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黒木 瞳(くろき ひとみ、1960年(昭和35年)10月5日 -)は、日本の女優、タレント、司会者、歌手、映画監督。元宝塚歌劇団月組トップ娘役。所属事務所は2011年10月11日よりポエムカンパニーリミテッド。
福岡県八女市(旧・八女郡黒木町)出身。出身地・黒木町(くろぎまち)に因み。
● 来歴
◎ 幼少期
1960年(昭和35年)に4人きょうだいの末子(兄1人と姉2人がいる。地元で畜産業をする父と食堂を営む母は躾に厳しかったが、幼い頃から手間が掛らずにのびのびと育つ。遡って1年生の時に友人に誘われ、福岡市民会館で行われた宝塚歌劇団の地方公演の舞台「ベルサイユのばら」を鑑賞した が、上記の「ベルサイユのばら」で宝塚に憧れたことからを出してくれたことで何とか許可が下りた。『宝塚春の踊り』で初舞台を踏んだ。67期生には女優の北原遥子、涼風真世、真矢みき、演劇プロデューサー、活弁士、日本舞踊講師の幸風イレネ、梨花ますみがいる。
同年5月18日。当時の月組トップであり副組長も兼任していた榛名由梨も黒木を高く買い、67期生の初舞台公演中に「黒木さんを月組にもらいたい」と言ったエピソードがある。2年目での娘役トップにプレッシャーを感じながらも、以後大地と共に月組を率いた。
『あしびきの山の雫に』『シブーレット』『ムーンライト・ロマンス』『翔んでアラビアンナイト』『ザ・レビューII』『ガイズ&ドールズ』などに出演し、在団中は娘役でありながら大地に迫るほどの人気を獲得した。
1985年に大地が退団すると知って黒木も退団を決意し
1999年の8月、『思い出のメロディー』(NHK)の司会を務めた。
1999年・2000年は、『輝く日本レコード大賞』(TBS)の司会を務めた。
2005年 - 2009年まで『FNS歌謡祭』(フジテレビ)の司会を務めた。2005年と2007年は歌手としても出演。
2007年・2011年は『24時間テレビ 「愛は地球を救う」』(日本テレビ)ではパーソナリティーを務めた。
2016年公開の映画『嫌な女』で監督デビュー。同年にNHK BSプレミアムで放送されたテレビドラマ版では主演を務めた。
● エピソード
・父親の実家である樋口家は、豊臣秀吉の九州平定の際に秀吉から代官に任命された樋口実長(星野を治めていたが九州平定で追放された星野氏の家老)の末裔で、当地で帯刀を許され庄屋などを務めたが、曽祖父の代で金山開発に失敗して一族は没落して離散する。祖父は西新で文人墨客などを顧客に持つ茶葉店を営み順風満帆だったが、父の姉が3歳で腸チフスを患い看病で感染して親子ともに死亡する。祖母は幼少の父を連れて黒木へ戻り、食堂を開いて地元の博労の男性と再婚したである
・宝塚音楽学校で同期同組の北原遥子は互いに「親友」であった。
・ 出身地の黒木町を「私の原点」としている。2022年に黒木が監督を務めた短編映画『線香花火』では黒木町を舞台にしており、現地でロケ撮影したから当初“黒木藤子”を考えた。
・好きな俳優は水谷豊で、『浅見光彦ミステリー5・越後路殺人事件』(日本テレビ)と『2008年FNS歌謡祭』(フジテレビ)で共演している。。
・好きな食べ物に焼きそばを多数の番組で挙げており、他に中華料理やラーメン等の麺類も好きだと述べており、朝食に具無しの焼きそば等こってりした味付けの物を食べるのがルーティンで一番の贅沢だと公言している。
・ 小学6年生の時、谷川俊太郎の詩集「愛について」を読んだ影響により、以降自らも詩を書くようになったで、最近は毎日オンラインゲームに熱中しているとのこと
・ そして、誰もいなくなった(7月17日 - 9月11日、日本テレビ) - 藤堂万紀子 役
・ スニッファー 嗅覚捜査官 第4話(11月12日、NHK総合) ‐ 徳大寺照子 役
2017年
・ 東京センチメンタルSP〜千住の恋〜(1月3日、テレビ東京) - 藤原美奈子 役
・ 楽園(1月8日 - 2月12日、WOWOW) - 高橋治美 役
・ 就活家族〜きっと、うまくいく〜(1月12日 - 3月9日、テレビ朝日) - 富川水希 役
・ 過保護のカホコ(7月12日 - 9月13日、日本テレビ) - 根本泉 役
・ 駐在刑事スペシャル(10月13日、テレビ東京) - 緒方綾乃 役
2018年
・ スペシャルドラマ必殺仕事人(1月7日、テレビ朝日) - - すずらん 役
・ アガサ・クリスティ 二夜連続ドラマスペシャル 大女優殺人事件〜鏡は横にひび割れて〜(3月25日、テレビ朝日) - 綵まど香 役
・ 黄昏流星群〜人生折り返し、恋をした〜(10月11日 - 12月13日、フジテレビ) - 目黒栞 役
・ 過保護のカホコ〜LOVE & DREAM〜(9月19日、日本テレビ) - 根本泉 役
・ 駐在刑事(10月19日 - 12月7日、テレビ東京) - 緒方綾乃 役
・ 犬神家の一族(12月24日、フジテレビ) - 犬神松子 役
2019年
・ 砂の器(3月28日、フジテレビ) - 早坂琴美 役
・ Iターン(7月13日 - 9月28日、テレビ東京) - 麗香 役
・ TWO WEEKS(7月16日 - 9月17日、関西テレビ・フジテレビ系) - 久我早穂子 役
2020年
・ ファーストラヴ(2月22日、NHK BSP) - 聖山昭菜 役
・ SUITS/スーツ Season2 第2話(4月20日、フジテレビ) - 安田佐緒里 役
・ 恐怖新聞(8月29日 - 10月10日、東海テレビ・フジテレビ)- 小野田歌子 役
2021年
・ 月曜プレミア8 ハクタカ 白鷹雨音の捜査ファイル(3月22日、テレビ東京) - 福川冴子 役
・ 桶狭間 OKEHAZAMA〜織田信長〜(3月26日、フジテレビ) - 土田御前 役
・つまり好きって言いたいんだけど、 第3話(10月21日、テレビ東京) - 一色涼香 役
2022年
・ 連続ドラマW 正体 (2022年3月12日 - 4月2日、WOWOW) - 井尾由子 役
2023年
・ 連続ドラマW 落日(2023年9月10日 - 10月1日、WOWOW) - 大畠凜子 役
・ 家政夫のミタゾノ 第6シリーズ 最終話(2023年12月5日、テレビ朝日) - 桃山麗子 役
2024年
・ JKと六法全書(2024年4月19日 - 6月7日、テレビ朝日) - 桜木華 役
・ 燕は戻ってこない(2024年4月30日 - 7月2日、NHK総合・BSP4K) - 草桶千味子 役
◎ 映画
・ 化身(1986年10月10日、東映) - ヒロイン・八島霧子 役
・ 花園の迷宮(1988年1月15日、東映) - 百合 役
・ 死線を越えて 賀川豊彦物語(1988年、現代ぷろだくしょん) - 芝ハル 役
・ 姐御(1988年、東映) - 主演・紺野愛 役
・ ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー(1988年、プロモーティヴEye21) - 都倉加代子 役
・ 動天
・ 魔女の香水(2023年6月16日、アークエンタテインメント) - 主演・白石弥生 役
・ 青春18×2 君へと続く道(2024年5月3日、ハピネットファントム・スタジオ) - 裕子 役
・ 明日を綴る写真館(2024年6月7日、アスミック・エース) - 塚本冴絵 役
◎ 劇場アニメ
・ それいけアンパンマン ロールとローラ うきぐも城のひみつ(2002年、東京テアトル=メディアボックス) - ローラ姫 役
・ 思い出のマーニー(2014年7月19日、東宝) - 久子 役
・ 劇場アニメ「ベルサイユのばら」(2025年1月31日公開予定、TOHO NEXT・エイベックス・ピクチャーズ) - ナレーション
◎ 吹き替え
・ Mr.インクレディブル(2004年、ウォルト・ディズニー・ジャパン) - ヘレン・パー / イラスティガール 役
・ フェリシーと夢のトウシューズ(2017年8月、キノフィルムズ / 木下グループ) - オデット 役
・ インクレディブル・ファミリー(2018年8月、ウォルト・ディズニー・ジャパン) - 主演・ヘレン・パー / イラスティガール 役
◎ 音楽番組
・ 思い出のメロディー(1999年、NHK総合・ラジオ第1) - 司会
・ 輝く日本レコード大賞(1999年・2000年・2002年、TBSテレビ・ラジオ) - 司会
・ FNS歌謡祭(2005年 - 2009年、フジテレビ) - 総合司会
・ 今夜、誕生音楽チャンプ(2017年10月8日 - 、テレビ朝日) - MC
・ 東急ジルベスターコンサート(2018年12月31日-2019年1月1日)- 司会(テレビ東京、水原恵理、原田修佑と共に)
◎ ドキュメンタリー番組
・ 驚きももの木20世紀(1993年4月 - 6月、朝日放送) - 司会
・ 情熱大陸(2005年5月22日放送、TBSテレビ)
・ NHKスペシャル「源氏物語千年・黄金絵巻の謎に挑む」(2008年、NHK総合) - 司会・ナレーション
・ 国宝阿修羅展特別番組(2009年、テレビ朝日) - メインナビゲーター
・ 課外授業 ようこそ先輩(2011年10月8日、NHK総合)
・ 黒木瞳が行く 食の世界遺産
・ 黒木瞳が行く 食の世界遺産〜メキシコ料理の源流を訪ねて(2012年2月11日、BSジャパン)
・ 黒木瞳が行く 食の世界遺産II〜フランス美食術の神髄を訪ねて(2013年1月3日、BSジャパン)
・ ドキュメンタリー同期生「亡き友を胸に〜宝塚歌劇団67期生〜」(2012年12月28日、NHK総合)
・ 豪華列車で旅する九州・美しの国(30分版)(2013年10月14日、NHK総合)
・ 豪華列車で旅する九州・美しの国(2013年11月16日、NHK BSP)
・ みんな大好きミッフィーの秘密〜黒木瞳 ブルーナ90年の人生をたどる〜(2017年8月16日、NHK BSプレミアム)
◎ バラエティー番組
・ 欽ちゃんのどこまで笑うの?(1988年 - 1989年、テレビ朝日) - 司会
・ 世界1のSHOWタイム〜ギャラを決めるのはアナタ〜(2010年10月3日、2012年1月2日、日本テレビ) - 司会
◎ その他のテレビ番組
・ 朗読鬼平犯科帳スペシャル「五年目の客」(2006年、時代劇専門チャンネル)
・ 24時間テレビ 「愛は地球を救う」(2007年 - 、日本テレビ)
◎ CM
・ セイコー「クレドール」
・ 花王
・ 「ソフィーナ」(1986年 - 1991年)※ 安田成美・高林由紀子とも共演
・ 「リーゼ」(2007年 - 2010年)
・ キリンビール「ラガービール」(1990年)
・ 三菱電機(1991年)
・ 日本メナード化粧品(1994年 - 2005年)
・ フィリップモリス(1994年 - 1995年)
・ ネスレ日本「ネスカフェ アカプルコ」(1996年)
・ 参天製薬「サンテドウ プラスE」(1996年 - 1998年)
・ 日産自動車
・ 「ブルーバード」(1996年)
・ 「セドリック」(1997年)
・ サンゲツ(1997年 - 2004年)
・ 日清食品「麺の達人」(1999年 - 2001年)
・ セブン-イレブン・ジャパン(1999年 - 2000年)
・ キャドバリー・ジャパン「クロレッツ」(2000年)
・ ダイドードリンコ「デミタスコーヒー」(2000年 - 2004年)
・ NTT東日本「Lモード」(2000年 - 2004年)
・ 三井住友海上(2002年 - 2005年)
・ ハウス食品「こくまろカレー」(2002年 - 2010年)
・ ピップ「ピップエレキバン」(2002年 - 2004年)
・ 国税庁「確定申告」(2003年)
・ 松下電工(2003年 - 2004年)- CM内で本人そっくりのCGが登場
・ チョーヤ梅酒(2003年 - 2005年)
・ ライオン「デイフレッシュ ソフラン」(2004年 - 2005年)
・ JR九州「つばめ」(2004年)
・ 三井不動産「パークシティ豊洲」(2005年 - 2006年)
・ 日立製作所「wooo」(2005年 - 2008年)
・ エスエス製薬「エスタック」(2005年 - 2006年)
・ ダイハツ工業「エッセ」(2005年 - 2007年)
・ 関西電力「オール電化」(2008年 - 2010年)
・ オリエンタルランド「東京ディズニーリゾート」(2009年 - 2010年)
・ 田辺三菱製薬「フルコートF」(2009年 - 2016年)
・ イトーヨーカドー
・ 「女神のきらめきパンツ」(2009年)
・ 「power warm」(2009年)
・ 「power cool」(2010年)
・ 明治安田生命(2011年)
・ ミツカン「金のつぶ とろっ豆」(2012年)
・ ネイチャーラボ「LITS」(2012年 - 2013年)
・ 世田谷自然食品「シークオールインワンゲル」(2019年)
・ にしたんクリニック(2023年 - 2024年)
◎ 舞台
・ 将軍(1985年)
・ ハムレット(1990年)
・ 陽気な幽霊(1993年)
・ オセロー(1994年)
・ mama loves MAMBO(2000年) - 主演・柏木容子 役
・ クリスマス・ボックス(2001年)
・ mama loves MAMBO II(2002年) - 主演・柏木容子 役
・ mama loves MAMBO III(2004年) - 主演・川原麗子 役
・ MAMA LOVES mambo IV(2006年) - 主演・花岡洋子 役
・ 取り立てや お春(2010年) - 主演・お春 役
・ GURUになります。〜平浅子と源麗華の一週間〜(2015年) - 主演・平浅子 役
・ 京の螢火(2017年11月) - 主演・お登勢 役
・ シラノ・ド・ベルジュラック(2018年5月) - ロクサーヌ 役
◎ ラジオ
・ ダイドードリンコ presents 黒木瞳のちょっとひとりごと(2000年、TOKYO FM)
・ Shimano Fishing Cafe(2000年、fm osaka)
・ SUZUKIハッピーモーニング・黒木瞳のいってらっしゃい(2003年1月6日 - 2004年9月24日、ニッポン放送制作NRNネット)
・ 黒木瞳のTALK RADIO(2005年、ニッポン放送)
・ 黒木瞳 ホッとGoing(2005年 - 2008年、ニッポン放送)
・ YEBISU ちょっとおいしい話 by 黒木瞳(2008年、TOKYO FM)
・ 黒木瞳 we are beautiful(2011年11月1日 - 、ニッポン放送)
・ ENEOSプレゼンツ あさナビ(2014年4月1日 - 、ニッポン放送)
◎ ディナーショー
・ Muse more 〜女神よさらに〜 talking & dancing(2005年)
・ 30th Dreaming dinner show(2010年)
● 監督作品
・ 嫌な女(2016年、松竹)
・ 線香花火(2022年)
● 音楽
全てシングルCD。
・ それでいいのね(1991年10月30日 アポロン APDA-55) 映画「略奪愛」主題歌。作詞も担当。
・ 北の都の物語(1996年6月5日、日本クラウンCRDN-326)里見浩太朗とのデュエット曲
・ 片方のつばさ(作曲:藤井フミヤ)(1999年12月 マーキュリーミュージックエンターテイメント PHDL-1203) 映画「破線のマリス」主題歌。作詞も担当。
・ 運命〜ぐうぜん〜(2005年11月23日 - 12月31日限定発売 テイチクエンタテインメント TECH-12085) 三井住友海上火災「ViV」CMソング
その他
・ 福岡県立輝翔館中等教育学校校歌(作詞)
● 朗読オーディオブック
・ 『孤舟』 原作:渡辺淳一
・ 『愛と死』 原作:武者小路実篤 CD
● 著書
◎ エッセイ集
・ 『わたしが泣く時』幻冬舎、1994 のち文庫
・ 『モン・モエ』(絵本)大鹿知子絵 幻冬舎、1999
・ 『夫の浮わ気』幻冬舎文庫、2000
・ 『ひとみごちて 阿修羅のごとく』角川書店 2003(フォトエッセイ)
・ 『もう夫には恋はできない』小林基行 [ほか撮影 講談社 2004(フォトエッセイ)
・ 『母の言い訳』集英社、2005 のち文庫
・ 『私の場合 ブレない大人への段階』講談社(2010年、ISBN:978-4-06-216309-5)
◎ 詩集
・ 『長袖の秋』角川書店、1988 のち文庫
・ 『夜の青空』角川書店、1991 のち文庫
・ 『恋のちから愛のススメ』ニッポン放送 2005(ニッポン放送の番組で披露した五行詩を書籍にしたもの ISBN 4-594-05040-9)
「黒木瞳」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(https://ja.wikipedia.org/)
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