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セントラル・エイジアン・シェパード・ドッグ(英:Central Asian shepherd dog)とは、タジキスタン、ウズベキスタン、カザフスタン、トルクメニスタンの中央アジア地域を原産とする家畜護身犬種である。現地の土地犬の総称でアラバイと言う呼ばれ方をする事もある。
● 歴史
とても古い古代犬種で、約6000年前には既にいたほど昔からある犬種である。チベット原産のチベタン・マスティフを先祖とすると言われており、世界最古のマスティフ種のひとつである。
専ら羊や山羊などの家畜をオオカミや泥棒から守るガードドッグとして使われていて、力の強さと警戒心の固さはトップクラスであると言われていた。そのため、この犬種の訓練やしつけが出来る人は一人前として認められ、「男の中の男」とまで言われて讃えられた(注:しかし中には女性の訓練師もいたという記録も残されている)。このように飼育やしつけが難しい生粋の作業犬であるため、ショードッグとしてはあまり使われていなかった。しかし、20世紀になると本種は「辺境の作業犬」として注目され、少数がショードッグとして輸出さ
れて繁殖が行われ、世界各地に広まってショードッグやペットとしても使われるようになった。近年はショードッグとしてイタリアやロシアで人気があるが、やはり飼育が難しいため爆発的な人気を得るまでには至っていないが、熱心な愛好家がいる。
日本では数年に一度、国内登録が行われる珍しい犬種である。2008年度の国内登録頭数順位は134位中129位であった。
● 特徴
マスティフタイプの犬種ではあるが原始的な姿をしている。筋骨隆々の骨太な体つきで、非常に力が強い。コートはスムースコートのものとやや長めのショートコートの2タイプがあり、毛色は黒、茶などの他、ブリンドルや白地に斑があり、足先やマズル、フレーズが白いものが好まれる。垂れ耳、ふさふさした垂れ尾であるが、原産地ではケガ防止のため耳は短めに断耳して立たせ、尾もかなり短く断尾する事がある。体高60~78cm、体重40~79kgの大型犬で、性格は攻撃的で防衛本能・独立心が強いため、一般家庭での飼育は非常に難しい。しっかりしたしつけと訓練が欠かせず、それを怠れば事故も発生しかねないため注意が必要である。
● 参考文献
・『犬のカタログ2004』(学研)中島眞理 監督・写真
・『日本と世界の愛犬図鑑2007』(辰巳出版)佐草一優監修
・『デズモンド・モリスの犬種事典』(誠文堂新光社)デズモンド・モリス著書、福山英也、大木卓訳 誠文堂新光社、2007年
・『日本と世界の愛犬図鑑2009』(辰巳出版)藤原尚太郎編・著
・『日本と世界の愛犬図鑑2010』(辰巳出版)藤原尚太郎編・著
「セントラル・アジア・シェパード・ドッグ」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(https://ja.wikipedia.org/)
2023年6月6日4時(日本時間)現在での最新版を取得

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