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「クリスマス・タイム」(原題 :)は、ビートルズの楽曲である。1967年にファンクラブ限定で配布された5作目のクリスマス・レコード『Christmas Time Is Here Again』のためにレコーディングが行われた。作詞・作曲はジョン・レノン、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スターのメンバー全員で行っており、ブルースをベースとしたバッキング・トラック、メンバー4人とジョージ・マーティン、のボーカルで構成される。
「クリスマス・タイム」は、長い間一般での発表は行なわれなかったが、1995年12月に発売されたシングル『フリー・アズ・ア・バード』のB面に短く編集した音源が収録され、2017年に発売されたボックス・セット『』に1967年バージョンが収録された。
● 背景・曲の構成
ビートルズは、1963年よりクリスマス・レコードの録音を開始し、毎年12月にファンクラブの会員に無料で配布していた。初期に配布されたレコードにはファンへのメッセージ、後期に配布されたレコードには寸劇や音楽が収録されていた。『ローリング・ストーン』誌のジョージ・ランタグが「ビートルズのクリスマス・レコードの頂点」と評する1967年のクリスマス・レコード『Christmas Time Is Here Again』は、これまでで最も大がかりなクリスマス・メッセージとなっており、ビートルズは録音に向けて事前に台本を用意していた。レコードの内容は、ラジオ番組やテレビ番組へのオマージュとなっていて、BBCラジオの番組のオーディションを受ける「The Ravellers」という架空のバンドを中心とした物語になっている。寸劇には、タップダンスや架空の広告、バンドがピアノを弾きながら「Plenty of Jam Jars」について歌う場面が含まれている。レコードの最後には、各メンバーとプロデューサーのジョージ・マーティンによるファンに向けた季節の挨拶と、ジョン・レノンによるという詩が含まれている。作家のジョン・C・ウィンは、この作品について「スコットランドのクリスマスの詩」と表現し、は「ジョイスの…ナンセンスな詩」と呼んでいる。
台本に加え、ビートルズはクリスマスソング「クリスマス・タイム」を書いた。本作は、1967年の初期に作曲された「フライング」と同じく、ビートルズの公式発表曲では数少ないメンバー4人の名前がクレジットに含まれている楽曲となっている。Dメジャーで演奏される本作は、ブルースをベースとした構成になっており、9つのヴァースの後に、インストゥルメンタルのヴァースが繰り返される。ウォマックは、本作の「コミカルな精神」と1967年夏に録音された「ユー・ノウ・マイ・ネーム」の類似性、BBC Radio 1のボンゾ・ドッグ・ドゥー・ダー・バンドからの影響を受けた可能性を指摘している。作家のスティーブ・ターナーは、本作について1966年に発売された「イエロー・サブマリン」から始まった子供向けの歌への関心を示していて、1940年代のリヴァプールへの懐古とサイケデリック・ミュージックの子供向けの性質の組み合わせを反映したものとしている。ランタグは、「単なる聖日のマントラに過ぎないが、ビートルズは全力でのコミットメントとニュー・シングル『ハロー・グッドバイ』を思わせる巧妙なアレンジでそれを売りとしている」と評している。
● レコーディング
「クリスマス・タイム」のレコーディングは、1967年11月28日にEMIレコーディング・スタジオのスタジオ3で行われた。この翌年にはR.E.M.がファンクラブ限定のクリスマス・シングルとしてカバー。
2002年にがオムニバス盤『』で、2007年にがアルバム『Christmas with the Smithereens』、2013年にがオムニバス盤『Psych-Out Christmas』でカバーした。
「クリスマス・タイム」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(https://ja.wikipedia.org/)
2024年10月11日20時(日本時間)現在での最新版を取得
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