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いとう まい子(いとう まいこ、1964年8月18日 -)は、日本の女優、タレント、実業家、研究者、元アイドル歌手。本名・小野田 麻衣子(旧姓・伊藤)。
愛知県名古屋市中川区 出身。所属事務所は、フロムファーストプロダクション、個人事務所、博士課程で研究領域を基礎老化学に変更すると共に、2019年1月にはエクサウィザーズのフェロー(研究員)に就任。現在も定期的にエクサウィザーズに出社しつつ共同研究を行い、国際ロボット展への出展や事業参画を続けている。
元80年代アイドルでありながら、新しい技術に対する興味は強い。インターネット草創期の1995年に公式サイト用としてDNSドメイン名を取得し、その後もガジェットを買い集め、SNSを積極活用するなど、常に新しいIT製品を活用し続けている。別名、「ガジェッティーヌ女優」と呼ばれている。
● 略歴
3人兄妹の末っ子(兄2人)。金城学院中学校・高等学校では演劇部に所属し、中学の時は生徒会長も務めた、すぐに仕事が多忙になり大学は一度も通うことなく中退。2016年3月に修士課程を修了)。同年4月から早稲田大学大学院人間科学研究科博士課程へ進学する。大学院進学後、国際ロボット展に出展した事で、AIベンチャーであるエクサウィザーズのフェロー(研究員)にスカウトされた。現在もタレント業などと並行してロボットの研究開発を行っている。
1981年に雑誌『BOMB』に特集記事が掲載されるが、この時は年齢を1歳若くごまかしていた。
この年に。初代グランプリを受賞した(1982年)。
2000年代からはバラエティーの仕事が増えている。NHK名古屋放送局の「お昼ですよ愛・地球博」では初回のゲストとして出演したり、フジテレビ系列の「森田一義アワー 笑っていいとも」の後番組としてスタートした「バイキング」ではレギュラー出演をしている。2016年3月30日で卒業。
2017年11月、実兄の死去(同年1月)に伴い、兄が起業したテレビ番組企画制作会社「ライトスタッフ」代表取締役社長に就任。
ITに対する興味が強く、1995年にマイカンパニー(Mai company)立ち上げの際に独自ドメインmai.co.jpを取得して公式サイトを運営するなど、芸能界では先駆け的にインターネットを活用してきた。早稲田大学に入学後、予防医学への応用を狙ってロボット工学の研究を開始し、博士課程でロボット工学から基礎老化学に領域替えするとともに、2019年1月には、AIによって超高齢社会などの課題解決に挑むエクサウィザーズのフェローに就任した。これを以って、研究者としてのキャリアを正式に開始した。
2021年、内閣官房が主催する「教育未来創造会議」の委員に選出。
● 人物
◎ エピソード
・ 1984年、大映テレビ制作のテレビドラマ『不良少女とよばれて』(TBSテレビ)のヒロイン・曽我笙子役を演じた。それまでのヒロイン役から一転して不良少女を演じたこのドラマが高視聴率を記録して、話題を集めた。この前の主演作『少女が大人になる時 その細き道』に出演していた際に、スタッフから「次は不良少女ものが制作される」と聞かされ、その際いとうは不良少女役がやりたくてたまらなくなり「この役ができるなら、モヒカンでも坊主頭でもなんでもやります!」と自ら主人公を演じたいとプロデューサーに電話で直談判したが、すでに同年春にデビューする宇沙美ゆかりの主演が決まっており、また、これだと『高校聖夫婦』『少女が大人になる時 その細き道』に続いて3作連続主演になることもあって局側が難色を示したこともあって一時あきらめかけた。しかし、「ヒロインの子が『アイドル路線で行きたいから』との理由で断ってきたんだけど、やってみるか?」と誘われ、急遽いとうのヒロイン役が決まった。また、同作のプロデューサーの春日千春は、いとうの当時の風貌を「タヌキ顏」「ダンゴッ鼻」と形容していた。そのため、20代、30代の女性と一緒に写真を撮ってもその世代と遜色がないため実年齢より若く見られている。
・ 毎年自身のカレンダーを製作して販売しており、購入部数が増えるごとに直筆サインや暑中見舞いの写真がセットでついてくることでも知られている。それがきっかけとなり、2013年には、49歳にして初のビキニ姿でのグラビア写真を撮った。
・ 兄が経営していた会社を引き継いだ。
◎ アトム
30代になったにもかかわらず童顔であるため、役の年齢との齟齬に悩んでおり、また私生活でも大失恋をした1993年頃、兄夫婦からゴールデン・レトリバーの子犬アトムを預かる。その飾らない存在感に触発され、自然体でいることができるようになり、自分らしく生きることを決意、1995年、心機一転する意味からも芸名を「いとうまい子」に変更した。
後に夫となる会社員とは1999年頃アトムを通じた犬仲間として出会ったが、2003年のアトムの急死を期に疎遠になる。なお、プロポーズはいとうまい子の方から言った。
現在柴犬、猫4匹を飼っており。
・ 『高校聖夫婦』『不良少女とよばれて』では、いとうのライバル役で共演した伊藤かずえとは40年来の親友でプライベートでも仲が良く、『いい旅・夢気分』などの番組も一緒に出演している。また、橋本志穂も友人の1人。
・ ボブ・サップは日本で仲の良くなった芸能人の1人としていとうまい子の名を挙げている。
・ ファンである中日ドラゴンズの選手たちとも交友を持っている。田島慎二とはプライベートでも友人同士とのこと。
◎ 趣味・特技
・ キューピー人形を集めており、携帯電話にも袋に入れたまま付けている。袋に入れたままにする理由は「汚れるから」。出来ればその袋も売って欲しいと言う。数は300体以上ある。
・ 小学生の頃から中日ドラゴンズのファンであるため、ドアラのキューピーも持っている。最近はドアラのパペットがお気に入りで、試合に持参して応援している。年間30試合は観戦しに行く
・ おいしい給食(2019年) - 給食調理員・牧野文枝 役
・ おいしい給食 season3(2023年)
◎ その他のテレビ番組
・ 総天然色バラエティー 北野テレビ(1989年4月 - 1989年9月、TBS)
・ Dr.石原とまい子の楽ラク ビューティー(青森テレビ・秋田テレビ・IBC岩手放送・東北放送・テレビユー山形)
・ なるトモ(2004年5月 - 2008年10月、読売テレビ)
・ 生中継 ふるさと一番(2007年10月 - 2011年3月、NHK総合)不定期出演
・ 趣味悠々 今年こそパソコンの達人(2) 安心安全 使いこなそうインターネット・メール(2009年7月 - 9月、NHK教育)
・ ぷれサタ(2011年10月 - 2013年3月、東海テレビ)準レギュラー
・ ダウンタウンのガキの使いやあらへんで大晦日年越しSP 絶対に笑ってはいけない空港24時 (2011年12月31日)
・ Ohどや顔サミット(2012年1月27日、ABC)
・ 高松〜伊勢ローカル路線バス乗り継ぎ人情ふれあい珍道中(2012年4月28日、テレビ東京)
・ スイッチ(2013年4月 - 、東海テレビ)火曜コメンテーター
・ 有吉反省会(2014年1月26日、日本テレビ)
・ バイキング(月曜レギュラー:2014年4月7日 - 2015年3月23日、水曜レギュラー:2015年4月1日 - 2016年3月30日、フジテレビ)
・ みんなのニュース ONE(東海テレビ) - コメンテーター
・ データで解析サンデージャーナル(2016年4月17日 - 、テレビ愛知)
・ ひるキュン(2017年10月2日 - 、MXテレビ)月曜レギュラー
◎ 映画
・ 愛の陽炎(1986年、松竹) - 主演・新井ルミ子 役
・ 愛しのハーフ・ムーン(1987年、にっかつ) - 主演・杉野洋子 役
・ 一発逆転爆走トラッカー軍団(1992年)
・ ホラーハウス Vol.2 夢邪気 覚めない悪夢(1992年)
・ 激走バトルキング(1993年、にっかつ) - 雅美 役
・ Shall we ダンス?(1996年、東宝) - ホールのダンスパンド 役
・ 実録 LB熊本刑務所 外伝 侠友よ(2002年)
・ 実録 義戦5 瀬戸内ヤクザ戦争(2003年)
・ 実録 プロジェクト893XX 沖縄抗争篇1(2004年) - リポーター 役
・ スクールデイズ(2005年、ファントム・フィルム)
・ 夏音 - Caonne(2006年)
・ 戦闘少女 血の鉄仮面伝説(2010年、東映ビデオ) - 渚小百合 役
・ ランウェイ☆ビート(2011年、松竹)
・ メンタリスト響翔II〜心からの生還〜(2012年、セントラルメディアプロモート) - 綿貫妙子 役
・ レディ in ホワイト(2018年) - 如月早苗 役
・ 劇場版 おいしい給食(AMGエンタテインメント / イオンエンターテイメント) - 牧野文枝 役
・ 劇場版 おいしい給食 Final Battle(2020年)
・ 劇場版 おいしい給食 Road to イカメシ(2024年)
◎ 吹き替え
・ 野生の島のロズ(2025年公開予定、東宝東和 / ギャガ) - ピンクシッポ 役(キャサリン・オハラ)
◎ 舞台
・ 原宿物語(1985年、中野サンプラザ・共演:THE GOOD-BYE、乃生佳之、岡崎友紀)
・ 菊日和(1990年)
・ がしんたれ(1994年)
・ 音楽劇「サザエさん」(1995年)
・ 大江戸気まぐれ稼業(1996年)
・ 坊っちゃん奉行(1997年)
・ 野口雨情ものがたり(1997年)
・ コロッケ版・雪之丞七変化(2001年)
・ 悪名(2003年)
◎ CMなど
・ 九州乳業 「Midoriソフトヨーグルト」 (1982年)
・ カネボウ 「フレッシュ・コロン」 (1983年。ヒロコ・グレースと共演)
・ 参天製薬 「サンテソフト」、「新サンテドウ」
・ 旭化成ハマナカ 「ハマナカ手芸糸」
・ ロッテリア
・ カルピス 「カルピスソーダ」 (1984年 - 1985年)
・ 日本赤十字社 「はたちの献血キャンペーン」 (イメージキャラクター。1984年)
・ 証券保管振替機構 「ほふり」 (2006年1月 - 2008年9月)
・ 住建ハウジング
・ フマキラー
・ アルコール除菌キッチンクリーナー
・ ウイルシャット (2009年11月 -)
◎ ネット配信
・ つか金フライデーDOUGA フジテレビ無料動画サイト - 見参楽(みさんが!)(2011年4月22日 - 7月28日 配信)
◎ ラジオ
・ るんるんナイト 松宮一彦ワオ(1983年、TBSラジオ) - 月曜パートナー
・ 恋する音楽小説 「サウンド・オブ・ミュージック ~ マリアの恋した物語」(1999年11月13日、NHK-FM)
・ 今日は一日“名古屋”三昧 第2部(2008年7月21日、NHK-FM) - ゲスト
・ FMシアター 「テレビ塔の下で」(2012年6月30日、NHK-FM) - 美喜 役
● 書籍
・ひとりじめ (学習研究社 1983年 ラブリー文庫 Bomb アイドル・フォトパック)
・夢の時間割 (学習研究社 1984年 ボムアイドルブックス)
・いとうまい子と はじめようインターネット・作ろうホームページ―読めばすぐわかる!設定・接続ホームページメイキング (テラ・コーポレーション 1997年)
◎ 雑誌連載
・ インターネットマニア いとうまい子のしあわせフラフープ(1996年9月号 - 1997年9月号、白夜書房)
・ マイ・ホスピタル いとうまい子の「マイ・ペットすとーりぃ」(2005年秋第2号 - 2006年春第5号)、株式会社アイセルネットワークス)
・ ダイヤモンドZAi いとうまい子の超・堅実カブ日記(2007年4月号 - 2008年12月号、ダイヤモンド社)
・ 日経PCビギナーズ いとうまい子のデジタル好奇心(2009年11月号 - 2013年10月号、日経BP社)
・ 月刊ドラゴンズ いとうまい子のまいどらほーでいず (2018年4月号 - 、中日新聞社)
「いとうまい子」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(https://ja.wikipedia.org/)
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