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チタン石(チタンせき、titanite、チタナイト)またはくさび石(くさびいし、sphene、スフェーン)とは、ケイ酸塩鉱物の一種で、組成にチタンを含む(そのことがチタナイトという名前の由来となっている)。「チタナイト」と表記する場合は鉱物として、また「スフェーン」と表記する場合は宝石として扱う場合が多い。
チタン石としては1795年にマルティン・ハインリヒ・クラプロートにより記載され、くさび石としては1801年にルネ=ジュスト・アユイにより記載された。1982年、先名権から国際鉱物学連合の新鉱物・鉱物名委員会によりチタン石が有効名とされたが、論文においては今もなおくさび石の名が用いられることがある。
● 成分・種類
化学組成はCaTiSiO。他に微量な不純物として鉄、マンガン、クロム、セリウム、イットリウムなどが含まれ、様々な色を発色する。モース硬度は 5 から 5.5 。比重は 3.52 から 3.54 。
チタン石のチタンがスズに置換するととなる。
● 産出地
主産地はブラジル、マダガスカル。他にオーストリア、スイス、イタリア、ロシア連邦、パキスタン、ミャンマー、中国、カナダ、アメリカ合衆国など。
● 性質・特徴
多色性があり、また透明度の高い石はダイヤモンドよりも輝くといわれる。ただ、モース硬度が 5 から 5.5 と低く、また脆いため、ルースとして扱うには注意を要する。
双晶によりくさび型の結晶となることが多く、「くさび石」の名はこれにちなむ。
トリウムを含むことがあり、放射線によりすることも多い。
● 用途
宝石としてはクロムの影響により黄色や緑色を発色し、透明度の高いものが使われる。上記にあるように扱いにくいが、ダイヤモンド以上に輝くため人気は高い。また大きな結晶は希少性があり、カットされずそのまま収蔵されることが多い。
工業的には二酸化チタンの素材として使われ、塗料や顔料となる。また、放射年代測定のフィッショントラック法で使われることもある。
「チタン石」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(https://ja.wikipedia.org/)
2024年12月13日14時(日本時間)現在での最新版を取得
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