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日長石(にっちょうせき、sunstone)は、長石グループに属する宝石。 灰曹長石のジュエリー級のものがサンストーンと呼ばれる。紅色の長石でアベンチュレッセンスを持つので、アベンチュリンフェルドスパーとも呼ばれている。月長石と対になることから日長石(サンストーン)の名がついた。ギリシア語で「太陽の石」という意味のヘリオライト(heliolite)という名もある。
● 性質・特徴
澄んだ透明ないしは不透明の結晶で、虹色の反射を伴う。結晶内部に金属小片結晶を含む。結晶は主に塊状で産出、小さくタンブル状のことが多い。
インド産のものは、灰曹長石(オリゴクレーズ)に赤鉄鉱を含んだ半透明~不透明の宝石になる。
結晶系 三斜晶系
硬度 6~6.5
● 成分・種類
針鉄鉱、赤鉄鉱、銅などを含む。
● 産出地
主産地はインド、カナダ、アメリカ合衆国オレゴン州、ノルウェー、日本(三宅島)など。
● 用途・加工法
・ 宝飾品、鉱物標本。
・ 主にカボション・カット、透明なものはファセット・カットされることもある
● サイド・ストーリー
古来より太陽の力を宿す石として扱われる。古代ギリシャでは太陽神の象徴として崇められ、お守りにしたり、毒を中和させる目的で杯や皿に使用された。インドではお祝いの儀式の時に使われていたという伝承がある。またリウマチの治療などにも用いられていた。
十二星座では獅子座、天秤座、惑星は太陽に関係が深いと言われる。
「日長石」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(https://ja.wikipedia.org/)
2024年12月9日18時(日本時間)現在での最新版を取得
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