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ハギ(萩、胡枝花)は、マメ科ハギ属の総称。落葉低木。秋の七草のひとつで、花期は7月から10月。
● 名称
「萩」は本来はヨモギ類(あるいは特定の種を挙げる資料もある)の意味で、「はぎ」は国訓である。牧野富太郎によるとこれは「艸+秋」という会意による国字であり、ヨモギ類の意味の「萩」とは同形ではあるが別字という。
「芽子」「生芽」とも字を当てる。
● 分布
東アジア、南アジア、北米東部、オーストラリアの、温帯・亜熱帯。
● 特徴
数種あるが、いずれも比較的よく似た外見である。
背の低い落葉低木ではあるが、木本とは言い難い面もある。茎は木質化して固くなるが、年々太くなって伸びるようなことはなく、根本から新しい芽が毎年出る。直立せず、先端はややしだれる。
葉は3出複葉、秋に枝の先端から多数の花枝を出し、赤紫の花の房をつける。果実は種子を1つだけ含み、楕円形で扁平。
荒れ地に生えるパイオニア植物で、放牧地や山火事跡などに一面に生えることがある。
● 分類
◎ 範囲
ハギ属は当初、Maximowicz (1873) により、現在のハギ属・ハナハギ属 ・ヤハズソウ属 にわたる範囲に定義された。
現在それらは3属に分けられ、それらをまとめる分類群としてハギ亜連 がある。
◎ 亜属・節
ハギ属は、北米のハギ亜属 と、アジアのヤマハギ亜属 に分かれる
2亜属は、それぞれ2節ずつ、計4節に分かれると牡鹿のペアの歌が多い。
◎ 民俗
・ 中秋の名月に萩・を月見団子と共に月に供える風習がある。萩もも、昔の日本では山野に自生する身近な植物であった。
・ 花札では7月の絵柄として、「萩に猪」、「萩に短冊」、カス2枚が描かれる。
◎ 文芸
・ 萩の名所である歌枕として宮城野がある。
・ 山上憶良の歌「萩の花 尾花 葛花 瞿麦の花 女郎花 また藤袴 朝貌の花(万葉集・巻八 1538)」
◎ 音楽
・ 『萩の露』(地歌・箏曲) 幾山検校作曲。幕末に京都で活躍した盲人音楽家幾山検校の代表曲。恋に破れ涙に暮れる自分を露の萩にたとえ、秋の風物を詠み込んだ「手事もの」曲。
・『萩桔梗』(端唄)
● シンボリズム
◎ 都道府県の花
・ 宮城県(ミヤギノハギ)
◎ 市区町村の花
・ 北海道 - 岩内町、別海町
・ 青森県 - 大鰐町
・ 宮城県 - 仙台市(歌舞伎の「伽羅先代萩」に因んで名付けられたセンダイハギという品種がある)
・ 山形県 - 長井市
・ 埼玉県 - 日高市
・ 茨城県 - 水戸市、高萩市
・ 東京都 - 目黒区、武蔵野市
・ 福井県 - 敦賀市
・ 京都府 - 福知山市
◎ その他
・ 皇族・高円宮家の承子女王のお印である。
・ 東北大学のロゴマークは所在地である仙台とおなじ萩をモチーフとしており、校友会も「萩友会」である。
「ハギ」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(https://ja.wikipedia.org/)
2024年10月13日10時(日本時間)現在での最新版を取得
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