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山口智子


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山口 智子(やまぐち ともこ、1964年〈昭和39年〉10月20日。1986年、東レキャンペーンガールでデビュー。 1990年には、(シリーズモノは別として)火曜サスペンス劇場枠の2時間ドラマに異例とも言える3作品に主演した。ほどなくして連続ドラマでは、日本テレビやTBS、フジテレビなど数々のトレンディードラマのヒロイン級の役柄を担当し、一躍スターダムにのし上がる。 2008年から2010年3月まで中目黒の川沿いに燕子花 (かきつばた) という西洋/東洋の伝統工芸雑貨のセレクトショップをオーナー経営していた。2010年には世界中を旅して出会った多様な民族音楽と文化を収録する映像シリーズ『LISTEN.』のプロデュースを開始し、自身のライフワークとしている。 2012年の『ゴーイング マイ ホーム』で『ロンバケ』以来16年ぶりに連続ドラマに出演、2015年には『ロンバケ』以来19年ぶりの連続ドラマのラブストーリーとなる『心がポキッとね』に出演。また、2018年の『BG〜身辺警護人〜』では、木村拓哉と『ロンバケ』以来22年ぶりとなる再共演を果たし、話題を呼んだ。 2018年現在は単発的にTV出演などのタレント活動もしている。 2019年には同年度前期放送のNHK連続テレビ小説『なつぞら』で『純ちゃんの応援歌』以来31年ぶりに朝ドラに出演。また、7月期放送の『監察医 朝顔』で『ロングバケーション』以来23年ぶりにフジテレビ月9ドラマへ出演した。

● 人物


◎ 子供時代
実家は栃木市倭町内にかつて存在した創業120年の老舗旅館の「ホテル鯉保(こいやす)」で、業績不振と実父の死去に伴う後継者難により2005年8月31日で廃業。一人娘で家業を継ぎ女将となることが定められていたが。俳人・松尾芭蕉を経済的にも支援した門弟・杉山杉風の子孫にあたる。 生まれた頃は両親と妹と祖母と暮らしていたが、小学3年生の時に親が離婚したことで母と妹は他所へ転居した。以降、祖母が女将をする老舗旅館で、父と祖母との生活が始まった。ちなみに山口によると、父はフラフラと自由に生きるタイプで気ままな性格だったため、商売向きではなかったとのこと。陸上部に入ったきっかけは、「顔面で風を受けるのが気持ちいいから」。中学校時代には生徒会会長を務めた。 短大時代は広告研究会に所属した。また、当時からモデル業を始めたが、本人は「卒業後は、結局故郷に帰って見合い結婚して女将を継ぐのかも」とも思っていたため、この頃に見合い写真を撮っている。特殊な家庭環境で育ったことから血縁を信用しておらず、「『親』というものになりたくない」と「子供のいる人生じゃない人生」を選択し、子供はもうけていない。 結婚後も女優業を続けていたが、目標を持たぬまま芸能界の仕事に取り組むうちに30歳を迎えたため、自分が何に関心があるのかを見つめ直した。これにより「自分が納得することをしてみたい」との思いから一時主婦業に専念することとなった、それから15年のブランクを経て、本場のスペイン・アンダルシアの旅先で目にした日常生活の中で何気なく踊られる踊り手の人生が投影されたフラメンコに触発されて、2017年より再び練習を再開した。 2022年現在は「命をかけてフラメンコを学んでいる最中」と語っており。靴音が響かない仕様にしているが、それにもかかわらず、不規則な音のリズムが家中に響き渡ると唐沢が明かしている。

◎ その他
「人としてどう存在するべきか」ということを人生のテーマにしている。 舞台経験があるかは不明だが、本人は「舞台は向いていない」としており苦手である。 先述の通り子供の頃から海外に憧れていたため、「LISTEN.」などの活動で色々な国に行けるようになったことについて、「世界を巡れるなんて夢のよう。とても嬉しい。ただ、家を空けることが多いため、唐沢さんからは内心呆れられているかも(笑)」と語っている
・ 監察医 朝顔(2019年7月8日 - 9月23日、フジテレビ) - 夏目茶子 役
・ 正義の天秤(2021年9月25日 - 10月23日、NHK総合) - 冨野静子 役
 ・ 正義の天秤 season2(2023年5月6日 - 6月3日、NHK総合)
・ ペンション・恋は桃色 Season2(2024年、FOD・フジテレビ) - ヒカリ 役

◎ 教養・ドキュメンタリー

・ Letters 彼女の旅の物語(2001-2003年、パーフェクト・チョイス)
・ BS日テレ開局5周年特別企画 山口智子の旅シリーズ 第1弾:ゴッホへの旅「私は、日本人の眼を持ちたい」(2005年11月12日、BS日テレ) - 出演・構成・ナレーション
・ 山口智子の旅シリーズ 第2弾:北斎とドガ「生きること、仕事をすること」(2006年9月29日、BS日テレ)
・ エルミタージュと私〜山口智子 名画を語る〜(2006年10月19-22日、日本テレビ)
・ 史上最大の女帝エカテリーナ 愛のエルミタージュ物語(2006年10月23日、日本テレビ)
・ 山口智子 手わざの細道(2007年4月1日、テレビ東京) - 企画・出演・プロデュース
・ 山口智子 手わざの細道2 うるしの国のもの語り(2007年9月23日、テレビ東京) - 企画・出演・プロデュース
・ BS日テレ開局7周年特別番組 山口智子の旅:ロダンの浮世絵「人間、花の中の花」(2007年、BS日テレ)
・ 趣味悠々-茶の湯 武者小路千家 初釜を楽しむ-(2008年1月7-28日、NHK教育、全4回)
・ 山口智子の音楽遺産(2008年12月29-30日、WOWOW)
・ 天才ダ・ヴィンチ 伝説の巨大壁画発見(2008年、日本テレビ)
・ メンデルスゾーン生誕200年記念特別番組 「山口智子の時を旅し時を奏でる」(2009年12月24日、テレビ東京) - 企画・取材
・ okaeri 山口智子 美の巡礼 第1回「装飾は語る ハンガリー・アール・ヌーヴォーの来た道」(2010年4月24日、BSフジ)
・ okaeri 山口智子 美の巡礼 第2回「文様が囁く〜クロアチア 黄金と巨石を運ぶ海の道」(2010年10月30日、BSフジ)
・ DaiwaHouse and Tomoko Yamaguchi present LISTEN1001(2011年-2012年 、BS朝日) - 企画・取材
・ BS朝日新春スペシャル 「向田邦子が教えてくれること〜山口智子と考える"絆"〜」(2012年1月3日、BS朝日)

◎ バラエティ

・ 11PM(日本テレビ)
・ 連想ゲーム(NHK総合)(1989年10月 - 1990年1月に週替わりで出演していた)
・ クイズ世界はSHOW by ショーバイ(日本テレビ)(1989年6月 - 1990年1月に不定期出演していた)
・ 世界・ふしぎ発見(TBS)(不定期出演)
・笑っていいとも(1989年6月26日・1991年4月10日、フジテレビ)(テレフォンショッキングゲスト)
・ ごぶごぶ(毎日放送)(2024年5月11日 第589回・2024年5月25日 第590回)

◎ 映画

・ 七人のおたく cult seven(1992年、東映)
・ Coo 遠い海から来たクー(1993年、声優として参加) - キャシー野崎 役
・ 居酒屋ゆうれい(1994年、萩原健一と共演:報知映画賞新人賞) - 里子 役
・ undo(1994年、ヘラルド・エース)
・ 大失恋。(1995年、東映) - 真由美 役
・ 罠 THE TRAP(1996年)
・ ビリケン(1996年) - 月乃 役
・ スワロウテイル(1996年)
・ ライラの冒険 黄金の羅針盤(2008年、日本語吹き替え) - コールター夫人 役
・ 崖の上のポニョ(2008年、声優として参加) - リサ 役
・ 春に散る(2023年) - 真田令子 役

◎ ラジオ

・ カラーオブライフ(2011年2月19日 - 3月12日、東京FM)

◎ CM

・ トヨタ自動車 『カリーナ』(1990年・1991年)
・ 山崎製パン(1989年- 1993年)
・ 富士フイルム 『Simple Hi8』(1993年)
・ サントリー 『ダイナミック』 「それがあなたのいいところ」篇 (1993年・1994年)
・ エステー化学 『シャルダン』(1993年 - 1996年)
・ 日産自動車 『セフィーロ』(1994年 - 1996年)
・ 日本アイ・ビー・エム 『OS/2 Warp』(1995年)
・ ワールド 『UNTITLED(アンタイトル)』
・ 京阪電気鉄道 「京阪で近道」(1993年 - 1996年)
・ 日本テレコム(1996年 - 2000年)
・ 味の素「味の素ギフト」(1997年 - 1998年)
・ 日本交通公社 『LOOK JTB』(2000年)
・ 資生堂コスメニティー 『アスプリール』(2000年 - 2005年)
・ ダイドードリンコ 『Miu』(2001年)
・ 日本エアシステム『バースデー割引』(2001年 - 2002年)
・ 大王製紙 (2001年 - 2003年)
・ ファーストリテイリング『ボトムス』(2002年)
・ JT 『うぶ茶』(2002年)
・ 宝くじ 『スクラッチ』(2003年 - 2006年)
・ みずほ銀行『スクラッチ』(2003年 - 2006年)
・ サントリー 『新炭濾過・純生』(2004年)
・ イオン「singing AEON」(2004年 - 2008年)
・ 千趣会『山笑う』(2007年)
・ P&G 『h & s』(2007年 - 2009年)
・ アサヒビール 『アサヒ オフ』(2009年)
・ セガ 『ぷよぷよ7(ニンテンドーDS版)』 (2009年)
・ グリコ乳業 『朝食プロバイオティクスヨーグルト』(2011年 - 2012年)
・ docomo 『しゃべってコンシェル』(2012年)
・ サントリー 『オールフリー』(2013年 -)
・ タカギ(2015年 -)
・ アサヒビール アサヒもぎたて(2019年 -)

◎ ミュージックビデオ

・ RADWIMPS「TWILIGHT」(2021年)

◎ Web

・ okaeri 山口智子 美の巡礼 (2010年04月19日)

● 受賞歴

・ 1994年
 ・ 第19回報知映画賞(『居酒屋ゆうれい』)
  ・新人賞
・ 1995年
 ・ 第18回日本アカデミー賞(『居酒屋ゆうれい』)
  ・優秀主演女優賞
 ・ 第4回日本映画批評家大賞(『居酒屋ゆうれい』)
  ・女優賞
 ・ 第5回ザテレビジョンドラマアカデミー賞
  ・助演女優賞(『王様のレストラン』)
・ 1996年
 ・ 第9回ザテレビジョンドラマアカデミー賞(『ロングバケーション』)
  ・ 主演女優賞
  ・ ベストドレッサー賞

● 著書

・ 『手紙の行方:チリ』(ロッキンオン)
・ 『反省文:ハワイ』(ロッキンオン)
・ 『恋文 女帝エカテリーナ二世 発見された千百六十二通の手紙』(著)小野 理子、 山口智子(アーティストハウス)
・ 『楽しい和ー』(小学館)
・ 『名も知らぬ遠き島より』(筑摩書房)
・ 『掛けたくなる軸』(朝日新聞)
・ 『LISTEN.』(生きのびるブックス)。

● DVD

・ 山口智子の旅シリーズ 山口智子 ゴッホへの旅 〜私は、日本人の眼を持ちたい〜 (2006)
・ 山口智子の旅シリーズ第2弾 山口智子 北斎とドガ「生きること、仕事をすること」(2007)

● その他

・ 千趣会・伊藤忠商事共同で展開するファッションブランド「山笑う」をプロデュース
・ イノセンス 鈴木敏夫が草薙素子役で配役しようとしたが押井守監督や大塚明夫ら主要キャスト声優などの反対と本人の固辞で幻の出演予定作品。

「山口智子」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(https://ja.wikipedia.org/
2025年1月15日22時(日本時間)現在での最新版を取得

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