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ぼくは、あだち充が嫌いだし、ファンもいっしょだから、ヤクルトスワローズもすごくいやになりました
『いけいけスワローズ』は、 1989年秋から1990年代前半ごろまで芳文社の『まんがスポーツ』で連載されていた河合じゅんじの漫画である。単行本は1991年に、まんがスポーツ1989年10月号から1991年6月号連載分を収録した1巻が「MANGA TIME COMICS」レーベルで発売されたが、2巻以降は発売されていない。
● 概要
ヤクルトスワローズの監督、選手を中心に描くギャグ漫画。
スターシステムを応用している漫画で、『かっとばせキヨハラくん』『ベロベロベースボール』等に登場していた野球選手のキャラと同じキャラクターでこの漫画に登場している野球選手が殆どである。ただし作品同士はパラレルな世界観であり、作品同士の繋がりは全く無い(キヨハラ、モリ監督等、一部別のキャラクターに作り変えられている者もいる)。
なお、このマンガでは日本人選手がカタカナ表記、外国籍選手がひらがな表記になっている。
また、この作品では『まんがスポーツ』掲載作品で唯一、台詞にふりがなを付けていた。
● 主な登場人物
◎ ヤクルトスワローズ
○ 選手
◇ イケヤマ(池山隆寛)
: 別名「ブンブン丸」。ヤクルト百三振トリオの一人。極度の目立ちたがり屋。落ち着きが無い性格。
: 背番号は36。
◇ ヒロサワ(広澤克実)
: ヤクルトの4番打者。百三振トリオの一人。特技はアツミキヨシ演じる寅さんと、中日のナカムラの物真似。
: 背番号は8。
◇ ナガシマカズシゲ(長嶋一茂)
: 偉大な男を父を持つも、成績は半人前。この漫画一番の大ボケ役。唯一三塁線・ベースよりの処理に関しては何故か上手い。
: 背番号は3。
◇ ナイトー(内藤尚行)
: 別名「ギャオス・ナイトー」。大きな顔が特徴。試合中は常に「ギャオース」と吠えている。うまい棒ソース味・カレー味が好き。
: 背番号は24。
◇ カワサキ(川崎憲次郎)
: ごつい顔の19歳。同じ投手仲間でナイトーと仲が良い。
: 背番号は17。
◇ クリヤマ(栗山英樹)
: ヤクルトの良心。数少ない真面目キャラだったが、メニエール病のため、1990年引退。引退後はてれび朝日のキャスターに。
: 背番号は4。
◇ ぱりっしゅ(ラリー・パリッシュ)
: 百三振トリオの一人。ワニの肉が大好物。1990年、阪神に移籍するが、ノムラにクビにされた腹いせに復讐を企んだ。同年現役引退。
: 背番号15(ヤクルト)→45(阪神)。
◇ ワカマツ(若松勉)
: 1989年限りで引退した選手、ヒロサワ、イケヤマに後継者になってもらいたいと願っている。
: 背番号は1。
◇ アライ(荒井幸雄)
: ヤクルトの外野手、ぐるぐるほっぺと分厚い唇、小柄な体型が特徴の2番打者。「足が短いや」とノムラ監督に言われたショックで泣いてしまう。
: 背番号は10。
◇ スギウラ(杉浦享)
: ヤクルトの外野手。人の心を和ませる癒し系キャラ。1993年現役引退。
: 背番号は9。
◇ はどらー(レックス・ハドラー)
: ヤクルトの助っ人でミミズを食べる。阪神甲子園球場で阪神の声援を静めるためミミズを食べた。1993年で解雇。
: 背番号は49。
◇ ヤエガシユキオ(八重樫幸雄)
: ヤクルトのベテラン捕手、選手が喧嘩を沈めるキャラで1993年で引退、送別試合で涙を流した。
: 背番号は28
○ 監督・コーチ陣
◇ ノムラ監督(野村克也)
: 1990年就任。暗い性格でグラウンドに穴を掘っては、中で独り言を呟いている。この漫画における事実上の主役。
: 背番号は73。
◇ セキネ監督(関根潤三)
: 前ヤクルトの監督。お茶が似合う好々爺。弱小ヤクルトを象徴するような人物。1989年退任。
: 背番号は83。
◇ タカバタケコーチ(高畠康真)
: ノムラの茶飲み相手だったが、「監督は昔と変わってしまった」と言い残し、1991年退団。その後はダイエーのコーチに。
: 背番号83(ヤクルト)→87(ダイエー)。
◇ マルヤマコーチ(丸山完二)
: 1991年、ヘッドコーチに昇格。しかし、それと同時に新しいノムラの茶飲み相手に指名されてしまった。
: 背番号は80。
◇ ドバシ(土橋正幸)
: セキネの前のヤクルトの監督。通称「江戸っ子べらんめぇ監督」。気が短く、顔がでかい。
: 退団してから3年経った今も、チームの事情を誰よりも1番に心配している。よくヤクルトのキャンプに顔を出す事が多い。
◎ その他の主な登場人物
◇ フジタ監督(藤田元司)
: 巨人の監督。セキネ監督とは良好な関係だったが、ノムラ監督とはいがみ合う関係に。
: 背番号は73。
◇ ホシノ監督(星野仙一)
: 中日の熱血監督。短気、わがまま、暴力的、自己中心的な凶暴性の強い男。
: 背番号は77。
◇ スドー監督(須藤豊)
: 横浜大洋の監督。鉄拳教育で若手を指導している。明るくてお茶目な性格。スキンシップが好き。
: 背番号は78。
◇ ナカムラ監督(中村勝広)
: 阪神の監督。カワトーのキャラクターに隠れている為、目立たない。ノムラにミスター・スポックみたいな髪型だと馬鹿にされた。
: 背番号は71。
◇ カワトーコーチ(川藤幸三)
: 阪神のコーチ。浪速の春団治。「吐くまで食え!」が口癖。監督以上にいつもでしゃばっている感がある。
: 背番号は77。
◇ タブチ監督(田淵幸一)
: ダイエーの監督。基本的に明るくて、お調子者。タカバタケのダイエー移籍に関して、ノムラに「ドロボーネコ」と言われた。
: 背番号は81。
◇ ネモト監督(根本陸夫)
: ダイエーの監督。かつては西武の黄金期を支えた裏方、勝手にトレード計画をたてた。
: 背番号は81。
◇ キヨハラ(清原和博)
: 西武の4番。かっとばせキヨハラくんの主人公とはイラストが違う。どっか抜けていて、オジン臭い。イケヤマと仲良し。
: 背番号は3。
◇ ナガシマシゲオ(長嶋茂雄)
: 通称、ミスタープロ野球。プロ野球界のスーパースター。だが、息子に対しては極端に甘い所がある。
◇ オーサト審判(大里晴信)
: 1990年開幕戦に置いて、シノヅカが打ったファウルをホームランと判定した審判。この事件が切っ掛けでこの年限りで、審判を引退。
: この事件以降、ノムラから極端に恨まれる様になった。ノムラは「自分は不幸」と愚痴り始めると、事ある事にこの話題を口にする様になった。
: 袖番号は5。
「いけいけ!!スワローズ」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(https://ja.wikipedia.org/)
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