川鵜飼」で有名。本流に河川法で規定されるダムが存在しない事でも知られる。1994年(平成6年)に長良川河口堰が出来るまでは、本州で唯一の本流に堰の無い大きな川だった。 中・下流域では洪水から家屋を守るために大小多数の「輪中」が形成されており、現在もその一部が残されている。 また、流域市町村の小中学校や公私立高等学校の校歌にも、金華山とともに長良川が詠われている。

◎ 大規模改修工事
長良川はかつては下流域で木曽川・揖斐川と合流・分流を繰り返していた。明治の木曽三川分流工事で木曽川とは堤防によって河口まで完全に流路が分けられたが、現在でも長良川は「木曽川水系の支流」という扱いになっている。 また、かつては中流域の岐阜市長良福光で3つに分岐して流れていた。現在の長良川は南側を流れる「井川」と呼ばれた流れであり、残りの2つの分派川は宝永2年(1705年)の『長良川通堤色分絵図』には中央が「元中大川」、北側が「長良古川」の記述がある。大正から昭和にかけての木曽川上流改修工事で井川以外の2つの分派川は1939年(昭和14年)に締め切られるが、この工事では中央を「長良古川」、北側を「長良古々川」と呼んでいたものの、この呼称は川筋の出現順から考えると逆だとの指摘もある。
・ 上ノ保川(源流部 - 郡上市八幡町)
・ 郡上川(郡上市八幡町 - 美濃市)
・ 伊奈波川、井川、新川(岐阜市周辺)
・ 墨俣川(大垣市墨俣周辺)- 平安時代後期の墨俣川の戦い、江戸時代の街道美濃路の資料などに見られる。
・ 長柄川(名所絵『木曽街道六十九次』での表記) 古事記・日本書紀に記載されている「藍見川」 が、長良川の旧称という説がある。

◎ かつての流路
長良川中流域の従来の河筋は、山県郡中屋で武儀川を合流して西へ流れ、太郎丸、高富、梅原を経て伊自良川を合流し、方県郡岩利で南流して交人、今川、折立、黒野を経て同郡木田村に至り、津保川の下流(後の長良古川)を合わせて南流し、尻毛、江口を経て、墨俣で境川(旧木曽川)と合流していた。 天文3年9月6日(1534年10月13日)の大洪水で、激流が中屋村から陸地を押し破り、戸田、側島を貫通して各務郡芥見まで新川を形成して津保川と合流し、二川一大河となって方県郡長良村に至り、厚見郡早田村字馬場で井水口を押し破って新川(井川、現・長良川本流)を形成し、早田、今泉、若木、池ノ上、東島、江口等の諸村を貫通した。寛永13年8月6日(1636年9月5日)の洪水で井川が本流筋になると、長良古川と長良古々川には洪水の時にのみ分流することとなった。 1921年(大正10年)に始まる内務省木曽川上流改修工事の一環として1933年(昭和8年)から井川(長良川本流)河道の拡幅工事と長良古川・長良古々川の分派口締め切り工事が行われて1939年(昭和14年)3月31日に竣功し、長良川中流域の河道は現在の姿になった。

● 治水

・ 岐阜県岐阜市の長良橋両岸には電動式の大規模な陸閘(長良橋陸閘)がある。この付近にはこのほか大小約100の陸閘(角落しを含む)がある。
・ 忠節橋から金華橋にかけての長良川左岸には玉石積みの堤防(岐阜特殊堤)がみられ、その堤防上部には畳をはさみ込んでかさ上げできるようにした角落しを備えている。

● 利水

・ 中流域の岐阜市付近では、地下を長良川の伏流水が流れており、良質の地下水を汲み上げて上水道として供給しているほか、一部では自家井戸で汲み上げて飲料水として利用している。

● 自然


◎ 水質
長良川上流、中流及び下流の3つに区分され、水域類型は長良川上流がAA類型、それより下流がA類型に指定されている。 長良橋上流にある鏡岩水源地で取水した伏流水を原料に使用した地サイダー、「長良川サイダー」が2012年(平成24年)4月1日より地元企業・伊奈波商會より発売された。長良川河畔の温泉旅館や道の駅など長良川流域を中心に約200ヶ所で販売されている。2017年(平成29年)7月には炭酸水「長良川タンサン」が姉妹商品として同社より発売されている。 また市橋水源地で取水した水道原水も2005年(平成17年)からペットボトル水「長良川の雫」として販売されており、2015年(平成27年)3月に行われた名水百選30周年「名水百選選抜総選挙」の「おいしさが素晴らしい名水部門」で5位を獲得している。

◎ 生物
上流域にはイワナやアマゴなどの渓流魚がみられる。 岐阜市の長良川公園を起点とする長良橋から忠節橋までの長良川左岸河川敷に、往復5kmのランニングコース・高橋尚子ロードが整備され、2001年(平成13年)6月3日に「走り初め」が行われた。

● 長良川流域の産業
長良川では幾度も洪水が発生し、それによって運ばれた水はけのよい砂壌土が深く堆積したことから流域では果樹や野菜の栽培が盛んである。

◎ 漁業組合

・ 郡上漁業協同組合
・ 長良川中央漁業協同組合
・ 長良川漁業協同組合

◎ 長良川鵜飼

・ 岐阜県岐阜市ならびに関市の長良川河畔における長良川鵜飼は、日本で唯一の宮内庁式部職鵜匠による鵜飼い(御用鵜飼)である。

● 長良川を舞台にした作品


◎ 歌謡

・ 長良川(野口五郎) - 野口五郎デビュー5周年記念アルバム 「GORO & HIROSHI 通りすぎたものたち 」 (1976年) Side A-4に収録。
・ 長良川艶歌(五木ひろし)
・ 長良川旅情(春日八郎)
・ 長良川の晴れ(中澤裕子)- 作詞・作曲:つんく、編曲:小西貴雄
・ 水に祈りて(喜多郎) - 喜多郎が長良川を上流から下流まで見て感じとったそのままを音楽で表現し創り上げた作品。
・ 交響詩「長良川」(團伊玖磨) - ソプラノ・ソロ管弦楽による壮大な交響詩である。1976年、江間章子作詞、團伊玖磨作曲による「川のうた」と「火の宴」の2楽章構成。
・ ひとり長良川(水森かおり)

◎ 文芸

・ 『長良川』(豊田穣) - 第64回直木賞受賞
・ 『篝火』(川端康成) - 元恋人・伊藤初代を題材とした作品。
・ 『南方の火』(川端康成) - 同上

● 流域のイベント

・ ぎふ長良川花火大会

● 備考

・ 旧日本海軍軽巡洋艦「長良」(長良型軽巡洋艦1番艦)は、この川の名前にちなむ。また東海道本線を走った夜行快速列車にも、「ムーンライトながら」の名が冠されていた。
・ かつて名古屋テレビは、長良川の様子を、オープニング・クロージングにて放送していた。

● 関連画像

「長良川」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(https://ja.wikipedia.org/
2024年3月29日9時(日本時間)現在での最新版を取得

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