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稲葉蛟児


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稲葉 蛟児(いなば こうじ、1904年2月11日 -1989年9月2日。その後、撮影助手に転向、21歳となった1925年(大正14年)、阪東妻三郎プロダクション製作、二川文太郎監督の『雄呂血』で撮影技師・石野誠三の助手「稲葉蛟児」として、クレジットされた。そのままマキノ・プロダクション御室撮影所に入社、二川そして牧野省三に師事する。 1928年(昭和3年)、脚本家・西條照太郎の第1回監督作品『強者』を撮影途中から肩代わりして完成に導き、初めて監督としてクレジットされた。翌月の『間者』はマキノ正博・松田定次との共同監督作品で、本格的監督デビュー作は「物部晋太郎」名義でオリジナル脚本を書き下ろした河津清三郎主演作、『傴僂の兄貴』であった。翌1929年(昭和4年)3月1日に公開されたマキノ省三監督の『大化新政』では、8人もの同社の若手監督が「監督補助」として名をつらねた渾身の作で、そこにも稲葉はクレジットされた。しかしその省三も同年7月25日に急逝、同年9月には、長男・正博による新体制が発表され、デビュー2年目の稲葉の名も「監督部」に刻まれた。 マキノ・プロダクション倒産後の1932年(昭和7年)、市川右太衛門プロダクションに移籍、谷崎十郎主演の『水戸黄門漫遊記 長次快心の巻』を皮切りに、谷崎主演の第二部ものを中心に監督、志波西果監督の『幽霊刀』にオリジナル脚本を提供した。1935年(昭和10年)には、旧マキノの御室撮影所を「エトナ映画京都撮影所」と改称した田中伊助のエトナ映画社に参加して2作を撮り、同年、極東映画社に移籍、大手がトーキーに躍起になっている時代にサイレントの剣戟映画を量産した。1936年(昭和11年)には全勝キネマで引き続き無声の剣戟映画を撮った。 1937年(昭和12年)には、その間に設立して解散したマキノ正博のマキノトーキー製作所の跡地に設立された今井理輔の今井映画製作所に移籍、インディペンデント畑を歩きに歩いてようやくトーキー映画を手がけることとなった。しかしここでも『平手造酒』など3作を監督して、同社もまた、1938年(昭和13年)の東宝への吸収合併となった。同社にいた土肥正幹こと鈴木桃作、助監督の御代荘輔とともに東宝映画京都撮影所に入社した。その後、大陸に渡り、1940年(昭和15年)の東宝と華北電影の合作映画『熱砂の誓ひ』前・後篇では、森田信義プロデュースのもと、本名の「稲葉義信」名義で製作主任をつとめている。 第二次世界大戦後の1949年(昭和24年)、京都に設立された東横映画でマキノ光雄プロデュースのもと、松田定次監督の『獄門島』が製作されるさいに、元マキノ・プロダクションのメンバーが呼び集められ、すでに監督としてのキャリアがあった萩原遼や宮城文夫とともに、「稲葉義信」名義で松田の助監督をつとめた。1951年(昭和26年)には大京映画で『陰獣をめぐる七人の女』をふたたび「稲葉蛟児」名義で監督した。 その後、1970年代には宝塚映画製作所に所属、テレビ映画や劇場用映画の製作や演出を行っていたようだが、その後の消息はわからない。1989年(平成元年)9月2日、死去した。満85歳没。

● おもなフィルモグラフィ

・ 雄呂血 1925年 総指揮マキノ省三、監督二川文太郎、撮影石野誠三、主演阪東妻三郎 ※撮影助手
・ 強者 1928年 脚本西条章太郎、撮影田中十三、主演嵐長三郎、松浦築枝 ※監督デビュー作
・ 間者 1928年 総指揮マキノ省三、共同監督マキノ正博・松田定次、脚色山上伊太郎、撮影大森伊八、主演市川小文治
・ 傴僂の兄貴 1928年 原作・脚本物部晋太郎(稲葉蛟児)、撮影木村角山、主演河津清三郎
・ 大化新政 1929年 総監督・原案マキノ省三、監督補助二川文太郎・金森万象・マキノ正博・松田定次・中島宝三・押本七之助・吉野二郎、脚色瀬川与志、撮影松浦茂・三木稔・石野誠三・大塚周一・田辺憲二・木村角山・大森伊八・山本米吉、主演南光明、高木新平 ※監督補助
・ 真田十勇士 製作マキノ正博、共同監督金森万象・滝沢英輔・三上良二・久保為義、原作八田尚之、脚本藤田潤一、撮影松浦茂・大塚周一・木村角山・大森伊八・野村金吾・下村健二、主演南光明、谷崎十郎、沢村国太郎
・ 水戸黄門漫遊記 長次快心の巻 1932年 原案山口天龍、主演谷崎十郎
・ 平手造酒 1937年 脚本小鍛冶泰祐、撮影福田三郎、音楽白木義信、海江田譲二、上田吉二郎 ※トーキー
・ 獄門島 企画・製作マキノ光雄、監督松田定次、監督助手萩原遼・宮城文夫、原作横溝正史、脚本比佐芳武、撮影伊藤武夫、主演片岡千恵蔵 ※監督助手
・ 陰獣をめぐる七人の女 1951年 主演原健作、上田吉二郎

● 註


● 参考文献

・ 『日本映画監督全集』所収、キネマ旬報社、1976年 / 改訂版 1980年

「稲葉蛟児」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(https://ja.wikipedia.org/
2024年4月20日13時(日本時間)現在での最新版を取得

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