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ムクゲ(木槿、学名:)は、アオイ科フヨウ属の落葉樹。別名ハチスは本種の古名であるが、定かではない。白の一重花に中心が赤い底紅種は、千宗旦が好んだことから、「宗丹木槿(そうたんむくげ)」とも呼ばれる。
中国語では「木槿」(ムーチン、もくきん)、韓国語では「무궁화」(無窮花
◇ ムグンファ)、木槿
◇モックンという。英名の はヘブライ語で書かれた旧約聖書の雅歌にある「シャロンのばら」に相当する英語から取られている。パレスチナにあるシャロン高原に咲く美しい花という意味で、ヨーロッパでは十字軍がシリアから持ち帰った植物である。
● 分布・生育地
中国が原産で、観賞用に栽培されている。主に庭木や街路樹、公園などに広く植えられている。中近東でも、カイロ、ダマスカス、テルアビブなどの主要都市で庭木や公園の樹木として植えられているのを良く見かける。日本へは古く渡来し、平安時代初期にはすで植えられていたと考えられる。ふつうは一重咲きであるが、八重咲きの品種もある。
果実は蒴果で卵形をしており、長さは約2 cmで星状の毛が密生し、熟すと5裂して種子を覗かせる。種子は偏平な腎臓形で、フヨウの種子よりも大きく、背面の縁に沿って長い毛が密生している。冬でも枝先に果実が残り、綿毛の生えた種子が見えるなど、時代、流派などによりその扱いは流動的であった。江戸中期以降は一般的な花材となり、様々な生け花、一輪挿し、さらには、枝のまたの部分をコミに使用して、生け花の形状を整えるのに使われてきた。茶道においては茶人千宗旦がムクゲを好んだこともあり、花のはかなさが一期一会の茶道の精神にも合致するとされ、現代ではもっとも代表的な夏の茶花となっている。花持ちが悪いため花展には向かず、あまり一般的な花材ではないが、毎日生け替えて使うことで風情が出る。掛け花や一輪挿しなどによく使われる。
俳句では秋の季語である。俳諧師の松尾芭蕉は1684年(貞享元年)『野ざらし紀行』の旅で、「道のべの木槿(もくげ)は馬にくはれけり」という句を詠んでおり、栃木県下都賀郡野木町友沼にある法音寺に芭蕉の句碑として残されている。同じく俳諧師の小林一茶も、「それがしも其(そ)の日暮らしぞ花木槿」という句を詠んだ。
江戸時代後期の歌人、香川景樹は『桂園一枝』にて、「生垣の 小杉が中の 槿の花 これのみを 昔はいひし 朝がほの花」と詠んでおり、「槿」は「あさがほ」と読ませた。明治から大正にかけて、アララギを代表した斎藤茂吉は第二歌集『あらたま』で、「雨はれて心すがしくなりにけり窓より見ゆる白木槿(しろむくげ)のはな」という歌を詠んだ。
「ムクゲ」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(https://ja.wikipedia.org/)
2025年6月19日8時(日本時間)現在での最新版を取得






























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