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オオヤマザクラ(大山桜、学名: Cerasus sargentii var. sargentii)はバラ科サクラ属の落葉高木のサクラ。冷寒な地に咲く代表的なサクラで、山地に生える。日本に自生する10もしくは11種(species)あるサクラ属の基本野生種の一つ。別名、エゾヤマザクラ、ベニヤマザクラともよばれる。
● 名称
標準和名オオヤマザクラの由来は、ヤマザクラに比べ花が大きいことによる。ヤマザクラより濃い花色の特徴からベニヤマザクラ(紅山桜)。アイヌ語名は「カリンパニ」。英語圏での呼び名の「Sargent's cherry」と学名の由来はアメリカの植物学者チャールズ・スプレイグ・サージェントに因む。なお関東以北では販売用の「山桜」表記の苗木には、ヤマザクラではなく本種が使われていることがある。
種の下位分類の変種(variety)のレベルではオオヤマザクラ(var. sargentii)とキリタチヤマザクラ(霧立山桜、var. akimotoi)に分類され、オオヤマザクラの分布域の最南端の九州に生息するのがキリタチヤマザクラで、宮崎県五ヶ瀬町の白岩山周辺にのみ分布する。石灰岩という特殊な環境下では珍しい植物が自生しやすく白岩山もこれに該当する。
果期は6月。果実は直径1 cmほどの球形で、熟すと紫黒色になる。鳥が良く食するが、人間にとっては小さく目立たないため食用にはされていない。
冬芽は互生し、卵形や長卵形の栗褐色をした鱗芽で、8 - 10枚の芽鱗に包まれていて粘る。気象庁の桜の開花予想の標本木に全国的に使われているのはソメイヨシノであるが、気候による生育問題から例外的に札幌から南西側を除く北海道ではオオヤマザクラ、沖縄県及び奄美地方はでカンヒザクラが使用されている。「日本のさくら名所100選」「日本の道百選」「新・日本街路樹100景」「北海道遺産」に選定され、毎年多くの花見客で賑わう。近くの子野日公園では、厚岸湖を望み約1200本のオオヤマザクラが開花する。総延長20キロメートルにも渡る長い道を、オオヤマザクラを中心とした6500本もの桜が植樹され、どこまでも続く桜並木となっている。
・西蔵王のオオヤマザクラ(山形県山形市、西蔵王放牧場内)
・標高600メートルの西蔵王高原に開かれた放牧場では、広い敷地内にオオヤマザクラが自生し、点在する野生のオオヤマザクラ郡を見ることができる。
・針山の天王ザクラ
・推定樹齢300年、樹高10メートル、幹回り5.2メートル、枝幅17メートルの見事な枝ぶりの巨木である。群馬県の天然記念物に指定されている。花は径約6センチメートル、花序ごとに2個から3個の濃紅大輪の美しい花を咲かせる。植物学上でも貴重な品種のため、国の天然記念物に指定されている。長野県の天然記念物に指定されている。
・ 桜峠(さくらとうげ)(福島県耶麻郡北塩原村大塩字桜峠)
・桜峠のオオヤマザクラは2001年、愛子内親王の誕生を祝って翌年に2001本植樹された。その後、いろいろと記念して追加植樹され、今は約3000本の規模に拡大した。
「オオヤマザクラ」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(https://ja.wikipedia.org/)
2024年10月14日19時(日本時間)現在での最新版を取得
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