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ヤナギタンポポ
ヤナギタンポポ(柳蒲公英、Hieracium umbellatum)は、キク科タンポポ亜科ヤナギタンポポ属の多年草。
● 特徴
茎の高さは30-120cmになり、茎につく葉は多数互生し、葉身は長楕円状披針形、披針状または線形となる。葉の先端はとがり基部はくさび形か円く、縁にはまばらに鋸歯があるか全縁になる。開花時には根出葉や下部の茎葉は枯れる。
花期は8-9月。鮮やかな黄色で直径が2.5-3.5cmの花を咲かせる。頭花は舌状花のみで構成されており、3-80個が円錐状または散房状につく。総苞は長さ9-11mm、総苞片は3-4列になり、外片のほうが短く、ときに反り返る。痩果は黒褐色で長さ2.5-3mmになる円柱形で、長さ7mmになる冠毛がつく。
● 分布と生育環境
日本の北海道、本州、四国のほか、ヨーロッパ、アメリカ、アフリカと北半球に広く分布し、山地のやや湿った場所に生育する。ときに、コスモスのように密集して群生するため、最盛期の群生地は、正に「黄色い絨毯」とでも例えられそうな壮観な景色となる。
「ヤナギタンポポ」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(https://ja.wikipedia.org/)
2024年10月14日20時(日本時間)現在での最新版を取得
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