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ニューギニアン・シンギング・ドッグ(英:New Guinea Singing Dog)とは、パプアニューギニア原産の野生化した犬種である。本種は絶滅寸前の希少な犬種となってしまったが、オーストラリア原産のディンゴやインドネシア原産の絶滅犬種であるテンゲル・ドッグ、ベトナム原産のプー・クォック・リッジバック・ドッグ、タイ王国原産のタイ・リッジバック・ドッグとは繋がりがあり、近縁種である。
● 歴史
とても古い犬種のひとつで、イエイヌの中で最も原始的な犬種とされる。かつて人間により改良された最も初期の犬種の性能や容姿、オオカミの品種化の改良過程の謎を解くための『失われた環』と呼ばれている犬種のひとつとして数えられている。ニューギニアン・シンギング・ドッグもほかの『失われた環』の犬種と同じく、もとは人に飼育され、改良された家畜であった。しかし、それが逃げ出して野生生活をする中で自然に適応し、長い時間をかけて固定されていって出来上がったのが本種である。
この犬種が有名となったのは1957年に動物学者のエリス・トローンがニューギニアの高地から1組の番いをオーストラリアのタロンガ動物公園に寄贈したことである。トローンは野生と新種と考えてCanis hallstoromiという学名を付けたが、後に野犬であることが確認された。動物園での繁殖は問題なく行われ、子犬はヨーロッパやアメリカの様々な動物園に寄贈された。
● 特徴
この犬種最大の特徴は“歌う”ことである。歌うといってもそれは音楽や伴奏に合わせてコーラスを行うというような本格的なものではなく、不思議な遠吠え声がまるで合唱のように聞こえるため、歌うという表現が使われている。シンギング・ドッグは個体による声紋の違いが著しいため、数頭から数十頭が集まって遠吠えをすることによってまるで合唱が行われているかのように聞こえるのである。その張り上げた遠吠えはオオカミとクジラの中間であるといわれる。
容姿は原始的であり、やや小さいディンゴといった外貌をしている。歯はイヌよりもオオカミに似ていて、目は薄闇の中で明るい緑色に輝く。発情期はオオカミやバセンジーなどと同様に年1回のみである。
一般的なイヌのような「遊びに誘う」お辞儀はせずに、オオカミのように大きく口を開けて遊び噛みをする。
「ニューギニアン・シンギング・ドッグ」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(https://ja.wikipedia.org/)
2025年6月1日17時(日本時間)現在での最新版を取得
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