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ハクモクレン(白木蓮、白木蘭、学名:)は、モクレン科モクレン属に属する落葉高木の1種である。早春の葉が展開する前に、白色の大きな花が上向きに咲く(右図)。花被片は9枚で萼片と花弁は分化していない。中国南部原産であるが、日本など世界各地で庭木や街路樹として植栽されている。
● 名称
和名のハクモクレンは、ハス(蓮)に似た花を咲かせる木の意味で「木蓮」で、花色が白いので「白木蓮(はくもくれん)」と名付けられた。
● 特徴
落葉広葉樹の高木。大木になるのが特徴で、ふつう高さ5 - 15メートル (m)、胸高直径20 - 30センチメートル (cm) ほどであるが(右上図、下図1a, b)、大きなものは高さ 25 m、胸高直径 1 m になる。樹皮は灰白色で平滑で、老木でも裂け目はない(下図1c)。花の匂いの主成分は、ペンタデカンである。花が咲いているときに晩霜に当たってしまうと、白い花びらが傷んで褐色に変色し、美しかった花が無残な姿になることがある。
果期は8 - 10月ごろ、個々の雌しべは袋果となり、花軸が伸長して 12 - 15 × 3.5 - 5 cm ほどのこぶし状の集合果になる。
● 分布・生態
原産地は中国中部で、中国東南部から西南部に分布する。病虫害は比較的少ないが、カミキリムシやカイガラムシの害が報告されている)は、花被片が両親種の中間的な色(白色から紫紅色)を示し、またハクモクレンとは異なり萼片と花弁の分化が明らか(外側の花被片が内側の花被片の半分ほど)とされる、この名は花被片の外面が紅紫色になるハクモクレンの変種(学名: var. purpurascens &)ともされ、上記のソコベニハクモクレンとは異なり花被片が全て同大とされる。ソコベニハクモクレン(またはサラサモクレン)は、観賞用に広く利用されている(上図2b–d)。
「白木蓮」や「はくれん」は仲春の季語である。ハクモクレンには花言葉が多く、「気高さ」、「高潔な心」、「荘厳」、「崇敬」、「崇高」、「慈悲」、「自然への愛」、「自然な愛情」などがある。
ハクモクレンなどのつぼみを風乾したものはとよばれ、鼻炎や頭痛、熱、咳などに対する生薬とされることがある。主な成分としてフェニルプロパノイドのメチルカビコール(methylchavicol)、モノテルペンの α-ピネン(α-pinene)やシネオール(cineole)がある
・ 埼玉県南埼玉郡宮代町
・ 大阪市城東区:「モクレン」としての指定だが、区ホームページではハクモクレンを写真紹介し、大阪市立城東区民センターではシモクレンとハクモクレンの両方をホームページで区の花として例示している。
◇自治体の木
・ 名古屋市東区:「モクレン」としての指定だが、ハクモクレンとシモクレンの2種とも区の木として紹介している。
● 分類
ハクモクレンの学名としては、一般的に が用いられる。しかし、Buc'hoz (1779) が記載した Lassonia heptapeta もハクモクレンであると考えられており、この名に基づく Magnolia heptapeta を用いるべきとする意見もある。
モクレン属を複数の属に細分する場合は、ハクモクレンは Yulania に分類されることがある(Yulania denudata )。しかし2022年現在、ハクモクレンはふつうモクレン属に含められ、モクレン属のハクモクレン節(section Yulania)に分類される。
「ハクモクレン」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(https://ja.wikipedia.org/)
2024年10月14日21時(日本時間)現在での最新版を取得
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