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『モンスターハンター』(Monster Hunter)は、2004年にカプコンから発売されたPlayStation 2(PS2)用ハンティングアクションゲーム、およびそのシリーズ作品。この記事では『モンスターハンター』と、続編である『モンスターハンターG』、『モンスターハンター2(ドス)』、『モンスターハンター3(トライ)』、『モンスターハンター3(トライ)G』、『モンスターハンター3G HD Ver.』、『モンスターハンター4(フォー)』、『モンスターハンター4(フォー)G』、『モンスターハンタークロス』『モンスターハンターダブルクロス』『モンスターハンターワールド』『モンスターハンターライズ』について扱う。
この項目では以下の略称を用いる。
・ 『モンスターハンター』→『MH』
・ 『モンスターハンターG』→『MHG』
・ 『モンスターハンター ポータブル』→『MHP』
・ 『モンスターハンター』→『MH2』
・ 『モンスターハンターポータブル 2nd』→『MHP2』
・ 『モンスターハンター フロンティア オンライン』→『MHF』
・ 『モンスターハンターポータブル 2nd G』→『MHP2G』
・ 『モンスターハンター』→『MH3』
・ 『モンスターハンターポータブル 3rd』→『MHP3』
・ 『モンスターハンターポータブル 3rd HD Ver.』→『MHP3HD』
・ 『モンスターハンターG』→『MH3G』
・ 『モンスターハンターG HD Ver.』→『MH3GHD』
・ 『モンスターハンター4』→『MH4』
・ 『モンスターハンター4G』→『MH4G』
・ 『モンスターハンタークロス』→『MHX』
・ 『モンスターハンターダブルクロス』→『MHXX』
・ 『モンスターハンターダブルクロス Nintendo Switch Ver.』→『MHXXNS』
・ 『モンスターハンター:ワールド』→『MHW』
・ 『モンスターハンターワールド:アイスボーン』→『MHWI』
・ 『モンスターハンターライズ』→『MHR』
・ 『モンスターハンターライズ:サンブレイク』→『MHRS』
● 概要
モンスターハンターシリーズ(以下MHシリーズ)はPSO(ファンタシースターオンライン)と同様、基本的にオンラインプレイ前提のゲーム設計となっているが、シリーズ第一作目のオフラインモードはオンラインに力が入りすぎたがためにボリューム不足だった。そのため次回作のMHGではオフラインモードでもじっくりプレイできるように、全体的にボリューム増加(クエスト、訓練所、武器等の追加など)がなされた。この流れが、後にオフライン前提の作りとなっている『モンスターハンターポータブルシリーズ』へと繋がっていくことになる。その後MHGのほぼ全ての要素を引き継ぎながらも多数の新要素を取り入れたMH2をベースとし、さらにオンラインに特化したMOアクションである『モンスターハンター フロンティア オンライン』が2007年に誕生した。
2009年に『モンスターハンター3』がWiiに登場。『新たなMHの原点』と謳い、水中フィールドの導入など大胆な変更や新規要素の大量追加などが行われた。2011年には携帯型ゲーム機のニンテンドー3DS用にアップグレード版『モンスターハンター3(トライ)G』が発売された。
据置機版『モンスターハンター』のオンラインモードのうち、PS2版およびWii版は有料サービスである。Wii U版は無料。
◇ PlayStation 2
: 2011年6月30日をもってサービスを終了した。マルチマッチングBBに対応し、イーサネット端子が標準装備されているSCPH-70000系以降のモデル(薄型PS2)は追加の周辺機器は不要であったが、SCPH-50000系以前のモデルはPlayStation BB UnitまたはPS2専用ネットワークアダプタが必要であった。
◇ Wii
: 2013年9月12日をもってサービスが終了した。期間別(30日・60日・90日)のチケットをWiiポイントで購入。『MHG』には14日間、『MH3』には30日間のおためしチケット付。
● 作品別解説
◎ モンスターハンター
2004年3月11日発売のPlayStation 2用ソフト。
オフラインではココットという辺境の村、オンラインではミナガルデという大きな街を拠点とし、「森と丘」や「砂漠岩地」など、特色豊かな狩場へと赴く。武器は「片手剣」「大剣」「ランス」「ハンマー」「ボウガン(ヘビィ/ライト)」の5種類。防具のスキルシステムは数値累積ではなく、同一モンスターの名を冠した防具を統一して着用すると発動する仕組み。例外として、別系統の防具でも、特定の組み合わせでスキルが発動するものも存在した。
テレビCMの終わり方は、ハンドル式の肉焼き機(ロティサリー)を使って焚き火で肉を焼き「上手に焼けました〜」というゲーム中実際に入るセリフが流れるというもので、開発陣の談話では、「CMで肉を焼いているゲームください」と注文する購入者がいたと語られている。
◎ モンスターハンターG
2005年1月20日にPlayStation 2版が発売。
新モードである「訓練所」が導入され、新たな武器「双剣」の導入に加え既存カテゴリにも多数の武具を追加した。加えて防具の組み合わせにより発動するスキルの発動条件が、特定防具の組み合わせではなくスキルポイントの合計に変更されるなどの変更や調整が行われた。
また、オンラインモードのクエストにハードクエストのさらに上の段階に当たる「G級クエスト」が追加され、今作には通常と体色の異なる亜種、希少種のモンスターが多数登場した。
○ モンスターハンターG(Wii移植版)
2009年4月23日に発売されたWiiへの移植版。『MH3』の体験版を同梱する。移植はエイティングが担当した。クラシックコントローラ専用であることからオリジナル仕様のギルドの紋章付きクラシックコントローラを同梱した「スターターパック」も数量限定で発売された。
◇ Wii移植版の変更点
・ 『MHP2G』で登場した「ボックス内調合」や「マイセット装備」といったシステムが追加。
・ ボックス内にストックできるアイテムが種類に関係なく1種類につき99個までに増加。
・ ネットワークモードでのみ可能であった食事がシングルモードでも可能になった。これにより、若干難易度が下がった。
・ シングルモードを進めるとプーギーが飼えるようになり、おやつをあげたり服装を変えたりしてクエストを成功して帰ってくると、大量のアイテムを入手できるようになった。なでたりすると入手できる良いアイテムが持って帰りやすくなる。
・ プーギーの追加により、シングルモードのアイテムボックスのメニューに「プーギーのおやつ」「プーギーの服」が追加。
・ ショップで買ったものをアイテムボックスに送ることができる機能を追加。
・ 村クエストに採集ツアークエストなどの新クエストを追加。
・ マイセットを登録できる数が増加。
・ 大剣や片手剣などのPS2版にはなかったアクションとモーションが追加。(例、片手剣の場合、武器を出した状態でもアイテムの使用が可能になったなど)
・ ゲームスタート時の装備品は片手剣のみであったPS2版に加えて、片手剣以外の6種の武器と防具一式も最初から所持してすぐに装備できるようになった。これにより、スムーズに進めるようになった。
・ クーラードリンクとホットドリンクの所持限界数が5個に増加され、これらのアイテムの必要なクエストがより長くプレイできるようになった。
・ アイテム所持欄が24種になり、ページ数が3ページに分割。
・ ツタやはしごでRボタンを押しながら登り降りするとスタミナを消費するが早く移動できるようになった。
・ 部位破壊時のエフェクトが変更されて分かりやすくなった。
・ イャンクックの耳が破壊可能になった。
・ 落とし穴の調合成功確率が10%増加して75%になった。
・ スタミナ減少スピードが遅くなった。ただし、モンスターに発見されて逃げる時のスタミナ減少スピードはPS2版と同様。
・ オプション設定に「コントローラ設定」が追加され、2種類の操作を選ぶことができるようになった。タイプ1はPS2版と同様の操作で、右スティックで攻撃を行う。タイプ2は右スティックを攻撃に使用しない、MHPシリーズと同様の操作方法。この場合、右スティックは視点操作に割り当てられ、MHPシリーズではボタンの配置上難しかった「移動しながらの視点操作」も簡単にできるようになった。
・ 画面は4:3に加えて16:9にも対
「モンスターハンター」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(https://ja.wikipedia.org/)
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