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プードルは、水中回収犬、鳥獣猟犬や愛玩犬(ペット)として飼育される犬種。
古くからヨーロッパで広くみられ、特にフランスでの人気が高く、「フレンチ・プードル」と呼称されることもある。ジャパンケネルクラブ(JKC)では家庭犬、愛玩犬として分類されている。毛色はホワイト、ブラック、グレー、レッドを代表に、ブラウン、シルバー、アプリコットなど様々なものがあり、また国際畜犬連盟(FCI)の定めによれば、大きさによって「トイ」、「ミニチュア」、「ミディアム」、「スタンダード」の4種類に分類される。一般的に利口であり、ブリティッシュコロンビア大学の研究によると知能の高さにおいては全ての犬種のなかでボーダー・コリーに次ぐ第2位であるとされる。
飼いやすさ、知能の高さで全犬種人気ランキングで不動の1位を獲得している。2019年1月から12月の間でプードル合計74240頭が登録されている(トイ72941、ミニチュア156、ミディアム163、スタンダード980の配分である)。
● 歴史
起源については不明な部分が多い。非常に古くからヨーロッパ各地にみられ、原産地を特定することは困難であるが、フランスで人気を博したことから、フランス原産とするのが一般的である。2000年代に入ると爆発的な人気を得て、2008年度にはジャパンケネルクラブの犬籍簿登録数が全犬種中第1位となった(86,913頭)。内訳は、トイ種が85,641頭、ミニチュア種が90頭、ミディアム種が9頭、スタンダード種が1,173頭であり、最も小型のトイ・プードルが大多数を占める。
● 分類
プードルは古来から飼育環境に合わせ様々に改良されてきたため、多様なサイズがあるが、国際畜犬連盟(FCI)が定めるプードルのサイズ分類は、以下の4種のみである
○ コーデッド・プードル
19世紀のヨーロッパでは、被毛をドレッドロックス状に整えたコーデッド・プードルも多く好まれていた。もとは絡みやすい毛を利用しつつ、冷水から体を守るためになされたものであったが、19世紀にはショードッグとして奇抜なスタイルに整えることが流行し、またフランス風のトリミングを施した「カーリー・プードル」とは別の犬種として区別されていた。しかし、両者に被毛以外の違いは乏しく、1898年にイギリスのザ・ケネルクラブで開催された特別会議において、スタンダード・プードルと同一犬種と決定された。
コーデッド・プードルは定期的に毛に油分を補う必要がある一方で、体を洗うには手間がかかるため、不潔になりがちであり、ショー以外の日常生活では毛をまとめて結わえるために不格好となることなどから、熱狂的な愛好家を除いては飼育頭数は少ない。
「プードル」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(https://ja.wikipedia.org/)
2024年9月8日11時(日本時間)現在での最新版を取得
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