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三方五湖(みかたごこ)は、福井県三方郡美浜町と同県三方上中郡若狭町にまたがって位置する5つの湖の総称。若狭湾国定公園に含まれる。
1937年(昭和12年)6月15日には国の名勝に指定された。2005年(平成17年)11月8日にはラムサール条約指定湿地に登録された。2015年(平成27年)4月24日、「海と都をつなぐ若狭の往来文化遺産群 - 御食国(みけつくに)若狭と鯖街道 - 」の構成文化財として日本遺産に認定された。
● 概要
三方五湖は五つの湖で構成されており、五つの湖はすべてつながっている状態である。湖の構成を以下に示す。
名称読み湖沼型水質面積深度周囲 備考
1
三方湖 みかたこ 富栄養湖 淡水 3.58 km 5.8 m 9.60 km 南北約1.5km、東西約3km、湖面の海抜0m
2
水月湖 (英語版) すいげつこ 富栄養湖 汽水 4.18 km の地盤が隆起して、川の機能を失ってしまった。その代替水路として、三方郡奉行の行方久兵衛の指揮のもとで浦見川が掘削された。約2年後の寛文4年(1664年)に運河は完成し、上流に溜まっていた水がすべて引いた上に、三方湖周辺の土地改良につながった。
◎ 嵯峨隧道
嵯峨隧道(さがずいどう)は、水月湖と日向湖を結ぶ暗渠(トンネル)の人工河川。
三方湖や水月湖の湖岸の集落や農地を湖の氾濫から守るために計画された。宝暦13年(1763年)に完成し、嘉永元年(1848年)には小舟の通行が可能となった。
水月湖側への海水の逆流を防ぐため、1939年(昭和14年)には水月湖側に木製の暫定水門が設置され、1980年(昭和55年)に改修されて現在の水門が設置された。基本的に閉ざされた状態であり、開かれることは少ない。水門を開けることによって水月湖の生態系に影響を与える可能性があり、また日向湖のいかだや釣堀の魚に深刻な影響を及ぼすからである。
1999年(平成11年)8月14日には嶺南地方を豪雨災害が襲い、三方湖を中心にして三方五湖周辺で浸水被害が発生した。この際には全ての水門を開けたが、日向湖の漁業に大きな影響が出た。
◎ 日向運河
◎ その他
菅湖と三方湖の間には堀切がある。掘削時期は明暦3年(1657年)以前と考えられるが、詳細は不明である。
● 流出入する河川
日向湖を除く4湖は、久々子湖と若狭湾を結ぶ早瀬川を本川とする二級水系に属している。比較的大きな川は三方湖に流入する鰣川(はすかわ)のみである。そのほかは小さい川が多数流入している。若狭湾へ流れ出る川は早瀬川、並びに日向湖に繋がった運河のみである。
● 生物相
湖には、コイ、フナ、ボラ、ウナギ、エビ、ワカサギ、タモロコ、イチモンジタナゴ、ウルメイワシ、ハスなどが生息し。江戸時代初期の随筆にも三方地域の名物としてウナギが紹介されている。久々子湖の他には浦見川、水月湖、菅湖などでも行われ、ヤマトシジミが漁獲される。春から秋にかけて日本海から三方五湖の全域に遡上し、水月湖と菅湖では延縄漁で漁獲される。主に柴漬け漁が用いられ、漁師メシなどとして消費される。1881年(明治14年)における水産統計によると、三方五湖で最も生産高・売上高が大きな魚介類はボラだった。三方湖ではたたき網漁で、水月湖と菅湖では刺し網漁が用いられ、昭和40年代までは福井県外にも出荷されていた。
◇ コイ
: 冬の湖魚の代表格はフナとコイであり、三方湖のたたき網漁などで漁獲される。鳥浜貝塚で出土した約1万3700年前の土器片にもコイ科の魚類を煮炊きした痕跡が残されている。縄文時代草創期からこの地域では食材となっており、江戸時代には田畑がない家における食料源となった。かつてはヒシが胃病の妙薬として重宝されていた時代もあった。三方湖の湖面の70%以上をヒシが覆う年もあり、過剰な繁茂を防ぐために計画的に刈り取られている。
◎ 観光業
◇ 若狭町観光船レイククルーズ
: 水月湖と菅湖を巡る双胴船による遊覧。所要時間は約40分。船幅と喫水の制限のため、浦見川以遠と三方湖は遊覧しない。三方五湖ジェットクルーズの運行会社が休業したため、三方五湖の遊覧はレイククルーズによる2湖のみとなった。美浜町レークセンターから出航し、久々子湖、浦見川、菅湖、水月湖、三方湖を巡る約40分の航路である。2016年(平成28年)12月末より運休中。
◇ 美浜町レークセンター(営業終了)
: 福井県三方郡美浜町早瀬24-4。若狭美浜物産振興協会が指定管理業者となって運営していた施設。売店や食堂、三方五湖めぐり(ジェットクルーズ)の遊覧船発着場があった。遊覧船の運行再開のメドが立たないため、2017年(平成29年)6月30日に営業終了した。
◇ 三方五湖レインボーライン
: 三方五湖周辺の山地には、三方五湖や日本海を展望できる観光道路の三方五湖レインボーラインがある。1968年(昭和43年)の開通時から有料道路だったが、2022年(令和4年)に無料開放された。また、三方五湖周辺には国道162号の道の駅三方五湖、国道27号の五湖の駅、舞鶴若狭自動車道の三方五湖パーキングエリアなどの休憩施設がある。
◇ 三方五湖周遊道路
: 三方五湖周遊道路は日本の道100選のひとつに選出されている。菅・三方・水月の3湖の湖岸を巡る全長23kmのうち、湖の西側10kmは国道162号と福井県道216号常神三方線の2車線道路、湖の東側13kmは若狭町道として整備された自然遊歩道である。
● 周辺施設
三方五湖の沿岸には、弘法大師が一夜で観音像を彫ったという伝説があり、手足の不自由な人に御利益があるといわれる三方観音、日本最古の丸太船が出土し縄文時代の遺跡として知られる鳥浜貝塚や、古代の出土品などが展示される若狭三方縄文博物館などがある。
◇ 若狭三方縄文博物館
: 福井県三方上中郡若狭町鳥浜122-12-1。鳥浜貝塚をはじめ「縄文時代」をさまざまな視点からとらえる博物館。入室可能な竪穴建物の原寸大復元模型、古代人の生活の展示、考古学的研究の展示などがある。有料施設。併設されている公園にはアスレチック施設などがあり、また道の駅三方五湖が隣接している。
◇ 福井県年縞博物館
: 福井県三方上中郡若狭町鳥浜122-12-1。地誌学および考古学の博物館。三方五湖の一つである水月湖の湖底で発見された、7万年に及ぶ年縞に関する展示・研究を行っている。若狭三方縄文博物館に隣接している。
「三方五湖」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(https://ja.wikipedia.org/)
2023年6月9日16時(日本時間)現在での最新版を取得





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