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ガンパレードマーチ


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『高機動幻想ガンパレード・マーチ』(こうきどうげんそうガンパレード・マーチ)は、2000年9月28日にPlayStation向けにソニー・コンピュータエンタテインメントから発売されたコンピュータゲームである。企画・開発アルファ・システム。ジャンルは基本的にはシミュレーションに属す。通称『ガンパレ』。

● 概要
謎の生命体「幻獣」との絶望的な戦いに動員された学徒兵の一員となり、学生と兵士としての二重生活を営みながら生き残ることが目的だが、生き残りさえすれば何をしてもよいという自由度の高さと、プレイヤー同様に活動し、各々の人物関係を構築していくNPCキャラクターたちの存在が特徴。真面目に訓練を積んで戦いに生き残るか、力不足となり大切な仲間を失うかはプレイヤー次第となる。 発売当時、本作の宣伝は『電撃プレイステーション』以外ではほとんど行われなかったが、ゲーマーを中心とした口コミによってブレイクした。2003年には『ガンパレード・マーチ 〜新たなる行軍歌〜』としてテレビアニメが放送されたほか、アニメ化に伴い『月刊コミック電撃大王』において漫画版(作画:さなづらひろゆき)が連載、全3巻のコミックが発売された。 小説としても展開されており、2000年に広崎悠意により本編の内容に沿ったものが発売。2001年からは榊涼介により、原作の舞台の範囲だけにとどまらず、後日譚にあたる第二部などオリジナル要素を多分に含んだシリーズが発売され、こちらは2015年までの14年間、計45巻にも渡る大長編となった。

● 作品の繋がり
アルファ・システム製作のシューティングゲームである『式神の城』シリーズや、PlayStation用ゲームとして発売された『幻世虚構・精霊機導弾』などと世界設定上において繋がりを持つ(無名世界観)。 また、ソニー・コンピュータエンタテインメントから発売された、アルファ・システムが企画に携わっているPlayStation 2用ゲーム、『絢爛舞踏祭』はAIを中心としたシステム的な続編と言え、世界設定上でもかなりの繋がりを持つ。登場人物の一部も継続して登場している。 ストーリー面での直接の続編としては『ガンパレード・オーケストラ』シリーズがあるが、本作がAIキャラクターの挙動を重視した作りなのに対して、こちらはよりイベント性を重視した作りとなっている。

● あらすじ
1945年、第二次世界大戦中に突如として黒い月が出現する。それと同時に、後に「幻獣」と呼ばれるようになる謎の生命体が人類に襲い掛かった。意外な形で大戦は終結し、同時に幻獣に対して人類は共同戦線を張ることを余儀なくされた。 それからおよそ50年、中国での焦土作戦失敗とともにユーラシア大陸から追い立てられた人類の存在できる地域は、南北アメリカと南アフリカの一部、そして日本のみとなっていた。 1997年9月、幻獣がついに九州に上陸、1998年、八代平原会戦において日本を守る自衛軍は壊滅的敗北を喫する。1999年、熊本を要塞化、これを中心とした防衛ラインを急遽構築、本州防衛のための正規軍を整えるための時間稼ぎとして、それまで徴兵年齢に達していなかった14歳から17歳までの少年少女達を学兵として強制召集し、彼らを中心とした急造の部隊を熊本要塞に配置する。彼らはほとんどが銃を持った事も無いような子供たちであり、多くが本土防衛のための捨て駒として戦死するだろうと多くの人々が考えていた。 物語はこの学兵部隊の1つに配置された、速水厚志少年の視点から描かれることになる。時は1999年3月初頭、桜の咲く前の日本であった。異世界からの侵略者・幻獣と今でも戦争をしているという架空の歴史をたどった主人公は、学生兵として熊本にある軍の訓練校での生活を送ることになる。

● 特徴
このゲームの際立った特徴はその自由度の高さである。午前8時30分から始まり、リアルタイムで時間が流れていく。 最初のプレイで使用可能なキャラクターは主人公である速水厚志のみであるが、速水でゲームクリアすると芝村舞、田辺真紀、来須銀河、中村光弘の4人がプレイヤーキャラクターとして使用可能になる。本来の予定では2回目以降は5121小隊員全員を使用可能となるはずであったが、開発期間があまりに長期に渡り開発費が嵩んだため、発売元判断で製作を打ち切ったためにこのような仕様となった。十分なデバッグが行われていない未完成状態ながら、当初仕様の22名の小隊員全員をプレイヤーキャラクターにできる裏技(以下「22人プレイ」と表記)も開発元であるアルファ・システムの手によって仕込まれているが、これは発売元に無断で行なわれているため、メーカーの保障外プレイとなる(ゲームアーカイブス版では、ボタンの仕様上PSPでは裏技を実行できない。その代わり、追加配信データを使用することでPSPでも22人プレイが可能)。また、ディスク内には本編では使用されていない、後述のドラマCDの内容に相当するCGや音声、テキストなど多数のデータが収録されている。 2004年6月、開発会社アルファ・システムの公式サイトにおいてバグフィックス及びリメイク版の製作を希望する嘆願の署名活動が行われたが、版権を持つソニー・コンピュータエンタテインメントは2005年3月にリメイクを行う意思の無いことをアルファ・システム公式サイトにて表明した。

● システム


◎ パラメータ

◇体力 :そのキャラクターの体力。戦闘時の攻撃力に影響し、スカウトの場合はこの数値がそのままヒットポイントとなる。日常生活では喧嘩時の勝敗判定に影響し、授業や仕事、訓練などを行なうと減少。食品を摂るか、翌日になると回復するが、最大値の10%未満になると気絶し、翌日強制的に休みを取らされる(救急箱を持っていれば出席できる(ただし出席できる「だけ」であり体力が回復する訳ではない)。NPCにも同様の判定がある)。訓練や戦闘訓練の授業、アイテムを使用することで最大値が上昇する。一度上がった最大値が減少することはない。
◇気力 :そのキャラクターの気力。戦闘時に行動を行なう際に消費する。日常生活では授業や仕事、訓練、プログラムの使用等を行なうと減少する。10%を切った場合のペナルティは体力と同様。訓練やアイテムの使用などで最大値が上昇する。一度上がった最大値が減少することはない。
◇運動力 :そのキャラクターの運動神経。戦闘時の命中回避判定に影響する。日常生活では裏マーケットでの万引き成功率に影響する。訓練や体育の授業、アイテムの使用などで数値を上げることができる。日にちの経過ごとに減少していく。
◇知力 :そのキャラクターの頭の良さ。高いほど司令や整備士などの仕事効率、作成可能なプログラムの種類が増える。テストの成績に影響する。授業を受けたり訓練を行なうことによって数値を上昇させることができる。日にちの経過ごとに減少していく。
◇魅力 :そのキャラクターの魅力。提案の成功率及び友情・愛情評価の上昇率に影響する。訓練によって数値を上昇させることができる。高すぎると事あるごとにNPCが会話に割り込んでくるため、ほどほどの数値にしておかないと苦労する。日にちの経過ごとに減少していく。
◇士気 :そのキャラクターのやる気。NPCの思考に影響し、高いほど日常生活では仕事を真面目に行い、戦闘では積極的に前線へ出るようになる。イベント、アイテムの使用、提案(みんながんばろう)、戦闘時に敵を倒すことなどによって上昇する。
◇発言力 :提案や陳情を行う際に必要な、対人関係における金銭のような要素。階級に応じて日々増加する他、仕事や勉強で良い成績を収めたり、戦闘での戦果、各種勲章、情報プログラムを使ったりすることでも大量に獲得できる。 :発言力が高まると、陳情・提案を行いやすくなり、「良いうわさ」(発言力+30、全員の友情評価が増加)も流れて対人関係がますます有利になる。逆に0を下回ると、PC時には提案・陳情を行えなくなる上に、「悪いうわさ」(発言力-100、全員の友情評価が減少)を頻繁に流されるようになるため、回復は更に困難となる。

◎ 技能
技能は、各キャラクターの持つ能力で、これにより新しい行動ができるようになったり、さまざまな行動や能力に補正がかかったりする。フィールド内にある施設で訓練することで習得できる。 技能を所持しているキャラクターと一緒に訓練や仕事をすることで、低確率だが技能を教えてもらえる(こちらから技能を教えることも可)。教える側が、教えられる側より技能レベルが1以上高いことが必須条件となる。またごく稀に、授業を受けることで技能を習得する場合や、NPC限定だが一日開始時にランダムで技能を習得する場合もある。 技能訓練以外の方法では、基本的に習得する(させる)技能を任意に選ぶことはできず、技能を習得したときの訓練内容・仕事内容・授業内容との関連性もない。イベントによって技能を習得・強化されるものもある。この場合の習得技能はイベントによって固定。基本的に、訓練で習得できない技能を習得する場合は、技能を所持しているキャラクターに教えてもらう方法をとることになる。
◇戦車技能 :パイロット部署の仕事効率の上昇および、パイロットに部署異動できる。ハンガー二階右側の士魂号で習得・強化可能。
◇飛行技能 :司令部署で戦闘参加時に航空支援を呼べる。レベルが高いほど少ないターンで支援が呼べる。新市街のゲーム筐体で習得・強化可能。
◇整備技能 :整備士部署の仕事効率の上昇および、整備士に部署異動できる。ハンガー二階左側およびハンガー一階の士魂号で習得・強化可能。
◇夜戦技能 :空が暗くなる幻獣出現時における戦闘の適性。攻撃命中率、回避率が上昇する。パイロット部署の仕事効率上昇。今町公園の雲梯で習得・強化可能。
◇白兵技能 :太刀やパンチ・キックなどの白兵戦時の攻撃が強化される。パイロット・スカウト部署の仕事効率上昇。喧嘩時の勝敗判定に有利になる。スカウト部署の故障を防ぐ効果を持つ。グラウンドはずれのサンドバッグで習得・強化が可能。
◇天才技能 :「情報」を除くすべての技能を兼ねる(実際には戦闘時の狙撃・夜戦・白兵の補正効果、喧嘩時の白兵の補正がない)。あくまで代用できるというだけであり、実際には本来その行為に使用する技能と天才技能のうち、どちらか高い方が適用される。通常の訓練では習得できない。
◇狙撃技能 :射撃攻撃の威力、命中率が強化される。パイロット・スカウト部署の仕事効率上昇。味のれんのゲーム筐体で習得・強化可能。
◇降下技能 :戦闘イベント「降下作戦」を発生させることができる。高レベルであっても効果は同じ。通常の訓練では習得できない。
◇密会技能 :争奪戦を回避しやすくなる(レベル1あたり確率が33%低下)。通常の訓練では習得できない。
◇話術技能 :提案の成功率が上昇する。小隊職員室の窓際机で習得・強化可能。
◇参謀技能 :陳情に必要な消費発言力が減るが、日常での提案に必要な消費発言力が増える。司令・整備主任・指揮車運転手兼事務官部署の仕事効率上昇。司令・事務官への部署異動、仕事ができる。市立図書館で習得・強化可能。
◇開発技能 :陳情できるものが増える。ハンガー1階の整備主任デスクで習得・強化が可能。
◇情報技能 :プログラムを作ることができる。高レベルの技能と高い知力があれば高度なプログラムの製作ができるようになる。整備員詰め所のパソコンで習得・強化が可能。
◇家事技能 :食堂兼調理場で弁当の作成ができる。味のれんでのバイトに有利。通常の訓練では習得できない。
◇事務技能 :指揮車運転手兼事務官に部署異動できる。事務官の仕事効率上昇。裏マーケットでのバイトに有利。小隊隊長室の事務官机および通信機の机で習得・強化可能。
◇医療技能 :指揮車銃手兼衛生官に部署異動できる。衛生官の仕事効率上昇。整備員詰め所の机で習得・強化可能。
◇同調技能 :同調魔法が使えるようになる。プレハブ校舎はずれの樹の前で習得・強化が可能。
◇誘導技能 :オペレーターに部署異動できる。オペレーターの仕事効率上昇。裏庭の指揮車横で習得・強化が可能。
◇統率技能 :隊長、班長、参謀の技能を兼ねる(部署異動はできるが個別の該当技能が無い場合仕事はできない。参謀技能補正は発言力補正のみ)。通常の訓練では習得できない。
◇隊長技能 :司令および整備主任に部署異動できる。司令部署の仕事効率上昇。小隊隊長室の司令デスクで習得・強化可能。
◇班長技能 :整備主任に部署異動できる。ハンガー1階の整備主任デスクで習得・強化が可能。
◇強運技能 :技能訓練やプログラム作成など確率が関係するものに有利な修正が入る。通常の訓練では習得できない。
◇幻視技能 :見えないものが見える。一部のブータイベントを起こすための条件のひとつ。高レベルであっても効果は同じ。新市街の路地で習得・強化が可能。
◇軍楽技能 :戦闘中ガンパレード・マーチ(突撃行軍歌)が歌えるようになる。レベルが高いほど発生確率が上がる。整備員詰め所のカラオケで習得・強化が可能。

◎ 勲章
特定の条件を満たした状態でホームルームに出席すると、「勲章授与式」イベントが発生。勲章を得ることができる。 勲章を受章すると、発言力が上昇する(極楽トンボ章を除く)他、特殊な技能が使用可能になったり、特定のイベントを発生させることができる。また、勲章を受章した日には、NPCとの会話が特殊なものになる。この特殊な会話は後述する「場の雰囲気」に優先する。
◇傷ついた獅子章 :発言力+1000 :入手条件:1回の戦闘で敵を5体以上倒した後に戦死する、または前述の条件を満たしたNPCと恋人または親友関係である :別名「ウーンズライオン」。基本的に功績をあげた戦死者に授与される勲章。後者の条件は、戦死したNPCの遺族がPCに譲渡するという形になる。条件を満たせば何度でも受章可能。なお前者の条件を満たした場合、勲章授与式イベントの直後にゲームオーバーとなる。
◇銀剣突撃勲章 :発言力+900 :入手条件:1回の出撃で20体以上の敵を撃破する :別名「シルバーソード勲章」。条件を満たせば何度でも受章可能。一度の戦闘において出現する幻獣の数は最多で20体であるため、幻獣側に増援が発生する、または他の戦場からの支援要請がない限り、取得するのは難しい。そのため後述の「黄金剣突撃勲章」より価値があると見なす者もいる。
◇黄金剣突撃勲章 :発言力+2000 :入手条件:累積撃破数が75に達する :別名「ゴールドソード勲章」。「幻獣を払って人類を守る守護の剣」という意味。設定上は受章者には生涯恩給が出るらしい(ゲーム中では貰えない)。この勲章を貰った場合、他のNPCの反応は総じて肯定的である。
◇黄金剣翼突撃勲章 :発言力+4500 :入手条件:累積撃破数が150に達する :別名「アルガナ勲章」。これより上の「絢爛舞踏章」は、もはや人類の域を超えたものとされており、事実上これが人間が手にしうる最高の勲章と見なされている。このランクになるとまだ基本的に肯定的なものの、一部微妙な反応をするNPCも出てくるようになる。
◇国連軍平和維持章 :発言力+400 :入手条件:熊本撤退が決定した後、最後の補給物資イベント発生時に委員長に授与される :授与式は1度限りであるが、授与式イベント発生後部署移動で委員長が変わったら、その都度委員長となったキャラに授与される。
◇銀楯従事章 :発言力+400 :入手条件:部署が整備員で、仕事評価が全てS評価になる
◇星従軍章 :発言力+200 :入手条件:イベント「降下作戦」をクリアする
◇月従軍章 :発言力+400 :入手条件:イベント「熊本城攻防戦」をクリアする
◇手作り勲章 :発言力+50 :入手条件:そのキャラクターに対する友情評価+50以上のNPCが7人以上になる、またはイベント「王様ゲーム」をクリアする
◇士魂徽章 :発言力+80 :入手条件:「戦車技能」を習得する :1周目においては実地訓練テストを合格すると受章する。
◇深紅のスカーフ :発言力+1300 :入手条件:「司令」に部署移動する(1回のみ) :芝村一族に伝わる伝説の一つに「深紅のスカーフを腕に巻いたヒーロー」というものがある。
◇極楽トンボ章 :発言力-800 :入手条件:2回連続で遅刻する、または1日に1度も授業に出席しない :ペナルティとして与えられる勲章。ただし前述の条件を満たさない形での授業の欠席・遅刻(例えば午前の授業を遅刻し、午後は欠席する、など)では受章条件を満たさない。また、NPCに対しては条件を満たす限り何度でも授与されるが、PCに対しては1度きりしか授与されない。なお、受章に伴うNPCの特殊会話は絢爛舞踏章を含む全ての勲章の中で最優先される。バグのせいか、正当な理由があっても「欠席した」と判断されて授与されることがある。不真面目なNPCは同情的に反応するが、真面目なNPCからは馬鹿にされる。
◇WCOP :発言力+2500 :入手条件:NPC芝村舞と恋人関係になる :「World Crysis On Parade(世界の危機百連発)」の略で、芝村一族の証。芝村舞は初期状態で所持している。所持すると超常能力「芝村的演説」が使用可能になる。入手条件の関係で芝村舞を除く女性キャラクターは受章不可能。
◇生徒会連合特別徽章 :発言力+2000 :入手条件:仕事性能のいずれかの項目が900に達する
◇火の国の宝剣 :発言力+2500 :入手条件:体力が900に達する
◇絢爛舞踏章 :発言力+10000 :入手条件:累積撃破数が300に達する :これを獲得すると今までとは違い、「人類の域を超えてしまった」と言うことでほとんどのNPCからゲテモノ(危険人物)扱いされてしまう。肯定的な反応をするNPCは本当に限られている。

◎ 部署・仕事
各キャラクターには仕事の役割が与えられている。仕事をすることで発言力を得ることができ、整備員やオペレーターといった戦闘パートに参加しない部署では、発言力を上げるほぼ唯一の方法でもある。それぞれの部署の仕事ポイントを調べることで、それぞれの仕事を行うことができる。各部署4つの部門が存在し、それぞれ仕事をすることで各種パラメーターを改善することができる。たとえばパイロットなら士魂号のパラメータを向上させたり、故障個所の修理やテストを行うことで戦闘で有利にことを運ぶことができ、衛生官なら衛生を保つことで小隊内の健康を支えることができるなど、さまざまな形でゲームに関わってくる。そのためNPCが仕事をするかどうかが重要になっており、プレイヤーは仲良くなって仕事を頑張ってもらったり、工具・食料などのアイテムを渡したり、一緒に訓練することで仕事の効率を上げることが必要になる。
○ 戦闘担当
司令は小隊を率いる指揮官であり、必ず誰かが就任していなければならない。普段は小隊隊長室で仕事をし、戦闘時は指揮車に乗りパイロットやスカウトを支援する。作戦会議では議長を務め、独断で議決することもできる。指揮車運転手兼事務官は仕事においては普段も戦闘時も司令に付き添いそのアシスタントを務める。指揮車銃手兼衛生官は普段は整備員詰所で掃除や洗濯などをこなす。運転手と銃手はどちらか一方でも欠けると指揮車が出撃できなくなる。オペレーターは普段は裏庭で作業し、戦闘時は戦況報告をする。定員は2名だが、不在でも影響はない(1名が不在なら坂上、2名とも不在なら坂上と本田が代行する)。 パイロットは人型戦車に搭乗して戦闘する兵士で、戦闘中に人型戦車から脱出してスカウトとしても戦える(ただし、ウォードレスを装備できる者のみが脱出可能)。人型戦車は1番機、2番機、3番機があり、このうち3番機は複座型に固定され、2人揃わないと出撃できない。新たに人型戦車を入手した場合も最大3機までしか出撃させることはできず、余った分は予備機としてストックされる。機体を予備機へと変更したい場合は変更前の機体を破棄しなければならない。運用中の機体が士魂号の場合のみ、戦闘での損傷がひどい場合には自動的に破棄されて予備機が使われる。予備の機体がなくなると、故障中の機体が修理される、もしくは新たに機体を入手するまで出撃不能となる。いずれも普段はハンガー2階で機体調整を行う。また、作戦会議にも出席する。 スカウトはウォードレスと軽めの武器だけで出撃する歩兵であり、普段はグラウンドでトレーニングを行い、その仕事内容の評価は小隊隊員が着用している全てのウォードレスに影響する。唯一、配置替え時に技能が不要な部署だが(白兵・天才技能を所持していないNPCが配属されると、故障を引き起こす事がある)、体型的にウォードレスを着られない者は就くことができない。また戦闘後の一日開始時に、ランダムで(司令・パイロット・スカウト部署のNPCが着用している)ウォードレスが破棄される判定があり、スカウト部署の場合、破棄判定が行われた当日に起こった戦闘、もしくは予備のウォードレスが無い場合は出撃できない(ただし、2人のスカウト部署担当者がいて、ミサイルポッドもしくはレールガンがある場合はその限りではない)。
○ 整備担当
整備は1、2、3番機整備士、及び指揮車整備士の仕事である。裏庭、ハンガー1階、2階の仕事ポイントで行うことができ、仕事することで人型戦車及び指揮車の性能を上げることができる他、故障個所を修理することもできる。プレイヤーキャラは他の部署でも整備士の仕事を手伝うことによって整備できる。作戦会議には各人型戦車の担当者から1名が代表で出席する。整備主任は彼らを監督する立場であり、仕事場はハンガー1階のデスク。また作戦会議の副議長も務める。

◎ 会話
登場人物と仲良くすることで様々な話題を得ることが出来、発言力を消費することで(消費しない話題もある)得た話題を振ることが出来る。同じ話題を同日に振ると、よほど仲の良い相手でない限り、嫌がられて好感度が下がる。また、会話には成功率が設定されており、時間帯、雰囲気、相手の精神状態、NPCからの好感度、話術(天才)技能、魅力値などによって確率が上下する。仕事中に私事などの話題を振ると否定されやすい。 会話の際には、話し方のパラメーター(感情と声量)が表示され、「感情をこめて、大声で話す」や「少し無表情で、普通の大きさで話す」といった具合に会話表現を調整することが出来、これによっても会話の成功率が上下する。なお、会話した相手も会話後にパラメーターが表示される。
○ 提案・陳情
このゲームの会話システムはやや特殊で、どんな会話であれ基本的に発言力を使用するということがあげられる。また、全てのキャラクターが最初から覚えている「たずねる」以外の提案は初期から自分が覚えている提案しか行う事ができない(例えば一周目の速水の場合、初期保有提案は「みんながんばろう」「一緒にお昼でもどう?」「一緒に訓練しない?」「今後について相談する」の4つ)。上記のように同じ話題を同じNPCに何度も振ると成功率が下がると言う制限もあるため、快適にゲームをプレイするためには他の提案をNPCから「覚える」必要がある。他のNPCから提案を覚えるためには自分の知らない提案を保有しているNPCと仲良くなる(お互いの友好度を均等に上げる)必要がある。 一部はとても「提案」とは思えないような提案もあるが(ケンカを仕掛ける→殴る、など)多くの提案を覚えていればそれだけ選択肢が広がるので可能な限り覚えておいて損はない。ただし色々と提案しているとどんどん発言力が減っていくので、仕事をするなり電子妖精を作るなり昇進するなりして発言力を確保する必要がある。なお、提案中に割り込まれると自分の発言力は無駄になってしまうため上にも書いてあるように自キャラの魅力は程ほどにしておかないと際限なく発言力を無駄遣いしてしまう可能性がある。 陳情は、隊長室から司令部へ電話をかけることで行うことが出来る。物資の調達や転属願いなどが可能。ただし、発言力の消費量は提案に比べて非常に大きい。芝村準竜師に陳情する形になるが不在である事もありその場合は副官が代わりに出て準竜師は不在だとPCに伝える。その日のうちに準竜師が戻って来る事はないため、その日の陳情はあきらめる必要がある(陳情した後にもう1回陳情しようとするといなくなっている場合もある)。どんなに無茶そうな陳情でも発言力さえ足りていれば準竜師の反応に関係なく通るが補給物資等の陳情の場合その補給物資が実際高校に届くまでは若干のタイムラグが発生する可能性がある(次の日に届く場合もあれば、数日かかる場合もある)。陳情の電話をかけたのに何も陳情する案件がない場合はペナルティとして発言力100を失う。 転属願いを陳情した場合、無職以外はどの職場にも定員が存在するため(例えば整備士は各人型戦車に3名までしか配置できない、司令や整備主任は1人までしか就任できない、など)1人異動させたかっただけなのに玉突き人事で人員配置がごっそり変わってしまう事があるため、注意が必要である。自分が陳情しなくてもNPCが勝手に陳情したり、策略を巡らせて他のNPCを異動させる事もある(その場合も当然玉突き人事で人員配置が混乱する事がある)。

◎ 作戦会議
司令か整備主任のいる場所で全体提案コマンド「作戦会議をしよう」を使い、多数決で賛成が上回ると翌日朝に作戦会議が開かれる。当然「作戦会議をしよう」の提案を覚えていなければできないし、反対が賛成を上回ると開催されない。出席メンバーは議長(司令)、副議長(整備主任)、1番機パイロット、2番機パイロット、3番機パイロット(複座式でも1人のみ)、1番機整備士、2番機整備士、それに3番機整備士の8人で最初は司令による方針発表から始まり、各部署からの報告があり(完調、良好、不調、故障)、そこから議題に入る。選べる議題は以下の通りで:
◇士魂号の仕様変更 :単座型の装甲を変更する(軽装甲、普通、もしくは重装甲) :複座型の仕様を変更する(突撃仕様か電子戦仕様)
◇配置換え :陳情で行う配置換えと同じ効果。クラスメイト1人(もしくは自分)の所属部署を変更する。
◇模擬格闘戦の実施 :ランダムで選ばれた2名が戦闘し、勝った側が発言力+100。また、全員の士気が+15される。
◇模範演習の練習の実施 :全員の士気+30、全員の発言力+160。
◇訓練強化週間 :会議に参加していないメンバー(つまりクラスメイトの大半)の会議参加者への友情度が-10される。1週間訓練の効果が2倍になる。終了時、全員の士気+15される。人間関係は悪化するがかなり効果的。
◇遅刻撲滅週間 :会議に参加していないメンバーの会議参加者への友情度が-10される。1週間の間、遅刻すると即極楽トンボ章。終了時全員の士気が+15される。
◇士気向上週間 :1週間の間、全員の士気が向上しやすくなるが終了時に-30される。
◇懲罰 :10日の間、対象者が会議を含めた午前のイベントに一切登場しなくなる。対象者の発言力-400。自分以外から対象者への友情評価-40。全員の怒りと悲しみが+25。
◇キャンプの実施 :5121小隊全員(本田除く)で海へキャンプに行く。会議参加者への友情度+8。全員の体力・気力が全回復し、士気も+15される。
◇クラスの交流集会の実施 :3人のキャラと話ができる。
◇校舎の修理 :衛生の項目が全て+400される。衛生状態が急激に悪化し衛生官の手に負えなくなった時に効果的。
◇募金活動 :活動地区で人類側が優勢な場合のみ行える。
◇炊き出し :食糧難時に使用可能。1日1個食料を消費する代わりに食糧難による体力低下を回避できる。
◇王様ゲーム :活動地区で人類側が優勢な場合のみ行える。
◇とくにない :全員がこける。 議題を提案した後司令から会議出席者に意見があるかどうか質問があり2、3人から意見を聞いた後に投票に移る(自分の意見が聞かれた場合は意見を表明するとともに他のメンバーにプレッシャーをかける事も出来る)。投票自体はその提案の合理性より発案者と会議参加者の人間関係に左右され、会議参加者と発案者の関係が良ければあっさり支持され、関係が悪いとあっさり否決されてしまう。ただし賛成多数になった場合でも反対多数になった場合でも最終決定権は議長にあり議長が票決の結果を覆す事もある。注意しなければいけないのはキャンプの実施や交流会などのイベントは1日かかるイベントであり、実施するかどうかは熟考が必要である。

◎ 人間関係
人間関係は、愛情評価と友情評価の二つのパラメーターによって構築される。評価は複数の段階に分かれており、例えばAとBの関係で、AはBを親友と評価するが、BはAを普通の関係とみるというように各キャラクターごとにそれぞれのキャラクターへの人間評価のパラメーターを持つ。相手が異性の場合には愛情評価が高ければ恋人関係になることができる。ただし、愛情評価の高い異性が複数いた場合、後述の争奪戦を引き起こす。これに対し、友情評価が高ければ親友ということになり、こちらは複数いても平気である。人間関係が対等(愛情評価、友情評価が双方で同じ程度)な場合には、NPCの持つ戦闘コマンドや提案コマンドを教えてもらうことができる。相手が異性の場合、愛情評価が上がりやすく、同性の場合、友情評価が上がりやすい。一周目では人間関係の初期設定は一律だが、2周目からはキャラクターの設定によってキャラクターごとに他キャラクターへの評価(NPC同士のみ。PC→NPC、NPC→PCは友情、愛情とも初期値は全て±0)が変わっている。そのため毎回くっつくキャラや、毎回いがみ合うキャラたちが出てくる。

◎ 視線
視線システムについて講義を受けると、日常パートにおいて、NPCの他キャラクターに対する視線が視覚的(ビーム状)に表現されるようになる(2周目以降は最初から)。 優しい眼差しは黄、熱い眼差しはピンク、冷たい眼差しは青で表され、眼差しの強さは視線の伸びる速さに比例する。 これにより、誰が誰に対してどのような感情を抱いているか、ある程度窺い知ることができる(例:人気のある人物は黄色い視線を集中的に浴びる)。 また、プレイヤーがNPCから視線を受けた状態でしばらく静止していると、視線に対する反応(挨拶、笑う、怒るなど)を取ることができ、その行動内容と相手の性格によって、相手の評価や気分が変化することがある。逆に、プレイヤー側も「見る」コマンドでNPCを観察していると相手に気付かれることがあり、その場合は相手の取った反応によって自キャラクターに何らかの影響が及ぼされることがある。

◎ 場の雰囲気
その場にいる人物の気分や立場によって場の雰囲気が変化し、各人が行える提案に影響を与えるシステム。ただし、場の雰囲気が読めない人物に対しては全く影響しない。
・ 普通の雰囲気
 ・ 他の雰囲気の条件に当てはまらない場合に発生。特に行動は制限されない。
・ 真面目な雰囲気
 ・ 同一マップに教師、委員長または副委員長がいる場合になる雰囲気。「デート(遊び)に行こうよ」「相談する」の提案が不可能になる。
・ 明るい雰囲気
 ・ 同一マップに幸福状態のキャラがいる場合になる雰囲気。「喧嘩を仕掛ける」「あの人をはげまして」「相談する」「あやまる」「指図する」「別れてくれ」の提案が不可能になる。
・ ガンパレード
 ・ 同一マップにいる全員の状態が「ガンパレード」の時になる雰囲気。「デート(遊び)に行こうよ」「注意する」「喧嘩を仕掛ける」の提案が不可能になる。時間帯を問わずに「指図」の提案が可能になる。
・ 暗い雰囲気
 ・ 同一マップに失意または不安状態のキャラがいる場合になる雰囲気。仕事ができなくなり、「デート(遊び)に行こうよ」「あの人をはげまして」「相談する」「たのむ」の提案が不可能になる。
・ ピリピリした雰囲気
・ だらーっとした雰囲気
 ・ 同一マップにいる全員の気力、体力が最大値の65%未満の時になる雰囲気。仕事、訓練ができなくなり、「デート(遊び)に行こうよ」「あの人をはげまして」「喧嘩を仕掛ける」「あやまる」「別れてくれ」の提案が不可能になる。
・ 気まずい雰囲気
 ・ 同一マップにやきもち、泣く、不機嫌、喧嘩または怒り状態のキャラがいる場合になる雰囲気。仕事ができなくなり、「デート(遊び)に行こうよ」「あの人をはげまして」「相談する」「たのむ」の提案が不可能になる。
・ Hな雰囲気
 ・ 同一マップにいるキャラがプレイヤーキャラと、プレイヤーキャラと親密な関係にあるキャラ2人のみになった場合になる雰囲気。仕事、訓練ができなくなり、「喧嘩を仕掛ける」「別れてくれ」の提案が不可能になる。
 ・ この状態で親密な関係にあるキャラに話しかけると、その内容が極めて意味深なものになる(一部特定のイベントをこなさないとその台詞を喋ってくれないキャラもいる)。なお、相手は異性に限らず、同性同士であってもこの雰囲気を発生させることが可能。相手が人外(猫)であっても発生する。

◎ 戦闘
幻獣との戦闘による呼び出しは、基本的に8:45から23:59までの間に予告なく突然発生する。人類側の優勢と戦闘の割合は反比例する(つまり、劣勢になればなるほど連戦を強いられ、加速度的に戦局が悪化していくことになる。ただし戦闘が発生するか否かは前日終了時にランダムで決定される。また、戦況が有利になりすぎるとゲームの中盤辺りで敵が全くいなくなってしまうという状況もあり得るため、絢爛舞踏章を狙うのであればある程度戦況を悪くしておかなければならない)。この時、装備品類は出撃直前に整えることはできず、日頃の整備と合わせて全て日常パートで済ませておくか、前線から一度補給車に戻って換装し直さなければならない。NPCの人型戦車兵及びスカウトには好みの装備品が存在(たとえば壬生屋未央は接近戦用の武装しか持たないなど)するが、NPCが戦車兵の場合は、プレイヤーが勝手に装備品を変更できる。また、仕事や訓練、一日の行動終了状態であっても、出撃は戦闘発生時間に遡って発生するため、万全を期すのであれば、プレイヤーには常に余裕を持ったプレイが必要とされる。
・人型戦車は戦車兵が搭乗して戦闘する、部隊の主力である。戦闘開始時に機体およびキャラのパラメータにより戦闘能力が決められるが、途中でダメージを負った場合各種性能が下がることがある。
・スカウトは自らの肉体で戦う。こちらは機械を使用しているわけではないため、被弾による故障で性能が低下することはない。ただし、パンチ・キックの攻撃力は判定に「戦闘力(PC・NPCの体力)」が組み込まれているため、ダメージを受けると低下する。うまく立ち回れば人型戦車顔負けの活躍をすることも出来るが、全体的に射程や移動範囲が短く非力であり、撃破=戦死であるため注意が必要。
・司令は指揮車に乗り込み、後方で味方に指示を出す。人型戦車と同様の方法で戦闘能力が決められる。攻撃能力は無いに等しいので、専らジャミングや煙幕を張ったりしてサポートに徹することになる。また、友軍に支援攻撃を要請することも可能(航空支援は飛行技能を持つ場合のみ)。
・オペレーター、指揮車運転手兼事務官、指揮車銃手兼衛生官、テクノオフィサー(2組:整備兵)、無職者は、オペレーターのアナウンスを通じて戦闘を見守ることになる。 人型戦車・指揮車・レールガンなどは、破壊されても搭乗中のスカウトはウォードレスを着ていれば脱出して戦闘を継続することが可能だが、ウォードレスを着ていない場合は破壊即戦死となる。なお、オペレーターが不在の場合は、教師の坂上及び本田が代役を務めることもある。 どちらかの勢力がすべて撤退もしくは全滅すると戦闘は終了し、結果が表示され、結果に応じた発言力を入手できる。

◎ 戦闘システム
戦闘システムはターン制のシミュレーション方式であるが、1ターン内は「ステップ」と呼ばれる細かい動作単位で区切られており、重量が軽ければ軽いほど多くの動作を実行できる(最大は10、最低は4ステップ分)。 デフォルトでは「移動」「攻撃」などの1ターンで1度実行する大雑把な行動(以下コマンド)を選んで入力する「安全・自動モード」だが、設定変更によりコマンドを指示するコード(例えば「歩く」ならGFG、「走る」ならGFFG)を表示させて入力する「危険・手動モード」に切り替える事ができ、コードを組み合わせることで、ステップを活用し1ターン内で複数分の行動が可能になる。また、武器の交換・弾薬補給はこのモードでしか行うことが出来ない。 危険・手動モードでは以下の特性も持つ。
◇複数コマンド入力での共通コード部分の重複 :入力した前後のコマンドの文字が共通していれば、その部分を重複させて入力・発動させられる。例えば「歩く」(GFG)の後「走る」(GFFG)と入力するとGFG+GFFGで計7ステップとはならず、Gが一つ省略されてGFGFFGという扱いになる。重複させられるコードに制限はなく、「走る」(GFFG)と「ダッシュ」(FFGFFF)を繋げると計10ステップとなるところを7ステップのGFFGFFF(走る→実行後のステップ経過でダッシュ)で収められる。
◇覚えていないコマンドの偶発的入力 :コマンド入力はデフォルトの数種類と仲間に教わったものしかできないが、重複したコードが偶発的に別のコマンドになることがある。例えば「突く」(FS)の後「回避」(VG)を入力するとFSVGとなるが、その間に「返し刃」(SV。弱化威力での近接攻撃後、回避レベルの一時上昇)のコマンドが自動的に発動する。この後で1つ前に戻る(1行動分の入力を削除)を選ぶと、返し刃が1行動分として認識され、代わりに削除対象になった回避のコードで重複しないGだけが消え、1文字分節約したうえで結果的に「返し刃」だけを発生させることができる(ただし「防御」や「回避」のように、受動的な数値を上げる行動は削除できない)。なお攻撃範囲内に幻獣がいない場合に攻撃コマンドが発動した場合も自動的にキャンセルされる(幻獣がいても、間違えて何もいないところを目標にしてしまうとキャンセルされるので注意が必要)。
◇次ターンへのコマンド(コード)超過 :コードは次のターンの分まで先行入力できるが、コマンドが発動するのはコードを完全に入力し終わった後になるため、現在のターン内で発動しなかったコマンドおよびコードは、次のターンに持ち越しとなる。例えばGFGFFGとコード入力してGFGFの時点でターンが終了した場合、「歩く」のみがそのターンで発動し「走る」のFGが次のターンへ持ち越される。残りのFGのステップが経過すると「走る」が発動する。
◇次ターンの超過コードの削除と別コマンド(コード)入力 :コードが次のターンにまたがった場合は、またがった部分のみ改めて入力しなおすことができる。この時前のターンの分が共通していた場合も前述と同じく再度重複入力できる。例えば前のターンに「射撃」(GAGW)とコード入力していてGWが持ち越されていた場合、キャンセルして前のターンのGAに「全力射撃」(GAAAAGW。命中低下を伴う、全部武装による複数回の全弾射撃)のGAを重複させられる(GA・前のターンのコードの残り+AAAGW・全力射撃を入力したターンに表示されるコード)。この場合、次のターンでは射撃ではなく全力射撃を実行する。 戦闘マップは各陣営のユニットが矢状のコマとして配置されており、これは各ユニットの方向を明示している。さらに、移動に関係する下半身の向きと、攻撃方向に関係する上半身の向きの2つに分類されており、コマンドによってそれぞれの向きを個別に旋回させることが可能。また、マップの地形には高低差が存在し、著しく高いところは登るためのコマンドを利用しないと迂回しなければならないが、同時に敵のユニットの射線を遮る障害物としても利用できる。 戦闘途中に増援が現れることがあり、優勢な側ほど出現率は高く、強力なユニットが出現する。敵および味方いずれかの戦力が8割を切ると、切った方が撤退のための移動を始める(撤退途中でも攻撃はお互い可能)。撤退するためには、各陣営の初期配置側のマップ端にたどり着く必要がある。味方が撤退してもプレイヤーは戦闘を継続できる。また、ガンパレード・マーチ(突撃行軍歌)を歌った場合や特定の戦闘イベントでは、どちらかが全滅するまで戦い続けなければいけない。

◎ 争奪戦
日常パートにおいて、プレイヤーからの恋愛評価が高い異性NPCが2名存在するマップ上にプレイヤーが移動すると発生。 異性NPC2名が口論を繰り広げた後、プレイヤーに向かって「どっち。」とおもむろに迫ってくる。 プレイヤーにはここでいくつかの選択肢が提示されるが、その中に2人のうちどちらかを選ぶというものはなく、またどれを選んでも事態を解決することはできない。結果として、全員の士気が-10、プレイヤーキャラの発言力が-500、異性2名は「焼きもち」状態になると共にプレイヤー及び恋敵への評価が激減してしまう。なお、焼きもち状態の人物がいる場所は「気まずい雰囲気」となり、状況が改善されるまでは仕事や訓練が行えなくなる他、キャラクターによってはゲームオーバーに繋がる最悪の事態を引き起こす要因ともなる。 争奪戦は、条件が揃う限り基本的に回避できないが、プレイヤーが「密会」もしくは「天才」技能を持っていれば1レベルにつき発生確率を33%下げることができる。また、プレイヤーの側からNPCに対して争奪戦を起こすことはできない。

◎ エンディング
ゲーム終了となる5月10日までPCが生き残ることができればゲームクリアとなり(Sランククリアは5月10日より前に達成可能)、エンディングに移行する。エンディングにはクリア時点のPC及びNPCの状態、そして熊本県内の戦況などに応じてS、A、B、C、D、Eの6種類のランクが存在し、そのクリアデータをロードして再びゲームを始めた際、ランクに応じてPCの能力値、所持アイテム、発言力が変化する。
◇Sランククリア :ある特殊な条件の達成が必要。 :クリアボーナス…全能力値+400、発言力+1000、金の延べ棒所持
◇Aランククリア :5月10日時点で小隊内に死者がおらず、戦況が人類優勢 :クリアボーナス…全能力値+200、発言力+1000、ブレインハレルヤ所持
◇Bランククリア :5月10日時点で小隊内に死者が存在し、戦況が人類優勢 :クリアボーナス…全能力値+200、発言力+1000
◇Cランククリア :5月10日時点の戦況が人類優勢で、エンディング内でPCが死亡 :クリアボーナス…発言力+1000
◇Dランククリア :5月10日時点で戦況が人類劣勢で、エンディング内でPCが生存 :クリアボーナス…発言力+500
◇Eランククリア :5月10日時点で戦況が人類劣勢で、エンディング内でPCが死亡 :クリアボーナス…なし

● 用語

◇ 味のれん : 尚敬高校前にある居酒屋で、学兵たちのために定食やアップルパイも扱っている。営業時間は10時から22時まで。戦時下にしては良心的な値段で食事を提供している。食事を必要としない時は店主のオヤジギャグで時間を潰すことも可能。アーケード筐体に入った『精霊機動弾』が設置されており、狙撃技能を鍛えることもできる。実際に熊本に存在する居酒屋「味のれん」をモデルにしている。
◇ 今町公園 : 実際の公園「今町児童公園」がモデル(地図上では「西原児童公園」の位置)。ゲーム中では雲梯を使って夜戦技能の訓練ができ、ゴミ箱には序盤の貴重な資金源となる「金の延べ棒」が入っているが、現実世界の今町公園に雲梯は設置されておらず、ゴミ箱も撤去されている。
◇ 学兵 : 学兵動員法案の可決により、自衛軍再編までの時間稼ぎとして各地の防衛のために召集された少年兵たちの総称。基本的に徴兵拒否はできない。部隊は学校・クラス単位で編成され、昼間は授業(学問よりも戦技が中心)、放課後は軍務、幻獣出現時は出撃を行う。軍人であるため、毎週月曜日には給与が支給され、学生でもあるため、日曜日は一応休日ということになっている。彼らを教える教師たちも全て軍属である。また、部隊指揮や教導などのために、成人であっても学兵を務めている者も多い(5121小隊では善行忠孝が該当する)。
◇ ガンパレード・マーチ : 作中では突撃行軍歌と書かれる。作中の歌詞を元にして『突撃軍歌ガンパレード・マーチ』(2002年、きただにひろし)が歌われている。軍歌技能を持っていれば戦場で(ランダムに)歌うことが可能。歌い終わると人類軍、幻獣軍双方とも撤退不能になり、どちらかが全滅するまで戦うことになる。
◇ 黒い月 : 1945年、月を隠すように突如として現れた黒い天体。全ての光や電磁波などを吸収してしまうため、実情は良くわかっていない。
◇ 軍の階級 : 本作品の学兵の階級は、下から戦士(軍曹待遇)、十翼長(曹長待遇)、百翼長(少尉待遇)、千翼長(中尉待遇)、万翼長(大尉待遇)、上級万翼長(少佐待遇)、準竜師(中佐待遇)、竜師(大佐待遇)までが確認されている。ゲーム中では、通常の方法では上級万翼長まで昇進することができ、上級万翼長の状態で特定のイベントをクリアするとその昇進ボーナスにより準竜師に昇進することができる。昇進を希望する場合、発言力を消費して芝村準竜師に陳情して認められる(NPCを推薦することも可能)か、NPCが推薦してくれるのを待つかである。認められた場合、翌日以降の朝のホームルームで芝村から通達がある。また、特殊イベントで昇進することもある。 : 学兵と自衛軍は別組織であり、ゲーム中では取り上げられないが、自衛軍で用いられる階級は旧大日本帝国の各軍とほぼ共通している(空軍は不明)。自衛軍の下に学兵が位置づけられており、実質的に学兵の階級は(よほど差がある場合を除き)自衛軍相手では意味がなく、学兵間でしか通じない。
◇ 熊本城攻防戦 : 特定の人物とのイベントを進めると発生する、熊本城を舞台とする本作中一二を争う高難易度の戦闘イベント。回復なしで3連戦行なわれ、3戦目は主人公機1体のみで多数の幻獣と戦わされる上、その機体は長期戦の影響で能力値がダウンしている。選択によって3戦目はキャンセルできるが、その場合イベント発生に係わる人物が戦死する。クリアすれば熊本市内から幻獣が一掃される。なお、戦闘デモの背景では舞台が桜の名所であるがゆえ、満開の桜が咲き誇っている。
◇ 決戦存在 : 世界を救う者、人類の救世主的存在。実は、幻獣側にも決戦存在は存在する。ゲーム中では決戦存在=絢爛舞踏ととれる説明がなされているが、実際にはこの二つは別のものである(正確に言えば絢爛舞踏は決戦存在だが、決戦存在は必ずしも絢爛舞踏であるとは限らない)。
◇ 幻獣 : 1945年、黒い月出現後に突如としてヨーロッパに現れた人類の天敵。組織的に行動し、膨大な戦力で人類を圧倒する。戦線に突如として現れ、死後は死体も残らず消滅する。何故人類を襲うのかは、出現から50年経った今なお不明だが、総じて口がないことから、捕食のためでないことだけは明らかである。また、彼らに制圧された地域は急速に自然が回復しているという説があり、幻獣共生派の活動の根拠となっている。正体不明といわれているが、芝村一族は何かを知っているようだ。夏季には出現しなくなり、その期間は「自然休戦期」と呼ばれる。
◇ 幻獣共生派 : 幻獣との共生を主張する人々。その中の過激派による無差別テロが多発している。その主張が危険視され弾圧されており、共生派の認定を受けると裁判なしで銃殺刑となる。また、過激派ばかりではなく人類と相互不可侵の共存を目指す穏健派も存在する。
◇ 絢爛舞踏章 : 幻獣を300体撃墜した者に与えられる勲章。ゲーム開始までに受章した者はわずか4名しか存在しない。「舞うように死を与える存在。強くなりすぎた故に人でなくなった、世界で最も新しい伝説。新しい神。英雄の妖精。あしきゆめと戦う者。人類の守護者」と劇中では語られる。ゲーム中ではこれを受けることがエンディングに深く関わるイベントのフラグとなっている。
◇ 5121小隊 : 正式名称は第5連隊第1大隊第2中隊旗下第1小隊。対中型幻獣駆逐戦車隊であり、人型戦車である士魂号が3機配備されている。このゲームの舞台であり、初代小隊長は善行忠孝。
◇ 芝村一族 : ここ数十年で勃興した新興軍閥。政財界にも大きな影響力を持ち、汚い手口も駆使し急速に勢力を伸ばした。明らかにオーバーテクノロジーな技術などを有し、その実体には謎も多い。一応血族であるが、能力が優れ著しい成果を挙げたものは一族に入ることもある。自らを「青」と称する。WCOPを授章すると(=芝村舞の恋人になると)芝村勝吏から「今日から芝村を名乗るがいい」と言われる(実際に名前が変わることはない)。 : また、芝村舞と仲良くなることによって周囲からどんどん「芝村」扱いされるようになる。他のNPCのセリフから察するに、舞のように『我ら』と自称するようになったり『楽観と自信と、絶望の中の希望を見る目』になっているらしい。
◇ 尚敬高校 : 5121小隊が教室や整備テントなどのために間借りしている、熊本市内にある女子高校。熊本に実在する「尚絅高校」がモデルになっており、ゲーム中のマップの位置も実際の尚絅高校の位置を指している。
◇ 世代 : 「GPM」の世界では遺伝病によって人類が生殖機能を失っていった結果、人類が生まれるための手段としてクローニングが既に主流を担い、生物工学が異常に発展している。人類は自らの肉体を時代の流れに応じて強化しており、この強化バージョン(誕生年齢ではなくその能力によって区別される)を○○世代と呼ぶ。1999年時点では第一から第六世代までが存在しており、各世代にはそれぞれモノ、ジ、トリ、テトラ、ペンタ、ヘキサという別名が存在する。第一世代(オリジナルヒューマン)は生殖機能を失い死亡し続けた結果、現存する生殖機能を持ち両親から生まれた第一世代は芝村舞ただ一人となっている。 : 第二〜第三世代についてはあまり触れられておらず、本作においては第四、第六世代が人類側の主な勢力として登場する。幻獣との戦争が始まって以来に作られた第五世代以降は『兵器』としての側面が強く、第五世代は『幻獣を撃ち滅ぼすのは幻獣だけ』というコンセプトの元、自らの意思で体を幻獣のように変化させられる能力を持っているが、後にほぼ全ての第五世代が反発し幻獣側に寝返るという事態を引き起こしている。その反省を経て作られた第六世代クローンは、『兵器の部品』というコンセプトの元、姿は第四世代とは変わらないものの、強化三次元知覚やIQ、プラスチック置換骨格や強化筋肉によって知力体力共に第一世代数十人に匹敵する能力を持つ(平均IQは470、体力については15歳前後の少年少女が500kgの重りを身につけながらトレーニング可能なレベル)。「兵器のソフトウェアである人間を強化することでハードウェアとしての兵器の能力の限界値を上昇させる」というのが目的である。第六世代学兵たちにとってのセックスは単純な快楽目的の行為でしかないため、同性愛に対する忌避感もほぼ存在しない(同性同士でも「Hな雰囲気」になるのはそのため。ただし『竜』という名の商品として第一世代の芝村舞と対になることを義務付けられた速水厚志のみ、第六世代中唯一生殖機能を有する。故に彼らの恋愛は必然であり、遺伝子レベルでの相性はベストマッチ状態である)。
◇ セプテントリオン : 物語中にその名が登場する組織。数多の世界を股に掛ける死の商人の集団であり、『幻世虚構・精霊機導弾』や『式神の城』の世界においても登場する。
◇ 戦争税 : 商店や購買の販売物については、本体価格の15%が戦争税として漏れなく課税される。導入に至った経緯や、いつから導入されているかなどは不明。なお、消費税は存在しない。
◇ ソックスハンター : 靴下を狩る謎の狩人たち。この世界には使用済み靴下の臭いに悦びを覚える一種の変態性欲者が存在し、裏マーケットで高値で取引を行ったり、あるいは個人的に楽しむ目的で靴下を収集するため日夜暗躍する。風紀委員と対立しており、闇に潜りつつ抗争を続ける。
◇ 多目的結晶体 : 九州に配属されている第6世代の左手首に埋め込まれている情報端末。士魂号やウォードレスとの情報のやり取りや通信、各種プログラムの読み込みをこれで行う。九州以外の第6世代は「多目的リング」という腕輪状の装置を用いている。第6世代にとって、これを人前にさらすのは性器の露出とほぼ同じ意味を持つため、握手などの行為は基本的に行わない。
◇ 並行世界 : 俗に言うパラレルワールドのこと。アルファ・システム社の他作品(芝村裕吏作品に限る。なお、芝村は現在アルファ・システムを退社している)とリンクさせるための設定。ゲーム中には、他の世界から流入してきた人物や技術なども登場する。

● 登場キャラクター
以下の紹介はゲーム設定に準拠。1周目のプレイ(PC速水)では声優によるキャラクターボイスは無し。通常ではあり得ない髪の色、瞳の色をしているキャラクターが出てくるが、これはイラスト上の表現によるものではなく本当にその色をしている。

◎ 5121小隊所属

◇ 速水厚志(はやみ あつし) : 声:石田彰 : 1984年10月4日生まれ : 身長162cm ・体重46kg・血液型A+ : 本作における公式のヒロイン(男性だが、ヒーローの誤記ではない)。所属部署は3番機パイロット(操縦手)(ゲーム進行中に所属部署は変わる可能性あり。以下新井木勇美まで同じ)。このゲームの1周目のプレイヤーキャラクター。家事が得意な、「ぽややん」と表現される心優しい少年で、毎朝サンドイッチを作って昼食にしている。2周目以降はNPCとして登場するものの、ゲーム進行によってはぽややんとした態度が一変し、突然それまでとは違った能力を発揮するなど、別の姿をのぞかせることがある(余りにも能力が変わるため"覚醒する"という表現をされることもある)。 : その正体は幻獣共生派だった両親から引き離され、ラボに入れられて調整を受けた第6世代クローン「ブルーヘクサ」の少年。女性のみに発現する特殊能力を男性でも発生させるための調整で、多量の女性ホルモンを投与された結果、身長・体重などが女性的になっている。後に廃棄実験体となり処分される直前に、ラボの研究員と他の実験体を皆殺しにして逃亡、正体を隠すために青い髪を黒く染め、死んだ学兵の戸籍(本来の速水厚志)を乗っ取って速水厚志を名乗る。ぽややんとした性格は正体を隠すための演技だが、ラボ暮らしが長く世間一般の常識をほとんど知らないため、素の状態でぽややんとしたところもある。追跡の目をかわすために軍内部に潜り込むことを考え、本来の速水厚志が配属される予定であった5121小隊にやってくる。そこで芝村舞と遭遇し、彼女に影響され恋したことで、彼女のために生きることになる。 : セプテントリオンの次期主力商品「竜」の試作品候補の一人として設定されており、舞を失ったことがきっかけで七つの世界を恐怖のどん底に突き落とす魔王になるはずであったが、様々な介入により阻止されセプテントリオンの期待を裏切る形「ぽややんとしたヒーロー」に成長した。そもそも、セプテントリオンの計画は速水の可能性を低く見積もり過ぎており、芝村舞の殺害に成功した場合はセプテントリオン自身が魔王となった速水の手により滅ぼされる未来を迎えることとなっていた。魔王となった速水は七つの世界全てで終身大統領として君臨する程の存在に成長する。治世の数十年において数億人を粛清し、芝村舞に似た少女を何万人も侍らせたと言う。他世界における芝村舞の同一存在を集めるということも行っており、その出来事を描いたシリーズも存在する。 : 芝村舞とつがいになるよう設計されており、第6世代クローンとしては唯一生殖能力を有する(実際に『式神の城』において彼らの子供である芝村未来が登場する)。 : 強運技能3を所持しているため初心者のプレイに向くが、1周目と2周目以降では所持技能や提案が異なる。
◇ 芝村舞(しばむら まい) : 声:岡村明美 : 1984年4月30日生まれ : 身長158cm・体重43kg・血液型O : 本作における公式のヒーロー(女性だが、ヒロインの誤記ではない)。所属部署は3番機パイロット(砲手)。2周目以降のプレイヤーキャラクターの一人。この世界で大きな影響力を誇る芝村一族の出身で、電子の巫女の異名を持つ努力型の天才。父親(養父)譲りの尊大な物言いで、ごく一部を除いて周囲からは関わりたくないと思われているが、父親譲りの価値観で本人は気にしていない様子。偏った教育を受けているため、政治や経済、軍事には詳しく、高いプログラミング能力を持つが、日常生活の細々とした事柄や同年代間の流行ごとには疎い(時計の電池すら交換できず、家事全般も出来ない。ただし天才技能を持つのでゲーム中は問題なく料理が作れる)。ほかにも父親によくわからない妙なトラウマをいくつも植え付けられているため、何でもないことでも出来ないことがある。表にはあまり出さないが、傲岸不遜な性格に似合わず猫やぬいぐるみなどの可愛い物が好き。 : この世界に存在する最後のクローンではないオリジナルヒューマン、つまり第1世代である。セプテントリオンが速水厚志を覚醒させるために用意した「竜の餌」であるが、彼女の養父の裏切り、介入によって生存することとなる。本来の人間(第1世代)なら使用するだけで全身骨折になりかねないウォードレスや、内臓が潰れるほど強烈な動きをするはずの士魂号を、日頃の血の滲むような鍛錬の果てに生身で使いこなすという、正真正銘のヒーローと呼べる存在。小説版などでは士魂号の強烈な動きに耐え切れず、吐き気を堪える(あるいは吐く)シーンが描写されることもある。 : 初期状態で天才技能と情報技能が最高のレベル3であるため、新たに技能を修得する必要性がほとんど存在しない。その上1日の開始時にランダムで金の延べ棒やプログラムが手に入る恩恵がある。対人関係を向上させる提案に欠ける以外はほぼ完璧。
◇ 滝川陽平(たきがわ ようへい) : 声:山口勝平 : 1984年6月1日生まれ : 身長164cm・体重57kg・血液型A+ : 所属部署は2番機パイロット(2周目以降は無職からスタート)。ロボットアニメの影響でパイロットに憧れ戦車学校に入り、額にはバンダナとゴーグルをつけている。制服は裾が短いタイプを着用し、下はハーフパンツ。少々お調子者だが人懐っこい性格で、1周目では速水の初めての友達で、日常モードでの各種システムの解説役でもある。2周目以降無職スタートなのは、幼い頃の出来事が原因の閉所恐怖症のため、士魂号のハッチを閉められないため(つまり1周目と違い戦車技能がない)。寮生活で、弁当の代わりに毎朝500円を貰っているが、NPCは自分から弁当を買おうとはしないので、昼食時は味のれん以外の場所では仲間はずれになることが多い。なお、その趣味や子供っぽい言動から幼く見られがちだが、肉体派の登場人物を除けば比較的体力などはある。ただし部署に就くために必要な技能を一切所持していないため、速やかに何らかの技能を所持させる必要がある。場の空気を読めない性格であるため、周囲の雰囲気に関係なく行動できる。 : 過去に父と死別(本人は覚えていない)しており、酒びたりになった母から虐待をうけていた経験がある。バンダナとゴーグルはその傷を隠すための物。閉所恐怖症の原因も母に押入れに閉じ込められ、そのまま忘れられかけた経験のため。自家用士魂号購入資金を得るためソックスハンター「ソックスロボ」として暗躍している。絢爛舞踏祭に子孫が登場する。
◇ 壬生屋未央(みぶや みお) : 声:佐久間純子 :1983年2月10日生まれ :身長162cm・体重42kg・血液型A+ : 所属部署は1番機パイロット。かつては精霊の力を操るとされた壬生の一族の末裔であり、実家は古武術の道場で本人も達人。いついかなる時も白い胴衣に赤い袴姿(巫女装束ではない)。一本芯の通った大和撫子。潔癖症であり、男性と接触するのは少々苦手。戦闘には近接戦闘武器である超硬度大太刀、及び防御用の展開式増加装甲しか装備しないため、頻繁に特攻を繰り返し、戦死率も高い。 : 戦闘に関わる初期能力値が初期士魂号パイロット中最高であり、戦力的にはまずまず。 : 先代の「シオネ・アラダ」と呼ばれた存在の転生体(記憶継承体)。現在はその記憶が封印されており、瀬戸口との縁も覚えていない。
◇ 善行忠孝(ぜんぎょう ただたか) : 声:樫井笙人 : 1974年8月8日生まれ : 身長176cm・体重70kg・血液型A+ : 所属部署は司令(委員長)。5121小隊で唯一士官学校を出ている成人で、自衛軍からの転属組。ゲーム開始時の階級は千翼長(中尉に相当)。常に沈着冷静で、年下の部下に対しても敬語で話す。5121小隊では唯一多目的リングを使う。ゲーム本編以前の彼の活躍はアルファ・システム公式ホームページ内に掲載されている「ガンパレードマーチ外伝」に詳しい。成人男性にもかかわらず半ズボン(ハーフパンツ)を履いていることに違和感を覚えるプレイヤーが多いが、本来はこれが5121小隊の正式な夏用制服であり、茜を除く5121小隊の男性キャラ(速水・若宮・瀬戸口・遠坂・中村・岩田・狩谷)は半ズボンが恥ずかしいため冬服を着用しているのである。知力を上げる効果のある眼鏡を掛けているが、手放しても画像に変化はない(田辺と狩谷も同様)。戦力的にはまずまず。彼をPCにした場合、特定の条件を満たすと専用のエンディングを見ることができる(その場合Aランククリアとなる)。
◇ 若宮康光(わかみや やすみつ) : 声:森川智之 :1993年4月1日付生産配備 :185cm・82kg・血液型A+ : 所属部署はスカウト(戦車随伴歩兵)。鍛え上げられた体をもつ、軍人らしい軍人。動きやすいように裾の短い制服(デザイン上は女性用制服の上着と同じ)を着用している。隊内では小隊付き下士官の役割を果たす。弁当はいつも回復力の高い3人前を持参し、腐った物も平気で食べることが出来る(体力が下がらないどころか、通常通り回復する)鉄の胃袋を持っている。プライベートでは階級を気にしないことがモットーらしい。スカウトゆえ戦闘に関する初期能力値が群を抜いて高く、使い勝手が良い。 : 年齢固定型のクローン人間であり、肉体は17歳から成長しない。
◇ 東原ののみ(ひがしはら ののみ) : 声:こおろぎさとみ : 1990年5月10日生まれ : 身長138cm・体重29kg・血液型A+ : 所属部署はオペレーター。5121小隊では最年少の8歳。肉体と精神がこれ以上成長しない成長障害を患っており、親戚の間をたらいまわしにされた挙句、軍学校に入れられた。言動は幼いものの、誰よりも物事の真実を見極めることができ、時々真理をついた哲学的発言をする。魅力の初期値が全登場人物中最高であり、さらに魅力に上方補正がかかる「ののみのリボン」を所持しているため、彼女をNPCにし、男性キャラクターをPCにすると、PCの彼女に対する愛情評価が自動的に上昇してしまい、何らかの手段を取って愛情評価を下げないと争奪戦が発生しやすくなる。ぬいぐるみなどかわいいアイテムを好んで持ち歩き、弁当は回復力がやや低い「かわいいおべんと」。体型に合ったウォードレスが存在しないため、スカウトにはなれない。 : Sランクエンディング達成のための極めて重要なイベントに関わっている。 : 本名は東原希望(のぞみ)。舞らと同じく「A」と呼ばれる人物の養女の1人。舌足らずで「のぞみ」と発音できないため「ののみ」と名乗っている。本来成長しない年齢固定型クローンとして設計されるはずであったが、Aの手によってその処置は施されておらず、本人は成長できないと思い込んでいるものの、実際には成長することができる。クローンのオリジナルは先代の「シオネ・アラダ」と呼ばれた人物であり、瀬戸口のために用意された「竜の餌」である。
◇ 瀬戸口隆之(せとぐち たかゆき) : 声:梅津秀行 : 1982年4月8日生まれ : 身長179cm・体重66kg・血液型A+ : 所属部署はオペレーター。自他共に認める女好き。彼にとって、女性であれば子どもからお年寄りまでどんな年齢でも良いようだ。ただし速水にだけは後ろから抱きつく愛情表現を頻繁に行う(速水は迷惑そうにしている)。授業や仕事そっちのけで女性に声をかけるため、一見性格が軽い優男に見えるが、実際は達観したところがあり、時折意味深な台詞を言うこともある。戦力的にはまずまず。NPCの秘密に詳しく、たまに教えてくれることがある。NPCでパイロットまたはスカウトにした場合、両手が超硬度大太刀もしくは素手のため、優男の外見に似合わず戦闘時には壬生屋同様特攻しやすい。 : その正体は精神寄生体「鬼」が第5世代クローン「瀬戸口隆之」の体に憑依した存在で、本来の名は「デク」または「祇園童子」。先代の「シオネ・アラダ」と呼ばれた存在によって救われ、彼女の恋人となるが、人類の裏切りにより彼女を殺されたことにより現在は人間に対して絶望し、やる気のない軽薄な優男を装っている。彼女に再び出逢うため、幾つもの体に取り付いては生きながらえているが、想い出を美化しすぎているため、壬生屋の正体に気付けていない。前に寄生していた体ではパイロットとして「絢爛舞踏章」を受章している。その存在をセプテントリオンに見出され、速水同様「竜候補」とされている。彼の竜の餌である東原ののみの命を盾に絢爛舞踏用士魂号「士魂号重装甲西洋型」に乗り、夜間に秘密裏に出撃し幻獣を狩り(ゲーム中女子高生や人妻などに呼び出されるのはその偽装のため)、その姿は女子高生徒から「死を呼ぶ舞踏」として噂されている。
◇ 加藤祭(かとう まつり) : 声:橘ひかり : 1984年9月3日生まれ : 身長・165cm・体重44kg・血液型A+ : 所属部署は事務官兼指揮車運転手。偽関西弁を操る熊本県民。いつもとても明るく元気に振舞う。お金に執着している。小隊内の人間関係にも詳しく、各人が互いをどう思っているか、有料で教えてくれることもある。前述の「22人プレイ」でPCに選ぶと特別なイベントを発生させることができるが、そのイベント終了後、極めて重篤なバグによりゲーム進行に多大な不具合が生じる。能力は標準的。 : 狩谷夏樹とは中学校時代からの同級生であり、その時から想いを寄せていた。狩谷夏樹のあとを追い、戦車学校にきた。自分が原因で彼が半身不随になったことを気に病んでいる。お金に執着しているのは彼の治療費用を捻出するため。元々の暗い性格を変えるために、髪をピンクに染め、偽関西弁をしゃべる。
◇ 原素子(はら もとこ) : 声:篠原恵美 : 1981年12月13日生まれ : 身長167cm・体重43kg・血液型A+ : 所属部署は整備主任(副委員長)で、過去に士魂号の開発に関わっていた。また、かつて善行とただならぬ関係であったことを匂わせる。凛として、大人っぽくクールな印象の美人で、若宮を始めとした多くの男性ファンを持つ。しかし、内面は嫉妬深く、大人ぶって、人を小馬鹿にした態度を取ることも少なくない。その実、料理(特に漬物にはこだわる)が得意など、家庭的な一面も。所属以前から、先輩後輩の間柄にある森とは比較的仲がいい。しかし、揃って性格がきついためか、善行に何かと気遣われる石津萌や、純真なヨーコを陰でいじめているようだ。また、特定の条件を満たすことで、彼女から刺殺されるEDも存在する(ゲームオーバー扱い)。設定上は「小隊でも珍しい常識人」とされている。使い勝手は比較的良い。
◇ 森精華(もり せいか) : 声:西村ちなみ : 1983年1月20日 : 身長162cm・体重46kg・血液型A+ : 所属部署は3番機整備士。いつも紺色のバンダナを頭全体を覆うように巻いている。下半身はジーンズを着用。他人と話をするのが苦手のようで、きつい人間だとまわりに思われている。一本気な性格のためか、ちゃらんぽらんな新井木とは仲が悪い。また、興奮した時など時折謎の方言をしゃべる。茜大介とは義理の姉弟関係にあり、彼に複雑な感情(ゲーム中では友情評価が極端に低く、愛情評価が極端に高くなっている)を抱いている。整備学校時代は原の後輩だった。原とは両親の勤めていた研究所で知り合い、尊敬する先輩として行動を共にしていた。。しかし、その革新的内容に注目したゲーム雑誌『電撃PlayStation』は、多数のページを割いた大特集を何号にもわたって掲載し、テレビアニメ化や続編発売といった展開に繋がった。2010年現在においても小説などの各種関連商品が販売されている。
・2001年3月 第5回日本ゲーム大賞優秀賞受賞
・同月 第3回SFオンライン大賞ゲーム部門受賞
・同年8月 第32回日本SF大会星雲賞メディア部門受賞

● 攻略本
メディアワークスより発売された『電撃ガンパレード・マーチ』が現存する唯一の攻略本である。この本は一般の書店では扱っておらず、通信販売のみで入手可能。 攻略法の他、キャラクターや世界観などの設定資料が充実している。ただしいわゆる裏設定については「レベル3」と呼ばれる範囲までの記載となっており、ブータの設定などダミー情報までしか記載されていないものもある。 また、付属のシールとPlayStation用メモリーカードをメディアワークスに送付することによって、『電撃プレイステーション増刊』、『電撃プレイステーションD』に収録された特別データを入手することが出来た。
・シバムラティックバランス(主人公速水、開始日3月5日、全地域の幻獣勢力100、全部署の仕事評価E、今町公園の金の延べ棒なし)
・フレームシフト(主人公速水、開始日4月25日、幻獣勢力500の地域が7箇所存在、士翼号配備)
・司令官就任(主人公舞、開始日3月5日、舞の能力値が全て1900で全技能3、司令の舞と整備主任の原以外全部署が担当者不在、原の「班長1」以外、全員の技能が0、舞以外全員の能力値が全て50)
・常春学園(主人公田辺、開始日4月13日、幻獣勢力全地域で0)
・靴下戦線異状あり 中村危機一髪(主人公中村、開始日5月6日、発言力5000、幻獣勢力全地域で0、今町公園の金の延べ棒なし)
・絶望の日(主人公速水、発言力-50000、幻獣勢力500の地域が4箇所存在)
・スカウト・ポルカ(主人公若宮、開始日5月10日、スカウト(若宮、来須)以外全部署担当者不在、若宮の体力1900、それ以外の能力値1000、熊本撤退戦イベント発生確定)
・ライト・バランス(主人公速水、開始日3月5日、全地域で人類側評価値+15) ※(特に記載のない部分についてはEランククリアデータに準ずる) 同書籍は入手困難となっており、復刊ドットコムで復刊リクエストが行われるなどしていたが、2011年8月にPlayStation Storeで購入できる電子書籍『電撃ガンパレード・マーチ 復刻版』としてダウンロード販売が開始となった(PS3版とPSP版の2種類が販売)。前述したセーブデータも付属しているほか、製作者インタビューも収録されている。 なお、「一匹狼の掟(主人公田辺、開始日3月5日、田辺に対する全員の友情・愛情評価-120、発言力-4000)」はデータに不具合があったとして欠番。これらのデータはメディアワークス発売の『10th Anniversary PlayStation & PlayStation2 全ソフトカタログ スペシャルセーブデータコレクション』にも収録されている。

● GPM23
アルファ・システムの公式サイトにかつて存在した「Q&A 世界の謎」掲示板にて行なわれた推理ゲーム。ファンによる設定考察が公式側が用意した7つの裏設定のうち1つ目に至った段階で開始できるように原稿が準備されていたもので、12月4日にファンの考察に対して残り6つと答える形で開始された。矢上総一郎が考察について返答するというシチュエーションパズルのような形式となっていて、期限は2000年12月19日までとされた。期日までに全ての謎が解かれることはなかったが、12月20日になってからも12月29日までは質問は受け付けると回答があった。そして12月26日にアルファ・システム公式サイトの小説ページ内「みんなのガンパレード」に、推理ゲームの結末として「Oversさんのガンパレード」が追加された。またこの設定は世界観を共有する他作品でも同様に設定共有されていて、同小説ページ内の「Return to Gunparade」で言及されているほか、『絢爛舞踏祭』の予約特典ブックレットでも「儀式魔術ガンパレード23」として言及されている。 このような公式掲示板上のゲームは、作品内の世界観の設定では「儀式魔術」とされ、後に異なるルールのゲームが何度か開催された。

● 関連作品


◎ アニメ


◎ アプリゲーム

・ガンパレード・マーチ 〜幻想連弾〜
 ・iモード用携帯アプリゲーム(iアプリ)。キャラクターのみを使用したアクションパズルゲームである。

◎ CD

◇アルバム :
・ 高機動幻想ガンパレード・マーチ サウンドトラック「幻想楽曲」 :
 ・ゲームのアレンジサウンドトラック。オープニング・エンディングテーマなども収録。 :
・ 高機動幻想ガンパレード・マーチ オリジナルドラマ1 夢散幻想1 MACT-2020 :
・ 高機動幻想ガンパレード・マーチ オリジナルドラマ2 夢散幻想2 MACT-2021 :
・ 高機動幻想ガンパレード・マーチ オリジナルドラマ3 夢散幻想3 MACT-2022 :
・ 高機動幻想ガンパレード・マーチ オリジナルドラマ4 夢散幻想4 MACT-2023 :
・ 高機動幻想ガンパレード・マーチ オリジナルドラマ5 少女幻想 MACT-2024 :
・ 高機動幻想ガンパレード・マーチ オリジナルドラマ6 英雄幻想1 MACT-2025 :
・ 高機動幻想ガンパレード・マーチ オリジナルドラマ7 英雄幻想2 MACT-2026 :
・ 高機動幻想ガンパレード・マーチ オリジナルドラマ8 英雄幻想3 MACT-2027 :
・ 高機動幻想ガンパレード・マーチ Special Premium CD 幻想予告 - ドラマCDのMOVIC通販特典。 :
 ・開発途中において作成された「シナリオ1, 2, 3, 4, 5」のうち実際のゲームでは使用されなかった没シナリオといわれるシナリオ1(夢散幻想) 、2(少女幻想)、 3(英雄幻想)をドラマCD化したものである。キャストはゲーム版と共通。シナリオ4, 5はゲームに採用され、ファーストマーチがシナリオ4、セカンドマーチ以降がシナリオ5である。 :
・ ガンパレード・マーチ コンプリートドラマDVD :
 ・オリジナルドラマ1 - 8の内容を集めたもの(内容に変更なし)。他には幻想予告と対談「酒豪たちの宴」を収録。DVDだが収録されているのは音声のみ。MOVIC通販特典では「酒豪たちの宴」の未収録分が収められたCDが付いていた。 :
・ 高機動幻想ガンパレード・マーチ 一組二組 :
 ・オリジナルドラマ「夢散幻想」「少女幻想」のサウンドトラック。 :
・ 高機動幻想ガンパレード・マーチ 五一二一 :
 ・オリジナルドラマ「英雄幻想」のサウンドトラック。 :
・ 高機動幻想ガンパレード・マーチ みんなのがんぱれーど・まーち1 :
 ・一組(ラインオフィサー=戦闘組)が主役のドラマ集。 :
・ 高機動幻想ガンパレード・マーチ みんなのがんぱれーど・まーち2 :
 ・二組(テクノオフィサー=整備組)が主役の短編ドラマ集。 :
◇マキシシングル :
・ 高機動幻想ガンパレード・マーチ メインテーマ 突撃行軍歌 :
 ・ゲームで使われた同名のBGMに歌詞をつけたもの。 :
・ 高機動幻想ガンパレード・マーチ 突撃軍歌ガンパレード・マーチ MACM-2020 発売 2002年4月27日 :
 ・ドラマCDオープニングテーマ「突撃軍歌ガンパレード・マーチ」フルバージョンを収録。 :
・ 高機動幻想ガンパレード・マーチ 自己回帰 Back to yourself :
 ・ドラマCDエンディングテーマ「自己回帰 Back to yourself」フルバージョンを収録。

◎ 小説


◎ 漫画

○ ガンパレード・マーチ
メディアワークス(現:アスキーメディアワークス)より電撃コミックスで発売されている。原作はソニー・コンピュータエンタテインメント、作画はさなづらひろゆき。全3巻。内容はゲームのファーストマーチを基本としており、細かい会話が再現されている部分もある。ゲーム中にない展開として、以下の点がある。
・熊本に到着した速水を迎えに来るのが芝村舞。
・悠木 映がキャンプイベントに参加するなど、ゲームより5121小隊との繋がりが深い。
・小隊の初期メンバーがパイロット4人+オペレーターとなっている。他のメンバーは善行・若宮、整備班、最後に来須という順番で配属される。
・狩谷が速水を(彼なりに)励ますシーンがあるなど、狩谷についても描写が細かくなっている。
・速水とラボ、瀬戸口とブータ、遠坂と幻獣など、いくつかの裏設定が若干描写されている。
・最終決戦が熊本城で行われる。
・第4話辺りまで、キャラクターの設定(速水の性格、舞の胸の大きさなど)に一部ゲームと相違する点が存在する。これらは第5話以後芝村裕吏からの指定で変更されている。また舞のポニーテールの長さがゲーム版よりかなり長くなっているが、中盤の漫画版オリジナルストーリーによりゲームとほぼ同じ長さになる。 単行本発行情報 2001年11月発売 ISBN 978-4-8402-2001-9 2002年8月発売 ISBN 978-4-8402-2187-0 2003年6月発売 ISBN 978-4-8402-2001-9
○ ガンパレード・マーチ アナザー・プリンセス
本作の10周年記念作品として『電撃「マ)王』2010年9月号より連載が開始された。原作・脚本は芝村裕吏、作画は長田馨(原案:ソニー・コンピュータエンタテインメント、キャラクターデザイン:きむらじゅんこ)。ゲーム世界と同一の世界観で、5121部隊とは別のキャラクターを中心とした戦闘を描いている。2013年8月号で完結。全4巻。 単行本発行情報 2011年3月26日初版発行 ISBN 978-4-04-870427-4 2011年11月26日初版発行 ISBN 978-4-04-886194-6 2012年9月27日初版発行 ISBN 978-4-04-886912-6

「高機動幻想ガンパレード・マーチ」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(https://ja.wikipedia.org/
2024年3月29日3時(日本時間)現在での最新版を取得

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