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大東犬(だいとういぬ、だいとうけん)は、沖縄県大東諸島の南大東島の地犬で、日本犬の一種。血統書はない。
● 概要
大東諸島はかつて無人島であったが、1900年に八丈島からの移住者によって開拓が始まった。大東犬はこれらの移住者によって約100年前に持ち込まれたものである。起源はよく解っていないが、外部から隔絶した環境で近親交配を繰り返すことにより現在の容姿に変化したとの説がある。
顔つきや体つきは、典型的な日本犬の姿をしている。しかし、他の日本犬には無い、大東犬独特の特徴は、足が非常に短く、がに股であることである。純粋な大東犬はウェルシュ・コーギーやダックスフントのように脚がかなり短く、ちょこちょことした歩き方をするが、
● 減ってしまった大東犬
他犬種との交雑が進んだことなどにより、純血種の大東犬の頭数は激減した。
南大東島内においては、2005年12月現在では、純血のメスは確認できず、確認されたのは5頭のオスのみで多くが高齢であった。
しかし、島外においては、沖縄県名護市で純血種の繁殖に成功しており、うち2頭が南大東島に提供されている。また、2008年には1頭が沖縄こどもの国に提供され。
純血種の大東犬の数は、2008年12月現在で、南大東島に6頭、総数で20頭弱と推定されている。この記事によれば、この記事の時点で、「50匹ほどまでに回復している」という。
「大東犬」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(https://ja.wikipedia.org/)
2024年9月13日21時(日本時間)現在での最新版を取得
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