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聞きなし(聞き做し、ききなし)とは、鳥や動物の鳴き声を人の言葉や文字に置き換えて覚えやすくしたものである、コマドリの「ヒンカラカラカラ」のような意味のない文字に置き換える。フランス語では、動物が「鳴く」と言う動詞は鳴き声のオノマトペから細かく動詞化されている。
動物の鳴き声の聞き取り方は、歴史的にも変化する。平安時代の『大鏡』では、イヌの鳴き声は「びよ」と表現されていた。動物の鳴き声はその動物自体を指す幼児語としても用いられる。例えば幼児語では「イヌ」を「ワンワン」と表現する。
● 日本
「聞きなし」という用語を初めて用いたのは、鳥類研究家の川口孫治郎の著書『飛騨の鳥』(1921年)と『続 飛騨の鳥』(1922年)とされている。昔話や民間に伝わる聞きなしを文献として初めて記録したのが同書である。
・ ホトトギス - 「特許許可局」「テッペンカケタカ」。
・ コマドリ - 「ヒンカラカラカラ」
◎ 虫
・ エンマコオロギ - 「コロリーコロコロリー」 「コロコロリー」。
・ スズムシ - 「リ゛ーー・リーーン・リーーン・リーーン」。
・ ハタケノウマオイ - 「シッーチョ・シッーチョ」。
・ アブラゼミ - 「ジリジリジリジリジリ……」。「つくつくぼうし」は「つくつく」と「ほうし」の複合語と誤解した結果、連濁が生じたものである。
● 世界
鳥の歌の聞きなしは英語では「bird song mnemonics」と呼ばれ、歌の音節と音符をつなぎ合わせて、そのリズム、ピッチ、テンポを覚えるために作られたフレーズであることが多い。
フランス語では動物が「鳴く」と言う動詞は鳴き声のオノマトペから細かく動詞化されている。虫の音にも一応鳴き声を表す動詞が作られているが、色々な鳴き方をする虫が少ないため、鳥に比べて関心が低い。
◎ 鳥
○ 英語
・ コジュケイ - 「People pray, People pray」。
・Acadian Flycatcher - 「pizza(ピザ)」。
・American Goldfinch - 「po-ta-to-chip(ポテトチップ)」。「知了」は話し言葉として使われ、書道などでも季語として使われる。スーザン・クーリッジ(1835-1905)の『ケティ物語(What Katy Did)』ではキリギリスが「Katy Did. Katy Didn’t」とケティがやったかやらなかったかを議論する様子が描かれる。映画「バッタ君町に行く」(1941年)では『KATY DID、KATY DID N'T』という曲が歌われる。
・アマゾン先住民は、キリギリス類を虫籠に入れて鳴き声を楽しむために飼い、この虫が「ターナー、ターナー」を鳴くことから「タナナ」と名付けている。
「聞きなし」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(https://ja.wikipedia.org/)
2024年4月25日13時(日本時間)現在での最新版を取得
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