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あべ 静江(あべ しずえ、本名:阿部 静江(読み同じ)、1951年〈昭和26年〉11月28日 -)は、日本の歌手、女優。三重県松阪市中町出身。血液型はA型。高田高校卒業、東海学園女子短期大学(後年の東海学園大学短期大学部)中退。独身。
一般社団法人日本歌手協会理事。歌手デビュー時の所属事務所はシンコーミュージック(現・シンコーミュージック・エンタテイメント)。現在の所属事務所はバルシカ。業務提携はフジプランニング。ニックネームは「しーちゃん」。
● 略歴
小学生時代から子役として名古屋のテレビ局でドラマに出演していたが、中学時代にいったん芸能界から退く「弁論大会に燃えた高校時代」毎日新聞2014年6月30日、13頁(「学校と私」)。三重県立松阪工業高等学校定時制に進学するが、8ヶ月で高田高校に編入学した。
高校卒業後、東海学園女子短期大学に進学すると在学中に東海ラジオの人気DJとなり、周りからの説得を受けて歌手デビューが決まる。
1973年5月25日、“フリージアの香り”のキャッチフレーズで、キャニオン・レコードから『コーヒーショップで』で歌手デビュー。同デビュー曲はオリコンでベスト10内にランクされ、自身最大のヒット曲となった。同年12月31日放映の第15回日本レコード大賞では同曲で新人賞を受賞した。
1973年9月25日の『みずいろの手紙』も続けてヒット。翌1974年12月31日には、当曲で『第25回NHK紅白歌合戦』に初出場を果たす。シングル16枚、アルバム8枚を発表した。
映画『トラック野郎・爆走一番星』、テレビドラマ『真夜中のあいさつ』や『青春ド真中』でのマドンナ(ヒロイン)役や、『冒険者カミカゼ -ADVENTURER KAMIKAZE-』では千葉真一の恋人役を演じるなど女優としても活躍した。ギャグ漫画『がきデカ』の主要キャスト「あべ先生」こと「あべ美智子」の役名・キャラクター設定はあべがモデルである。
2005年から一般社団法人日本歌手協会の理事を務めている。約200組の歌手が参加する歌謡祭の運営や現在(2022年)はコロナ禍における音楽文化の新事業について文化庁との話合いなどの活動をしている。
2007年8月には、NHK総合テレビ放映の『思い出のメロディー』で、同年8月1日に死去した作詞家・阿久悠を追悼し『みずいろの手紙』を歌唱。ほか2010年4月20日には、同じくNHKテレビの『NHK歌謡コンサート』でデビュー曲の『コーヒーショップで』を披露するなど、懐メロの歌番組にも度々出演している。
2010年3月にAmebaでブログデビュー、同年6月にはTwitterデビューするなど、以降インターネット上でも積極的に活動している。
近年は「夢スター歌謡祭 春組対秋組歌合戦」で全国各地を回っており、江木俊夫やおりも政夫らと共に司会を務めている。
2022年3月19日、脳梗塞のため救急車で緊急搬送され入院。
2022年5月10日、無事に退院し、日本歌手協会主催のイベントで仕事に復帰した。
● 人物
◎ 親族
母方の先祖(6代前)は津藩郷士の松本安親、高祖父は伊勢新聞創業者の松本宗一、曽祖父は衆議院議員の松本宗吾、曾祖伯父は衆議院議員の松本恒之助。
伊勢新聞の仕事を手伝っていた祖父は戦中に上海に渡り事業で成功したが、敗戦により無一文で日本に戻り、直後から引揚者の支援活動をした。ヴァイオリン、ピアノ、ギター、アコーディオンなどを演奏出来た。母親は前々身のラジオ三重時代から親しまれていた東海ラジオの専属歌手。第4回NHKのど自慢大会で優勝してデビューする筈だったが静江を身篭ったので断念した。両親に結婚を反対されて駆け落ちし、1951年11月28日に伊勢赤十字病院であべが生まれた(? - ?、一志郡矢野村大庄屋)
・ 高祖父・宗一(1842年 - 1889年、伊勢新聞創業者・三重県士族)
・ 曾祖伯父・恒之助(1866年 - 1926年、衆議院議員・三重県士族)
・ 曽祖父・宗吾(1877年 - 1945年、衆議院議員・三重県平民)
・ 母・ひさ(1930年 - 2013年)
◇ 阿部家(父方)
・ 父・榮之助(1926年 - 2011年)
「あべ静江」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(https://ja.wikipedia.org/)
2024年12月27日12時(日本時間)現在での最新版を取得
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