ランキング19位
獲得票なし
ランキング5位
獲得票なし
サガン鳥栖(サガンとす)は、日本の佐賀県鳥栖市をホームタウンとする。ただし、県庁所在地の佐賀市でホームゲームを開催したり(2014年度まで)、佐賀市内にクラブのオフィシャルスポーツバー「THE Sagan」を開設したこともある、佐賀県第二の都市である唐津市に下部組織(U-15唐津)を設置する、佐賀県全域でサッカースクールを開校するなど佐賀県全域での活動を行っている。さらには、同じ筑後川流域で鳥栖市と地理的に関連の深い福岡県筑後地方でも、鳥栖市が久留米市、小郡市などと組織する「筑後川流域クロスロード協議会」が共同してサガンを支援しているほか、スポンサーの一つであるブリヂストンが久留米市・朝倉市に設けた「ブリヂストン・サッカースクール」をサガンが運営する など、ホームタウン区域外での活動も行っている。
2016年のJリーグスタジアム観戦者調査報告書(鳥栖は2015年8月27日の対アルビレックス新潟戦で調査を実施)によると、佐賀県外からの観戦者は31.4%で、これは2016年度に同様の調査を行ったJリーグ加盟40クラブ中で、鹿島アントラーズ・ガンバ大阪・東京ヴェルディに次ぐ4番目に多い数値となっている。また、県内の観戦者分布に於いても、佐賀市からの観戦者が県内観戦者の21.1%と、ホームタウンの鳥栖市と同じ比率となっている。
チーム名の「サガン」は、砂粒が固まって砂岩になるように小さい力を集結させ、立ち向かうことを表す。
● 歴史
◎ 1997年 - 2011年 (旧JFL、J2)
○ 1997年 - 2002年
1991年10月、佐賀県サッカー協会が、当時静岡県リーグ1部所属のPJMフューチャーズ(当時の本拠地は静岡県浜松市)の佐賀県への誘致を決定。1994年に鳥栖市へホームタウンを移転すると共に、翌年より『鳥栖フューチャーズ』(鳥栖F)に改名することとし、Jリーグ準会員としても承認された。しかし、PJMジャパンの撤退が原因となって深刻な経営難に陥り、1997年1月にチーム運営会社の株式会社佐賀スポーツクラブが解散を決議(1998年に破産廃止)。このときに存続を求める5万人を超える署名があったことなどを受け、鳥栖Fの受け皿となるチームとして1997年2月4日に佐賀県サッカー協会会長の中村安昭を代表とする任意団体として「サガン鳥栖FC」が発足した。
しかし、急遽設立したため事務所もなければスタッフもいなかった。Jリーグはフロント要員として関連会社で役員を務めていた元横浜M常務の熊地洋二をスーパーバイザーとして派遣した。また、監督にC大阪元監督代行の楚輪博が就任した他、C大阪からは元コーチの坪田和美がヘッドコーチに、佐賀県出身の佐藤真一は鳥栖に期限付き移籍した。
また、浦和と京都から練習着が、地元高校からビブス、用具メーカーからボールがそれぞれ寄贈された。2月13日に開かれたリーグ理事会で、組織が承継されていないことから準会員の資格は失ったものの、鳥栖Fが所属していた旧JFLと、同年のナビスコカップへの参加が特例的に認められた。選手については、鳥栖F解散から契約が宙に浮いていた8選手(高嵜理貴、鈴木俊、松田悦典、大森征之、森保洋、田中哲也、森純一、工藤圭司)と前述の佐藤らレンタル選手4人に加え、急遽行ったセレクションで獲得した8人の計20人となり、2月16日に新体制が発表された。さらにシーズン開幕直前には戦力補充と経費削減のため、関連会社が選手の人件費を負担し、チームは勝利給や出場給のみ支給する社員選手の制度を検討。これに市内の生花店と電気工事店が協力し、北内耕成と関本恒一が加入した。
1998年に「株式会社サガン鳥栖」として法人化(社長には引き続き中村が就任) で随時小口の融資を集めて増資することで凌いだ結果、株主が多くなったことで経営の主導権争いや、会社の経営方針に対する株主や関係者からの批判が相次ぎ、狙いとは逆に経営の混乱が続いた。1998年オフにはJリーグから2年契約で斡旋されていた大口スポンサーとの契約が終了し次期運営予算が大幅に減少、主力選手を多数解雇する羽目となった。新戦力は補充したものの、入団テストの際に提示した条件は月給にしておよそ10万円で、予算不足は明らかだった。
当初から暫定的な社長就任であった中村の健康問題もあり、2001年9月には当時の監督であった高祖和弘がシーズン最終戦終了後に社長に就任する人事案を可決したが、後に撤回、年が明けた2002年に半年前から取締役に就任していた建設・解体会社社長の古賀照子が社長に就任した。しかし、古賀は自分の方針に反対する幹部、職員などを大量に解雇しスタッフを一新したが、大口スポンサーの撤退が相次ぎ経営は厳しくなる一方で、同年11月には早くも古賀は辞任を表明するも、結局留任するなど混迷をさらに深めた。
○ 2003年 - 2011年
◇ 2003年
: 千疋美徳が監督に就任し。
:チームはシーズン中から存続すら危ぶまれる状態にあり、2003年10月には古賀が再度辞任を表明。次期取締役選任機関として改革委員会を立ち上げ、その会長であった元佐賀大学学長の楠田久男を新社長に選任した。しかし、新組織が制作した来季の経営計画は一試合の入場者が実績の5倍近い15,000人。過大な企業協賛金も盛り込むなど見通しの甘いもので、Jリーグ諮問委員会は当然改善を求めたが、楠田ら新経営陣は「資金繰りの目処が立たない」として次期取締役への就任を撤回した。結局古賀が留任することとなったが、当時チェアマンの鈴木昌は「このままの経営が続けばJリーグからの除名や退会勧告もやむをえない」とまで述べている。このような状態のチームを引き受けようという監督をなかなか見つけられずにいたが、最終的にはJリーグからの紹介で元川崎監督の松本育夫が就任した。
◇ 2004年
:
年
高卒
大卒
特別指定選手
2種登録選手
2004
高橋義希、下司隆士
加藤秀典、小井手翔太、奈良崎寛
田代有三
2005
中林洋次、長谷川豊喜
鈴木孝明
2006
金正訓、栫大嗣
浅井俊光、衛藤裕、蒲原達也、
廣瀬浩二、日高拓磨、藤田祥史
栗山裕貴†、三原雅俊
2007
太田弦貴、副島貴司、栗山裕貴、
谷口堅三、ジョズエ
赤星拓、内間安路、野崎陽介
河田晃兵
2008
島嵜佑、下地奨、朴炡慧
河田晃兵、長谷川博一†
2009
サムエル
渡邉将基、長谷川博一、武岡優斗、池田圭
河田晃兵、本城宏紀
2010
藤田直之、呂成海、金民友
黒木晃平†、森本良、野田隆之介†
守田創†、田本宗平、月成大輝、大本貴博
2011
守田創
野田隆之介、奥田達朗
黒木晃平†、岡田翔平†、黒木恭平†
月成大輝、藤翔伍
2012
黒木晃平、岡田翔平、黒木恭平
坂井達弥†、清武功暉†、藤嶋栄介†、岸田翔平†
2013
平秀斗
坂井達弥、清武功暉、岸田翔平
藤嶋栄介†、福田晃斗†、山﨑凌吾†
2014
藤嶋栄介
福田晃斗†、山﨑凌吾†
2015
笹原脩平、鎌田大地
福田晃斗、山﨑凌吾
中島大貴、永石拓海
2016
辻周吾
三丸拡
石川啓人†、田川亨介†、藤松航矢
2017
石川啓人、田川亨介
倉員宏人、藤松航矢、森山真伍、板橋洋青
2018
伊藤遼哉
石井快征†、松岡大起、平瀬大
2019
石井快征、金珉浩、松岡大起
樋口雄太
林大地†
板橋洋青†、松岡大起†、本田風智†
大畑歩夢†、相良竜之介
2020
板橋洋青、本田風智、大畑歩夢
林大地、森下龍矢
松本大輔†
兒玉澪王斗†、中野伸哉、相良竜之介†、永田倖大
2021
兒玉澪王斗、相良竜之介
松本大輔、今掛航貴
孫大河†
中野伸哉†、安藤寿岐、福井太智
岡英輝、二田理央†
・「†」付きの選手は、後に新卒または在学中でサガン鳥栖に加入した選手(内定含む)。
・2019年の松岡大起、2021年の中野伸哉、二田理央は高校在学中にユースからトップ昇格。
● 成績
● タイトル・表彰
◎ クラブ
・J1フェアプレー賞:4回
・ 2015年、2016年、2017年、2020年
◎ 個人
・ フェアプレー個人賞
・ 2014年:豊田陽平
・ Jリーグベストイレブン
・ 2012年:豊田陽平
・ J1月間MVP
・ 2021年7月:酒井宣福
・ J1月間ベストゴール
・ 2021年7月:酒井宣福
・ J1月間優秀監督賞
・ 2020年9月:金明輝
・ J2得点王
・ 2011年:豊田陽平(23得点)
● スタジアム・練習場
ホームスタジアムは駅前不動産スタジアム。また、2013年4月に鳥栖スタジアム北部グラウンド内にクラブハウスが完成した。
◎ 年度・競技場別の試合数
:※J2加盟の1999年以後。
年度 鳥栖 佐賀陸 その他 Jリーグ杯 備考
1999 17 1 なし 鳥栖1
2000 20 長崎1
2001 19 長崎1
沖縄県陸1
2002 22 2
(不出場)
2003 21 1
2004
2005
2006 22 2
2007
2008 20 1 鳥栖=命名権の採用により「ベアスタ」に
2009 24 2
2010 17 1
2011 19 0
2012 14 3 ベアスタ3
2013 17 0
2014 ベアスタ1
佐賀陸2
2015 ベアスタ3
2016
2017
2018
2019 駅スタ3 鳥栖=命名権スポンサー交代により「駅スタ」に
佐賀陸=施設名の変更に伴いSAGAスタに
2020 駅スタ2
:参考 - 1997年Jリーグ杯:鳥栖3
◎ スタジアムDJ
・YUYA(鳥栖F時代~)
・菊地祐馬(2018年)
● 現所属選手
● ユニフォーム
◎ クラブカラー
・ ブルー。
・ 2011年・2012年シーズンで使用したユニホームは「ブルー・ピンク」という基本カラーはそのままだが、デザインアドバイザーとして有田焼の著名な陶芸家14代酒井田柿右衛門が監修に携わり、ラインの入れ方などの提案を行なった。
・ 2013年・2014年シーズンは、ニューバランス傘下のアメリカのスポーツ用品メーカー・とサプライヤー契約を締結した。サガン鳥栖との契約は同社にとってリヴァプールFC(プレミアリーグ)、セビージャFC(リーガ・エスパニョーラ)に次ぐ3クラブ目、アジアでは初のサプライヤー契約だという。2015年からはニューバランス本体のサッカー市場進出に伴い、サプライヤーがニューバランスに変更になっている。
・ 2015年シーズンのFP用2ndユニフォームには、シャツ・グレー、パンツ・黒、ストッキング・グレーを採用。
・ 2019年5月11日には母の日にちなんだレディースデーが開催され、その際FP用限定ユニフォームが採用された。
◎ ロゴ・エンブレム
「サガン鳥栖」としてのエンブレムは2015年のもので3代目になる。
・ 初代(1997年 - 2005年):クラブ名の頭文字「S」と「T」の組み合わせと、佐賀県の地図をモチーフとしたもの。全体的な造形は大きく変わっていないものの、クラブから「力強く前に進むカチガラスを強調してデザイン」と説明されたとおり、これまで横向きだったカチガラスのシルエットが正面を向いて羽ばたいている様子に改められ、「常に前へ前へと突き進むチームの力」を表現した。また、5色のVラインの背景がこれまでの青地から白地に改められるなど、配色に一部変更がある。ロゴに変更はない。
◎ ユニフォームスポンサー
掲出箇所 スポンサー名 表記 掲出年 備考
胸
木村情報技術 K
木村情報技術 2020年11月 -
鎖骨
エックスモバイル X-mobile
2022年 - 左側に掲出
アニマル・ワン アニマル・ワン
2023年 - 右側に掲出
背中上部
Octochain Fintech Limited ZOOMEX 2023年 - 2022年7月 - 同年10月は背中下部
背中下部
ベストアメニティ ベストアメニティ 2023年 - 2010年 - 2013年はパンツ
(「BEST AMENITY」表記)
袖
SUMCO SUMCO 2009年 - 2011年
2022年 - 2008年はパンツ前面
パンツ前面
原泰久 キングダム
2021年 -
パンツ背面
モラージュ佐賀
(双日商業開発) mallaɢe 2020年11月 - 同年12月
2021年3月 -
◎ トレーニングウェアスポンサー
掲出箇所 スポンサー名 表記
練習着胸
関家具 関家具
練習着背中
なし
練習着袖
なし
◎ ユースユニフォームスポンサー
掲出箇所 スポンサー名 表記 掲出チーム
胸
ベストアメニティ ベストアメニティ U-18
背中
なし
袖
花屋敷 花やしき U-12・U-15・U-15唐津・U-18
◎ ユニフォームサプライヤーの遍歴
・ 1997年 - 2002年:ナイキ
・ 2003年 - 2004年:デレルバ(一般公募によるデザインを採用)
・ 2005年:ミズノ
・ 2006年 - 2012年:アンブロ
・ 2013年 - 2014年:
・ 2015年 - 現在:ニューバランス
◎ 歴代ユニフォーム
◎ 歴代ユニフォームスポンサー表記
年度 箇所 サプライヤー
胸 鎖骨左 鎖骨右 背中上部 背中下部 袖 パンツ前面 パンツ背面
1997
解禁前 DIREC TV 解禁前
解禁前 NIKE
1998
1999
2000 東洋新薬
2001 アサヒ緑健
2002
2003
DELL'ERBA
2004
TENKO
TOSU 参勤交代の湯
2005
/
CREEK&RIVER
/
Value Link
/
エイチ・エス証券 Mizuno
2006
/
BBIQ
BRIDGESTONE saganтino
バランスセラピー UMBRO
2007 BBIQ
BTU
2008 DHC BBIQ
SUMCO
2009 SUMCO
2010 BEST AMENITY
2011
2012 佐賀新聞
2013 Warrior Sports
2014 Glass One B
2015
ハウステンボス /
Cygames
(7月 -) New Balance
2016 Cygames
2017
2018
2019
2020 佐賀新聞 /
K 木村情報技術
ブラックモンブラン
ミルクック
/
sojitz
/
関家具
/
mallaɢe
2021 K 木村情報技術 PRIDE 17
キングダム
/
mallaɢe
2022 K
木村情報技術 X-mobile
TOKYO TOKEN Jasmy
/
ZOOMEX SUMCO mallaɢe
2023 アニマル・ワン
ZOOMEX ベストアメニティ
● アカデミー
サガン鳥栖のアカデミーはU-18(第2種)、U-15・U-15唐津(第3種)、U-12(第4種)の育成部門「ユースセクション」と、普及部門「サッカースクール」で構成されている。U-18は鳥栖市ではなく佐賀市高木瀬町の佐賀市健康運動センター サッカー・ラグビー場(2014年完成)を練習拠点としている。また全寮制であり、健康運動センターそばと鳥栖市酒井西町の2カ所に選手寮を設けている。U-15の2チームとU-12は特定の練習拠点は所持していない。
U-18は2017年からプリンスリーグ九州に所属している。それまでは県リーグ所属で、トップリーグであるプレミアリーグの所属経験は無かった。トップへの昇格もユース1期生の古川隆志(2000年昇格)以外にはほぼ出場機会を得られなかった赤司大輔(2001年昇格)、守田創(2010年昇格)の2人のみで、日本代表を複数輩出した大分ユースやコンスタントにトップに選手を送り出している福岡ユースなど近隣のチームに対し育成力で後塵を拝していたが、2017年に年代別の代表経験のある石川啓人、田川亨介の2人がトップ昇格を果たした。この時、クラブ社長の竹原稔は「やっとここまできた。」とコメントしている。その後、2019年には日本クラブユースサッカー選手権 (U-18)大会で初の決勝進出を果たし準優勝。さらに3回目の挑戦となるプレミアリーグ参入プレーオフで仙台ユースを制しプレミア昇格を果たした。
U-15の2チームは共に九州ユース (U-15)サッカーリーグに所属している。U-15唐津は県西部でのファン掘り起しを狙うクラブと中学世代の育成拠点を求める地元の思いから2007年に発足している。2017年にU-15が第32回日本クラブユースサッカー選手権 (U-15)大会で優勝を果たし、全カテゴリーを通じて鳥栖に初の全国タイトルをもたらした。また、同年には高円宮杯第29回全日本ユース(U-15)サッカー選手権大会も制し、U-15世代の二冠を達成した。
クラブ設立から長期間に渡り育成部門は低迷していたが、クラブ経営が安定してからは県の支援なども活用して海外遠征も積極的に行っており、チーム単位や選手個人でイタリア・韓国・オーストリアなどでトレーニングを行ったり現地大会に参加したりしている。2018年にはオランダ・エールディヴィジに所属するアヤックスと育成アカデミーのシステム、指導者、選手のレベルアップを目的としたパートナーシップ契約(3年契約)を締結。同年、龍谷高等学校を運営する佐賀龍谷学園との間で龍谷高校がU-18に所属する選手を入学金免除且つ公式大会出場の際に出席扱いとする特待生として受け入れる協定を結ぶ、2020年にはECCと提携し日常会話にサッカーで使用する英会話を織り交ぜたオリジナルカリキュラムのレッスンをU-18の選手を対象に行う など育成年代の体制強化を進めている。
またサッカースクールは鳥栖市内3カ所(鳥栖・北部・商工センター)のほか、基山・佐賀・川副・小城・武雄など県内各地で実施しているほか、県外の久留米市にもスクールを開校している。ただしクラブ本拠地のある県以外でのスクール開校はJリーグ規約に反するため、スポンサーでもあるブリヂストンがサッカースクールを開設して、それをサガン鳥栖が運営管理を受託する形での実施が特例として認められている。
◎ タイトル
◇U-18
・ 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ:優勝(2022年)
・ 日本クラブユースサッカー選手権 (U-18)大会:優勝(2020年)
・ 高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ九州:優勝(2017-2019年)
◇U-15
・ 日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会:優勝(2017年、2019年)
・ 高円宮杯 JFA 全日本U-15サッカー選手権大会:優勝(2017年、2020年、2021年)
・ 九州ユース (U-15)サッカーリーグ:優勝(2014-2017年、2019年-2020年)
・ 九州ユース (U-13)サッカーリーグ:優勝(2016年)
◇U-15唐津
・ 九州ユース (U-15)サッカーリーグ:優勝(2013年)
◎ 海外遠征
◇U-18
・ KリーグU-17チャンピオンシップ(韓国・浦項):準優勝(2017年)
◇U-15
・ ステファーノ・グッゼーラ国際大会(イタリア・トリノ):優勝(2019年)
◎ アカデミー出身選手
・ サガン鳥栖の選手一覧アカデミー出身者を参照
● クラブ情報
◎ 永久欠番
・ 17 坂田道孝
・2005年1月30日、Jリーグ初の永久欠番に制定。
なお、他クラブがサポーターナンバーを「12」としているのに対し、サガン鳥栖は「17」を同ナンバーとしている。これには、スタメン11人の選手と控え選手5人の計16名(制定当時。現在は18名)の「次」として「共に戦う17番目の選手」という意味合いもある。
◎ 佐賀県プロサッカー振興協議会
クラブ経営が行き詰まり、クラブ解散が濃厚となった2004年(平成16年)9月、佐賀県と県内各市町村は、県内の企業・団体などと共同でサガンの後援団体・「佐賀県プロサッカー振興協議会」を立ち上げた。この会では、サガンを県民参加型のクラブ運営にするため、ホームゲーム(鳥栖スタジアム、佐賀県総合運動場陸上競技場で開催)に各市町村の市民を招待するほか、サガンの選手を招いた少年サッカー教室や各種イベントを展開するというもの。また、2005年(平成17年)のシーズン開幕前には鳥栖スタジアムにこの会の事務所を移転させた。クラブ事務所との併設となり、チームとの連携をより強化することになった。
2014年12月現在、52の企業・団体などが会員となっている。
◎ 集客活動の歴史
◇2003年(平成15年)「Road To 25,000 In 鳥栖スタ」
:ゴール裏のサポーターを中心に立ち上げた「Road To 25,000 In 鳥栖スタ」という大集客キャンペーン。2003年(平成15年)7月19日のアルビレックス新潟戦を皮切りに徐々に観客を伸ばす仕掛けだったが、アビスパ福岡とのダービー以外の客足は振るわなかった。
:
・08/02 vs福岡 目標10,000人(結果 5,756人) ※2003年(平成15年) 平均観客動員 3,172人
◇2004年(平成16年)「Road to 25000 震源地TOSU 鳥栖スタを揺らせ」
:前年の反省を踏まえて「Road to 25000 震源地TOSU 鳥栖スタを揺らせ」という新たなキャンペーンが始まる。これは9月4日の福岡とのダービーに焦点を当てた集客キャンペーンで、チケットバンクという新しいシステムを導入。全国のサッカーファンから寄付されたチケットで地元の小学生を招待する企画だった。各地のJクラブサポーターを始め40団体が支援、2111人の子供達を招待することに成功。満員とはならなかったが、後にクラブ運営を引き継ぐ井川幸広の初観戦を促した。
:
・09/04 vs福岡 目標25,000人(結果 9,565人) ※2004年(平成16年) 平均観客動員 3,610人
◇2006年(平成18年)「夢プラン21 鳥栖スタジアムを満員にしたい」
:鳥栖市が行っている子供の夢をかなえる青少年健全育成事業「夢プラン21」に鳥栖北小学校3年生の生徒の提案「鳥栖スタジアムを満員にしたい」が採用される。これによって行政、クラブのバックアップの元、スポンサーの1つであるブリヂストンも支援を表明。11月12日の湘南ベルマーレ戦を目標に活動を行い、鳥栖スタジアムでのJリーグ公式戦最多(当時)となる18,231人の観客を集め、このことがブリヂストンの支援継続と年間スポンサー料アップにつながった。
:
・11/12 vs湘南 目標20,000人(結果18,231人) ※2006年(平成18年) 平均観客動員 7,465人
◇2007年(平成19年)「BSデー『どこまでも行こう!ブリヂストンサマーフェスタwith 吹奏楽団』」
:2006年の「夢プラン」を引き継ぐ形でブリヂストンは支援を継続、「夏休み最後の思い出づくり」をコンセプトに8月最後のホームゲームを冠マッチ「ブリヂストンデー」(BSデー)として支援を行った。2007年(平成19年)8月25日の水戸ホーリーホック戦がBSデーに設定され、日本最高峰の企業吹奏楽団「ブリヂストン吹奏楽団久留米」と地元高校の吹奏楽団との協演など様々な企画が催され、当日は16,661人を動員する。なお、試合の開催日にはJR九州が江北駅(旧・肥前山口駅) - 鳥栖駅で臨時列車「サガン鳥栖号」を運行している。
● 決算
サガン鳥栖の決算は、つぎのとおり。
◎ 損益
年度 リーグ 広告料 入場料 その他 事業費
2005 J2 428 143 148 102 35 702 506 249 196
274
332
2006 J2 705 281 152 108 164 821 613 376 208
116
112
2007 J2 572 237 136 117 82 775 545 377 230
203
205
2008 J2 702 263 170 121 148 695 468 317 227 7 5
2009 J2 676 278 174 110 114 755 560 313 195
79 0
2010 J2 816 194 155 74 393 829 659 290 170
14 2
出典: 各年度のJクラブ決算一覧。
2005、
2006、
2007、
2008、
2009、
2010
金額の単位: 百万円
人件費は事業費に含まれる。
年度 リーグ 広告料 入場料 その他
2011 J2 689 253 166 99 37 135 826 353 48 101 20 0 304
137
357
2012 J1 1454 493 495 202 45 219 1362 610 116 75 20 0 541 93 90
2013 J1 1704 632 548 234 74 216 2039 1012 273 129 23 0 602
335
299
2014 J1 1885 789 535 222 72 267 2266 1176 250 120 38 0 682
381
360
2015 J1 2489 1203 576 193 91 426 2432 1105 245 126 43 0 913 57 3
出典: 各年度のJクラブ決算一覧。
2011、
2012、
2013、
2014、
2015
金額の単位: 百万円
年度 リーグ 広告料 入場料 物販 その他 物販
2016 J1 2766 1631 553 190 95 152 145 2785 1476 272 153 53 0 103 728
19 9
出典: 各年度のJクラブ決算一覧。
2016
金額の単位: 百万円
◎ 資産
年度 総資産 総負債 純資産 資本金
2005 151 311
159 161
2006 312 308 3 294
2007 201 152 49 419
2008 215 89 126 454
2009 233 176 58 455
2010 240 81 59 454
2011 241 539
298 455
2012 441 349 92 605
2013 217 425
207 605
2014 421 419 2 890
2015 840 834 6 889
2016 1041 1026 15 889
出典: 各年度のJクラブ決算一覧。
2005、
2006、
2007、
2008、
2009、
2010、
2011、
2012、
2013、
2014、
2015、
2016
2017
2018
2019
金額の単位: 百万円
「サガン鳥栖」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(https://ja.wikipedia.org/)
2024年10月12日16時(日本時間)現在での最新版を取得
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