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ランキング5位
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いわてグルージャ盛岡(いわてグルージャもりおか)は、日本の岩手県内全市町村(14市15町4村)をホームタウンとするサッカークラブ。日本フットボールリーグ(JFL)所属。
● 概要
クラブ名のグルージャ(Grulla)は、スペイン語で「鶴」の意味で、盛岡藩藩主南部氏の家紋「向鶴」と、盛岡の名物「じゃじゃ麺」、この地方の方言に多く含まれる「じゃ」の響きに因んでいる。107通の一般公募の中から決定された。クラブエンブレムは、赤地の盾形の中央に向鶴を配したもの。ホームスタジアムはいわぎんスタジアム。
Jリーグ加盟当初は盛岡市のみをホームタウンとしていたが、2017年6月に北上市をホームタウンに加え、2017年12月に陸前高田市を除く県内全市町村をメインのホームタウン自治体に加え、岩手県全県へホームタウンを拡大した。陸前高田市については、2011年の東日本大震災以降復興支援活動を行い、同市と友好協定を締結している川崎フロンターレとの関係性を考慮し、メインのホームタウン自治体への追加は見送っていた が、川崎フロンターレのホームゲームイベントにキヅールが参加する など関係を深め、陸前高田市との協議を経て、2018年12月に1年遅れで陸前高田市をホームタウンに加え、岩手県の全自治体をホームタウンとした。
2018年12月4日、県内全域をホームタウン化したことを踏まえて、2019年シーズンよりクラブ名を「グルージャ盛岡」から「いわてグルージャ盛岡」に変更(チーム名略称も盛岡から岩手に変更)し、エンブレムを改めることを発表した。新たなエンブレムは向鶴を配した従来のデザインを踏まえつつ、外周を岩手県の形を表す非対称六角形に、その内側を白地とした。
● 歴史
◎ 前史
◇2003年
:12月、「特定非営利活動法人Jリーグチームを盛岡に作る会」が発足。盛岡商業高校、盛岡中央高校出身者により2000年に創設されたヴィラノーバ盛岡を改組してグルージャ盛岡が発足した。
◇2004年
:市原元選手の武藤真一が監督兼任選手に就任すると共に、水戸から金子剛、桜井鐘吾、池田光忠らが加入。東北社会人サッカーリーグ2部北ブロックで優勝し、東北リーグ1部に昇格した。
◎ 2005年 - 2013年(東北リーグ1部)
◇2005年
:チーム初の外国人選手で元U-17カメルーン代表のディディエ・コウアカム、元ベガルタ仙台の西洋祐、元モンテディオ山形の大瀧直也など獲得。東北リーグ1部で初優勝、全国地域リーグ決勝大会は1次ラウンドを1勝1敗の成績で1次ラウンド敗退となった。
◇2006年
:前年末に選手への給料や業者への未払金が1,000万円に達していることが明らかになり、経営陣と武藤が辞任し、岩手県紫波町出身の吉田暢が監督に就任した。また、同じく紫波町出身で元サガン鳥栖の佐藤大実を獲得。東北リーグ1部は2位の成績。
◇2007年
:吉田体制2年目。スーパーアドバイザーの八重樫茂生が富士通サッカー部の総監督を務めていた当時の所属選手今井敏明がチャイニーズタイペイ代表の監督をしていたつながりから同代表GKの呂昆錡が入団した。4月30日にチャイニーズタイペイ代表との親善試合が盛岡南公園球技場で行われた(4-0で勝利)。東北リーグ1部で2年ぶりに優勝、全国地域リーグ決勝大会は2戦2敗の成績で1次ラウンドで敗退。
◇2008年
:吉田体制3年目。守備面の強化を課題に挙げ、石井雄真ら12人の選手を獲得。東北リーグ1部は12勝2分の成績で2連覇。第32回全国地域サッカーリーグ決勝大会は2年連続で1次ラウンド敗退となった。岩手県サッカー選手権大会で優勝して天皇杯に県代表として3年ぶりに出場。1回戦の山形大学戦で岩手県勢初勝利を挙げた。
◇2009年
:吉田体制4年目。大船渡市出身で元ベガルタ仙台の中田洋介を獲得。西洋祐、大瀧直也、三戸雄志などもチームに復帰した。4月10日運営組織をNPO法人から株式会社(いわてアスリートクラブ)に移行。チーム顧問に八重樫茂生、チームアドバイザーに盛岡商業高校サッカー部監督の斎藤重信が就任した。東北リーグ1部で3年連続の優勝。第33回全国地域サッカーリーグ決勝大会は3年連続で1次ラウンド敗退となった。
◇2010年
:吉田体制5年目。徳島ヴォルティス元主将のGK島津虎史を獲得、その他徳島からレンタル移籍の菅原康太、大原卓丈など11名の選手が入団。また、練習環境の向上を掲げて夜間練習から日中の午前練習に移行しシーズンをスタートした。天皇杯は2回戦で札幌と対戦し敗退。東北リーグ1部は4年連続の優勝。第34回全国地域サッカーリーグ決勝大会は4年連続で1次ラウンド敗退となった。シーズン終了後に中田洋介が引退した。
◇2011年
:吉田体制6年目。3月11日に発生した東日本大震災の影響で東北リーグ開幕が延期。チームは被災地へ出向き、瓦礫撤去などのボランティア活動を行った。4月17日、横浜FCと練習試合(30分ハーフ)を行う(0-2で敗北)。会場の岩手県営運動公園陸上競技場には被災地から招待した小中学生を含む約13,500人の観客が入った。東北リーグは2位。第47回全国社会人サッカー選手権大会は2回戦でSC相模原に敗退。シーズン終了後に吉田が監督を退任した。
◇2012年
:昨年度コーチを務めた鳴尾直軌が監督に就任。
◇2013年
カラー
シャツ
パンツ
ストッキング
FP(1st)
白
黒
黒
FP(2nd)
青
青
青
GK(1st)
赤
赤
赤
GK(2nd)
黒
黒
黒
胸
NOVA NOVA 2020年 -
鎖骨
アサノ通運 アサノ通運 2022年 - 左側に表記
ワイズマン wiseman 2022年3月 - 右側に表記
背中上部
日盛ハウジング パルコホーム 2020年 - 2007年 - 2019年は胸
背中下部
小島電機工業 KOJIMA 2023年 -
袖
ケイアイエヌ
KIN 2023年 - 左側に表記
パンツ前面
セイア セイア 2024年 -
パンツ背面
医療法人敬星会
二宮内科クリニック NNC 2022年 - 2018年 - 2021年は鎖骨右側
2018年は「医療法人敬星会 二宮内科クリニック」表記
◎ ユニフォームサプライヤーの遍歴
・ 2004年:プーマ
・ 2005年 - 2006年:ミズノ
・ 2007年 - 2010年:アシックス
・ 2011年 - 2016年:スボルメ
・ 2017年 - 2021年:アンダーアーマー
・ 2022年 - 2024年:ケレメ
・ 2025年 - 現在:アンブロ
◎ 歴代ユニフォーム
FP 1st
FP 2nd
FP Other
◎ 歴代ユニフォームスポンサー表記
年度 箇所 サプライヤー
胸 鎖骨左 鎖骨右 背中上部 背中下部 袖 パンツ前面 パンツ背面
2004 東日本ハウス 解禁前 いわちく 解禁前 銀河高原ビール ホテル東日本 解禁前 PUMA
2005 JA全農いわて 佐々木皮膚科
Mizuno
2006 山忠ホーム タルトタタン
2007 パルコホーム asics
2008 タケダスポーツ
2009 JA全農いわて
2010
/
巖手屋
2011 巖手屋 svolme
2012
2013 JA全農いわて /
花巻温泉
2014
岩手県北バス
岩手県北観光
/
Parc Ave.
2015 RISE
2016 岩手日報 RISE チョコ南部
PREMIUM
2017
/
薬王堂
/
黄金の國、いわて
Under Armour
2018
医療法人敬星会
二宮内科クリニック 陽だまり工房 薬王堂 黄金の國、いわて
2019 福田パン NNC ㍿パーツ産業
2020 NOVA パルコホーム
2021 バウエモ世界 薬王堂
2022 アサノ通運
/
wiseman バウエモ世界
/
net price NNC KELME
2023 wiseman KOJIMA
KIN
2024 セイア
● 下部組織
◎ アカデミー
2005年に創設され、高校生年代のユース(U-18)、中学生年代のジュニアユース(U-15)、小学生年代のジュニア(U-12)を保有している。
○ U-18
2013年、育成組織の一貫指導体制の強化、Jリーグ準加盟及びJリーグクラブライセンスの取得を目的とし設立。岩手県のクラブユースチーム(U-18)はヴェルディ花巻(現在は活動休止中)、水沢ユナイテッドFCに次いで3チーム目。
試合勝点勝分敗順位クラブユース
選手権Jユースカップ
2013 岩手3部 東北予選敗退
2014 10 27 9 0 1 優勝 東北予選敗退
2015 岩手2部A 14 12 4 0 8 8位 1回戦敗退
2016 岩手2部B 14 10 3 1 10 7位 1回戦敗退
2017 岩手3部 14 38 12 2 0 優勝 1回戦敗退
2018 岩手2部 14 37 12 1 1 優勝 1回戦敗退
2019 岩手1部 14
16
4
4
6
6位
1回戦敗退
○ U-15
2010年、JFA 全日本U-15フットサル大会に出場。2012年、岩手県U-15サッカーリーグ1部優勝。
試合勝点勝分敗順位クラブユース
選手権高円宮杯プレミアカップ
2009 岩手2部 7 21 7 0 0 優勝 東北予選敗退
2010 岩手1部 7 15 5 0 2 4位
2011 7 15 5 0 2 3位
2012 14 32 10 2 2 優勝 東北予選敗退
2013 岩手県予選敗退
2014 14 30 10 0 4 bgcolor=silver 2位 岩手県予選敗退
2015 北東北 18 4 1 1 16 9位 東北予選敗退
2016 岩手1部 14 34 11 1 2 優勝 東北予選敗退
2017 北東北 14 19 6 1 7 5位 岩手県予選敗退 東北ベスト4
2018 14 7 1 4 9 8位 東北予選敗退
○ U-12
2013年、ダノンネーションズカップ in JAPAN東北予選で優勝して、同全国大会に出場。2017年、JFA 全日本U-12フットサル選手権大会に出場。
◎ サッカースクール
サッカー及びスポーツの普及を目的とし、県内9ヵ所(盛岡市、八幡平市、雫石町)に小学生や就学前児を対象にしたサッカースクールを開講。2012年からは盛岡市限定での開催となっているが大人向けのサッカースクールも開講している。
◎ セカンドチーム
2005年に「グルージャ・ヒストリア」として発足し、岩手県リーグ3部に参入。のち「グルージャ盛岡イストリア」に改称。2009年に東北リーグ2部北へ昇格したが、人数不足のため2010年3月24日をもって解散した。
2005 岩手県3部 bgcolor=silver 2位 22 10 7 1 2 46 13 +33 県予選敗退
2006 岩手県2部 bgcolor=deb678 3位 10 14 3 5 2 31 28 +8
2007 優勝 27 10 9 0 1 40 12 +28
2008 岩手県1部 優勝 28 10 9 1 0 49 12 +37
2009 東北2部北 5位 16 14 4 3 7 21 33
12 村田大
● 経営関連
◎ 元役員による資金不正流用
2016年9月2日、当時の代表取締役副社長が同年3-8月にクラブの運営資金を不正に私的流用していたと発表。合わせて副社長が8月25日の取締役会で経緯を説明した上で同職の辞表を提出しクラブが受理したことを公表した。
最終的に私的流用額は5,000万円に上り(元副社長の経営する会社の運転資金に充当)、うち元副社長からの貸付金と弁済費用を除いた2,404万円が回収不能になったことが11月16日までに明らかとなった。10月にJリーグはJ3ライセンス発給を継続審議とした が、11月16日に譴責と制裁金を課した。
なお、この元副社長は2017年5月に業務上横領の容疑で岩手県警察に逮捕され、刑事事件において一審の盛岡地方裁判所は懲役2年6月の実刑判決を下した ものの、二審の仙台高等裁判所は一審の判決を破棄した上で、懲役3年(執行猶予4年)の執行猶予つき判決を下した。
◎ NOVAホールディングスによる経営参入
2019年10月22日付で、パルコホールディングス が保有していたいわてアスリートクラブ(いわてグルージャ盛岡運営会社)の51.0%の株式を、外国語教室事業のNOVAなどを傘下に持つNOVAホールディングスへの譲渡契約が締結された。これに伴いNOVAホールディングスが同社の筆頭株主となり経営権を取得した。
● メディア
◎ テレビ
◇ NHK盛岡放送局
・ おばんですいわて(いわスポ内「VIVA グルージャ」のコーナー)
◇ テレビ岩手
・ グルージャRUSH 土曜 16:55 - 17:00
◇ 岩手めんこいテレビ
・ 南部ダービー(ヴァンラーレ八戸戦生中継、青森テレビとの共同制作)
・ mitスーパーニュース→mitみんなのニュース→mitプライムニュース→mit Live News(「Mスポ」)
・ GOGOGRULLA(2005年 - 2011年)
・ グルージャTV 日曜 17:25 - 17:30→火曜 21:54 - 22:00(2020年3月1日 -)
◇岩手朝日テレビ
・ KICK OFF IWATE 土曜 10:55 - 11:15
◎ ラジオ
◇ IBC岩手放送
・ 浅見智のじゃじゃスポ 月曜 18:20 - 18:30
◇ エフエム岩手
・ やるJグルージャ 月曜 19:00 - 19:30
・ GRULLA クルージャ(2010年)
・ 行くJグルージャ(2011年 - 2013年)
◇ ラヂオもりおか
・ Foot Jam 金曜 20:00 - 20:30
◎ 新聞
・ 岩手日報
・ グルージャ盛岡
・ 盛岡タイムス
・ 読売新聞岩手県版
「いわてグルージャ盛岡」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(https://ja.wikipedia.org/)
2025年4月8日18時(日本時間)現在での最新版を取得









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