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録音録画再生機器のボタン(ろくおんろくがさいせいききのボタン)では、音楽、映像(動画像)などの録音再生機器、録画再生機器、再生機器に使用されているコントローラーの押しボタンに使われる記号について記載する。ソフトウェアのマルチメディアプレイヤーにおいてもこれと同様のボタン(ボタン (GUI))が用いられている。
各記号はISO 7000/IEC 60417で標準化されている。
もともとISOとIECはそれぞれ独立に図記号を規定していたが、2004年6月に双方のデータベースが「機器・装置用図記号」として統合され、整合のとれた規格となったが作られたが1981年6月に廃止され、現行の「AV&IT機器の表示用語及び図記号一覧」(JEITA CP-1104B)へ移行した。
特に電源記号については、国際的には数字の「0」「1」を図案化したIEC 417基準の図記号が使われるようになっていったが、日本国内(およびアメリカ合衆国)では、電源スイッチの表示は「切」「入」のように言語情報で書かれるのが通例で、「0」「1」方式は普及が遅れていたため、電気機器を輸入したり、輸出先国の標準に合わせて製造すると国内ユーザーには電源スイッチの図記号の意味が分からない、という状態が続いていた。
実際の機器上にどのように表示するかはJIS Z8221-3で規定される。
● 歴史
● 制御ボタン
◎ 再生ボタン
主に再生に使用するボタンである。通常右向きの三角が刻印されていることが多い。上向きに挿入するカセットテープの再生機器では左向きの三角が用いられる。カセットテープの再生機器で裏面(A面を表の場合はB面)を再生する場合は左向きの三角を押すことで区別する機器もある。逆再生を行えるプレイヤーの場合も左向きの三角が使用される。英語で「Play」と記載されていることもある。
記号UnicodeJIS X 0213文字参照名称
◎ 一時停止ボタン
主に一時停止(ごく短時間の間再生を停止する)に使用するボタンである。IEC 5009では丸の上をはずして縦線を入れた記号、IEC 5010では丸の中に縦線を入れた記号が定義されている。いずれも電源を入れるボタンIEC 5007の縦線、電源を切るボタンIEC 5008の丸を組み合わせたボタンである。
英語で「Power」と記載されていることもある。
国際的な電源マークはIEC 60417標準「Graphical symbols for use on equipment」の初版である1973年版(当時はIEC 417)で記述されているが、これらの一部は1960年代から非公式に使われていたものもある。
いわゆる電源マークとして知られているIEC 5009はユーザーインターフェイスデザインにおける改善によって生まれた。
もともと、最初期の電源制御は「ON」と「OFF」のように文字で区別される二つの状態を切り替えるスイッチだったが、電子機器が国境を越えてやりとりされるに連れて、これらの文字情報は、言語障壁を乗り越えるために国際的な数字記号「1」と「0」に置き換えられていった(通常はサンセリフ書体が使われた)。
一つのボタンで入/切を切り替えるボタンができるにあたり「1」と「0」を重ね合わせた図記号が作られ、今日では国際的に電源マークと認識されるに到る。
◎ 定義
◇IEC 60417-5007(縦線)主電源入記号。
:ボタンの上やトグルスイッチの片側に表示することで、電源が完全に供給された状態になることを表す。数字の1を図案化したものとされる。
◇IEC 60417-5008(塗りつぶさない丸)主電源切記号。
:ボタンの上やトグルスイッチの片側に表示することで、電源が完全に遮断された状態になることを表す。数字の0を図案化したものとされる。「主電源切」は、その機器が電力供給源から完全に遮断される場合にのみ使用できる。従って、機器の主たる機能が停止していても何らかの待機電力が通電しているのならば「スタンバイ」記号を使わなければならない。
◇IEC 60417-5009(上が欠けた丸に縦線)スタンバイ記号。
:スリープモードや省電力モードを表す、電力供給源から完全には切られないスイッチである。トグルスイッチにおいて「入」の反対側に表示されることがあったり、押すとスタンバイ状態に移行する押しボタンや、押して離すたびに「入」とスタンバイ状態を交互に切り替える押しボタンに付いていることがある。IECとは別に、IEEE 1621ではこの記号を「電源」一般と定義している(後述)。JIS S0103では、「スタンバイ」記号は「主電源入」記号と対にして使用することを想定している。
◇IEC 60417-5010(丸の中に縦線)電源入-切記号。
:押して離すたびに「入」と「切」を交互に切り替えるボタンに使用する。「切」のときには電力供給源と完全に切れている場合に使用する。
◎ スタンバイ記号のあいまいさ
機器に付けられたスタンバイ記号(上が欠けた丸に縦棒)が実際にどのような機能を持つのかはあいまいである。
もともとは予熱中などで使用できない状態を表示するための記号であったが、そのうち電源を切っても待機電力で予熱を続ける機器が現れた。
また、見た目は電源ボタンのように見えても、内部的には電源制御回路に電気信号を送るためのボタンであって、電源制御回路そのものは常時通電している場合がある。
このように機器の一部でも通電している場合は、「主電源切」記号、「電源入-切記号」を使うことは認められず、「スタンバイ」記号を使わなければならない。
このため、「入の反対側がスタンバイのトグルスイッチ」や「押すと起動するスタンバイボタン」が現れた。スタンバイ記号は一般的には「電源ボタン」と認識されており。
JISの体系では図記号1個ごとに番号を付けて管理することはしていないため、個別のJIS規格ごとに図記号の定義が異なる場合がある。
例えば、JIS D0032「自動車-操作、計量及び警報装置の識別記号」附属書X.01図では、IEC 60417-5009(上が欠けた丸に縦線)をスタンバイではなく「電源 ON/OFF」と定義している。
今後10年を目途に調整を図っていくこととされている。
記号UnicodeJIS X 0213文字参照名称
「録音録画再生機器のボタン」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(https://ja.wikipedia.org/)
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