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『BLEACH』(ブリーチ)は、久保帯人による日本の漫画作品。『赤マルジャンプ』(集英社)2001 WINTERに掲載された読み切り版を経て、『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて2001年36・37合併号から2016年38号まで連載された。悪霊・虚を退治する死神の代行者になった高校生・黒崎一護と仲間たちの活躍を描く剣戟バトルアクションコミック。 第50回小学館漫画賞少年向け部門受賞。2022年7月時点における全世界シリーズ累計発行部数は1億3,000万部を突破している。 2000年代の『週刊少年ジャンプ』を代表する看板作品のひとつであり、小説化、テレビアニメ化、トレーディングカードゲーム化、コンピュータゲーム化、ミュージカル化、アニメーション映画化、実写映画化などの多様なメディアミックスが展開された。 『週刊少年ジャンプ』2021年36・37合併号には、本編完結後の新たなエピソードを描いた読み切り作品「BLEACH 獄頤鳴鳴篇(ごくいめいめいへん)」が掲載された。また、2020年3月に始動した「BLEACH20周年プロジェクト」の一環として、原画展「BLEACH EX.」が開催されたほか、テレビアニメ『BLEACH 千年血戦篇』の放送が開始された。

● あらすじ


◎ 死神代行篇

◇ 1巻 - 8巻 : 霊感が強い高校生・黒崎一護は、悪霊退治に来た死神・朽木ルキアと出会う。最初は死神の存在を信じなかった一護だが、人の魂を喰らう悪霊・虚(ホロウ)に襲われたことでルキアを信じざるを得なくなる。家族が襲われたことに激昂し虚に立ち向かう一護だったが、普通の高校生が虚に敵うはずもなく、一護を庇ったルキアは重傷を負ってしまう。絶望的な状況下で、ルキアは最後の手段として一護に死神の力の一部を分け与えることを提案し、一護は死神となって虚を退治した。 : しかし、一護がルキアの予想以上に死神の力を吸い取ってしまった為、ルキアは死神としての力をほとんど失ってしまう。そこでルキアは、自身の力が回復するまで死神代行を務めるよう一護に迫る。一度は断る一護だが、家族を救ってもらった恩に報いるため、死神代行を引き受け、様々な騒動に巻き込まれていく。 : ある日、同級生の石田雨竜が一護に勝負を仕掛け、大量の虚が空座町に現れる事態になってしまう。そんな中、茶渡泰虎と井上織姫の2人が隠された能力を発揮することとなる。

◎ 尸魂界篇

◇ 9巻 - 21巻 : やむを得ない事情があったとはいえ、死神が人間に力を与えるのは死神の世界・尸魂界(ソウル・ソサエティ)では重罪だった。ルキアは一護に霊力を与えた罪で、尸魂界から現世に派遣された死神の六番隊隊長・朽木白哉と副隊長・阿散井恋次に連行され、それを阻止しようとした一護も彼らとの戦いで重傷を負い、死神の力を失ってしまう。一護はルキアを助けるため、浦原喜助をはじめとする浦原商店の面々との修行の末、借り物ではない“自身の内に眠っていた”死神の力を取り戻した後、人語を繰る謎の黒猫・夜一に先導され、同級生である井上織姫・茶渡泰虎(チャド)・石田雨竜と共に尸魂界へ潜入する。 : 一護たちは死神の活動拠点・瀞霊廷の門番・兕丹坊(じだんぼう)を退け侵入を試みるものの、三番隊隊長・市丸ギンの妨害で失敗。だが、夜一の友人である花火師・志波空鶴の協力により、空鶴の弟・岩鷲と共に瀞霊廷へ強行侵入を果たす。侵入の際に離散してしまった一護らは、個々に死神と交戦することになる。そんな中、一護と岩鷲はルキアを助けたいと願う四番隊隊員・山田花太郎と偶然知り合い、彼の案内でルキアが囚われている懺罪宮を目指すが、そこへ恋次や十一番隊隊長・更木剣八が立ちはだかる。 : 一方、瀞霊廷ではもう一つの重大な事件が起こっていた。ルキアの処刑に疑問を抱いていた五番隊隊長・藍染惣右介が暗殺されたのである。それが市丸ギンの仕業だと思った五番隊副隊長の雛森桃が、三番隊隊長である市丸ギンに襲いかかり牢獄に入れられたりと、大変な騒動となった。 : 重傷を負いながらもルキアが囚われている懺罪宮に辿り着いた一護は白哉と交戦するが、突如現れた夜一が戦いを中断させ、白哉達に3日間の休戦を宣告し、一護を連れて姿をくらませる。一護は夜一に連れられた場所で、斬魄刀戦術の最終奥義「卍解」を3日で修得するための修行に入った。 : 一方、藍染隊長殺害事件を独自に調査していた十番隊隊長・日番谷冬獅郎は容疑者として市丸と対峙するが、幼馴染の五番隊副隊長・雛森桃に藍染殺害の嫌疑を掛けられ、市丸を取り逃がしてしまう。市丸の思惑がルキアの処刑にあるとにらんだ日番谷は、部下の十番隊副隊長・松本乱菊と共に処刑を止めに向かう。そんな折、ルキアの処刑の期日が早まる。突然の期日の変更は死神たちの考えを二分する事になり、現場も混乱の一途を辿る。 : 処刑当日、織姫は一護との再戦を目論む剣八とその部下達の協力により、囚われた石田らを脱出させ、共にルキアの処刑場へ向かう。そこに七番隊と九番隊の隊長格4名が現れ、剣八とその部下・斑目一角と綾瀬川弓親は彼らと対決することになる。恋次も幼馴染であるルキア救出を決意し、白哉と剣を交える。そして処刑が始まった瞬間、死を決意したルキアの許に一護が駆けつける。 : それぞれの信念や正義や想いを賭けた死闘の火蓋が切られる中、次第にこの騒動の裏に隠された真実と陰謀が明らかになっていく。

◎ 破面篇

◇ 21巻 - 26巻 : 尸魂界から帰った一護達。虚退治に奔走する中、奇妙な転校生・平子真子が現れる。彼は、死神から虚の領域に足を踏み入れた者「仮面の軍勢(ヴァイザード)」だった。一方、藍染の影を感じ、一護の父・一心も死神に復帰する。ほどなくして、空座町を藍染の配下の破面(アランカル)・ウルキオラらが襲撃、その戦闘能力に一護らは驚愕する。 : この事態に尸魂界はルキア・恋次・日番谷ら対破面の先遣隊を現世に送り込むが、グリムジョーら複数の破面が再び来襲、斬魄刀の能力を解放した隊長格の死神や卍解状態の一護でも、破面に苦戦させられる。無力さを痛感した一護は、内なる虚を抑えるべく、自ら仮面の軍勢の元を訪れる。一方、日番谷らは山本総隊長から、藍染の真の目的を告げられる。そんな中、破面達が3度目の襲撃を仕掛けてくる。 :
◇ 26巻 - 35巻 : 藍染の命により、ウルキオラら破面に連れ去られた織姫。尸魂界は本格的な戦いのため先遣隊を引き上げさせ、守りを固める。それに納得できない一護は織姫を救出するため、浦原の助力の下で石田・チャドと共に、藍染らのいる虚圏(ウェコムンド)に向かう。死神の力を借りずに虚圏に辿り着いた一護達は、ネル・トゥら珍妙な破面の3人組と出会い、行動を共にする。そして、白哉の黙認を得て虚圏に向かったルキア・恋次も一護達と合流、虚夜宮(ラス・ノーチェス)に乗り込んだ一護らは散開して進むことになる。 : だが、その先には十刃落ち(プリバロン・エスパーダ)、十刃(エスパーダ)ら強大な力を持つ破面たちが待ち受けていた。一方、織姫は藍染に「仲間」として迎えられる。 : 破面達との極限の死闘を何度も繰り広げた一護達は、次第に満身創痍になり十刃達に追い詰められていく。だが、思わぬ人物達が一護達の窮地に駆けつけた。 :
◇ 36巻 - 37巻 : 時は遡る事、110年前。藍染が五番隊の副隊長を務めていた頃、仮面の軍勢と呼ばれる前の平子が五番隊の隊長を務め、ひよ里達もまたそれぞれ隊長・副隊長に名を連ねていた。そして、前隊長が王属特務へ異動した十二番隊は、浦原喜助が隊長を任命される事になる。当時の副隊長・ひよ里の反発に遭いながらも、浦原は自分なりに隊長の仕事を全うする事を決め、技術開発局設立を目指すのだった。 : 時は流れ101年前、流魂街で謎の"変死事件"が発生。六車拳西率いる九番隊が調査に向かうが、そこで発見したものは先遣隊の人数分の帯が締められたままの死覇装だった。真相究明のために現地で野営する六車九番隊の面々だが、何者かの襲撃を受け、拳西と副官の久南白の霊圧反応が消失。救出に向かった平子達が現地で見たものは、変わり果てた拳西の姿だった。 :
◇ 37巻 - 48巻 : 藍染が織姫を連れ去った目的は、尸魂界側の戦力分断だった。藍染は死神代行組と加勢に現れた4人の隊長を虚圏に幽閉、一護達に救出された織姫も突如現れた十刃の1人・スタークにより、再び捕われてしまう。更に藍染は、3番以上の数字を持つ十刃のスターク・バラガン・ハリベルとその従属官を連れて現世の空座町へと侵攻、ウルキオラは藍染の命を受けて、織姫のいる虚夜宮で待ち構えていた。 : しかし、空座町は山本総隊長の命を受けた浦原が作った転界結柱により、空座町のレプリカへと入れ換えられていた。現世に現れた護廷十三隊全隊長格と藍染一派はレプリカの空座町で総力戦を展開、一方の虚圏では死神代行組らの反撃が開始され、一護もまたウルキオラとの最後の戦いに挑む。やがて仮面の軍勢も介入した空座町決戦は、互いの勢力を削ぎ落とし、熾烈を極めていく。 : 空座町での戦いの最中、ウルキオラと決着をつけた一護が現世に帰還。隊長格が次々と倒れる中、参戦した一心・浦原・夜一と藍染を迎え撃つが、崩玉と融合した藍染の力を前になす術もなく、本物の空座町への侵攻を許してしまう。藍染の魔手が有沢竜貴ら一護のクラスメイト達にも及ぼうとする中、空座町の、そして世界の命運を賭けた決戦は、新たな力「最後の月牙天衝」を修得した一護と、崩玉の力で完全覚醒した藍染との戦いで終止符が打たれようとしていた。

◎ 死神代行消失篇

◇ 49巻 - 54巻 : 藍染との決戦を制して空座町を護った代償に、死神の力と生まれ持った霊力を失った一護。死闘から17ヵ月後、あらゆる霊なる物と断絶し、高校3年生として平穏な生活を送っていた一護の前に、代行証を持った謎の男・銀城空吾が現れる。一心の素性を知る銀城に揺さぶりを掛けられた一護は、夏梨が浦原の元を訪ねていることを知る。更に石田が謎の敵の襲撃に遭い、自らの与り知らない所で何かが起きていることを悟った一護は、自身の無力さを痛感し、銀城率いる集団「XCUTION」の元へ足を運ぶ。そこで明らかになった銀城達の目的は、一護に死神の力を取り戻させることだった。

◎ 千年血戦篇

◇ 55巻 - 74巻 : 尸魂界で突然、大量の虚の完全消滅が次々と観測された場面から、物語が始まる。 : 死神代行として現世で再度活動していた一護達だが、尸魂界から新たな2名の死神が現世に派遣されてきて間もなく、雨竜と同じような攻撃を行う破面と思しき人物の襲撃を受ける。それを皮切りに、尸魂界では「見えざる帝国(ヴァンデンライヒ)」という名の組織からの襲撃を受け、一番隊副隊長の雀部長次郎忠息を始めとする多数の死神が殺害され、宣戦布告を受ける。一方、一護は突如現世に来訪してきたネル達から、虚圏でも「見えざる帝国」の襲撃を受け、藍染達亡き後実質的に虚圏を統括していた第3十刃のティア・ハリベルが囚われの身となり、虚圏が帝国の占領下に置かれたことを知らされる。 : 尸魂界では様々な状況や調査の結果から、「見えざる帝国」とは滅んだはずの「滅却師」の集団である事が突き止められ、ネル達と共に虚圏に再度来訪した一護達も対峙した敵から、その事実を聞かされるのだった。そして、「見えざる帝国」による尸魂界への侵攻が始まる。護廷十三隊による必死の防戦や、一護の加勢で辛くも撤退させるが、尸魂界が受けた被害は甚大であり、特に護廷十三隊は山本元柳斎重國総隊長をはじめとする多くの死神が戦死するなど、凄絶なものだった。 : 戦後、護廷十三隊を立て直すべく王属特務・通称「零番隊」が現れるが、そこで一護は自身の知られざるルーツについて教えられることになる。
○ 千年血戦篇・訣別譚

◇ 61巻 - 67巻 : 突如、瀞霊廷を黒い影が侵食し、見たこともない場所へと姿を変える。それは「見えざる帝国」による、尸魂界侵攻だった。再び交戦状態に入る両陣営。先の戦いで卍解を奪われた隊長たちも技巧を凝らして応戦するものの、星十字騎士団の圧倒的な実力に倒れていく。しかし、浦原の作った侵影薬で卍解を取り戻し、一進一退の戦いが続く。霊王宮で修業を終えた一護たちも参戦するが、ユーハバッハは一護が瀞霊廷に降下する際にできた抜け道を通って、霊王宮に侵攻を開始する。後を追う一護たち、そして零番隊も霊王宮にてユーハバッハを迎え撃つのだった。
○ 千年血戦篇・相剋譚

◇ 67巻 - 74巻

● 登場人物
ここでは主要人物のみ紹介する。
◇ 黒崎一護(くろさき いちご) : 本作の主人公。オレンジ色の髪(地毛)とブラウンの瞳を持つ高校生。 : 虚(ホロウ)に襲われた際に朽木ルキアから死神の力を譲り受け、以後彼女の代わりに死神の仕事を行う。後に自分自身の死神の力に目覚め、自力で死神となって闘っていく。 : 幼い頃からすこぶる霊感が強い体質で、霊を見ることができるだけでなく、霊に触れたり話すことができたりもする。
◇ 朽木ルキア(くちき ルキア) : 本作の準主人公。護廷十三隊の十三番隊に所属し、現世・空座町を担当していた死神。 : 黒崎一護が死神になるきっかけを与える。死神の力が戻るまでの間、死神の代行になった一護をサポートしていたが、自身の力が戻ってからはともに戦う仲間となった。 : 後には十三番隊隊長に昇進している。
◇ 井上織姫(いのうえ おりひめ) : 本作のヒロイン。一護のクラスメイトで、好意を寄せている。 : 一護の死神の力に触発され、自らの意思の力により事象を「拒絶」する霊能力「盾舜六花(しゅんしゅんりっか)」が目覚める。
◇ 石田雨竜(いしだ うりゅう) : 一護のクラスメイトで3年時には生徒会長。また絶滅したはずの対虚退魔眷属・滅却師(クインシー)の生き残りの一人。手芸がとても上手。 : 師匠を見殺しにした死神を嫌っており、一護に対してはある程度の理解はあるもののライバル心を持っている。
◇ 茶渡泰虎(さど やすとら) : 一護のクラスメイトで中学生時代からの親友。通称「チャド」。 : 大柄で怪力と頑丈な体が特徴。中学の時の一護とチャドといえばとても有名。 : 一護と行動を共にするにつれて織姫と同じように触発され、その両腕の秘めたる能力を開花させていく。
◇ 阿散井恋次(あばらい れんじ) : 護廷十三隊六番隊副隊長。ルキアとは幼馴染の間柄。 : 隊長である朽木白哉を尊敬しながらも、彼を越えようとしている。ルキアの処刑を巡る対立・共闘を経て一護の戦友となる。

● 用語


◎ 基本用語

◇ (こんぱく) : 作中における、霊魂の呼び方。 : 人間に限らず、全ての生き物は肉体に魂魄を宿しているという設定だが、「魂」と「魄」を別ける区分はない。また、自身の肉体と「因果の鎖」で繋がっている。 : なお、霊体であるため霊感のない者には見えることはない。また、魂魄と肉体は生きている間密接な関係にあり、魂魄が傷を負った状態で肉体に戻った場合は肉体にもその傷が現われる。 : 本作では、このように霊的物を構成している主要物質を霊子(れいし)といい、それに対し肉体等現世のあらゆるものを構成している主要物質を器子(きし)という。生物が現世で死に、肉体が朽ちると、魂魄は最終的には尸魂界か地獄に行き着く。また、死神を含めた魂魄が死ぬと身体が崩れ霊子となる。 :
◇ (プラス) :: 虚(ホロウ)に堕ちていない、通常の霊魂。 :: 基本的に人畜無害だが、何かに強い未練がある場合はその対象に因果の鎖を絡めとられ、憑き霊や地縛霊となる。 :: 成仏や死神の魂葬により尸魂界へと送られた彼らは流魂街の住人となり、生まれ変わりの時を待つ。 :: 霊力を持たないほとんどの整(流魂街の住人)は歳をとらず、食事も必要としない。ただし子供を作ることはできる。霊力を持つものは死神の素質を有し、時間ではなく霊力の成長に伴って歳を取り、食事も必要となる。 :
◇ (デミ・ホロウ) :: 虚に堕ちかけている整(プラス)のこと。 :: 胸の孔はまだ空きかけで仮面はない。だが無理にその孔を空けてしまうと、虚化が進んでしまう。
◇ 魄動(はくどう) : 魂魄が発する、霊力の波紋。 : これを察知することで、存在や生死を判断できる。
◇ (いんがのくさり) : 生きている間、常に自身の肉体と魂魄を繋いでいる鎖。 : 通常、人間の魂魄を身体から抜いて(幽体離脱時)も肉体から鎖の長さ分しか移動することはできない。これが切れると魂魄は肉体に戻れず死亡、更にそのまま放置すると鎖の切れた部分から霊体に向かって侵食が進み、それが霊体まで到達すると人は虚となる。この鎖を引き抜く、もしくは胸をいじって孔を広げると、虚化が加速する。魂葬を行うことで虚化を回避する場合が多いが、この状態から霊力を引き出して死神になるという一か八かの危険な回避方法もある。しかしこの方法は潜在的に死神の力を秘めている魂魄にしか通用しないため、一般的な人間の魂魄にはまず当て嵌まらない手段である。
◇ (れいりょく) : 魂魄が持つ、霊なるものに働きかける力の事。 : 霊力が高いほど霊体の動きは俊敏になり、実の肉体を遥かに上回る運動能力を発揮できる。霊力の高さ=戦闘能力の高さであるケースが多いのは、このためである。また、斬魄刀の能力も持ち主である死神の霊力に比例するため、隊長格の持つ斬魄刀は一様に他の死神を凌ぐ強力さを誇る。
◇ (れいあつ) : 霊体が発する霊的な圧力のこと。 : 霊力が高い者ほど発する霊圧も強くなるため、霊圧で相手の霊力の高さを計ることもできるが、発生源である霊体のコンディションによって常に強弱の波がある。また、一定以上の霊力を持たない霊体からは霊圧は発せられないようである。 : なお、霊圧は単なる威圧感などではなく、ある程度実質的な圧力を持っているようで、一点集中で放たれれば相応の破壊力を持つ。大虚の放つ虚閃や一護の斬魄刀『斬月』の技「月牙天衝」などは、高密度の霊圧を利用して圧倒的な破壊力を実現している。 : 霊圧を発する者と受ける者に差があると、それはプレッシャー・威圧感から始まり、差が広がるにつれて息苦しさを覚えるなどの体調不良を引き起こす(いわゆる『あてられる』)。例としては、卍解習得前の一護が剣八から霊圧を感じた時や、卍解習得直後の恋次が朽木白哉ににらまれた時は空から押しつぶされそうになるほどの圧力を感じたがそれだけで、逆に山本元柳斎が怒りを持って発した霊圧を席官クラスの死神が受けた際は呼吸困難に陥って動く事すらままならなかった。 : 霊圧の差があまりにも絶大な差になると、霊圧を受ける側はあてられるのを通り越して霊圧の感覚が麻痺してしまい、あたかも霊圧を発していないかのように感じられるようになる。また、死神などある程度の霊圧を持つものに対してこれほどの霊圧の差を持つ存在が一般人など特に霊力を持たない存在に近づくと、一般人の側は肉体・魂魄ともに構造を維持することができずに消滅してしまう。 : 尸魂界の貴族の間では霊圧の強さを表す単位として「霊威」が用いられており、「○等霊威」(○は漢数字)と表記される。数字が小さいほど強力な霊圧の持ち主とされ、一般隊士は二十等、副隊長レベルは四等 - 五等、隊長格は三等以上に相当する。霊威が三等以上の者は霊圧が強すぎて尸魂界でも現世でも還元できないため、罪状の有無に関わらず死後地獄に堕とされる事が『獄頤鳴鳴篇』で明かされている。

◎ 死神
本作の死神は、人間の寿命を遥かに超える時間を生きており、死覇装(しはくしょう)と呼ばれる黒い着物に斬魄刀(ざんぱくとう)と呼ばれる刀を帯刀している。 霊界にあたる尸魂界(ソウル・ソサエティ)にある護廷十三隊という組織に所属しており、迷いし霊・整(プラス)を尸魂界に送ったり、現世を荒らす悪霊・虚から現世を護り、尸魂界と現世にある魂魄の量を均等に保つことが役目の調整者である。通常人間5万人に1人の割合で現世に配属されるが、必要に応じて増員される場合がある。相当霊感のある人間でなければ、その姿を見ることはできない。 なお、劇場版第1作『MEMORIES OF NOBODY』での浦原の発言によると、流魂街出身の死神(生前、現世に人間として生きていた者)は、生前の記憶がないらしい。 一般的に真央霊術院を卒業した者が死神になるが、ごく稀に死神から能力を譲渡された人間(例:黒崎一護)や改造魂魄(例:九条望実)、輪廻を外れた魂魄から抜け落ちた記憶の集合体・思念珠(例:劇場版第1作の茜雫)が死神になることもある。 入隊後は、人事異動も何度かあり、昇進や他の隊へ移ることも何度かある。 個人の事情でやむを得ず隊から離れるときは休隊、復隊の目処が立たないときは除籍となる。「護廷十三隊は高尚な組織である」という中央四十六室の建前上、隊士本人の意思で隊を離れること(脱退)はできない仕組みとなっているが、実際は周囲と隔離する必要があると判断された死神を後述の「蛆虫の巣」に連行・収監し、これによって隊を離れた死神を脱退扱いとしている。 戦闘方法は、個々の死神特有の斬魄刀による戦術(斬術)を主にしながら、白打(素手による体術)、歩法(移動術)、鬼道(呪術)を絡めた4種類の戦術(「斬」「拳」「走」「鬼」)。それぞれの詳細については各項目を参照のこと。
◇ (ざんぱくとう) : 死神が持つ、特殊な能力を持つ刀。 : その役割は整を尸魂界へと送る「魂葬」を行うことと、斬り伏せることで虚を浄化し、その魂を整として尸魂界へと送ること。 : 所持者自身の魂の精髄を写し取ることで鍔などの僅かな形状変化とともに唯一無二の斬魄刀として鍛え上げられる。この状態へと至った斬魄刀は「始解」や「卍解」などの能力解放を行うことで固有能力が使用可能になる。 : 能力解放は、一般的には所持者が解号(特定のキーワードと斬魄刀の名)を唱えることで行われるが、これは使用者の技量により省略も可能。 : また斬魄刀は刀であると同時に自我を持った魂魄でもあるため、所持者は「刃禅」という儀式を行うことで、己の精神世界内に存在する斬魄刀の本体と対話することができる。斬魄刀の本体はその名にちなんだ姿のものから違うもの、人型から獣型まで幅広い。また、斬魄刀の性格も乱菊と灰猫、弓親と瑠璃孔雀のように瓜二つなタイプから痣城と雨露柘榴のように真反対なものまで幅広い。 : 中には珍しいと言われるタイプの斬魄刀も幾つか存在し、卯ノ花の「肉雫唼」と刳屋敷の「餓樂廻廊」は生物系として珍しいとされている。 : 二刀一対の珍しい斬魄刀として京楽の「花天狂骨」と浮竹の「双魚の理」、一護の「打ち直された斬月」が存在するが、浮竹の斬魄刀は「肺に憑いていた霊王の右腕が影響した」結果とされ、京楽の斬魄刀は「花天が狂骨という斬魄刀を生み出した」為に二刀一対となった事が京楽から語られ、一護の斬魄刀は刀と「鞘」で解放する為に二刀一対に「見えているだけ」である事が判明し、二刀一対の斬魄刀は存在しない模様。 : 稀ではあるがアニメでの由嶌欧許の墨月暈や刀獣事件の霧風のように、持ち主の死神の力を大幅に超えた力を持つ斬魄刀も存在する模様。 : 斬魄刀は持ち主である死神の霊力に比例して大きくなるが、持ち主である死神は持ち易いように斬魄刀の大きさを意図して縮小している。霊力が大きくなるほど斬魄刀の大きさを縮小する力も向上するため、ほとんどの斬魄刀は同じ大きさである。 : 斬魄刀人気コンテスト(正式名称・斬魄刀票)が開始される(実際のエントリーには破面・滅却師など大混戦状態)など、読者の人気や関心が高い。 :
◇ (しかい) :: 斬魄刀の能力解放の一段階目。解放と共に形状が変化し、固有の特殊能力が付加(解放)される。 :: 解放後の形状や特殊能力は斬魄刀ごとに千差万別だが、能力ごとにある程度の系統に分類することができる(直接攻撃系、鬼道系、炎熱系、氷雪系、流水系など)。席官クラスの死神のほとんどが始解を習得しており、斬魄刀戦術の基盤とも言える技術である。 :: 対話と同調とは、斬魄刀本体の存在を認識し、その名を知ること。斬魄刀の本体が存在する死神の精神世界で、斬魄刀の本体と対話を行う。斬魄刀との同調を深めることで、死神自身の霊力が飛躍的に上昇することもある。 :: 基本的に始解では刀を持って発動するが、矢胴丸リサと斑目一角に関しては始解時に斬魄刀の鞘も一緒に使う為(斬魄刀の柄の底に鞘をつけて繋げるようにする)、始解で槍や棍など長い武器に変化するものは鞘も始解のために必要になる可能性がある。また、一護の打ち直された斬月は刀と鞘で解放し、二刀一対のような形になる。 :: なお、死神は基本的に斬魄刀を日本刀状態で持っている事がほとんどだが、拳西は現世にいる時は常に始解した状態で所持していた為、少なくとも隊長クラスで斬魄刀の了承があれば始解のまま保持も可能と思われる。 :
◇ (ばんかい) :: 斬魄刀の能力解放の二段階目で本体の具象化と屈服が必要となる。 :: 刳屋敷の「餓樂廻廊」は卍解の解号が名前そのままのみ、卯ノ花の「肉雫唼」は「皆尽」と漢字は変わるが読みが同じで、やはり名前そのままのみの為、生物系斬魄刀は卍解時の解号が斬魄刀の名前のみ(または名前のみだが、漢字が変わる)と思われる。 :: 始解同様に変形、特殊能力の付加などが伴うが、基本的に始解の能力・特性を強化したものである場合が多い。戦闘能力は一般的に始解の5倍から10倍と言われており、その強大さ故に斬魄刀戦術の最終奥義とされている。 :: ただし卍解に至るのは才能のある者でも10年以上の鍛錬が必要とされ、使いこなすにはさらに多くの年月が必要となる。また、卍解を会得したのちも、鍛錬によってさらに形状や能力が変化・向上する例も存在する。 :: なお、卍解は剣八以外のこれまでの隊長は全員が習得しているらしく、副隊長や稀に席官(斑目一角など)でも習得している者が何人か存在する他、痣城のように特殊な習得方法の場合も存在する。 :: 具象化とは、対話の際に死神が精神世界に赴くのではなく、斬魄刀の本体を死神のいる世界に呼び出すこと。卍解に至るのが困難とされる理由は、具象化に至るのが困難なためである(そのため、卍解修得者は例外なく尸魂界の歴史に永遠にその名を刻まれる)。具象化した斬魄刀の本体を倒すことを屈服と言い、これに成功して初めて卍解を修得できる。 :: 卍解した斬魄刀は非常に強力だが、解放した霊力に比例して刀自体も巨大になるのが常であり(一護の『天鎖斬月』等の例外もある)、力・動きを完全に制御し使いこなすには会得してから更なる鍛錬が必要とされる。また、卍解状態を持続するには莫大な量の霊力が必要であり、隊長格の死神といえど長時間保つことは難しい。 :: 卍解が破損した場合、その破損箇所を完全に元に戻す技術は存在しておらず、龍紋鬼灯丸のように修復される度に性能は本来より著しく劣化していく模様。例外として狛村の『黒縄天譴明王』などは、破損すると所有者自身も負傷するほどに斬魄刀と所有者が極端に強く結びついているため、所有者の傷が癒えると卍解も復活する。また、マユリの『金色疋殺地蔵』に関してはマユリが「様々な改造」を行っている特殊な状態のため、自爆などの後も復活できる。 :
◇ (あさうち) :: 自らの斬魄刀を持たない下級の死神に渡される、無銘の斬魄刀の事。 :: 護廷十三隊隊士全員は、真央霊術院の院生時代にこの刀を一時貸与されて、入隊と同時に正式授与される。 :: 銘のある斬魄刀の全ては、この刀が原型になっている。この刀と寝食を共にし、練磨を重ねることで魂の精髄を刀に写し取ることによって"己の斬魄刀"が創り上げられる。 :: その為、霊術院を出ていない更木剣八も死神の死体から奪うことでこの刀を手に入れ、現在の斬魄刀を創り上げた。 :: その全ては零番隊の二枚屋王悦によって創られており、彼は浅打をその性質上から「何にでもなれる最強の斬魄刀」と称している。王悦によれば尸魂界の開闢以来、この刀を持たずに"己の斬魄刀"を目覚めさせた死神は、一護を除いて誰一人としていないとの事。 :: 詳しい製造方法は明かされていないが、複数の死神の魂魄から作られた改造虚「ホワイト」と成り立ちが似ている(一護は浅打ではなくホワイトを斬魄刀として使っていた)と言及されていたり、大量の魂魄が折り重なった存在である大虚をもとに作られた斬魄刀「已己巳己巴」が小説に登場していたり、同じく大虚達が破面化する際に自身の仮面をもとに斬魄刀を作り上げていたりすることから、製造には複数の魂魄が必要であると思われる。 :
◇ (はくだ) : 隠密機動や二番隊がよく用いる、素手による体術。 : 近接ゆえに状況によっては危険が伴う。最高戦闘技術として高濃度に圧縮した鬼道を身に纏い戦う(しゅんこう)があり、これは白打と鬼道の合わせ技と言える。夜一と砕蜂と四楓院夕四郎が会得している。
◇ (ほほう) : 白打を攻撃体術とすると、こちらは移動補助体術。 : 直接的に攻撃するための技ではなく、斬魄刀等の戦術に絡めることで戦闘を有利に進めるためのもの。極めれば眼にも映らぬほどの高速移動・瞬歩ができ、朽木白哉はそれに回転を掛け、閃花という技に発展させた。夜一や砕蜂などもこれを得意とし、特に夜一は瞬神の異名を持つ。
◇ (きどう) : 死神が戦闘で用いる霊術の一つ。決まった言霊を詠唱したのち、術名を叫ぶことにより術が発動する。 : 相手を直接攻撃する「(はどう)」と、その他の用途(捕縛・防御・伝令等、攻撃に使用される術もある)に用いられる「(ばくどう)」がある。 : 破道・縛道共に、それぞれに一番から九十九番まで様々な効果を持つ術が多数存在する。概ね数字が大きい術ほど、強大な威力を発揮し、数字が大きいほど使える死神は少なくなる。また、相当な才能がある人物であれば鬼道・破道・縛道を自分で編み出し作り出す事も出来る模様。 : 上記の他には回復・治療用の鬼道であるがあり、卯ノ花烈や虎徹勇音など四番隊が得意としているが、これは四番隊所属歴がなくても才能のある者なら使うことができ、雛森は四番隊所属ではないが使用しており、ルキアも初期の頃には使用していた。 : また、握菱鉄裁が使用した四十六室から使用を禁じられた「禁術」、山本元柳斎重國が使用した、何がしかで犠牲となった少なくとも四肢の1つを媒介に発動する「犠牲破道」という扱いの難しいもしくは扱える人物が限られるような術や、零番隊の兵主部一兵衛がユーハバッハとの戦いで使用したといった術も存在するが、詳細は明かされていない。 : 基本的に訓練を受けることで使えるようになる術であるため、正規の死神の訓練を受けていない黒崎一護や更木剣八のように使えない死神もいる。また、誰でも簡単に使えるものでもないため、苦手と公言している阿散井恋次や暴発させてしまった大前田希千代、脳筋な十一番隊員のように苦手な者もいれば、「鬼道の達人」と評される雛森桃、戦闘で様々な鬼道を操った吉良イヅルや朽木白哉のように得意とする者もいる。 : また、極めれば大前田希ノ進のように80番台を詠唱破棄で難なく使用したり、藍染や浦原等のレベルであれば90番台を詠唱破棄で難なく使用したりできる他、希ノ進の擬似詠唱のような技術を編み出したり、浦原やハッチなどのように新しい鬼道・縛道・破道を編み出すなんて芸当も可能。 : 鬼道の発動においては詠唱は必須ではなく、作中では詠唱を省略して放つ「詠唱破棄(えいしょうはき)」という技術も登場するが、術の威力は劣ると描写されている。そのほかにも2種類の鬼道の詠唱を並行して行うことで、鬼道の連発を可能とする「二重詠唱(にじゅうえいしょう)」、術を詠唱破棄で放った後から詠唱を行う事で、その威力を強化する「後述詠唱(こうじゅつえいしょう)」、大前田希ノ心が使用した発動したい回数分の詠唱と同じ効果を発揮する「擬似詠唱」などの技術も登場している。
◇ (こんそう) : いわゆる「成仏」のことで、簡単に言えば現世を彷徨う死者の魂を昇天させることである。斬魄刀の柄尻の部分を死者の魂の額に押し付け、「死生」と書かれた判を押すことで、尸魂界へと転送することが出来る。但し、力みすぎると転送する際に死者の魂魄が痛みを感じる。作中では、シバタユウイチが黒崎一護の斬魄刀で魂葬されて、阿散井恋次と雛森桃と吉良イヅルの真央霊術院在籍時代に、恋次たちを含めた死神見習いたちが行っている。
◇ (ぎがい) : 霊力を失い弱体化した死神が回復するまでの間、人間に成りすますために用いる仮の肉体。 : 基本的に人型で使用者と同じ容姿をしており、死神の霊力を回復させるために高濃度の霊子でできている。また、霊子で構成された霊体でありながら、別の霊体(死神)が入り込むことができたり霊感のない人間にも見えていたりと、器子で構成された人間の肉体のような性質も持ち合わせている。霊力の回復以外にも、任務などで現世に長期滞在する場合にも用いることがある。 : ルキアが一護に死神の力を譲った際に使っていた義骸は、技術開発局のこだわりから運動能力などは一般的な人間と同じになっていると思われたが、実際は浦原がルキアの霊力を削ぎ、死神の魂魄から人間の魂魄に成り下がらせるために作ったものであることが後に判明する。前述通り、義骸は高濃度の霊子体であるため、自然に放たれる霊力を感知して尸魂界が死神の居場所を把握する仕組みになっている。浦原はルキアに貸与し使用させた「霊子を含まずに使用する死神の霊力を分解する特殊な義骸を開発したことで、尸魂界から追放された」と(表向きは)されている。 : 義骸から出ることを「義骸を脱ぐ」という。
◇ (ぎこんがん) : 丸薬の形状をしており、肉体に入った時のみ擬似人格を持つ魂魄として作用する特殊な道具。千年血戦篇で、当時の十二番隊隊長の曳舟桐生が創り出した「仮の魂」と、それを「体内に取り込む」技術である「義魂」という概念を元に生み出された。 : 肉体から魂を強制的に抜き取るために用いられる。「名前が可愛くない」と女性死神協会からクレームがつき「ソウル・キャンディ」と改名されるが、男性死神は現在でも義魂丸と呼ぶ傾向がある。パッケージには多数の種類があり、女性死神に一番人気のパッケージはうさぎのチャッピー。ルキアによれば「中の人格は108人の死神学者達がはじき出した『理想の人格』が入っている」とのことだが、どういう訳かコンを始め、珍妙な人格ばかりである。
◇ (しにがみだいこうせんとうきょかしょう) : 通称「代行証」。正式に死神代行として認められた者に渡すとされている手形。 : 悟魂手甲と同じ効果があるため、一護はルキアがいなくても死神化できるようになった。尸魂界にも死神代行に関する法律があり、現れた死神代行が有益と判断されたらこれを渡すという決まりがある。肉体を魂魄から抜く以外に普通の人間には見えず、虚が近づけば死神代行に大音量で教えるという機能もある。これは、霊力のないものには聞こえない。形状は絵馬に似ており、×印の上にドクロのようなマークが描かれている。石田はこの代行証に違和感を覚えていた。また、ルキアの後任として現世に来た死神、車谷善之助はこの存在を完全に否定し、一護が代行をしていることも知らされていなかった。代行証は2つあり、1つは一護、もうひとつは先代の死神代行・銀城空吾が持っている。 : 一護は、在宅時にはこの代行証をベッドに括りつけており、外出時にはたいていズボンの尻ポケットに入れて携帯している。現世に帰ってすぐの頃は、浮竹曰く「見た目より危険な道具で、普通の人間には見えないよう視覚防壁を発生する」らしいので、そのままズボンに縛り付けてぶら下げていたが、たつきには見えていた。 : 一護が死神の力を無くして以降は、備わっていた機能を失い何の変哲も無い板となっていたが、一護が「XCUTION」の元で死神の力を取り戻すために修行してからは、一護が会得した完現術の媒介として使用されるようになる。 : 代行証の役目は持ち主の監視と制御であり、死神代行の動向調査・霊圧の吸収と分析が、これを通じて行われていた。計画発案者は浮竹。同時に、所持者には初代死神代行の銀城を誘き出すための“餌”としての役割があり、一護が代行となる以前はその所持者も銀城諸共殺される手筈となっていた。
◇ (じごくちょう) : 死神を尸魂界から現世に案内したり、伝令を伝えたりする役割を持つ黒い揚羽蝶。現世と尸魂界を行き来する場合は、地獄蝶を一人一匹ずつ付けなければ正規ルートを通ることが出来ず、現世と尸魂界の狭間を経由することになる。また、地獄蝶を扱えるのは死神だけである。普段は瀞霊廷で飼育されており、尸魂界編では行木理吉が地獄蝶の扱いに手こずっていた。
◇ (げんていかいじょ) : 『限定霊印』で制御されている霊力を解放することを指す。 : 死神の中でも特に強大な霊力を有する護廷十三隊の隊長と副隊長は現世に来る際、現世の霊なるものに不要な影響を及ぼさぬよう『限定霊印』と呼ばれる印により、霊力を本来の2割程度に抑制されているが、戦闘において制限状態では不利だと判断した場合、限定解除を行うことで本来の戦闘能力を発揮できる。ただし、限定解除を使えるのは尸魂界に限定解除許可を申請し、許可が下りた場合のみと説明されている。

◎ 虚(ホロウ)
現世を荒らす悪しき霊体で、その正体は死んだ人間の魂が何らかの理由を経て堕ちたもの。 それ故に仮面の下には生前の人物の顔がそのままあり、死神は虚を倒す際は情が湧かないように仮面を割らないよう、かつ手早く倒す模様。 基本的には虚圏に生息しており、餌として魂魄を襲う時や生前のことや家族等への悲しみや憎しみを持ち襲う時のみ現世に現れる。 なお、生前連続殺人鬼だったシュリーカーのように、生前に残虐非道な行いをした虚は死神に倒された後に地獄の扉が開かれ、中から出てきたクシャナーダの腕が持つ刃に身体を貫かれて地獄へと送られる。

◎ 滅却師(クインシー)
虚と闘うために集まった、霊力を持ち弓等を操る人間の集団。 虚と戦うための様々な術を体得しているが、そのほとんどは大気中に偏在する霊子を自らの霊力で集め、操る技術を基盤としたもので、内に秘めた自身の霊力を源として戦う死神のそれとは異なる。 全ての滅却師は始祖たるユーハバッハの血をひいており、浦原喜助によると、普通の人間なら少なからず持っている虚への耐性を全く持っていない模様。 人間を襲う虚を尸魂界へ送ることを良しとせず、あくまで虚を消滅させることを目的(無論、自衛の目的が第一ではあるが)としている。かつては世界中に散在していたが、その理念に基づく行動が尸魂界と現世にある魂魄の量を乱し、世界の崩壊が危ぶまれる事態になったため、虚を尸魂界へと送ることを目的とする死神と徹底的に相反し、結果200年前に死神の手により滅ぼされた。 生き残りは極僅かと言われており、当初は石田家の雨竜、竜弦、宗弦の3人しか登場していなかったが、千年血戦篇にて一護の母・真咲の実家である黒崎家が名前のみ登場。更に「見えざる帝国(ヴァンデンライヒ)」と呼ばれる滅却師の集団が、尸魂界への宣戦布告と襲撃を行った。 滅却師に関連する用語の一部にはドイツ語、およびそれに類似した表現が使われている。 ※石田雨竜が使用したものに関しては石田雨竜使用武器・技を参照。
◇ 霊子兵装(れいしへいそう) : 滅却師が扱う武器で、空間に偏在する霊子を集束し、自身の霊力でコーティングすることで弓等の形状を成した兵装で、最もスタンダードな武器。 : 見えざる帝国の滅却師は「神聖弓(ハイリッヒ・ボーゲン)」と呼んでいる。 : バウント編及び千年血戦編では、ボウガンや拳銃やライフルの霊子兵装を用いる滅却師もいた。
◇ 神聖滅矢(ハイリッヒ・プファイル) : 滅却師の放つ霊子を固めた矢の正式名称であり、彼らの基本戦術。 : 本編に描写される限りでは「矢」を放つことさえできれば必ずしも「弓」を用いる必要は無いらしく、事実見えざる帝国の滅却師は弓を持たず、様々な装備から「矢」を放って戦う。
◇ 五角形の滅却十字 : その名の通り、五角形の滅却十字。 : 父・宗弦から息子・竜弦に引き継がれた、滅却師の正統後継者の証。
◇ 飛廉脚(ひれんきゃく) : 足元に作った霊子の流れに乗って高速移動する、滅却師の高等歩法。死神の瞬歩、破面の響転(ソニード)に相当する。
◇ (らんそうてんがい) : 無数の糸状に縒り合せた霊子の束を動かない箇所に接続、自分で自分の身体を操り人形のように強制的に動かす超高等技術。 : この術を発動すれば手足が麻痺しても骨が砕けても、霊力の続く限り動き続けることができる。 : 作中では、尸魂界篇でマユリ戦での雨竜と、千年血戦篇で一護・破面等との戦闘でキルゲが使用した。
滅却師最終形態(クインシー・レットシュティール) : 散霊手套を付け七日七夜弓を成すことのできた滅却師が、散霊手套を外した姿。 : 散霊手套の拡散能力による抑制がなくなったことで、極限まで高まった霊子集束能力を活かした極めて強力な戦闘能力を発揮できる。その霊子集束力は大気中に偏在する霊子のみならず、尸魂界の構造物さえも霊子に分解して引き寄せてしまうほどである。 : 但し、滅却師の限界を超えた霊子集束能力を発揮することとなり、余程の才のある者で無い限り、一時的な究極の戦闘能力と引き換えに滅却師の力を失ってしまう。 : なお、この形態の後に失った滅却師の力を復活させるには、精神と肉体を極限まで削った後、心臓の洞房結節右19mmに霊弓の一撃を受けなければならない。 : キルゲ曰く、滅却師最終形態は脆さ故に概念自体が200年程前に死滅した「過去の遺物」で、雨竜の祖父である石田宗弦だけがそれに執心していたという。
◇ (エヒト・クインシー) : 滅却師以外の血を引かないという意味で、純血の滅却師。 : ペルニダとジェラルドを除く見えざる帝国のメンバー、石田家の宗弦と竜弦、そして真咲を含む黒崎家の人物がこれに該当する。
◇ (ゲミシュト・クインシー) : 人間と滅却師との混血の滅却師。 : 雨竜の母・片桐叶絵と石田雨竜の二人が該当し、現在では雨竜が最後の生き残りとなっている。 : 千年血戦篇から9年前の6月17日、ユーハバッハの"聖別"の対象に全員が選ばれ、彼に滅却師の力を全て奪われた。
◇ : 滅却師の伝承において存在するとされる、封印された滅却師の王。 : 伝承によると、「封印されし王は900年を経て鼓動を取り戻し、90年を経て理知を取り戻し、9年を経て力を取り戻す」という。 : その正体であるユーハバッハによると、これには続きがあり、最後に「9日間で世界を取り戻す」が加わる。

◎ 仮面の軍勢(ヴァイザード)
藍染の罠で虚の力が発症した、特殊な死神の集団。 虚の仮面を被ることで虚特有の力(虚閃など)を発揮し、自らを強化することができる。

◎ 破面(アランカル)
仮面を外し、死神の能力を手に入れんとする虚の一団。虚の面を剥ぐことで生まれる。 それぞれにナンバーを持ち、シャウロン・クーファンによると11番以降は誕生順である模様。 特に強いものは1番から10番(あるいは0番から9番)までの番号を与えられ、「十刃(エスパーダ)」と呼ばれるが、その人物より強い破面が生み出された、または何らかで数字を剥奪された場合は「十刃落ち(プリバロン・エスパーダ)」となり、数字が三桁になる。

◎ 完現術(フルブリング)
銀城ら「XCUTION」と月島・獅子河原などの完現術を有する人間「完現術者(フルブリンガー)」が持つ能力。また、「変化する右腕」を初めとしたチャドの能力も完現術に該当するとされている。 物質に宿る魂を使役する能力。引き出した魂を自らの魂の力を加えることで大きな力と化し、それを用いることで物質を操ったり、身の回りの物を補助として使うことで自らの身体機能以上の能力を発揮する。 発動の際は「完現光(ブリンガーライト)」と呼ばれる特殊な光が発生する。使い慣れたものであれば物質の形そのものを変えて武器に変化させ、固有の特殊能力を発揮する。 完現術は全能の存在である「霊王」が数多持つ能力の一つであり、彼の切り刻まれた肉体の一部を魂魄内に有している事が完現術者となるための条件である方が小説で明かされた。完現術者は霊王の欠片による高過ぎる霊的資質ゆえ、胎児期にはほぼ確実に母体が虚に襲われており、本人達は虚の影響により完現術が覚醒したと誤認している。 無能力者がほとんどの現世において、完現術者達は強い疎外感を抱えて生きており、その力を手放したいと考えるものも少なくない。初代死神代行かつ完現術者である銀城は、何故か他人から完現術を奪い仲間へと再分配する事が可能であり、実際にこの能力によってただの人間になった人物もいる模様。銀城本人はこれが死神代行の能力であると考えているようだが真相は定かではなく、「滅却師の王」であるユーハバッハの「聖別」と酷似している点についても関連性は不明。

◎ 見えざる帝国(ヴァンデンライヒ)
ユーハバッハがトップとして率いる滅却師の組織。星十字騎士団(シュテルンリッター)・狩猟部隊(ヤークトアルメー)といった部隊を擁する。 特に精鋭達は副隊長含む死神達から数多くの死傷者を出し、隊長格を圧倒するなど一人一人が一騎当千の実力を有している。虚圏を占領後、破面を戦闘訓練の必要が無い兵士として利用している。 1000年前の護廷十三隊との戦いで敗れた後、瀞霊廷内部の「影」の中に隠れ潜んだ滅却師によって作られた。その為、遮魂膜に阻まれることなく瀞霊廷に侵攻することが可能となっている。 滅却師としての詳細は滅却師(クインシー)を参照。
◇ 聖文字(シュリフト) : 星十字騎士団メンバーが冠するアルファベットの1文字。 : ユーハバッハは他人の魂に眠る固有能力をある程度見抜くことができ、その固有能力を表す英単語の頭文字を当人の魂に刻むことによって、その固有能力を使用可能にすることができる。この際、ユーハバッハは自身の血液を相手に摂取させる必要がある。 : ただし、ペルニダとジェラルドの2名だけは例外であり、彼らが元から持っていた能力になぞらえてユーハバッハが与えたものである。 : 騎士団メンバーが死亡すると与えられた能力がユーハバッハに戻り吸収され、彼を生かす糧となる。
◇ 滅却師完聖体(クインシー・フォルシュテンディッヒ) : 見えざる帝国の滅却師達の強化形態。 : 広義的には滅却師最終形態と同等でありながらも、別種の物であり天地の差がある上位種に定義されている。 : しかし、星章化(後述)によって卍解を略奪し所有している間は、身体に負担が掛かるため発動できない。 :
◇ 聖隷(スクラヴェライ) :: 滅却師完聖体の時に使用可能な"霊子の絶対隷属"の力で、霊子で構成された存在全てを毟り取り自らの力として吸収する。この力は、虚圏や尸魂界に立ち入った者も対象となる(立ち入ると、体が全て霊子となる為)。 :
◇ 血装(ブルート) : 血管の中に直接霊子を流し込んで、攻撃能力と防御能力を飛躍的に向上させる戦闘技術。 : 攻撃用の動血装(ブルート・アルテリエ)と刃を通せないほどの防御力を秘める防御用の静血装(ブルート・ヴェーネ)の二つがある。 : 欠点として、霊子システムがそれぞれ独立している為に片方の能力しか強化できず、双方を同時強化できない。
◇ : 滅却師の能力の一つ。 : 影の中に霊子による異空間を作り、それを通じて拠点の作成や移動を行うことができるが、この影の中以外で活動するための限界時間も存在する模様。
◇ (メダライズ) : 死神の卍解を強制的に略奪する技術。卍解を発動した瞬間に、と呼ばれる真円状の金属盤を使用することで奪い取れる。 : しかし、一護の卍解だけは一護に虚の力が混ざっているために奪い取れなかった。 : 前述の通り滅却師には虚に対する耐性が全く無いため、キルゲが失敗したことが浦原から説明された。それ故に破面も帰刃を一人も奪われていなかった。また、一部の奪った卍解はオリジナルより威力が低いものもあり、例として雀部の卍解を奪ったドリスコールが元柳斎戦で使用した際に「断じてこの程度ではない」と言われ、返り討ちにされている。 : 二回目の侵攻の最中に浦原が作成した侵影薬により、奪われた隊長達が一時的に虚化することで無効化、所有者が死亡した「残火の太刀」以外は取り戻された。
◇ 聖別(アウスヴェーレン) : ユーハバッハが行った滅却師の選別と滅却師の力の略奪行為。 :
◇ 第1の聖別 :: 千年血戦篇から9年前の6月17日(黒崎真咲の命日)、「封印されし滅却師の王」の伝承に従って鼓動と理知を取り戻したユーハバッハが、伝承に従って自らの力を取り戻すために行った。 :: この時、彼が"不浄"と取り決めた混血統滅却師全員と一部の純血統滅却師(黒崎真咲)が対象に選ばれ、滅却師の力を全て奪われ、ユーハバッハ自身の力に取り込まれた。 :: これを逃れたのは石田雨竜ただ一人。 :
◇ 第2の聖別 :: 霊王宮に侵攻したユーハバッハが、王悦に倒された親衛隊4人(ジェラルド、ペルニダ、リジェ、ナックルヴァール)を蘇生させるために行った。 :: この時、瀞霊廷に残してきた星十字騎士団が対象に選ばれ、天から注いだ光を浴びた者は滅却師の力を命ごと全て奪われ、そうでない者は滅却師完聖体の力を奪われた。それらは親衛隊4人に再分配された。 :: 単行本と小説「BLEACH Can't Fear Your Own World」で確認された、落命を免れた騎士団メンバーは、バズビー、ナジャークープ、リルトット、ジゼル、ミニーニャ、キャンディスの6人。 :
◇ 第3の聖別 :: 真世界城で一護を倒したユーハバッハが、瀞霊廷に向かう際に行った。 :: この時、交戦中のハッシュヴァルトとジェラルドが不要とみなされた上で対象に選ばれ、彼らから滅却師の力を命ごと奪った。
◇ : ユーハバッハの聖別により死亡した滅却師の心臓に現れる銀の血栓。 : 聖別を発動させた者の血と混ぜることで、その者の能力をほんの一瞬だけ無効化させる特性を持つ。
◇ : ユーハバッハが警戒し一目置いている、未知数によって選ばれた敵対勢力の5人。 :
◇ 黒崎一護 :: 未知数は、潜在能力。特記戦力筆頭にして現世・空座町の死神代行。 :: 元十番隊隊長の父・一心と純血統の滅却師であった母・真咲(故人)を持つ。 :
◇ 更木剣八 :: 未知数は、戦闘力。護廷十三隊・現十一番隊隊長。 :: 唯一、卍解を会得せずに就任した稀有な存在でもある。 :
◇ 藍染惣右介 :: 未知数は、霊圧。護廷十三隊・前五番隊隊長。 :: 尸魂界への謀反により投獄され、総隊長の京楽によって一時的に解放。 :
◇ 浦原喜助 :: 未知数は、手段。護廷十三隊元十二番隊隊長・技術開発局創設者兼初代局長。 :
◇ 兵主部一兵衛 :: 未知数は、叡智。零番隊の一人。

◎ 重要用語・道具

◇ (ほうぎょく) : 浦原喜助が100年前に開発した、死神と虚の領域の境を取り除く機能を持つと言われ、その後の彼の運命を決定付けた危険な物質。 : 死神と虚という相反する魂の壁を取り払うことで、死神(または虚)は本来の魂の限界強度を超えた強さを手に入れることができる。封印されていた状態だった場合、本来の力を出すには覚醒が必要で、完全覚醒には最短で4ヶ月の時間を要するが、隊長格に値する霊圧を持つ者と一時的に融合することで、一瞬だけだが完全覚醒と同等の力を発揮できる。 : ビー玉ぐらいの大きさだが、恐ろしく頑丈で開発した浦原ですら破壊・破棄することができなかった。長きに渡り藍染に狙われ、遂に彼が仕掛けた様々な工作により奪われてしまう。基本的に大虚が破面化の対象だがグランドフィッシャー等、大虚以外で破面化したものもいる(一心の見解では未完成である模様)。 : 後に崩玉が意思を持つ物質であること、本来の能力が「崩玉の周囲にいる者の心を、崩玉の意思によって具現化する力」であることが藍染から語られた。浦原が崩玉を「死神と虚の領域の境を取り除く」物質だと思っていること、ルキアの死神の力全てが一護に奪われたこと、織姫とチャドの能力が発現したのも、崩玉の作用によるものだという。 : なお、「崩玉」の理念は浦原のみが最初に発祥したものではなく、藍染にも思い至った理念でもある。藍染は崩玉を完成させようと部下の死神を率いて、幾多の死神あるいは死神に成りうる魂魄から削り取った魂で完成を目論んだが、上手くはいかなかったため、浦原が作っていた崩玉を自身の崩玉に取り組ませて完成しようとしていた。 : 浦原が何故このような危険な物を作ったのか、ルキアの体の中に入っていたのかは語られなかった。
◇ (おうけん) : 霊王・王族の住まう空間へと行くための鍵。創生するには10万の魂魄と半径一霊里の重霊地が必要。 : 代々護廷十三隊総隊長にのみ在り処が口伝される。その正体は、零番隊に選別された際に霊王の力で変質した零番隊隊士の骨(兵主部は右腕、その他4人は不明)そのもの。 : 破面篇で藍染が上記の方法で行おうとしていたのは、零番隊自身を創ることであったと千年血戦篇で明らかとなる。そして、零番隊の下で修業を受けた一護は、衣装型の王鍵を与えられた。

◎ その他用語

◇ (そうきょく) : 尸魂界の道具の一つで、巨大な矛と磔架からなっている処刑道具。 : 基本的には隊長格の者の処刑に使われ、それ故かそれぞれ斬魄刀百万本に値する破壊力と防御力を持つ。 : 処刑時には、矛は「燬鷇王(きこうおう)」と呼ばれる真の姿「巨大な炎の鳥」になり、これが磔架に磔にされた罪人を貫くことで殛刑は終わる。
◇ (りょか) : 尸魂界に不法侵入した者を総じて指す。 : 虚以外でも死神の許しなく入り込んだ部外者は霊魂・人関係なく排除される。「余所者は尸魂界に禍い(災い)をもたらす」という通念から、こういった名称がついた。
◇ (てんしんたい) : 隠密機動の最重要特殊霊具の一つである人形で、浦原喜助が開発した。卍解の修行に用いられ、転神体に斬魄刀を刺すことで、斬魄刀を強制的に具象化することが出来る。なお、黒崎一護と浦原喜助以外に、この方法で卍解を会得した死神はいない。
◇ (れいしへんかんき) : 現世のあらゆるものを構成する器子を霊子へと変換する装置。 : 通常、肉体を持った生物は魂魄の世界である尸魂界に立ち入ることはできず、肉体から抜け出た魂魄も因果の鎖の為に立ち入ることはできないが、この装置で肉体を丸ごと霊体に変えてしまえば、生きた人間でも尸魂界に立ち入ることができる。 : 浦原がルキア奪還の為に用意した穿界門には霊子変換機が重ねてあり、その為に井上、茶渡、石田も尸魂界へ立ち入ることができた。
◇ (しんえいやく) : 千年血戦篇にて、浦原喜助が開発した薬。黒色の丸薬の形状をしており、服用した死神の所有していた卍解を一時的に虚化させる。 : 『星十字騎士団』の滅却師から、卍解を取り戻すために使用された。

● 舞台設定


◎ 現世・空座町(からくらちょう)
東京のどこかにある普通の町。上空から見る限り町の外は隣町が続き、山に囲まれている。 ルキアが現世の駐在任務のために赴任した場所であり、担当区域でもある。だがルキアが処刑されるために尸魂界に連行されたため、その後任として十三番隊隊員・車谷善之助が赴任している。 現代において空座町全域が時代と共に移り変わる重霊地(現世に於いて最も霊なるものが集まりやすい場所)となっている為に王鍵の創生を目論む藍染により、消滅の危機に晒されている。また、ウルキオラとともに降り立ったヤミーの魂吸(ゴンズイ)により、多くの人々が魂を吸われた。
◇ クロサキ医院 : 黒崎一心が院長を務める診療所。黒崎家の住居に併設されている。
◇ 空座第一高校 : 一護らが通う公立高校。通称「空座一高」。不良が多いという伝統を持つ。また、有沢の活躍もあり空手部がかなり強い。 : 1学期末の時点で、1年生は322名。作中では一護の所属する1-3の生徒しか出ていないが、個性的な面々が集っている。 : 生徒会長は浅野みづ穂。また、一護たちが三年生になった死神代行消失篇では、生徒会長を石田雨竜が務めている。
◇ 浦原商店 : 浦原喜助が店主を務める、生活用品から駄菓子を売っている雑貨屋。 : 店員は握菱テッサイ、紬屋雨(ウルル)、花刈ジン太。 : また、裏業的に現世に赴任した死神を相手に尸魂界から仕入れた道具で商売をしており、ルキアも浦原商店を頼っている他、一時期は恋次も居候していた。 :
◇ 勉強部屋 :: 浦原自らが作り上げた、地下にある天井が青空の模様のだだっ広い空間。そのため地下であるにも拘らず時間がわかりづらくなっている。 :: 一護が死神の力を取り戻すための修行も、ここで行われた。チャドと恋次も修行のために、ここを使用している。 :: 実は、かつて浦原が双殛の丘の地下にこっそり作った場所に似せて作られている。 :
◇ 絶望の縦穴(シャタード・シャフト) :: 浦原喜助が一護を再死神化させる際、作った大穴。因果の鎖の自己侵食を活性化させる気体を充満させている。雨が頑張って掘ったため、底は著しく深い。 :
◇ 空座総合病院 : 石田竜弦が院長を務める大病院。院内は全面禁煙(但し竜弦は吸っている)。 : クロサキ医院に重症患者が訪れた際、同院長同士のツテでここに搬送される事になっている。 : バウント篇では、この病院が舞台になって攻防が行われた時があった。
◇ 空座防衛隊 : 空座町を虚から守るために、ドン・観音寺が夏梨・ジン太・雨を呼びかけて結成した部隊。「カラクラスーパーヒーローズ」ともいわれる。 : 一護達が尸魂界に乗り込んでいる間、一護に変わって虚を退治しているが、その分車谷の出番はほとんど無くなっている。 : 戦隊もののような編成となっており、(互いに譲る意思はないため)カラクラレッドを夏梨とジン太が、雨がカラクラピンク、観音寺がカラクラゴールドに割り当てられている。 : 破面編では「魂葬刑事カラクライザー」と名を変えており、メンバーはカラクライザー・スピリッツ(観音寺)、タイニーデビル(紬屋雨)、ビースト(有沢竜貴)、デリケート(浅野啓吾)、エロティック(本匠千鶴)になっている。また、空中に現れた巨大な合体虚要塞と破面の女幹部を倒す活躍はあった模様。 : 小説で観音寺が登場した際、カラクラプラチナム(ロカ・パラミア)、カラクラホワイト(ピカロ)、カラクラスカイブルー(石田雨竜)が新たに加入した。 : アニメでは観音寺がゴールドを名乗ったために解散したが、観音寺が人気低迷からの再起を図るために、カラクラキング(コン)を迎え、夏梨抜きで再結成した。
◇ XCUTION(エクスキューション) : 銀城が率いる完現術者の集団。 : 全員この完現術の能力を快く思っておらず、その力を取り除くことを目的に行動を共にしている。 : 一護に死神の力を取り戻させ、一護にその力を譲渡しようと計画している。 : かつては月島がXCUTIONを率いていたが、月島の謀反により、仲間達と彼らが拠所とした死神代行を殺されているとされていた。しかし、実際は銀城空吾こそが件の初代死神代行であり、一護たちに語ったのは全て一護の完現術を奪う為の銀城たちの作り話であった。
◇ 何でも屋 : 一護のバイト先で、鰻屋育美が店長を務める何でも屋。 : 「安い早い安心」を謳い文句にしているが、店名のため本当の鰻屋だと勘違いした注文の電話が掛かることもある。

◎ 尸魂界(ソウル・ソサエティ)
いわゆる霊界。霊力を持つ貴族や死神達が住む瀞霊廷(せいれいてい)と、その周囲にある死者の魂が住む流魂街(るこんがい)に分かれており、暮らし向きや待遇などが厳然と区別されている。 : 瀞霊廷の周りには通常は何もないが、通行証を持っていない者が不正に侵入しようとすると塀がしかれ、東西南北にそれぞれ設置されている四大瀞霊門(しだいせいれいもん)、通称、青流門(しょうりゅうもん)、白道門(はくとうもん)、朱洼門(しゅわいもん)、黒隆門(こくりょうもん)のいずれかからしか入れない。各門には尸魂界中から選び抜かれた番人が警護している。
○ 瀞霊廷(せいれいてい)
尸魂界の中央に位置する貴族や死神たちの居住区。王政により統治されている。通貨単位は環。 尸魂界の最高司法機関・中央四十六室ほか、護廷十三隊、隠密機動、鬼道衆などの実行部隊が置かれている。 流魂街とは違い生活レベルも高いようで電柱や道路などが存在し、現世で使われるような文明の利器はほとんどないが、死神が現世で活動する時には携帯型端末によく似た道具を使っており、技術開発局など一部の機関にはコンピュータのような大掛かりな機械が置いてある。
◇ 中央四十六室(ちゅうおうしじゅうろくしつ) : 尸魂界全土から集められた四十人の賢者と、六人の裁判官で構成される尸魂界の最高司法機関。 : 死神の犯した罪咎は全てここで裁かれ、その裁定の執行に武力が必要と判断されれば、隠密機動・鬼道衆・護廷十三隊等の各実行部隊に指令が下される。絶対的な決定権を持ち、その裁定にはたとえ隊長格といえど異を唱えることは許されない。 : 藍染達の謀反によって構成員全員が殺害されたため、元柳斎が一時その役目を兼任していたが、藍染捕縛時点で阿万門ナユラを始めとする新たな構成員が輩出されている。 : 頑迷な部分が目立ち、浮竹や砕蜂のような柔軟な思考を持つ死神からは石頭や間抜けと嫌われており、京楽にも半ば軽蔑されている。
◇ 護廷十三隊(ごていじゅうさんたい) : 尸魂界の護衛および現世における魂魄の保護、虚の退治等の任務をこなす実動部隊。 : 斬魄刀による斬術を基本とした戦闘を行う。 :
◇ (たいしゅかい) :: 護廷十三隊の隊長十三人で行う会議。 :: 真ん中に総隊長、他の隊長は二列で総隊長を先頭に向かい合って並ぶ(総隊長から見て右が偶数番、左が奇数番隊の隊長)。 :
◇ 隠密機動(おんみつきどう) : 同胞の処刑から情報伝令、敵地へのスパイ活動まであらゆる「裏」の仕事を担う五つの部隊。 : 本来は護廷十三隊とは別組織であるが、総司令官である四楓院家の当主が護廷十三隊の隊長に就任すると、その隊との結びつきが非常に強くなり、110年前は夜一が二番隊の隊長職と兼任していたので、二番隊の直属機関のように見えていた。 : 所属者は白打と歩法に優れ、総括軍団長には白打の最高戦闘技術「瞬閧」が伝えられている。第四分隊の詳細は不明。 :
◇ 隠密機動第一分隊・(―だいいちぶんたい・けいぐん) :: 処刑や刑の執行を担当する、隠密機動の中での最高位。砕蜂が総括軍団長として兼任している。 :: 先代の四楓院夜一は浦原喜助を助けたため、隠密機動総司令官の座を永久追放された。 :: 統括軍団長の抜刀は、処刑演武の開始を意味する。 :
◇ 隠密機動第二分隊・(―だいにぶんたい・けいらたい) :: 瀞霊廷を主な担当区域とする諜報部隊。大前田希千代が長を務めている。 :
◇ 隠密機動第三分隊・(―だいさんぶんたい・かんりたい) :: 瀞霊廷内で罪を犯したものを投獄・監督する部隊。 :: かつては浦原喜助が長を務めていた。 ::
◇ (ちかとくべつかんりとう) ::: 二番隊隊舎敷地内の北西にある幅三十間の巨大な堀の奥にあり、通称「蛆虫の巣(うじむしのす)」。第3地下監獄は"衆合(しゅごう)"。 ::: 武器の持ち込みは禁止されており、部隊長は彼らの暴走を素手で制圧できる事が絶対条件である。特別檻理(とくべつかんり)の名のもとに行われる護廷十三隊内部の危険因子を調査・捕縛し監視下に置くことで、捕縛されたものは例外なくここに収容される。 ::: なお、一般の死神(隊長格を含む)にはこの施設・制度の存在は知らされておらず、捕縛・収容された者は「脱退」したと伝えられる。 ::: 涅マユリや阿近を始めとする技術開発局の何人かはここの出自である。 :: :
◇ 隠密機動第五分隊・(―だいごぶんたい・りていたい) :: 隊士間での情報伝達を行う部隊。瞬歩の使い手が多い。 :
◇ 技術開発局(ぎじゅつかいはつきょく) : 瀞霊廷内における様々な技術の研究・開発を行う十二番隊の付属機関。創設者兼初代局長は浦原喜助。現局長は涅マユリ。 : 外科手術的意味合いにより、負傷者の治療及び肉体の欠損部分の再生・補助を行えるため、四番隊と同様に治療を行う事が出来る。 : 浦原の思惑により、涅マユリをはじめ「蛆虫の巣(うじむしのす)」出身者が複数人在籍している。カラブリ+によると、名前も発覚していない人物も含めて最低9人は所属している。 :
◇ (つうしんぎじゅつけんきゅうか) :: 鵯州が研究科長を務めている。 :
◇ (れいはけいそくけんきゅうか)
◇ 鬼道衆(きどうしゅう) : 鬼道に秀でた死神によって構成される特殊部隊。護廷十三隊の隊のように、大鬼道長と副鬼道長が仕切っている。 : 101年前は握菱鉄裁が鬼道衆総帥・大鬼道長を務めており、有昭田鉢玄が副鬼道長を務めていた。
◇ 真央霊術院(しんおうれいじゅついん) : 2000年以上前に山本元柳斎重國により設立された、死神・鬼道衆・隠密機動を育成するための学校。 : 設立されたころは、死神統学院と呼ばれていたが、現在は死神以外の鬼道衆・隠密機動も育成しているため、今の呼び名になった。現在も「統学院」の名で呼ばれることもある。 : 入試と卒業試験があり、基本は6年で卒業できるが、飛び級制度があるため特別成績優秀者は通常より早く卒業(作中で判明しているのは、ギンと海燕)できる。また、飛び級とは行かなくとも檜佐木のように卒業を待たずして護廷十三隊に入る(通常は、卒業後に入隊試験を受けて入隊)ことが内定している者もたまにいる。 : 授業内容は、剣術・鬼道・実習などがあり、現世に関する学問(小説版で判明)もある。ルキア、恋次、雛森、吉良の四人は同期であり、檜佐木は4人の5回生上。クラスは実力別に分かれており、恋次、雛森、吉良の三人は特進に値する一組であり、ルキアは二組だった。 : ルキアの映画での発言によると、日番谷はルキアが朽木家の養子になった後、入学したらしい。
◇ 王族(おうぞく) : 尸魂界を統括する最高司法機関・四十六室のさらに上の存在。護挺十三隊の隊長格ですら、直接に見たことがないほどの高位で、王族の頂点に立つ存在として尸魂界の王(霊王)がいる。 : 直接的な支配は行わずに普段は尸魂界の別次元に住んでおり、代々護廷十三隊総隊長にのみ口伝で所在を伝えられる「王鍵」がないと、入ることすらできない。
◇ 王属特務(おうぞくとくむ) : 霊王の住む空間を守護している。 : 護廷十三隊より上位の組織で、通称「零番隊」。 : 十三隊の隊長格から王属特務へ昇進することもある。かつて曳舟桐生が零番隊に昇進した。
○ 霊王宮(れいおうきゅう)
零番隊が守護する、霊王が存在する空間。霊王宮には、霊王と零番隊の他にも住人がいる。空間内の移動はすべてハンマーでスイッチを叩き、足場に弾き飛ばされる形でのみ行う模様。また、尸魂界での移動には「(てんちゅうれん)」という柱状の乗り物を使用する(基本的に落下するのみであるため、霊王宮に戻るには空鶴の大砲等で打ち上げてもらう必要がある)。通常は護廷十三隊の隊長ですら入る事が認められておらず、霊王宮に入るには零番隊に同行するか零番隊の意思で通すかなど、いずれにしても零番隊の力を借りる必要がある。 大きく分けて本殿へ続く入口の、霊王が住まう繭のような形状の本殿のほか、本殿を取り囲むように配置された盆のような大地に町が乗っているで構成され、離殿はその一つ一つを零番隊の面々が霊王から与えられている。また、緊急時に降りる瀞霊壁は平常時はこの宮を守っているらしい。
◇ 麒麟殿(きりんでん) : 守護するのは麒麟寺天示郎。 : 中にはとと書かれた紅白二つの温泉があり、白骨地獄で腐れた血と霊圧を一滴残らず抜き取って、血の池地獄の湯と入れ換えることで治療を行う。しかしその回復力が強すぎるため、並大抵の者は超霊糸で編んだを着ていないと過回復により体がグズグズに腐り、破裂してしまう。 : なお、浦原と夜一の「遊び場」にあった温泉は、この湯殿を分析して近づけようとしたものである。
◇ 臥豚殿(がとんでん) : 守護するのは曳舟桐生。 : 彼女の"義魂"の神髄を込めたフルコース料理を食べることができる食事処となっている。
◇ 鳳凰殿(ほうおうでん) : 守護するのは二枚屋王悦。 : 立派な名前に反して実際は断崖絶壁の上に建っている、非常にオンボロな小屋。王悦はそれが自分の離殿だというのを嫌がっている為、表向きはその手前に豪奢なバーを建てて、そちらを鳳凰殿としている。 : なお、この離殿にいる死神は王悦のみで、それ以外のバーの男女スタッフ等は全員王悦によって造られた斬魄刀の実体達で構成されている。 : 鳳凰殿の地下最下層には滝に囲まれた鍛冶場があり、その滝の水の全ては王悦が卍解を打ち直すのに必要なものである。
○ その他の瀞霊廷

◇ 四大貴族(よんだいきぞく) : 尸魂界における貴族の最高位である正一位(しょういちい)の位を持つ四家を指す。「朽木家」、「四楓院家」等がそれにあたり、他の死神達とは比べ物にならない霊力を生まれ持つことも特徴。「志波家」が没落する前は五大貴族だった。小説「BLEACH Can't Fear Your Own World」によると、五大貴族だった頃から当主が一度に同じ場所に全員集まることは許されておらず、襲撃などで五大貴族の当主を一度に失うのを避けるためとのことである。 :
◇ 朽木家(くちきけ) :: 四大貴族の一つ。28代目となる現当主は、朽木白哉。 :
◇ 四楓院家(しほういんけ) :: 四大貴族の一つ。天賜兵装番を代々努める。四楓院夜一は22代目にして、初めての女当主だった。23代目の現当主は、夜一の弟の四楓院夕四郎。 :
◇ 綱彌代家(つなやしろけ) :: 四大貴族の一つ。小説『BLEACH Can't Fear Your Own World』で判明。四大貴族の中でも、最も強い権力を持つ。綱彌代時灘は分家の出である。 :
◇ 志波家(しばけ) :: 元は瀞霊廷・最高位「五大貴族」の一つに名を連ねていたが、現在は没落している。かつてより、流魂街に居を構えていた。志波空鶴は流魂街の顔役で、空鶴の兄の志波海燕はかつての十三番隊副隊長を務めていた。「墜天の崩れ渦潮」を家紋とする。分家と宗家に分かれていて、海燕と空鶴と岩鷲は宗家の出で、一護の父・一心は分家の出である。小説『BLEACH Can't Fear Your Own World』では、一心が現世に出奔したことが没落しつつあった志波家の五大貴族の地位の剥奪の決め手になったことが明かされた。
◇ 霞大路家(かすみおおじけ) : アニメオリジナル。四大貴族に次ぐ位に存在する上流貴族。代々女性が当主を務めることが習わしとなっている。先代当主が亡くなり、その跡目を継ぐ娘の瑠璃千代が幼い為、雲井尭覚が当主代行として内政を仕切っているが、霞大路家を乗っ取るために瑠璃千代暗殺を目論む雲井と、それを良しとしない瑠璃千代の侍従の犬龍・猿龍との間で御家騒動が起こっている。
◇ 女性死神協会(じょせいしにがみきょうかい) : 女性死神が様々な活動を行っている、何故か尸魂界や死神達に対する強い影響力を持った団体。やちるの無駄遣いにより、常に経済的危機に瀕しているらしい。メンバーは、元を含めた席官クラス以上の女性死神全員。 : 理事長・卯ノ花烈、会長・草鹿やちる、副会長・伊勢七緒、理事は各隊の幹部クラスの女性死神・砕蜂、虎徹勇音、松本乱菊、涅ネム(副会長代理)が担当している。その他に夜一、ルキア、雛森も所属している。
◇ (だんせいしにがみきょうかい) : 男性死神が様々な活動を行っている団体だが、女性死神協会に比べ立場は弱いらしい。活動中は全員腹巻とサングラスを装着している。 : 理事長・浮竹十四郎、会長・射場鉄左衛門、副会長・伊江村八十千和、理事は檜佐木修兵、大前田希千代、吉良イヅルの各隊の幹部クラスの男性死神に加え、荻堂春信や阿近が所属している。
◇ (そうごうきゅうごつめしょ) : 瀞霊廷の病院。傷を負った者がここで手当てを受けたり、入院することもある。手術室もあり、ルキアと恋次が緊急手術を受けた。医師は全て四番隊隊員で、四番隊隊舎が病棟となっている。トップは卯ノ花烈。
◇ 日番谷先遣隊(ひつがやせんけんたい) : 破面が現世を襲撃した報を受け、現世に派遣された日番谷を筆頭とした部隊。人員は日番谷冬獅郎、朽木ルキア、阿散井恋次、松本乱菊、斑目一角、綾瀬川弓親。当初は元柳斎の命を受け、一護をよく知るルキアと彼女と親しい恋次、恋次が隊長格以外で信頼できる戦闘要員の一角が派遣される予定だったが、弓親と乱菊が現世に行きたがったため、日番谷が引率となった形で編成された(一護曰く「ピクニックかよ」)。
○ 流魂街(るこんがい)
死神によって導かれた死者の霊(魂魄)の大多数が住む、尸魂界内の貧民区。瀞霊廷の周囲・東西南北の4区域からなり、さらに各区域は80の地区に分かれ、それぞれ名称が付けられている(例:西流魂街1地区「潤林安」、南流魂街78地区「戌吊」、北流魂街79地区「草鹿」、北流魂街80地区「更木」など)。地区の数が大きいほど、治安が悪い。地獄に行きたくないというサラリーマンの霊をルキアが魂葬する際、「地獄と違って気安いところ」と説明していたが、治安の悪い地区は気安いとは程遠い環境である。死者は死後尸魂界へ辿り着くと、まず担当の死神により各所へ無作為に振り分けられるため、どの地区へ行くかは完全に運任せで生前の家族に会える者は稀である。ゆえに基本的には、生まれた時代も場所も違う人間が混ざり合って家族のような集団を形成し、生活するのが普通。また、家族のような集団を形成する場合、実年齢ではなく見た目の年齢で役割が決まるようで、兄弟になった者同士の年齢差が親子以上という事も珍しくない(シバタユウイチの兄になったほりうちひろなりは、昭和22年の山梨で死んだとのこと)。瀞霊廷内との生活格差は歴然たるモノがあるが、霊力の素養を持つ者に限り「真央霊術院」に入学して、死神になる道も開かれている(入隊後も、心情的差別はある模様)。特定の地域からは、草履も履いていない程に生活レベルが落ちる。 街並みは木造の家が多かったり、住んでいる人が着物を着ていたりと、少し江戸時代風。住人は一見して日本人ばかりのようだが、これがどのようになっているかは不明。基本的に腹は減らないらしいが前述の「霊力の素養を持つ者」は霊力を使うと腹が減るため、盗みを働く者もいる。ただし、霊力を持たない者でも水を飲んだり水を盗む描写がある事や、兕丹坊の腕の治療をしていた織姫に水の差し入れがあったことなどから、霊力の有無に関わらず水分の摂取は必要と思われる。 :

◎ 虚圏(ウェコムンド)
現世と尸魂界のはざまにある空間。Hueco Mundoと書かれるようにHueco (Hollow)(虚)の世界。虚は普段ここに潜んでおり、その間はたとえ死神であってもその動向を把握することはできない。 空間は砂漠のようになっており、その砂は白く水は存在しない。石英のような物質でできていると思われる枯れた木がところどころにある。常に夜で、現世とは月が反転して映る。現世や尸魂界に比べて大気中の霊子濃度がかなり高いため小さな虚なら呼吸をするだけで充分な栄養を得られる上、死神・虚・滅却師などもこの空間では大幅に力が上昇する。
◇ 虚夜宮(ラス・ノーチェス) : 虚圏(ウェコムンド)内にある、藍染惣右介など反逆の死神たち・破面(アランカル)らの城。Las Nochesの文字通り(夜)を意味する。無機的な外観で、距離感が狂わされるほど、とてつもなく大きい。城の一部の通路(22号地底路など)にはそこを担当する警備の破面がおり、彼らが倒されるとその部分は崩壊する仕組みになっている。 : アニメ版では、22号地底路での一護たちを襲うトラップなどの描写があり、アイスリンガーがその様子を見ていた。 : また、城にある一部の天蓋の内側には藍染が形成した青空があり、藍染はその光の差し込んでいる場所を監視することができる。城のすべての壁面には監視カメラが仕掛けられており、管制室のような場所から内部の様子を確認できる他、廊下の配置を組み換えることも可能である。 : 元々は「虚園の王」として君臨していた大虚時代のバラガンの城であり、その当時は屋根がついておらず、本人曰く夜空全体を城の屋根としていた。 : 十刃と黒崎一護達及び護廷十三隊の隊長格との交戦で至る所が損壊するが、「見えざる帝国」のキルゲ・オピー率いる虚圏狩猟部隊の襲撃により更に荒廃を極めた。
◇ : 虚圏内にある遺跡。虚夜宮(ラス・ノーチェス)から、かなり距離が離れた位置に存在する。 : 千年血戦篇にて、虚圏に来訪した浦原・織姫・チャドや破面の生存者らが、キルゲが「何者か」に両断された後、修行のため虚夜宮からここに移動し、集結している。 : 浦原によると、移動も修行の一つとの事。
◇ (アニメオリジナル設定) : 虚圏の砂の底に広がっている、メノスの生息地。そこでは「アシド」という死神が大虚(メノスグランデ)と長い間戦い続けていたが、虚夜宮(ラス・ノーチェス)に乗り込もうとした一護たちと出会った。その後、ルキアたちを庇って消えたため、消息は不明。

◎ 見えざる帝国関連

◇ (シャッテン・ベライヒ) : 1000年前の護廷十三隊との戦いで敗れたユーハバッハら滅却師たちが、瀞霊廷内の影の中に作り出した霊子の空間。 : 見えざる帝国の滅却師たちは、この空間の外での活動には時間制限がある。
◇ (リヒトライヒ) : かつてユーハバッハが統治していた帝国。当時はザイドリッツやアルゴラやヒューベルトが所属しており、後に尸魂界侵攻の為に新設された星十字騎士団の副団長にはヒューベルトが就任している。
◇ (ジルバーン) : 見えざる帝国内に存在する、ユーハバッハの居城。
◇ (ヴァールヴェルト) : 霊王宮を制圧し、霊王を取り込んだユーハバッハが霊王宮を再構築して作り上げた、新たな拠点。 : 銀架城を中心に、真世界城の一部に再構築された零番離殿が枝を通して結びついた、星型に近い形状をしている。
◇ (ツヴァイ・アスト) : 真世界城の一部に再構築された、零番離殿の一つ。

◎ 門・通路など

◇ 穿界門(せんかいもん) : 現世と尸魂界を繋ぐ門。門をくぐった先は、現世と尸魂界を繋ぐ通路である断界へ通じている。ここを安全に通ることができるのは地獄蝶を持つ死神、もしくは断界の壁が技術開発局により固定されているときのみ。
◇ 黒腔(ガルガンタ) : 叫谷の隙間を埋める形で存在する、現世と虚圏を繋ぐ穴。 : 足場はなく、中を通るには通行する者が霊子を固めて足場を作らなければならない。基本的に普段は閉じており、虚や破面が現世と虚圏を行き来する際に「解空(デスコレール)」という技で開く。 : 浦原は黒腔を開く術「繋界儀(けいかいぎ)」を開発しており「我が右手に界境を繋ぐ石 我が左手に実存を縛る刃(やいば) 黒髪の羊飼い 縛り首の椅子 叢雲(そううん)来たりて 我・鴇(とき)を打つ」の口上で術が発動、2本の柱のようなものを基点に、黒腔を開く。後に涅マユリもザエルアポロの研究保管庫の資料を使い、黒腔を完全に解析した。
◇ 断界(だんがい) : 現世と尸魂界の間にある空間。虚等の外敵を防ぐ為、「拘流(こうりゅう)」という霊体を絡め取る気流で満たされており、更には7日に一度「拘突(こうとつ)」という強力な侵入者排除気流が現れる。外界よりも濃密な時間軸が働いているその為、外界との時間差は2000倍(例:外界で1時間過ごすと断界では2000時間過ごした事になる)。拘突は理の側の存在として認知され、死神では太刀打ちできないものとされているが、崩玉で進化した藍染には容易く破壊された。拘突に追われると、通常は100年単位で時間軸がずらされるため、普通は外界に出た途端に体が付いていけずに死ぬ。拘突の中はどの時間軸にも属していないため、アニメオリジナルストーリー『護廷十三隊侵軍篇』では一護が過去の自分に会ったり、因幡が改造魂魄の情報をそこから取り出している。また、拘流に捕らわれれば、断界から抜けられず死に至る。そのため、かつては現世への通路であると同時に流刑地でもあった。劇場版第1作『MEMORIES OF NOBODY』では尸魂界で覇権争いに敗れ追放された重権貴族・龍堂寺家がこの空間に追い遣られている(後にその一族はダークワンという勢力を築く)。
◇ 叫谷(きょうごく) : 輪廻から外れて断界を彷徨い続けた魂魄が、長い年月のうちに徐々に集まり、その集合体が断界内に発生させた空間(詳細は「劇場版BLEACH MEMORIES OF NOBODY叫谷」を参照)。 : 千年決戦篇では、雪緒とリルカが小さな叫谷を部屋とレールに作り変え、霊王宮の零番離殿から霊王宮大内裏へ気づかれずに移動するための手段として利用した。原作において叫谷の存在が明かされるのは初めてであったが、一護は第625話にて「俺は一度叫谷に入ったことがある」と発言しており、単行本第69巻では劇場版の1作目を参照との記述がなされた。 : 小説『BLEACH Can't Fear Your Own World』では、綱彌代時灘の命令で、アウラが黒腔に最大級の叫谷を発見し、空間内部に新たな霊王宮となる空中楼閣と巨大宮殿を作り出した。京楽たちの追跡を逃れた時灘一派と京楽たち混成部隊の決戦の舞台となる。
◇ 転界結柱(てんかいけっちゅう) : 浦原が作り上げた特殊な装置。4つの巨大な柱を囲むように転送する場所に設置し、4つの柱を結ぶと半径一零里の穿界門となりその囲んだ場所を転送して別の空間と入れ換えることができる。柱が全て破壊された場合は、転送した場所が元の場所に戻る。柱が一つでも壊された場合でも“転送回帰”が始まり、転送した場所が元に戻り始める。 : 浦原は本物の空座町を、予め尸魂界に作っておいた偽の空座町に入れ換えるために使用、これにより護廷十三隊は隊長格の死神による戦闘で空座町を破壊することなく、空座町に侵攻した藍染一派を迎え撃つことを可能とした。

◎ 地獄
生前に悪事(殺人)を働いた者は、死神によって虚としての罪を濯がれた後、巨大な扉が出現し、開かれた空間に現れた刃に貫かれ引きずり込まれる。虚のシュリーカーはここへ引き渡され、破面のザエルアポロ・グランツとアーロニーロ・アルルエリも、絶命後ここに堕ちている。 本編ではあまり触れられることがなかったが、劇場版『地獄篇』と『獄頤鳴鳴篇』でその詳細が描かれている。

● 読み切り版
『赤マルジャンプ』2001 WINTERに掲載された前身となる読み切り作品。久保の初代担当編集者・浅田貴典は本作について、「強引にページをもらって、描いてもらった作品でした」と回想している。カットを提出した段階でのタイトルは「スナイプ」であり、最初の予告も同タイトルで掲載された。本作は読者アンケートにおいて1位を獲得し、満場一致で本誌の連載会議を通過した。 2006年2月に発売された『BLEACH OFFICIAL CHARACTER BOOK SOULs.』に収録された。

◎ あらすじ(読み切り版)
霊媒体質ということ以外は普通の高校生・黒崎一護は、ある日、悪霊の虚(ホロウ)とともに空から落ちてきた死神の少女・朽木ルキアと出会う。虚は一護に取り憑いていた整(プラス)と呼ばれる霊の群れに襲いかかる。整の群れを守るために全ての力を放出したルキアは、力が回復するまでの七日七夜、一護の魂魄に死神の装備一式を組み込み、死神の仕事を手伝わさせることにする。 7日目の夜、霊魂の世界であるソウル・ソサエティからメッセージが届く。そこには新たにソウル・ソサエティへ導く対象者として、一護のクラスメイト・井上織姫の名前が記されていた。一護は整となった井上にソウル・ソサエティへのパスチケットを渡すが、そこに井上の亡き父が現れ、自らが井上をソウル・ソサエティまで案内すると申し出る。父親に手を引かれていく井上を一護は見送るが、井上の父は虚であった。

● 番外編『カラブリ!』

◇ カラブリ! : 久保による番外編カラー漫画。『Vジャンプ』(集英社)にて2005年1月号から2007年9月号まで連載された。「カラフルブリーチ」を略称したタイトルが示すとおり、「護廷十三隊の活躍やドタバタ」がフルカラーで描かれている。 : Vジャンプ編集部から「1ページに1コマの絵で本編で描けなかったモノを軽いノリで描いてほしい」と依頼された久保は、本作の連載を1コマ漫画に近い形式で開始させたが、回を重ねるごとにコマ数が増え、結果的に2ページの短編漫画として連載されることとなった。連載当時、久保は本作の構想に丸1日をかけており、2007年8月に刊行された『BLEACH OFFICIAL BOOTLEG カラブリ+』の中で「自分で自分の首を締めるような月1連載」であったと振り返っている。同単行本の後半には、作中に登場する架空の雑誌「月刊瀞霊廷通信」の特別編集増刊号が収録されており、久保が大半の文章とネタを執筆した死神たちの詳細な設定や、瀞霊廷通信の企画が掲載された。 : ライターの高塔琳子は本作の魅力として、キャラクターたちの意外な一面や新しい設定が見られることを挙げている。 : また、2008年9月から11月にかけて、全国10都市を巡回して開催された「ジャンプ・スーパーアニメツアー 〜ジャンプヒーロー大集結!〜」では、本作のジャンプフェスタに関わるエピソードをアニメーション化した『BLEACH カラブリ!護廷十三屋台大作戦!』が上映された。
◇ カラブリEX(カラブリエクストラ) : 久保による番外編カラー漫画。『BLEACH』の連載10周年を記念し、2011年8月から2012年1月にかけて毎月1巻ずつ6巻まで連続刊行された『BLEACH総集編 Resurrected Souls』に掲載された。2018年12月に刊行された『BLEACHイラスト集 JET』に所収。

● 原画展


◎ BLEACH生誕20周年記念原画展「BLEACH EX.」
「BLEACH生誕20周年記念原画展「BLEACH EX.」」は、本作が2021年に生誕20周年を迎えるにあたって開催された初の原画展である。2020年3月21日にYouTube Live、Periscopeで配信された「BLEACH20周年プロジェクト&久保帯人新作発表会」にて開催が発表された。 本原画展は「『BLEACH』生誕20周年プロジェクト」の中核に位置づけられ、2021年12月18日から2022年1月16日まで開催された東京会場での展示を皮切りに、全国各地において巡回展が開催された。その後、2023年12月1日から24日まで「BLEACH生誕20周年記念原画展 BLEACH EX. FINAL」と題した東京凱旋展が開催された。 開催前日の2021年12月17日は久保帯人公式ファンクラブサイト「Klub Outside」の会員限定プレビューデイとなり、スペシャル回では久保と歴代の担当編集者が出席したトークショーやライブドローイングが行われた。また、テーマソングと展示イメージソングを提供したシンガーソングライターのキタニタツヤがサプライズゲストとして登場した。
○ 開催情報
各会場における開催情報は以下のとおり。
  渋谷ヒカリエ9階 ヒカリエホール   東京都渋谷区   2021年12月18日 - 2022年1月16日  
  大丸ミュージアム〈梅田〉大丸梅田店15階   大阪府大阪市   2022年3月24日 - 4月18日  
  横手市増田まんが美術館 1階コンベンションホール   秋田県横手市   2022年7月9日 - 9月25日  
  NTTクレドホール   広島県広島市   2022年10月1日 - 10月10日  
  サッポロファクトリーホール   北海道札幌市   2022年11月19日 - 11月27日  
  JR九州ホール(JR博多シティ9F)   福岡県福岡市   2022年12月22日 - 2023年1月15日  
  イオンモール岡山5階 おかやま未来ホール   岡山県岡山市   2023年4月15日 - 5月14日  
  松坂屋名古屋店 本館7階 大催事場   愛知県名古屋市   2023年8月10日 - 8月28日  
  寺田倉庫 G1-5   東京都品川区   2023年12月1日 - 12月24日  

○ 楽曲
テーマソングの「Rapport」はキタニによる本原画展のための書き下ろし楽曲であり、本原画展の開催に先駆けて公式PVにて公開された。また、キタニが『週刊少年ジャンプ』2021年36・37合併号に掲載された読み切り作品「BLEACH 獄頤鳴鳴篇」をテーマに書き下ろした楽曲「タナトフォビア」が展示イメージソングとして提供された。会場内では映像作家・YKBXが同楽曲と久保の描き下ろしイラストを用いて制作した映像が展示された。
○ コラボレーション
2021年12月17日から2022年1月16日まで、「『BLEACH』原画展開催記念 東急線スタンプラリー」が開催された。 秋田会場では、原画展開催期間限定企画として、横手市増田まんが美術館、増田の町並み案内所「ほたる」、増田観光物産センター「蔵の駅」の3か所でスタンプラリーが開催された。また、横手市増田まんが美術館では館内のマンガカフェにて本原画展とのコラボカフェが営業された。

● 電子書籍

◇ 全巻一冊 BLEACH : ジャンプコミックス全74巻を収録したコンテンツカセット。TSUTAYAおよび蔦屋書店にて受注販売が行われ、2021年12月24日に発売された。同コンテンツカセットには全巻一冊デバイス本体(別売)に取り付け可能な久保描き下ろしによるオリジナルカバーが付属された。
◇ BLEACH 獄頤鳴鳴篇 : 2021年12月3日にジャンプコミックスDIGITALより電子書籍限定として発売された。『週刊少年ジャンプ』2021年36・37号に掲載された73頁の読み切り作品に加え、久保帯人公式ファンクラブサイト「Klub Outside」にて公開されたキャラクターの設定画28点が収録された。

● 作風


● 反響・評価


◎ 商業的評価

○ 累計部数
日本国内におけるシリーズ累計発行部数は、2017年3月時点で9,000万部を突破した。2018年2月、実写映画『BLEACH』の公式Twitterは、本作の全世界シリーズ累計発行部数が1億2,000万部を突破したことを発表した。2022年7月時点で全世界シリーズ累計発行部数は1億3,000万部以上となっている。
○ 初版部数
久保は漫画家・ふるかわしおりとの対談の中で、2002年1月に刊行されたコミックス第1巻の初版は1週間で完売となり、増刷が行われたと述べている。2004年10月のテレビアニメ化でさらに人気を伸ばし、新刊の初刷部数は100万部を超えて安定した推移を見せるようになった。2006年12月に刊行された第25巻の初刷部数は133万部を記録し、本作の売れ行きはピークを迎えた。翌2007年の初刷部数は前年並みを維持したが、その後じわじわと減少が続き、連載開始10周年を迎える2011年に100万部台を割り込んだ。
巻数 刊行年月日 初刷部数

「BLEACH」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(https://ja.wikipedia.org/
2024年7月24日20時(日本時間)現在での最新版を取得

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