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『買ってはいけない』(かってはいけない) は、雑誌『週刊金曜日』連載の「商品の安全性」に関する科学的根拠を欠いたコラム、およびそれをまとめた書籍である。身近な商品を取り上げ、食品添加物や農薬、医薬品、電磁波などの毒性や危険性を訴える。
● 概要
1996年から雑誌『週刊金曜日』で連載が始まり、1999年(平成11年)5月、書籍パート1が発行された。世間で広く流通している食品、日用品、家電製品など身近な商品を取り上げ、それに含まれる食品添加物その他の化学物質などの毒性や危険性、家電製品の構造・性能上の問題点などを誇張する。企業名と商品名を名指しし「買ってはいけない」としていたことで話題になり、200万部を超える大ベストセラーとなった。著者によれば、発刊に当たっては『暮しの手帖』の影響を受けたとしている。「買ってはいけない○○」というシリーズは、『買ってはいけない』著者の1人である船瀬俊介の『買ってはいけない化粧品(1995年)』『続買ってはいけない化粧品(1998年)』のシリーズが先にあった。本書刊行後、『借りてはいけない』『乗ってはいけない』など多数の類似する本が刊行された。
2000年(平成12年)、『週刊金曜日』は、『買ってはいけない』の収益を元に「買ってはいけない基金」を設立。食品の安全性を高めるための調査・研究を行なう基金で、これまでに「商品のダイオキシン独自調査」「トウモロコシから日本で未承認の遺伝子組み換え体を検出する」などを行っている。
『買ってはいけない』の収益で、『週刊金曜日』は当時の売れ行き不振を解消したとする声がある(発刊当初5万部、現在は3万部といわれている)が、実際には『週刊金曜日』本体の売り上げには結びつかず、書籍の売り上げは一時的な収益であるため利益の多くは基金に回された。
2002年(平成14年)にパート2が出版され、その後「新・買ってはいけない」の連載がスタートし、2005年(平成17年)には「新・買ってはいけない2006」の連載が単行本化されているが、『買ってはいけない』の売り上げには及んでいない。
本書では買ってはいけないとしている製品に代用できる良いものがあればそちらを使ったほうが良いとしている。2014年(平成26年)9月現在、シリーズで全10冊発行されている。
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● 批判
『買ってはいけない』では、「(摂取困難な量の)イーストフードを食べて犬が死亡した」「(口から摂取するものである)保存料の化学成分を皮下注射したらマウスが癌になった」など「量の概念」を無視したり、「マクドナルドでは食用ミミズが使われている」などの都市伝説を事実として紹介したり、味の素に関しては、「野犬に食べさせることで捕獲ができる」「振りかけた酒を飲ませ、前後不覚にしたところで金品を奪う事件が発生」などと記述している。
・1999年、日垣隆は、「『買ってはいけない』から正しい情報を探し出すのは至難を極める」と述べ、具体例をあげている)」「テフロン加工のフライパンを空焚きすると、300℃以上になり、テフロンが分解されることがあるので危険(→空焚きが危険)」「キッチンハイターは、目に入ると失明し、うっかり飲むと胃に穴が開くので危険(→目に入れたり飲んだりしない)」。これに対して大幸薬品は、ウェブサイトに「2つの成分は全く別の物質である」という説明を掲載した。
・2001年、と学会の元会長山本弘は、著書『トンデモ本の世界R』で、小林よしのりの右翼系ベストセラー『戦争論』とともに、左翼系ベストセラーとしてシリーズ1作目を取り上げた。山本は、科学的にデタラメだらけのこの本を読んで、「単なる水をジハイドロジェン・モノキサイド(DHMO)と呼んだジョークを真っ先に思い出した」と述べている。
・2009年、著者の1人である船瀬俊介の類似著書『新・知ってはいけない?』が、第18回(2009年)の日本トンデモ本大賞を受賞した。
・2019年、左巻健男の著書『学校に入り込むニセ科学』では、『買ってはいけない』について「特定の食べ物を体に悪いと決めつけ、非難し・攻撃し排斥する一方、ある食べ物を体によいとして推薦したり万能視したりする」「健康や食に不安を持つ人はたくさんいる。それにつけ込んで、『買ってはいけない』などという本を出して、その本を買わせようとする著者や出版社がいる」と述べている。左巻は、2017年の著書『暮らしのなかのニセ科学』でも『買ってはいけない』について触れている。
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・ 当事者である『週刊金曜日』編集長や夏目書房編集部代表を含む様々な人々の寄稿をまとめたもの。
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・ 『「買ってはいけない」は嘘である』 との比較検討。
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・ 『「買ってはいけない」は買ってはいけない』 との比較検討。
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・と学会の元会長山本弘が、社会派トンデモ本としてシリーズ1作目を取り上げている。
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・ 『買ってはいけない』などの誤った健康情報には、科学論理の誤りや統計データの取り扱い方に不備があることを指摘した。科学ジャーナリスト賞を受賞
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◇その他
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◎ 関連記事
「買ってはいけない」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(https://ja.wikipedia.org/)
2023年12月10日3時(日本時間)現在での最新版を取得
















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