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ワイマラナーは、ドイツ原産の大型の狩猟犬の犬種である。ヴァイマル地方で19世紀初めに作出され、シルバー・グレーの被毛を特徴とする。ポインターに分類されることもあるが、狩猟能力の高い、あらゆる用途に適した狩猟犬とされる。
● 歴史
ワイマラナーは19世紀初頭に、狩猟を好んだザクセン=ヴァイマル=アイゼナハ大公カール・アウグストの宮廷で作出された。最初の記録は1810年に残されている。完璧な猟犬を求め、特に外見上の高貴さと信頼が置ける狩猟犬であることを目的に改良を重ねられた。フランス原産の猟犬やブラッドハウンド、ジャーマン・ポインターなどが掛け合わされたと推測されているが。1935年になって、ドイツのケネルクラブでは、長毛のワイマラナーを認めることとなった。
ドイツはこの犬種を自国で独占していたが、19世紀半ばにはアメリカ合衆国やイギリスにも渡り、万能な狩猟犬として、またショードッグとして高い人気を得た。アメリカ人のブリーダー、ハワード・ナイトは、1920年代にドイツ・ワイマラナー・クラブのメンバーと懇意となり、1929年に去勢されたペアをアメリカ合衆国に輸入した。更にそれから約10年を経て、ナイトは生殖能力のある2頭のメス犬と1頭のオス犬を入手し、これらがアメリカのワイマラナーの血統の基礎となった。
2015年現在、ワイマラナーはドイツにおいて狩猟犬として活躍し、数千頭の登録がある。また、アメリカ合衆国大統領ドワイト・D・アイゼンハワーやフランス共和国大統領ヴァレリー・ジスカール・デスタンもワイマラナーを所有し、特に後者の飼うジュギュルタ(Jugurtha・ユグルタ)は、人間のように笑ったり、紅茶を飲む習慣があると言われた。
ワイマラナーは本来狩猟犬であり、強い狩猟本能を持っている。野外の作業に適しており、天候にかかわらず家畜の見張り、番をこなす。また、非常に知的かつ繊細、自己解決能力に優れている。忠実、遊び好き、愛情豊かであり、適切にトレーニングを行い、十分な運動をさせてやれるのであれば家庭犬としても適している。成犬時に股関節形成不全になるかどうかを幼犬の段階で判断できるレントゲン検査法であるOFA(en:OFA)、PennHIP(en:PennHIP)を用いて検査しているブリーダーからワイマラナーを入手することが望ましい。
その他の健康上留意すべき点として、関節の異常や眼疾患(眼瞼内反症)、血友病などがある。
「ワイマラナー」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(https://ja.wikipedia.org/)
2024年4月28日1時(日本時間)現在での最新版を取得
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