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『功名が辻』(こうみょうがつじ)は、2006年1月8日から12月10日まで放送された45作目のNHK大河ドラマ。

● 概要
原作は司馬遼太郎が1960年代初頭に執筆した同名小説『功名が辻』で、司馬作品の大河ドラマ化は6作目。千代(見性院)とその夫・山内一豊を主人公とし、仲間由紀恵と上川隆也がダブル主演。脚本は大河ドラマ初執筆となった大石静。音楽担当は1996年の『秀吉』と同じ小六禮次郎。 大石は『国盗り物語』など司馬の諸作品に描かれるエピソードを転用しながら登場人物のキャラクターや歴史上の出来事の背景に大胆な解釈を加え、それまでの大河ドラマとは違った描き方で戦国物語を紡いだ。たとえば、信長・濃姫・光秀の三角関係を本能寺の変の背景として描き、従来の大河ドラマであれば一話すべてを使って描くような出来事である本能寺の変を放送開始15分で終結させ、残り30分で事変によって揺れ動く人々を描写。翌回でも秀吉が光秀を破った山崎の戦いが放送冒頭のアバンタイトルでの説明で済まされるなど、合戦そのものよりその前後の人間ドラマを重視する姿勢が見られた。 また、原作で戦国の女として描かれた千代を、反戦思想を内に秘め出世や金銭に実は執着しない女性に設定。大石曰く「アナーキーなキャラクター」である織田信長、そして豊臣秀吉、徳川家康をそれぞれ舘ひろし・柄本明・西田敏行が好演。肖像画に似せた衣装や風貌が話題になった。家康役の西田敏行はこれまで大河ドラマにおいて『八代将軍吉宗』では八代将軍徳川吉宗、『葵 徳川三代』では二代将軍徳川秀忠を演じていたことから、「念願の家康役。夢が叶いました。ようやく本家本元という思いです」とコメントしている。 衣装考証は毎年大河ドラマで考証を務めてきた小泉清子が担当。千代には一豊が小禄だった頃に着物の端切れで小袖を仕立て上げたというエピソードがあり、実際にパッチワークで作られた衣装が使用された。ドラマでは千代の実家・不破家が戦で焼けた際に燃え残った着物の端切れで仕立てたという設定で麻の小袖が登場、山内家の旗もパッチワークで製作された。また、信長の妹・お市や秀吉の正室・寧々に所望される小袖や打掛は高級感を出すために絹のパッチワークで製作された。 大河ドラマシリーズでは、全ての県で地上デジタル放送が実施された最初の作品である。

● 反響

・ 第39回に前田利家役でゲスト出演した唐沢寿明は2002年の大河ドラマ『利家とまつ〜加賀百万石物語〜』で同役で主演。
・ 舘ひろし演じる信長は本能寺の変でそれまでの大河ドラマでは前例のない『西部警察』張りの銃撃戦を演じた。
・ 『新選組』の脚本を手掛けた三谷幸喜が足利義昭役で出演したことも話題となった。
・ 初回視聴率は5年ぶりの20%割れとなる19.8%。しかし、以降は持ち直して、平均視聴率は20.9%(関東地区)を記録。4年ぶりに20%を超え、国民的な人気がある作家ながら大河ドラマでは低視聴率という司馬作品のジンクスを破った : 尾張の大名。 : 一豊にとっては当初父の仇敵で、桶狭間の戦いの際に暗殺しようと試みたが「軍神・摩利支天の如く」と評すほど心酔し、思わず助成したことから、結果的に織田家に仕えることとなる(この際、「その方の槍は、短いわ」と言われつつ、槍を下賜された。一豊も、取り回しが利くように短めの槍を持っていた)。寡黙だが実力で人材を起用する革新的なセンスの持ち主で、天下布武の意思をもって日本統一を目指す。その裏には天皇や将軍を廃し「この国の王」として君臨する強大な野望を持っていた。後に濃の制止を無視して自分と正反対の性格の光秀を登用したが、次第に「キンカ頭」と痛罵するようになり、結果的に光秀に背かれて最期を迎えた。本能寺では西洋甲冑を楯代わりに用い、火縄銃を巧みに操って銃撃戦を繰り広げ、一時明智勢を圧倒した。
◇ 市(いち) : 演:大地真央 : 信長の妹。 : 千代の小袖を気に入り、千代と共に馬で出かけるなど親交があった。浅井長政に嫁ぐが信長と対立したことで討伐を受け死別。兄・信長には好意的で、長政が滅ぼされた後もそれは変わらなかったが、長政の髑髏の杯を披露した際はさすがに色をなして非難していた(秀吉に対してのみ下述)。信長没後、「秀吉の下につくことだけは嫌だ」として柴田勝家と再婚。信長の子、信孝と勝家を結んで秀吉に対抗しようとしたが、ほどなく信孝は秀吉に降伏。夫・勝家と最期を共にした。 : 秀吉のことは彼が織田家に来た時から嫌悪しており、髑髏の杯で嬉々として酒を飲む姿に大激怒、その感情も嫌悪から憎悪へと変わる。それは娘の茶々(後の淀)にも受け継がれた。
◇ 濃(のう) :(帰蝶 → 濃) : 演:和久井映見 : 信長の正室。名前は帰蝶(きちょう)。 : 冷静な目で信長を見つめるが徐々にその凶暴さに恐れを抱く。従兄にあたる光秀にも好意を寄せていた。光秀を家臣に迎えようとする信長に「太陽と月のように違う」と警告した。ふとしたきっかけで安土の城下で千代と出会い、夫を信じ支えあうことの大事さを痛感する。本能寺では陣太刀を手に信長と共に善戦したが、明智勢の銃撃に斃れた。
◇ 織田信孝(おだ のぶたか) : 演:飯沼誠司 : 信長の三男。 : 信長没後は市の勧めもあって柴田勝家と結び、秀吉に対抗しようとした。しかし、秀吉の巧みな戦術により降伏を余儀なくされる。
◇ 織田信雄(おだ のぶかつ) : 演:大柴邦彦 : 信長の次男。 : 信長没後は徳川家康と同盟し、小牧・長久手の戦いで秀吉と戦うがほどなく和睦。家康に信長の後継者としての器量に欠ける、と評されており、彼の家臣たちからも器に伴わない言動を失笑されていた。
◇ 織田長益(おだ ながます) : 演:アンドレ :信長の弟。
◇ 織田信行(おだ のぶゆき) : 演:橋本啓輝 : 信長の弟。
◇ 織田信忠(おだ のぶただ) : 演:今市直之 : 信長の嫡男。
◇ 三法師(さんぼうし) : 演:藤田悠希 : 信忠の子で織田家の嫡孫。清州会議では秀吉の勝利のため千代に手懐けられていた。
○ 織田家の家臣

◇ 柴田勝家(しばた かついえ) : 演:勝野洋 : 織田家の重臣。通称は権六。市の再婚相手となる。信長没後はその子・信孝と結ぶが、後に信孝は秀吉に降伏。居城北ノ庄城に追い詰められるとお市を逃れさせようとするが、市に懇願されて最期を共にした。
◇ 丹羽長秀(にわ ながひで) : 演:名高達男 : 織田家臣。通称は五郎左衛門。
◇ 林通勝(はやし みちかつ) : 演:苅谷俊介 : 通称は佐渡守。過去の織田信行の謀反に加担していた事を理由に織田家追放を言い渡される。その際何も意見を言わなかった他の家臣に憤りを見せた。
◇佐久間信盛(さくま のぶもり) : 演:俵木藤汰 : 通称は右衛門尉。度重なる失態を理由に林通勝と同様織田家追放を言い渡され「自分達は道具ではない」と言い打ちひしがれる。
◇ 森蘭丸(もり らんまる) : 演:渡辺大 : 信長の近習。
◇ 蒲生氏郷(がもう うじさと) : 演:小杉幸彦
◇ 池田恒興(いけだ つねおき) : 演:桐山浩一 : 小牧・長久手の戦いで秀次の部隊に従軍するが徳川軍の奇襲を受け戦死する。
◇ 森長可(もり ながよし) : 演:山口粧太 : 通称は武蔵守。恒興同様、小牧・長久手の戦いで戦死する。
◇ 梁田政綱(やなだ まさつな) : 演:岡田和範
◇ 福富平太郎(ふくとみ へいたろう) : 演:山上賢治
◇ 滝川一益(たきがわ かずます) : 演:古川真司 : 織田家臣。信長死後は秀吉と対立し伊勢亀山城に籠城。油断した一豊を破り逆襲を受ける。吉兵衛を討ち取ったが総攻撃を支えきれず降伏。
◇ 落合源太左衛門宗久(おちあい げんたざえもん むねひさ) : 演:粟根まこと : 柴田勝豊の家臣。
◇ なつ / おあき : 演:瑠依(なつ) / 山野亜紀(おあき) : 濃の侍女。本能寺の変に際し、逃がされる。
○ 明智家

◇ 明智光秀(あけち みつひで) : 演:坂東三津五郎 : 織田家家臣。通称は十兵衛、日向守。一豊・千代夫妻とも親交があった。温和で道理を重んじる性格だが、正反対な信長の横暴さから次第に焦りと苛立ちが募り、遂に本能寺の変で反旗を翻し信長を滅ぼした。山崎の戦いで秀吉に敗れ、逃れる途上で殺された。本作では光秀と帰蝶(濃姫)がお互いに淡い恋心を抱いている。
◇ 槇(まき) : 演:烏丸せつこ : 光秀の妻。千代と親しかった。
◇ 倫(とも) : 演:堀内恵 : 光秀の長女、荒木村次の妻
◇ 菊(きく) : 演:橋口恵莉奈 : 光秀の次女。
◇ 明智光春(あけち みつはる)/溝尾勝兵衛(みぞお しょうべえ) : 演:冨家規政(光春) / 演:吉野正弘(前期:杉山聡)(溝尾) : 明智家臣。

◎ 豊臣家

◇ 豊臣秀吉(とよとみ ひでよし) :(木下藤吉郎 → 木下藤吉郎秀吉 → 羽柴秀吉 → 豊臣秀吉) : 演:柄本明 : 織田家家臣で一豊の上司。後に関白・太閤となり日本を統一。天下人となる。 : 一豊の武と千代の知恵を認め、彼の傘下で一豊は出世を続ける。機転を利かせることが上手な一方で好色漢としての側面も持つ。市に対して好意を抱いているが、市からは嫌われていた。愚直な一豊に対し、「槍一筋で働く武士はもういらない」と、何度も試すような態度をとって試練を与え続けた。天下統一を果たすも、その後は淀・秀頼に執心し、秀次を死なせるなど失政が目立つようになる。
◇ 寧々(ねね) :(寧々 → 北政所 → 高台院) : 演:浅野ゆう子 : 秀吉の正室。夫を冷静に見つめる性格の人物。千代とも早くから交流があり、人当たりは温和だが尼将軍であるかのような冷徹な側面もある。秀吉の関白就任後は北政所、没後は落飾し高台院(こうだいいん)と称する。 : 落飾後も秀頼と家康の会見のお膳立てをするなど豊臣家に関わり続けるが、家康によって豊臣家が滅ぼされるのを見届け「女が男と手を携えて世を開いていくのは、これで終わりやも知れぬ」と千代に語りかける。
◇ 淀(よど) :(茶々 → 淀) : 演:永作博美(少女期:野口真緒) : 市の長女。名は茶々(ちゃちゃ)。後に秀吉の側室となった。母と異なり、千代と意見が相違しない事がある。石田三成に好意を抱いている節が見られ、彼に相談を持ちかけたり本心を打ち明けたりすることが何度かあった。一人称は「我(われ)」。 : 秀吉に憎しみを感じながらも人間的に成長していくが、その一方で秀次の一門の殺害を提案したりするなど残酷な一面も持つ。三成の説得に応じて秀吉の側室になるが、恨みを捨てたわけではなく危篤状態となった秀吉に母・市として「天下は織田家が取り戻した。早う逝きなされ」と言い放ち止めをさす。母の恨みを晴らしたはずだったが、その後は自分が苦労して手にした天下を家康に奪われることを拒絶し、大坂の陣では落城の際まで徹底抗戦を主張し続けたが秀頼に自害を促されても頑なに否定し、天下を渡さぬと喚いた故、大野治長に刺されて命を落とす。
◇ 豊臣秀次(とよとみ ひでつぐ) :(治兵衛 → 羽柴秀次 → 豊臣秀次) : 演:成宮寛貴(少年期:柴井伶太) : 秀吉の甥。幼名は治兵衛(じへえ)。幼少の頃から各地に人質として送られていた。山内家に世話になっていた事があり、後見役の一豊や千代を信頼している。秀吉の後継者として関白になるが、後の秀頼が生まれると秀吉との関係は悪化。秀吉の政策を批判して自害を言い渡される。
◇ 旭(あさひ) : 演:松本明子 : 秀吉の妹。 : 最初の夫である源助を長篠の戦いで亡くし、秀吉の命で副田甚兵衛の元に嫁ぐことになる。後に家康の人質、正室にされ再び夫婦は離散。最期は聚楽第で病没した。
◇ なか :(なか → 大政所・なか) : 演:菅井きん : 秀吉の母。後に大政所と号する。城に入ったばかりの頃は庭で野菜を作っていて、正体に気付いた一豊夫婦が慌てて平伏する場面がある。厳しくも温かく息子の天下取りを見守る。
◇ 源助(げんすけ) : 演:小林正寛 : 旭の最初の夫。一豊夫妻の招きで、旭と共に長浜城下へ移る。長篠の戦いに徴用され馬防柵を作ったが、自分が作った柵を見に行ったところ武田軍の流れ矢が当たり戦死した。その死は一豊らに衝撃を与え、「自分たちが戦場に送り出したから」だと責任を感じた一豊夫妻が自刃を試みようとするほどであった。
◇ 副田甚兵衛(そえだ じんべえ) : 演:野口五郎 : 旭の夫。硬骨漢で、当初は「縁戚関係で出世した男と言われたくない」と旭を娶ることを拒否するも、秀吉に説得されて意を翻した。最初の夫・源助の死に暮れる旭を大事にし、旭は徐々に心を開いていった。寧々からはあまり評価されていない。 : しかし旭が家康の元に嫁がせると命が下り、夫婦は突然引き裂かれる。後に秀吉の離縁による出世話を一蹴して失踪するが、旭が病の床に就くと偶然再会した千代の手引きで再会し、甚兵衛の書状を預かった針売りとして、旭に別れの言葉を告げた。
◇ 豊臣秀長(とよとみ ひでなが) :(羽柴秀長 → 豊臣秀長) : 演:春田純一 : 秀吉の弟。
◇ 豊臣秀頼(とよとみ ひでより) :(拾 → 豊臣秀頼) : 演:石黒英雄(幼少期:丸山歩夢 / 少年期:広田亮平) : 秀吉の次男。生母は淀。秀吉死後豊臣家の当主となる。 : 大坂夏の陣において家康に攻められて敗北を悟り「天下人らしく死にたい」と自害を決意するも生への執着を捨てられぬ淀に拒否される。大野治長に命じて淀を殺させ、爆薬に火をつけ、城もろとも自害して果てる。
◇ やや : 演:真由子 : 寧々の実妹。
◇ 浅野又右衛門(あさの またえもん) : 演:二瓶鮫一
◇ 南殿(みなみどの) : 演:田辺愛美 : 秀吉の側室。
◇ お宮(おみや) : 演:田島穂奈美 : 豊臣秀次の側室。
◇ 鶴松(つるまつ) : 演:塚谷瞬 : 秀吉の長男。
◇ 羽柴秀勝(はしば ひでかつ) : 秀吉の養子で、織田信長の四男。
○ 堀尾家

◇ 堀尾吉晴(ほりお よしはる) :(堀尾茂助 → 堀尾吉晴) : 演:生瀬勝久 : 通称は茂助(もすけ)。信長の稲葉山城攻略の際に秀吉に山道を案内する。やがて秀吉の家臣となって一豊の同僚となる。一豊・一氏とは出世争いをするライバルではあったが温厚誠実な人柄で友情を保ち、関ヶ原の戦いの後も一豊夫妻と交流があった。
◇ いと : 演:三原じゅん子 : 吉晴の妻。千代やとしと励まし合いながら、生涯三人の友情は続いた。
◇ 堀尾忠氏(ほりお ただうじ) : 演:大内厚雄 : 吉晴の嫡男。父に代わって小山評定に出席する。
○ 中村家

◇ 中村一氏(なかむら かずうじ) : 演:田村淳 : 一豊の同僚。通称は孫平次、式部少輔。己より出世していく一豊や吉晴に嫉妬し、二人をライバル視していく。3人の中では一番智謀に長け、秀次事件では見事な処世で難を逃れ、秀吉の死が秘匿されていることも看破した。関ヶ原の戦いの直前に病に侵されるも病身をおして家康の下に参じ、弟を名代として東軍に送り出し、一豊に「功名を立てよ」と告げ、その一月後に病没。
◇ とし : 演:乙葉 : 一氏の妻。夫の影響で山内・堀尾両家の妻達をライバル視するも、関係を崩す事なく友情を保った。
◇ 横田内善(よこたないぜん) : 演:山田百貴 : 一氏の家臣。
○ 豊臣家の家臣

◇ 竹中半兵衛(たけなか はんべえ) : 演:筒井道隆 : 元は斎藤家の家臣で、美濃攻略の際に秀吉に引き抜かれた。千代には浅からぬ恋心を抱く。中国攻略の折に病に伏し、六平太に千代への遺言を託し、病没した。
◇ 竹中久作(たけなか きゅうさく) : 演:小西大樹 : 半兵衛の弟。兄の稲葉山城乗っ取りに参画する。
◇ 前野将右衛門(まえの しょうえもん) : 演:石倉三郎 : 秀吉の家臣。蜂須賀小六と共に川並衆として活躍し、一豊兄弟元服に立ち会うなど一豊とは古くからの仲。豊臣秀次の失脚に連座して切腹した。
◇ 前野景定(まえの かげさだ) : 演:瀬川亮 : 将右衛門の子で豊臣秀次の家臣。秀吉と秀次の仲が険悪になる中で、先手を打って決起しようとしたが失敗。捕らえられ、切腹した。
◇ 蜂須賀小六(はちすか ころく) : 演:高山善廣 : 秀吉の家臣。川並衆時代に前野将右衛門と共に秀吉に合力、後に家臣となる。秀吉の母、なかが徳川家に人質に出向くことが決まった際に激怒して秀吉に抗議。秀吉の体を吊り上げたが、その際に卒倒しまもなく死去。
◇ 生駒親正(いこま ちかまさ) : 演:嶋崎伸夫 : 三中老の一人。
◇ 片桐且元(かたぎり かつもと) : 演:タカ・コンドー
◇ 杉原家次(すぎはら いえつぐ) : 演:小宮孝泰
◇ 大野治長(おおの はるなが) : 演:渡洋史 : 秀頼時代の豊臣家宿老。大坂夏の陣において豊臣方の敗北を認めようとせず、生きることに執着する淀を殺害した。
◇ 前田利家(まえだ としいえ) : 演:唐沢寿明
◇ 溝淵五郎衛門(みぞぶち ごろうえもん) : 演:大島宇三郎
○ 他の武将たち

◇ 松永弾正久秀(まつなが だんじょう ひさひで) : 演:品川徹 : 大和国信貴山城主。
◇ 荒木村重(あらき むらしげ) : 演:ベンガル : 摂津国有岡城主。
◇ 別所長治(べっしょ ながはる) : 演:平田康之 : 播磨国三木城主。
◇ 穴山梅雪(あなやま ばいせつ) : 演:山本健翔 : 元武田家重臣。
◇ 筒井順慶(つつい じゅんけい) : 演:西郷丼丼 : 大和国筒井城主。
◇ 三段崎勘右衛門(みたざき かんえもん) : 演:岡田正典 : 朝倉家家臣。弓を得意とする有名な猛将。新一郎に挑発され一豊との一騎討ちの末、至近距離から放った矢で一豊を仕留められず反対に討たれる。
◇ 松田康長(まつだ やすなが) : 演:黒沢次郎 : 後北条家の家臣、伊豆国山中城主。

◎ 甲賀忍者

◇ 杉谷善住坊(すぎたに ぜんじゅうぼう) : 演:松本元 : 信長を火縄銃で暗殺しようとした際に登場した。六平太の指示に従い、しぶしぶながら信長を威嚇射撃する。
◇ 六平太(ろくへいた) : 演:香川照之 : 千代の幼馴染。千代の父・喜助に仕えていたが喜助の死後、喜助を打ち抜いた弾丸を届けにやってきた。しかし、夜盗から千代を救うとしばらく行方不明となる。千代への思いと一豊へのサポートに徹する狭間で葛藤し悩みながらも陰から千代・一豊を見守る。関ヶ原の戦いの後は山内家の傘下に入り、土佐平定のため土佐の豪族(一領具足)を粛清する計画を打ち出す。計画は成功するも罪の意識に苛まれ、千代に自らの恋心を打ち明けた後にかつて喜助を打ち抜いたもう一つの弾丸を呑み服毒自殺。死後一豊に「私にとって軍師であった」と評される。
◇ 小りん(こりん) : 演:長澤まさみ : 甲賀の忍。織田の動向を探るため一豊に接近。誘惑に負けた一豊は肉体関係を結んだ上に機密を漏らしてしまうが、一豊の正直さに惚れ、度々戦場に現れては一豊を救う。また六平太の妻であると偽って一豊の家に夜這いを敢行、一豊を誘惑しようとしたこともある。後に千代の公認の下、一豊の子どもを産む計画が持ち上がったが、一豊にはねつけられた上、千代が懐妊したこともあり、山内家を去る。荒木村重の謀反の際、一豊のために別所長治の城に忍び込むが兵糧攻めに遭い失明。戦の後に一豊と再会するも、真っ直ぐな性格だった一豊が秀吉の命令であったとはいえ、正攻法ではない兵糧攻めを実行した際には幻滅する。

◎ その他の人々

◇ 老商人 : 演:北村和夫 : 駿馬を連れて町にやってきた商人で、馬のことを「これは馬ではなく龍だ」と言っていた。一豊は千代から渡された金十両でこの馬を買った。
◇ せつ : 演:石川さゆり : 京都天竺屋の侍女。
◇ 加乃(かの) : 演:佐藤未来 : 京都天竺屋の息女。
◇ 千利休(せん の りきゅう) : 演:鈴木宗卓
◇ 後陽成天皇(ごようぜいてんのう) : 演:柄本時生 : 第107代天皇。秀吉が京都に築城した聚楽第に行幸する。
◇ 湛空(たんくう) : 演:大門伍朗 : 比叡山の僧侶。明智光秀と面識がある。
◇ 快川紹喜(かいせん じょうき) : 演:松野健一
◇ 与次郎(よじろう) : 演:おかやまはじめ : 近江国の寺男。関ヶ原から敗走した石田三成を匿う。
◇ 市の侍女→淀の侍女 : 演:段丈てつを : 市の侍女。市の死後は淀の侍女として終盤まで登場する。

● スタッフ

・ 原作:司馬遼太郎(『功名が辻』)
・ 脚本:大石静
・ 音楽:小六禮次郎
・ テーマ音楽演奏:NHK交響楽団
・ テーマ音楽指揮:ウラディーミル・アシュケナージ
・ 演奏:FAIR WIND music(「功名が辻」スペシャル・オーケストラ)
・ オープニング映像 :菱川勢一
・ 題字:だんきょうこ
・ 語り:三宅民夫
・ 時代考証:小和田哲男
・ 風俗考証:二木謙一
・ 建築考証:平井聖
・ 衣装考証:小泉清子
・ 殺陣指導:林邦史朗
・ 所作指導:橘芳慧
・ 馬術指導:田中光法
・ 能楽指導:観世喜正
・ 茶道指導:鈴木宗卓
・ 書道指導:望月暁云
・ 邦楽指導:清元栄吉
・ 小鼓指導:後藤嘉津幸
・ 太鼓指導:望月左武郎
・ 笛指導:福原百七
・ 華道指導:杉本康子
・ 仏事指導:金嶽宗信
・ カトリック所作指導:松尾貢
・ 大工・細工指導:守屋今朝登
・ 彫刻指導:吉川瑞慶
・ 蹴鞠指導:大西康義
・ 囲碁指導:白江治彦
・ 尾張ことば指導:芹沢孝子
・ 京・御所ことば指導:井上裕季子
・ 土佐ことば指導:岡本桂子
・ 薩摩ことば指導:上村依子
・ 撮影協力:滋賀県高島市、野洲市、甲賀市、東近江市、日野町、高知県高知市、山梨県富士吉田市、小淵沢町(現・北杜市)、北杜市、茨城県常陸大宮市、高萩市、水海道市(現・常総市)、石岡市、伊奈町(現・つくばみらい市)、岐阜県岐阜市、福井県敦賀市、京都府京都市、滋賀ロケーションオフィス、高知フィルムコミッション、福井フィルムコミッション、ながのフィルムコミッション、いばらきフィルムコミッション
・ 制作統括:大加章雅
・ 制作:六山浩一、山本敏彦、訓覇圭
・ 演出:尾崎充信、加藤拓、梛川善郎、久保田充、梶原登城、大原拓(詳細は放送日程に記載)

● 功名が辻紀行

・ 語り:滝島雅子アナウンサー
・ フルート演奏:エマニュエル・パユ
・ ハープ演奏:朝川朋之
・ ストリングス演奏:篠崎正嗣グループ
・ 演奏:ダット・ミュージック

● 放送


◎ 放送日程
第1回と最終回は1時間拡大版。
放送回放送日題演出功名が辻紀行
 第1回  1月8日  桶狭間   尾崎充信  高知城跡(高知県高知市)
 第2回  1月15日  決別の河  山内一豊公母の墓(滋賀県米原市)
 第3回  1月22日  運命の再会  加藤拓  八幡城跡(岐阜県郡上市)
 第4回  1月29日  炎の中の抱擁   尾崎充信  岩倉城跡(愛知県岩倉市)
黒田城跡(愛知県一宮市)
 第5回  2月5日  新妻の誓い  岐阜城跡(岐阜県岐阜市)
 第6回  2月12日  山内家旗揚げ   加藤拓  明智城跡(岐阜県可児市)
光秀公供養塔(岐阜県恵那市)
 第7回  2月19日  妻の覚悟  観音寺城跡(滋賀県安土町)
 第8回  2月26日  命懸けの功名   尾崎充信  金ヶ崎城跡(福井県敦賀市)
 第9回  3月5日  初めての浮気  興聖寺(滋賀県高島市)
 第10回  3月12日  戦場に消えた夫   加藤拓  姉川古戦場(滋賀県長浜市)
 第11回  3月19日  仏法の敵  日吉大社(滋賀県大津市)
 第12回  3月26日  信玄の影  梛川善郎  旧二条城跡(京都府京都市)
槇島城跡(京都府宇治市)
 第13回  4月2日  小谷落城  尾崎充信  小谷城跡(滋賀県湖北町)
一豊初所領之地(虎姫町)
 第14回  4月9日  一番出世  加藤拓  長浜城跡(滋賀県長浜市)
 第15回  4月16日  妻対女  梛川善郎  安芸土居跡(高知県安芸市)
 第16回  4月23日  長篠の悲劇  尾崎充信  設楽原決戦場跡(愛知県新城市)
 第17回  4月30日  新しきいのち  加藤拓  岩尾山(息障寺)(滋賀県甲賀市)
 第18回  5月7日  秀吉謀反  久保田充  朝護孫子寺(奈良県平群町)
達磨寺(奈良県王寺町)
 第19回  5月14日  天魔信長  梛川善郎  有岡城跡(兵庫県伊丹市)
 第20回  5月21日  迷うが人  加藤拓  三木城跡(兵庫県三木市)
 第21回  5月28日  開運の馬  梛川善郎  滋賀県木之本町
 第22回  6月4日  光秀転落   尾崎充信  愛宕神社(京都市右京区)
 第23回  6月11日  本能寺  本能寺(京都市中京区)
 第24回  6月18日  蝶の夢  梛川善郎  宮津城跡(京都府宮津市)
細川忠興夫人隠棲地(京都府京丹後市)
 第25回  6月25日  吉兵衛の恋  久保田充  大徳寺総見院(京都市北区)
 第26回  7月2日  功名の旗  加藤拓  亀山城跡(三重県亀山市)
 第27回  7月9日  落城の母娘  尾崎充信  柴田神社(福井県福井市)
 第28回  7月16日  出世脱落  梶原登城  山崎城跡(京都府大山崎町)
 第29回  7月23日  家康恐るべし  加藤拓  犬山城跡(愛知県犬山市)
小牧山(愛知県小牧市)
 第30回  7月30日  一城の主  梛川善郎  八幡堀(滋賀県近江八幡市)
 第31回  8月6日  この世の悲しみ  大原拓  南蛮寺跡(京都市中京区)
 第32回  8月13日  家康の花嫁  梶原登城  蓮華寺(愛知県美和町)
 第33回  8月20日  母の遺言  尾崎充信  石田三成屋敷跡(長浜市)
観音寺(米原市)
 第34回  8月27日  聚楽第行幸  大原拓  聚楽第址(京都市上京区)
 第35回  9月3日  北条攻め  加藤拓  小田原城天守閣(神奈川県小田原市)
 第36回  9月10日  豊臣の子  梶原登城  掛川城(静岡県掛川市)
 第37回  9月17日  太閤対関白   久保田充  妙教寺(淀古城跡)
 第38回  9月24日  関白切腹  瑞泉寺(京都市中京区)
 第39回  10月1日  秀吉死す   梛川善郎  大阪城天守閣(大阪市中央区)
 第40回  10月8日  三成暗殺  八剱社(愛知県大口町)
裁断橋跡(名古屋市熱田区)
 第41回  10月15日  大乱の予感   加藤拓  久延寺(静岡県掛川市)
 第42回  10月22日  ガラシャの魂  越中井(大阪市中央区)
崇禅寺(大阪市東淀川区)
 第43回  10月29日  決戦へ   尾崎充信  須賀神社(栃木県小山市)
宝蔵寺(茨城県古河市)
 第44回  11月5日  関ヶ原  関ヶ原古戦場(岐阜県関ケ原町)
 第45回  11月12日  三成死すとも   梛川善郎  宗安寺(滋賀県彦根市)
法華寺跡(滋賀県木之本町)
 第46回  11月19日  土佐二十万石  浦戸城跡(高知県高知市)
 第47回  11月26日  種崎浜の悲劇   加藤拓  中村城跡(高知県四万十市)
 第48回  12月3日  功名の果て  高知城跡(高知県高知市)
 最終回  12月10日  永遠の夫婦  尾崎充信  妙心寺大通院(京都市右京区)
 平均視聴率20.9%(視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ)

「功名が辻 (NHK大河ドラマ)」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(https://ja.wikipedia.org/
2024年3月30日0時(日本時間)現在での最新版を取得

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