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金田一少年の事件簿


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『金田一少年の事件簿』(きんだいちしょうねんのじけんぼ)は、天樹征丸(原案→原作)、金成陽三郎(原作→脚本、降板)、さとうふみや(作画)による日本の漫画作品、及びこれを原作とする一連の作品群の総称。ミステリーを題材としている。略称は『金田一』。 名探偵・金田一耕助を祖父に持つ高校生・金田一一が、幼馴染・七瀬美雪や協力者である警察官・剣持勇警部、明智健悟警視らと共に遭遇する難事件を祖父譲りの抜群の推理力で次々と解決していく推理漫画。 1994年以降、原作者による小説版が発表され、1995年に最初のテレビドラマ、1997年に最初のテレビアニメ(1996年に先行でアニメ映画化)が放送開始され、それらの媒体においても人気を得た。その後も何度も再ドラマ化、再アニメ化などの展開がされている。

● 制作背景

◇ 沿革 : 『週刊少年マガジン』(講談社)にて、第I期は1992年から2001年まで連載された。19本の長編が"FILEシリーズ"と名付けられ、1998年には"Caseシリーズ"が開始された。2000年末に最後の"Case"シリーズ及び第I期最終回「金田一少年の決死行」が描かれ、8年間続けられた連載が終了した。 : 2004年夏、短期集中連載という形で第II期が開始された。その後不定期連載を経て、2012年からは『20周年記念シリーズ』が連載、2013年11月から2017年10月までは『金田一少年の事件簿R』(- リターンズ)に改題して定期連載された。 : 2018年4号からは『イブニング』に移籍して本編から20年後を舞台とした『金田一37歳の事件簿』(きんだいち37さいのじけんぼ)が連載を開始。これは一時中断し、2022年1月からは30周年記念として『イブニング』3号より2023年6号まで元の高校生設定の『金田一少年の事件簿30th』が連載された。2023年6号で同誌が最終号となり『・・・30th』は終了したが、休載中の『金田一37歳の事件簿』は「コミックDAYS」(同)に移籍することが発表され、2023年4月26日から月2回更新で連載が再開されている。
◇ 設定 : 主人公・一は横溝正史作品の主人公・金田一耕助の孫という設定であり、連載開始前に編集部は横溝正史の妻・孝子夫人に事前許諾を得ていた。その後、複数の著作権継承者の存在が分かり、改めて覚書を交わしている。設定としては一の母方の祖父にあたる。 : 公式本によると「文学作品に登場する人物の子孫」という設定は『ルパン三世』から着想を得たという。 : 金田一耕助シリーズとして直接的に繋がる事件は描かれないが、舞台設定が『八つ墓村』『犬神家の一族』を連想させる「飛騨からくり屋敷殺人事件」や短編作品『不死蝶』と同名の犯人が登場する「黒死蝶殺人事件」などがある。『獄門島』は作中で実際に起きた事件として触れられた。「雪鬼伝説殺人事件」では一の回想シーンで金田一耕助が初登場している(描かれたのは後ろ姿と手元のみ)。 : 本作は若年層が金田一耕助を知るきっかけとなった。
◇ 制作者 : 初期の原作やドラマ版では金成陽三郎とさとうふみやの2人のみがクレジットされていたが、1996年頃からは編集及び小説版の担当をしていた天樹征丸(樹林伸)も原案として表記されるようになった。caseシリーズ序盤で天樹が原作表記になり、「天草財宝伝説殺人事件」以降は金成のクレジットがなくなっている。 : 天樹曰く、主に天樹がストーリープロット、トリック、動機を考え、金成がシナリオに起こし、さとうが漫画にするという分担で制作していた。

● 特徴
長編は連続殺人事件が主題であり、プロローグからエピローグまでを数ヵ月かけて連載している。当初は長編のみが展開されていたが、途中からは長編を軸に短編も扱われるようになる。 伝説、噂、伝承、民俗学的な風習、土着信仰、創作物、文学作品などのモチーフになぞらえた見立て殺人(劇場型犯罪)が多い。クローズド・サークルと呼ばれる「絶海の孤島」や「吹雪の山荘」などの隔絶された状況下の事件では、犯人は舞台となる建築物や施設の構造などをトリックに利用するケースがある。 長編作品の殆どの犯人には「怪人名」とされる代名詞的な二つ名がついている。登場人物に仮面やマスク、あからさまな偽名などによる怪しい架空の人物がいる場合もある。 一部を除いて作中の被害者は過去に人命被害が生じた事件・事故に関与し、それが犯人の動機となっていることが大半である。 小説版の「電脳山荘殺人事件」「殺戮のディープブルー」ではインターネット犯罪を題材としている。 「真相当てクイズ」という懸賞企画があり、本格ミステリーの読者への挑戦を漫画内に描かれている証拠から読者にも自ら犯人を予測してもらうスタイルで導入した。

● 登場人物

◇ 金田一 一(きんだいち はじめ) : 本作の主人公。東京都不動山市に暮らす高校2年生。名探偵・金田一耕助を祖父に持つ。 : IQ180という天才的な頭脳を持っており、事件に遭遇した際は冷静さと鋭い推理力・洞察力を発揮し、解決に導く。 : 決め台詞は「ジッチャンの名にかけて」「謎はすべて解けた!」「〇〇(そのエピソードの犯人の通り名)はこの中にいる!」。
◇ 七瀬 美雪(ななせ みゆき) : 本作のヒロイン。一の幼なじみで互いに想い合っているが、表面上は友達以上、恋人未満の関係。 : 才色兼備で学校では生徒会長を務め、ミステリー研究会と演劇部の部長を兼任している。
◇ 剣持 勇(けんもち いさむ) : 警視庁刑事部捜査一課の警部。 : 一の良き理解者であり、一が巻き込まれた事件を担当した刑事たちにも太鼓判を押す形でも協力している。
◇ 明智 健悟(あけち けんご) : 警視庁刑事部捜査一課の警視で、剣持の上司。 : 容姿端麗で様々なことに秀でるエリートで、一とは基本的に犬猿の仲だが、お互いの推理力は認めており、信頼関係も強い。
◇ 高遠 遙一(たかとお よういち) : 「地獄の傀儡師」を名乗る一と明智の宿敵で、天才マジシャン。 : 「犯罪芸術家」を自称し、憎しみの種を持つ人間に近づいて芸術的犯罪計画を授ける。何度も脱獄を繰り返している。

● 事件一覧
連載期間の表記は、『週刊少年マガジン』、『イブニング』の発売日、および「コミックDAYS」の更新日とする。
本節では全6話以上のエピソードを「長編」と扱う。

◎ 第I期

○ FILEシリーズ
1992年 - 1997年。正確には単行本時「ファイル○」とカタカナ表記であった。巻数の表記は第1巻がローマ数字、第2巻が初版のみローマ数字で重版から算用数字、第3巻以降は初版から算用数字。
 1  ファイル1 オペラ座館殺人事件  1992年10月28日 - 12月2日  KC 1 - 2巻  全6話  「歌月」  美雪の頼みで、伊豆沖の孤島のホテル「オペラ座館」で行われる演劇部の合宿に参加した一。
しかし、そこで演劇部の部員達が、「オペラ座の怪人」に見立てた形で次々と殺害されていく。
 2  ファイル2 異人館村殺人事件  1992年12月9日 - 1993年3月10日  KC 2 - 3巻  全11話  「七人目のミイラ」  同級生の時田若葉の結婚式に参加するため、青森県の六角村を訪れた一と美雪。
しかし、その若葉が「七人目のミイラ」と名乗る犯人に密室で殺されてしまう。
さらに、村の館の主達も次々と惨殺されていき、その死体は、各々が所有するミイラの欠損部と同じ部分を切り取られていた。
 3  ファイル3 雪夜叉伝説殺人事件  1993年3月17日 - 5月26日  KC 3 - 4巻  全10話  「雪夜叉」  エキストラとして、北海道背氷村の氷室画伯の別荘でのドラマ撮影に参加した一。
一はそこで人気アイドルの速水玲香と知り合うが、地元に伝承が残る鬼「雪夜叉」によって、ドラマの撮影スタッフが次々と殺されていく。
 4  ファイル4 学園七不思議殺人事件  1993年6月2日 - 8月4日  KC 4 - 5巻  全10話  「放課後の魔術師」  不動高校に、「放課後の魔術師」と名乗る人物から旧校舎の解体を中止するよう脅迫状が届く。
その後、旧校舎に伝わる七不思議に見立てられた形で、ミステリー研究会の部員たちが殺害されていく。
さらに、放課後の魔術師の魔の手は美雪にも忍び寄る。
 5  ファイル5 秘宝島殺人事件  1993年8月11日 - 10月20日  KC 5 - 6巻  全10話  「招かれざる客」  莫大な財宝が眠るという日向灘の孤島「悲報島」の財宝発掘ツアーに参加した一と美雪。
ところが、ツアー客が島に伝わる怪物「山童」の伝承に見立てられて、次々と殺されていく。
 6  ファイル6 悲恋湖伝説殺人事件  1993年10月27日 - 1994年1月19日  KC 6 - 7巻  全10話  「ジェイソン」  美雪の従兄の代理として、長野県の悲恋湖畔リゾートのモニターツアーに参加した一と美雪。
その夜、ラジオで「10年前に世間を震撼させた殺人鬼「ジェイソン」が脱獄」というニュースが報じられ、ツアー客がジェイソンの仕業かのような状況で次々と殺害されていく。
 7  ファイル7 異人館ホテル殺人事件  1994年1月26日 - 4月13日  KC 8 - 9巻  全12話  「赤髭のサンタクロース」  俵田刑事から捜査協力の依頼を受けて、北海道函館市のホテル「異人館ホテル」を訪れた一と美雪。
そこでは劇団「アフロディア」による舞台劇「ナルシスの魔境」の公演が行われていたが、
「赤髭のサンタクロース」を名乗る人物から殺人予告が届き、劇団員たちが殺害されていく。
 8  ファイル8 首吊り学園殺人事件  1994年4月27日 - 7月20日  KC 9 - 10巻  全12話  「地獄の子守唄」  一は試験対策のため、美雪と共に名門予備校「四ノ倉学園」の講習に参加する。
ところが、試験中に謎の子守唄が流れ、3人組の不良生徒が次々と首吊り死体で発見される。3人の死は一見自殺と思われたが・・・。
 9  ファイル9 飛騨からくり屋敷殺人事件  1994年8月3日 - 10月26日  KC 11 - 12巻  全12話  「首狩り武者」  剣持警部の幼馴染が住むという奥飛騨「くちなし村」の旧家「巽家」訪れた一と美雪。
巽家では先代が他界し、その家督を誰が継ぐかで揉めていた。そんな中、村に伝わる怨霊「首狩り武者」による残忍な連続殺人が起こる。
 10  ファイル10 金田一少年の殺人  1994年11月9日 - 1995年3月1日  KC 12 - 14巻  全14話  「見えざる敵」  いつきからノンフィクション作家・橘五柳が出題する新作の原稿を賭けた暗号の解読を依頼された一は、軽井沢にある橘の別荘を訪れる。
しかし、橘が何者かに殺害され、一は真犯人の策略で殺人犯に仕立て上げられてしまった。
一は自らの無実を証明するべく逃亡しながら真犯人追うが、さらに暗号にかかわる人物が次々と殺されていき、その罪も着せられてしまう。
 11  ファイル11 タロット山荘殺人事件  1995年3月8日 - 6月14日  KC 14 - 15巻  全14話  「影の脅迫者」  世間から姿を消していた速水玲香からの招待で、青森県のタロット山荘へやってきた一と美雪。
そこで、宿泊客がタロットカードに見立てられて次々と殺害されていく。
一は現場の状況等から、玲香の父親である速水雄一郎の犯行と睨むが・・・。
 12  ファイル12 蝋人形城殺人事件  1995年6月28日 - 9月27日  KC 16 - 17巻  全13話  「Mr.レッドラム」  明智の誘いで、日本アルプスにある古城「バルト城」で開催されるミステリーナイトに参加した一と美雪。
「Mr.レッドラム」と名乗る城の主のアナウンスでミステリーナイトが始まるが、参加者たちが自身の蝋人形と同じ形で次々と殺されていく。
 13  ファイル13 怪盗紳士の殺人  1995年10月18日 - 1996年1月24日  KC 17 - 18巻  全13話  「怪盗紳士」  剣持から名画を専門に狙う窃盗犯「怪盗紳士」の捜査協力を依頼された一は、怪盗紳士から予告状が届いたという青森県の蒲生画伯の別荘を訪れる。
怪盗紳士は予告通り絵を次々に盗んでいくが、絵のモチーフとなった人物も惨殺していく。
 14  ファイル14 墓場島殺人事件  1996年1月31日 - 4月17日  KC 19 - 20巻  全11話  「亡霊兵士」  一と美雪はクラスメイト達と「無人島探検ツアー」に参加するが、地元の観光会社の人間に案内されたのは、かつて太平洋戦争の激戦地であった「墓場島」という孤島だった。
その島で東大のサバイバルゲームサークルのメンバー達と知り合うが、そのメンバー達が島に伝わる亡霊兵士に次々と殺されていく。
 15  ファイル15 魔術列車殺人事件  1996年4月24日 - 7月31日  KC 20 - 21巻  全13話  「地獄の傀儡師」  警視庁に「地獄の傀儡師」と名乗る人物から脅迫状が届き、一と美雪・剣持は北海道行きの寝台特急「銀流星号」に乗る。
ところが、列車内で地獄の傀儡師から電話があり、「死のマジックショー」が開幕。マジシャン団体「幻想魔術団」の団長の死体が見つかり、その死体が忽然と消えてしまう。
さらに、終着駅の「死骨ヶ原ステーションホテル」でも、魔術団のメンバーが殺害されていく。
 16  ファイル16 黒死蝶殺人事件  1996年8月7日 - 11月13日  KC 22 - 23巻  全13話  「不死蝶」  いつきから悲恋湖で死んだはずの「ある男」に瓜二つの男の写真を見せられた一は、真相を確かめるべく、男が住む石川県金沢市の班目家の屋敷「蝶屋敷」を訪れる。
しかし、そこで班目家の娘たちが、蝶に見立てられる形で次々と殺害されていく。
 17  ファイル17 仏蘭西銀貨殺人事件  1996年11月20日 - 1997年3月12日  KC 23 - 25巻  全14話  「葬送銀貨」  一は小学時代の友人・高森ますみと偶然再会し、長野のホテル「仏蘭西館」で行われるファッションショーのチケットを貰う。
しかし、一はますみが何か重大なことを隠しているように感じる。
後日、美雪と共に仏蘭西館を訪れるが、そこでファッションショーの関係者が次々に殺害される事件が起こる。現場の状況などから、一はますみの犯行と疑うが・・・。
 18  ファイル18 魔神遺跡殺人事件  1997年3月19日 - 6月18日  KC 25 - 26巻  全12話  「凶鳥ノ命」  不動高校の先輩・宗像さつきから遺跡発掘のバイトに誘われ、彼女の地元・島根県出雲の「魔陣村」にやってきた一と美雪。
魔陣村で行われている発掘は、村に伝わる「魔陣具」と呼ばれる遺物を見つけるためのものだった。
ところが、地元に伝わる神「凶鳥ノ命」によって、発掘の関係者が次々と殺されていく。
 19  ファイル19 速水玲香誘拐殺人事件  1997年9月3日 - 11月5日  KC 26 - 27巻  全9話  「道化人形」  速水玲香が「道化人形」を名乗る人物に誘拐され、さらに身代金の受け渡し役に一が指名された。
一は彼女を救出するべく、道化人形の無茶苦茶な指示に振り回されながら、必死に受け渡し場所に向かう。
しかし、この誘拐の裏には、犯人の恐るべき計画犯罪が隠されていた。

○ Caseシリーズ
1998年 - 2001年。FILEシリーズはコミック何冊にも分かれていたが、Caseシリーズ以降は読者が揃えやすいようにリニューアルされた。一つの事件を単行本1冊分または2冊分にまとめなければならないため、ストーリーの長さが単行本1冊におさまる中編か、2冊分使い切る大長編かのどちらかに制限されている。Case6についてのちに天樹征丸は『金田一少年の全事件簿』にて「もう少しページが欲しかった」と語っていた。
 20  Case1魔犬の森の殺人  1998年1月29日 - 4月1日  Case1巻  全10話  「ケルベロス」  一と美雪は友人たちと山梨にキノコ狩りにやってくるが、ひょんなことから廃研究所を訪れ、そこに滞在中のオカルト研究会の大学生達と出会った。
しかしそこで、魔犬「ケルベロス」の仕業かのような殺人が起きる。
 21  Case2 銀幕の殺人鬼  1998年6月24日 - 8月26日  Case2巻  全9話  「スコーピオン」  不動芸術高校の映画研究部の映画製作に参加することになった一と美雪。
しかしそこで、かつて映研部が制作したホラー映画「サソリ座の惨劇」に見立てて部員が殺されていく。
 22  Case3 天草財宝伝説殺人事件  1998年10月14日 - 1999年1月29日  Case3上下巻  全13話  「白髪鬼」  いつきの依頼で、天草諸島に眠る天草四郎の財宝発掘ツアーに参加した一達。
しかし行く先々で、島に伝わる殺人鬼「白髪鬼」によってツアーの参加者が次々と殺されていく。
一は、事件の真相解明と天草財宝の在りかを示す暗号「ロザリオ秘文」の解読に挑む。
 23  Case4 雪影村殺人事件  1999年4月21日 - 6月30日  Case4巻  全9話  なし  かつての友人の訃報を受け、葬式に出席すべく秋田県の雪影村を訪れた一。
一は懐かしい旧友達と再会するが、その友人の一人が殺害され、中学校のグランドで発見される。
グランドは一面雪に覆われていて、死体の周りには被害者の足跡しか残されていなかった。
 24  Case5 露西亜人形殺人事件  1999年10月20日 - 2000年2月16日  Case5上下巻  全15話  「コンダクター」  いつきの依頼で、死去した人気ミステリー作家の遺産を巡る暗号解読レースに関わることになった一と美雪。
北海道にあるその作家の別荘「露西亜館」訪れるが、遺産相続候補者が暗号になぞらえて次々と殺されていく。
しかも、露西亜館にはあの「天才犯罪者」の姿もあった・・・。
 25  Case6 怪奇サーカスの殺人  2000年4月12日 - 6月21日  Case6巻  全9話  「MONSTER」  ミス研の合宿の下見のため孤島「茜島」にやってきた一たち。そこで怪物に扮装したサーカス団「ゴブリン・サーカス」のメンバー達と知り合う。
しかし、そのサーカス団のピエロ達が、炎の巨人「MONSTER」の仕業のような状況で、次々と殺されていく。
 26  Case7 金田一少年の決死行  2000年8月23日 - 2001年1月1日  Case7上下巻  全16話  「巌窟王」  「地獄の傀儡師」高遠遙一を追って香港に渡った一。
しかし、高遠の罠で殺人容疑をかけられ、さらに美雪たちの目の前で明智警視を刺す姿を目撃される。
一はホテルで知り合った幼いボーイ・龍道と共に逃亡しながらも、高遠が差し向けた真犯人「巌窟王」の正体を暴くべく、香港を駆け回る。

○ Short Fileシリーズ
1997年から長編のつなぎとなる形で開始。2 - 3回ほどで終わる話のシリーズで、短編集(KCデラックス版)に収録された。また、このシリーズは話数を「問題編」「解決編」という形で表現している。また、当初このシリーズの一部であった明智健悟を主人公としたエピソードはのちに「Akechi Fileシリーズ」として独立し、単独で単行本(KCデラックス版)が発行されるまでになる。
 氷点下15度の殺意  1997年6月25日 - 7月9日    短編集第1巻 金田一少年の挑戦  全3話
 誰が女神を殺したか?  1997年7月16日 - 30日  全3話
 1/2の殺人者  1997年12月3日 - 10日    短編集第2巻 金田一少年の推理  全2話
 聖なる夜の殺人  1998年1月1日 - 22日  全4話
 鏡迷宮の殺人  1998年5月13日 - 27日    短編集第3巻 金田一少年の冒険  全2話
 金田一フミ誘拐事件  1998年6月3日 - 10日  全2話
 金田一フミの冒険  1998年9月30日 - 10月7日    短編集第4巻 金田一少年の疾走  全2話
 白銀に消えた身代金  1999年2月3日 - 10日  全2話
 フィルムの中のアリバイ  1999年3月17日 - 24日  全2話
 殺人レストラン  1999年3月31日 - 4月14日  全3話
 血染めプールの殺人  1999年7月28日 - 8月11日    短編集第5巻 金田一少年の対決  全3話
 亡霊学校殺人事件  1999年8月25日 - 9月29日  全5話
 瞬間消失の謎  1999年10月6日 - 13日  全2話
 妖刀毒蜂殺人事件  2000年3月1日 - 15日    短編集第6巻 金田一少年の回想  全3話
 怪盗紳士からの挑戦状  2000年6月28日 - 7月12日  全3話
 午前04:40の銃声  2000年7月19日 - 26日  全2話
 女医の奇妙な企み  2000年8月2日 - 9日  全2話

○ Akechi Fileシリーズ
一のライバルである明智警視を主人公としたシリーズ。高校生時代の話は「明智少年の華麗なる事件簿」、刑事になってからの話は「明智警視の優雅なる事件簿」に収録され、KCデラックス版より刊行された。このシリーズの各事件にタイトルが付けられたのはこれらの単行本に収録される時で、それまではシリーズ名に連番を付ける形であった。また、このシリーズのタイトルには英語の副題が付けられている。
 証言パズル / The Murder Train  1997年8月13日 - 27日  短編集第1巻 金田一少年の挑戦
KCDX「明智警視の優雅なる事件簿」  全2話  連載時のタイトルは「明智警視の事件簿」
 殺人ポーカー / Unlucky Men in the Rain  1997年11月12日 - 19日  短編集第2巻 金田一少年の推理
KCDX「明智警視の優雅なる事件簿」  全2話  連載時のタイトルは「明智警視の事件簿2」
 明智少年最初の事件 / Farewell, My Dear Friend  1998年4月15日 - 5月6日  短編集第3巻 金田一少年の冒険
KCDX「明智少年の華麗なる事件簿」  全4話  連載時のタイトルは「明智少年の華麗なる事件簿」
 殺意の四重奏 / The Perfect Violinist Akechi  1998年9月9日 - 23日  KC「天草財宝伝説殺人事件」下巻
KCDX「明智少年の華麗なる事件簿」  全3話  連載時のタイトルは「明智少年の華麗なる事件簿2」
 幽霊剣士殺人事件 / The Pride Murder  1999年2月17日 - 3月3日  KCDX「明智少年の華麗なる事件簿」  全3話  連載時のタイトルは「明智少年の華麗なる事件簿3」
 死者のチェックメイト / The Great Chess Player Akechi  1999年7月7日 - 21日  KCDX「明智警視の優雅なる事件簿」  全3話  連載時のタイトルは「明智警視の事件簿3 in Las Vegas」
 幽霊ホテル殺人事件 / The Encounter  2000年3月22日 - 4月5日  KCDX「明智警視の優雅なる事件簿」  全3話  連載時のタイトルは「明智警視の事件簿 PART4」


◎ 第II期

○ 新シリーズ
2004年 - 2011年。ほぼ年一の不定期・短期集中連載版、第II期シリーズ。短編を入れることにより、長さを調節しているものもある。講談社コミックスでは巻数の表記がなく、背表紙には収録された長編のタイトルが表記されている。20周年記念に開設された公式サイト、及び講談社漫画文庫版ではFILEシリーズからの通算(FILE27 -)としてカウントされている。
◇ 長編
 27  吸血鬼伝説殺人事件  2004年8月18日 - 10月13日  KC1巻  全8話  「吸血鬼(ヴァンパイア)」  旅に出た一から、秋田県の舞蘭村にある廃墟風ペンション「ルーウィン」に呼び出された美雪と剣持。
ところがそのペンションで、まるで吸血鬼の仕業かような連続殺人が起こる。
さらには、美雪も吸血鬼に噛まれてしまい・・・。
 28  オペラ座館・第三の殺人  2005年9月14日 - 12月15日  KC上下巻  全15話  「ファントム」  美雪と剣持に呼び出され、閉館が決まったというオペラ座館を三度訪れることになった一。
オペラ座館では、かつて黒沢オーナーが指導していた劇団「遊民蜂起」のメンバーが舞台稽古をしていた。その夜、オペラ座館で三度目の殺人劇の幕が上がる。
小説版「オペラ座館・新たなる殺人」を踏まえた続編。
 29  獄門塾殺人事件  2006年4月12日 - 8月9日  KC上下巻  全15話  「スパロウ」  一は美雪と共に学習塾「極門塾」に通うことになるが、そこで塾生が殺害される事件が起こり、一がすぐにトリックを看破する。
しかし、極門塾の合宿が行われる予定の樹海内の合宿所が、地獄の傀儡師から送られてきた犯罪ガイドマップに記載されていることが判明。
一・美雪・明智は極門塾の合宿に潜り込むが、そこで地獄の傀儡師が種を仕込んだ"殺人自動人形"による連続殺人が起こる。
 30  雪霊伝説殺人事件  2007年1月17日 - 4月18日  KC上下巻  全13話  「雪霊」  ひょんなことから資産家の遺産の相続権を得た一は、相続条件のため他の権利者達と共に、氷壁岳の山中にある山荘「雪稜山荘」に泊まることになる。
しかしそこで、氷壁岳で遭難した男の亡霊「雪霊」によって、権利者たちが次々と殺されていく。
 31  黒魔術殺人事件  2008年5月21日 - 7月9日  KC1巻  全8話  なし  旧友からの依頼を受け、軽井沢の火祀家の別荘「葡萄の館」に赴く一たち。
しかしそこで、黒魔術で呪い殺されたかような連続殺人が起こる。
さらに、事件の背後には地獄の傀儡師の影が見え隠れする。
 32  剣持警部の殺人  2009年4月23日 - 7月22日  KC上下巻  全12話  「死刑執行人」  3年前に剣持が担当した女子高生殺人事件の、被疑者の元少年3人が出所した。
それから程なくして剣持が行方不明になり、女子高生殺人の被疑者の元少年達が次々と襲われていく。
使用された拳銃や防犯カメラの映像から、警察は剣持の犯行と考えて彼を全国指名手配する。
一は剣持の容疑を晴らすため、真犯人を見つけるべく事件を調べるが・・・。
 33  錬金術殺人事件  2010年4月28日 - 7月28日  KC上下巻  全13話  「錬金術師」  一はとあるクイズ番組で優勝し、テレビのお宝探索番組のロケのため美雪や速水玲香らと共に孤島「恋琴島」に向かう。
その島にある館「錬金術館」には、生涯を錬金術の研究に費やしたという絵崎蔵人が残した、3億円相当の金塊が隠されているという。
しかし、館内では仮面を被った怪人物が暗躍し、その人物の持つ巨大な剣でテレビ局スタッフが次々に殺害されていく。
しかも、現場の状況から玲香に殺人容疑がかかってしまう。
 34  ゲームの館殺人事件  2011年4月13日 - 6月8日  KC1巻  全8話  「ゲームマスター」  友人達と遊園地に行った一と美雪は、帰りのバスで何者かに眠らされ、目が覚めた時には廃病院に拉致されていた。
そこで「ゲームマスター」による死の脱出ゲームが始まる。

◇ 短編
 速水玲香と招かれざる客  2007年4月25日 - 5月9日  KC「雪霊伝説殺人事件」下巻  全2話  
 不動高校学園祭殺人事件  2007年11月7日 - 28日    KC「血溜之間殺人事件・不動高校学園祭殺人事件」  全4話    カラーページの都合からか、単行本では前後逆に収録されている。
 血溜之間殺人事件  2008年4月2日 - 23日  全4話
 金田一少年の事件簿 中学生編 飛込プールの悪霊  月刊少年ライバル 2009年7月号  KC「剣持警部の殺人」下巻  読切  
 金田一少年の事件簿 中学生編 キャンプ場の“怪”事件  月刊少年ライバル 2009年10月号  KC「剣持警部の殺人」下巻  読切  
 高度1万メートルの殺人  2010年8月18日 - 9月1日  KC「錬金術殺人事件」下巻  全3話  

○ 20周年記念シリーズ
2012年 - 2013年。長編3編と短編1編が単行本5冊に収録された。
◇ 長編
 35  人喰い研究所殺人事件  2012年3月7日 - 5月23日  KC『20周年記念』1 - 2巻  全11話  「ヒトクイ」  一と美雪は、中学時代の元クラスメート緑川繭に誘われ、青森県仁久井村を訪ねる。
ところが、繭が所長を務める国立エネルギー研究所「人喰い研究所(ラボ)」で、宿泊客が次々と不可解な死を遂げていく。
 36  香港九龍財宝殺人事件  2012年7月11日 - 10月17日  KC『20周年記念』2 - 3巻  全12話  「毒龍」  美雪がスカウトされてファッションショーに出ることになり、一は美雪と佐木と共に、ショーの会場がある香港を訪れる。
しかし、現地で美雪が何者かに誘拐されてしまい、一はその直後に出会った美雪と瓜二つの少女・ランと共に事件を追う。
その後、ショーの会場のホテルでも殺人事件が発生。
さらに、事件にはかつて九龍城にあったとされる宝「龍の眼」が絡んでおり、事件はやがて、香港の存亡に関わる事態に発展していく。
 37  薔薇十字館殺人事件  2012年12月26日 - 2013年4月17日  KC『20周年記念』4 - 5巻  全14話  「ローゼンクロイツ」  一は逃亡中の高遠からのコンタクトを受け、彼に挑戦状を送りつけた謎の人物「ローゼンクロイツ」から高遠の異母妹を守るため、共に「薔薇十字館」を訪れる。
しかし、館の宿泊客がローゼンクロイツの手で次々と殺害されていく。

◇ 短編
 暗黒城殺人事件  2012年6月6日 - 20日  KC『20周年記念』3 - 4巻  全3話

○ R(リターンズ)
2013年11月から2017年10月まで連載。長編10編と短編3編が単行本14冊に収録された。
◇ 長編
 38  雪鬼伝説殺人事件  2013年11月27日 - 2014年3月5日  KC『R』1 - 2巻  全11話  「雪鬼」  一と美雪はIT企業「うぇぶすれっど」の主催するリゾートプロジェクトにモニター兼アルバイトとして参加することになった。
会場の東北地方の雪鬼ヶ岳にある「スノーゴブリン・スキーリゾート」に集められた一たちは、かつてこの地で実際に起こったという雪鬼の都市伝説を知る。
そしてモニターとして集められた客の一人が突如失踪してしまい…。
 39  亡霊校舎の殺人  2014年4月2日 - 7月2日  KC『R』2 - 3巻  全12話  「亡霊教頭」  廃墟探検ツアーに参加することになった一と美雪は、かつて金の産地であったとされる孤島・黄金島を訪れる。
また、「地獄の傀儡師」高遠遙一から手紙を送られた明智警視も、剣持警部と共にツアーに参加する。
しかしツアー参加者が次々と殺害されていく。
 40  狐火流し殺人事件  2014年7月16日 - 10月8日  KC『R』3 - 4巻  全11話  なし  掃除の最中、小学生時代に参加していたカブスカウトの写真を見つけた一。
その後当時のカブスカウトのメンバーの一人が死亡したという電報を受け、その葬儀に参加すべく白狐村を訪れるが…。
 41  蟻地獄壕殺人事件  2014年12月24日 - 2015年3月18日  KC『R』5 - 6巻  全11話  「蟻地獄」  一と美雪は、いつき陽介から心理実験モニターのバイトに誘われ、砂丘の真ん中にある元収容所の施設「月岡砂丘実験棟」を訪れる。
しかし、その施設内で実験モニターが次々と殺害されていく。
 42  吸血桜殺人事件  2015年4月15日 - 7月15日  KC『R』6 - 7巻  全12話  「血吸い桜」  一と美雪は、ミス研の春の研究課題の調査のため、過去に猟奇殺人があった桜の名所「夜桜郷」を訪れる。
ところが、「血吸い桜」と呼ばれる濃い赤色の桜に囲まれたホテル「夜桜亭」で、宿泊客が次々と殺害されていく。
 43  人形島殺人事件  2015年10月7日 - 2016年1月20日  KC『R』8 - 9巻  全13話  「祟り人形」  一は社会科教師・朱鷺田忍にとある暗号の解読を頼まれ、その暗号に書かれていた人形供養で有名な孤島「火吐潟島」を訪れる。
島には剣持警部といつき陽介も来ており、いつきは三人組の仮面の作家「ペルソナドール」の取材で来ていた。
ところが、そのペルソナドールのメンバーが次々と殺害され、凄惨な死体となって発見される。
 44  黒霊ホテル殺人事件  2016年2月24日 - 3月30日  KC『R』10巻  全6話  「黒い悪霊」  一と美雪は、速水玲香の依頼で映画撮影のバイトをすることになり、撮影場所である箱根の「黒陵ホテル」を訪れる。
「黒い悪霊」が出るという曰く付きのホテルで、撮影クルーが次々と殺されていく。
 45  白蛇蔵殺人事件  2016年6月15日 - 9月7日  KC『R』10 - 11巻  全11話  「白蛇」  一は剣持警部の依頼で、医者殺しを犯したヤクザの男が潜伏しているという山奥の村「白蛇村」を訪れる。
その村の酒造会社「白神屋白蛇酒造」には最近、死んだはずの白神家の次男を名乗る、白頭巾で顔を隠した怪しい男がやってきていた。
ところが、その白頭巾の男が殺され、酒造タンクに沈められているのが発見される。
 46  聖恋島殺人事件  2016年12月13日 - 2017年4月12日  KC『R』12 - 13巻  全15話  「セイレーン」  一と美雪は剣持警部と共に、磯釣り大会の決勝に参加するため、大会会場の孤島「聖恋島」を訪れる。
この島には、「セイレーンの鳴き声」と呼ばれる奇妙な音が時折響き渡っていた。
ところが、大会参加者の大学病院医師のチームのメンバーが、次々とセイレーンの仕業のような状況で殺されていく。
 47  金田一二三誘拐殺人事件  2017年7月5日 - 10月18日  KC『R』13 - 14巻  全13話  「沖田総司」  一はフミの頼みで、高幡不動で行われる「新選組祭り」のコスプレイベントにやってくる。しかし、更衣室での着替え中に、フミが何者かに誘拐されてしまう。
その後、「沖田総司」と名乗る犯人が警察に脅迫電話を掛けてきて、身代金は「新選組同姓同名コンテスト」に出場している6人の人間に運ばせろと要求される。
一は身代金を運ぶ隊士達を内密に尾行しながら電車を次々と乗り継ぎ、フミを助けるために都内中を駆け回る。

◇ 短編
 学生明智健悟の事件簿  2014年11月19日 - 12月10日  KC『R』5巻  全4話
 なぜ暖炉は燃えていたか?  2015年9月16日 - 30日  KC『R』8巻  全3話
 ソムリエ明智健悟の事件簿  2016年1月27日 - 2月17日  KC『R』9巻 - 10巻  全3話


◎ 金田一少年の事件簿30th
2022年1月から2023年2月まで、「金田一37歳の事件簿」を連載していた『イブニング』にて連載。
◇ 長編
 48  八咫烏村殺人事件  2022年1月11日 - 7月26日  KC『30th』1 - 2巻  14話  「八咫烏」  一と美雪は剣持警部の依頼で、若手弁護士の失踪事件を調査するために和歌山県の八咫烏村を訪れる。
八咫烏村は近くダムの底に沈むことが決まっており、村はそのための準備や片付けに追われていた。
ところが、村に古くから伝わる八咫烏の伝説になぞらえて、村の関係者たちが次々と殺害されていく。
 49  鬼戸・墓獅子伝説殺人事件  2022年8月9日 - 2023年1月24日  KC『30th』3 - 4巻  12話  「墓獅子」  一と美雪は夏休みの課題の取材のため、小学時代の同級生がいる青森県の鬼戸村を訪れる。
その同級生・星宮つむぎは、村の伝統のお祭りである墓獅子祭で、墓獅子舞の演者に選ばれていた。
だが、その墓獅子舞の最中、会場内で地元の若者が殺害されてしまう。

◇ 短編
 怪盗紳士の挨拶  2023年2月14日 - 28日  KC『30th』4巻  全2話


◎ 金田一37歳の事件簿
2018年1月から2022年1月まで青年漫画誌「イブニング」で連載され、後に「コミックDAYS」へ移籍。『金田一少年の事件簿』の20年後を描いた作品。青年誌に移ったこともあり、女性のヌードシーンが解禁され、性的描写やそれにまつわる明らかな言動が顕著になっている。犯行の動機や事件背景も、今までのシリーズとは違った人間らしい醜いものが多く、ブラックユーモアを交えた風刺色の強い作風となっている。『30th』連載のため一時中断・休載し、2023年2月28日にイブニング休刊に伴う『コミックDAYS』への移籍が発表され、同年4月26日から連載が再開された。 一は37歳になり、PR会社「音羽ブラックPR社」に勤務するサラリーマンになっている。部下の葉山まりんが新ヒロインとして登場している。美雪は「イブニング」では一とのSNSのやり取りのみで未登場であったが、「コミックDAYS」へ移籍した97話から登場している。また、「もう殺人事件に関わったり、推理をしたくない」という心境の変化があったらしいが、毎度のように殺人事件に巻き込まれては、まりんの誘導もあり推理をする羽目になっている。その際の決め台詞は、「謎がすべて解けちまった」。また、高遠が率いる犯罪組織『オリンポス十二神』や高遠のファンクラブとの望まない戦いも描かれている。
 1  歌島リゾート殺人事件  2018年1月23日 - 8月28日  KC 1 - 2巻  全15話  「第四のファントム」  一は会社が運営する孤島リゾートのオープンイベントのスタッフを任され、後輩の葉山まりんと共に孤島に向かう。その孤島は、20年前に三度も連続殺人事件の舞台となった「オペラ座館」があった、あの「歌島」だった。
歌島の施設で「歌島リゾート夢の縁結びツアー」が行われ、一とまりんはスタッフとしてイベント運営や参加客への対応に追われる。
しかし、突如ミュージカル「オペラ座の怪人」のテーマがリゾート内に響き渡り、参加客が次々と殺害されていく。
 2  タワマンマダム殺人事件  2018年9月11日 - 2019年1月22日  KC 2 - 4巻  全10話  なし  一はアパートの隣人・森下桃香の頼みで彼女の仕事を手伝うため、まりんと共にとある高級タワーマンションを訪れる。
しかしこのタワーマンションでは、3人のマダム達が結託して、1人のマダムを殺害する完全犯罪を計画していた。
3人はパーティーの裏側で、殺人計画を決行。互いの連携による巧妙なトリックで、マダムを投身自殺に見せかけて殺害する。
 3  京都美人華道家殺人事件  2019年2月12日 - 8月27日  KC 4 - 5巻  全14話  なし  一とまりんは、京都支社が請け負ったインバウンド客向けのイベントの担当になり、クライアントの「赤池流」という華道の家元・京極家の屋敷を訪れる。
そこで華道家の双子の美人姉妹に出会うが、その日の夜中、一は屋敷の枯山水の庭の真ん中で、双子の妹が死亡しているのを発見する。
枯山水には死亡した妹の足跡しか残っておらず、警察は自殺の線で捜査するが、一はこれに違和感を覚える。そして翌日、今度は双子の姉が頭部のない他殺体で発見される。
 4  函館異人館ホテル 新たなる殺人  2019年9月10日 - 2020年3月24日  KC 5 - 7巻  全14話  「碧血鬼」  京都から帰った一とまりんは、北海道のイベントの案件を急遽任される。そのイベントの会場は、20年前に麻薬絡みの連続殺人事件の舞台となった、函館の異人館ホテルだった。
そこでは箱館戦争を題材にした舞台劇「箱館ウォーズ」が上演されるが、公演初日に小道具の拳銃が本物の拳銃にすり替えられており、担当役者がそれに気づかずに劇中で発砲したため、役者2人が実弾で撃たれて死亡してしまう。
 5  騒霊館殺人事件  2020年4月14日 - 10月13日  KC 7 - 9巻  全13話  「ポルターガイスト」  一とまりんは、30年前にスコットランドから移築された洋館での体験宿泊イベントに携わることになり、モニター客らと共に会場の洋館「壮麗館」を訪れる。
この館は「騒霊館」とも呼ばれており、ポルターガイスト現象が起こるという曰くがある場所だった。
一たちはイベントの運営やモニター客の接客に奔走するが、その最中、ポルターガイスト現象としか思えない状況下でモニター客が次々と殺害されていく。
 6  綾瀬連続殺人事件  2020年10月27日 - 2021年6月8日  KC 9 - 11巻  全16話  なし  一の従妹のフミが書いたミステリー小説が、オソカワミステリー大賞で佳作を受賞した。一とまりんはその縁で、そのミステリー大賞の授賞式の仕事を請け負うことになる。
ところが、授賞式の開会直前になって、大賞を受賞した作家が外出したまま失踪。さらにその後、その作家が書いた大賞受賞作「綾瀬連続殺人事件」に見立てられた連続殺人が発生する。
緻密なトリックを幾つも張り巡らせる計略に長けた犯人との頭脳戦に、一が挑む。
 7  殺人二十面相  2021年6月22日 - 2022年1月11日  KC 11 - 13巻  全14話  「殺人二十面相」  一とまりんは、池袋でハロウィンに合わせて開催される江戸川乱歩展の運営を請け負うことになった。
本番前にマスコミ関係者を集めて内覧会が開かれるが、その最中に「殺人二十面相」と名乗る犯人によって内覧の関係者が乱歩の作品に見立てた状態で殺害され、全員が会場内に閉じ込められてしまう。
シリーズ屈指の強敵が仕掛ける巧妙な殺人トリックに一が挑むが、イベント会場に張り巡らされた殺人二十面相の凶悪な罠が、一の命までも狙う。
 8  人狼ゲーム殺人事件  2023年4月26日 - 2023年11月29日  KC 14 - 16巻  全15話  「リアル人狼」  一とまりんは人狼ゲームのイベントを仕切ることになり、参加者たちと共に会場である長野県の廃テーマパーク「シュヴァルツ村」のヴァイス城に向かう。
参加者は皆、人狼ゲーム界で名の知れた達人であり、全員が覆面で顔を隠した状態での究極の人狼ゲームがスタートする。
ところが、人の命を狙う本物の人狼の手によって、参加者が次々と喰われていく。
 9  緋尻アルプス殺人事件(仮)  2024年1月10日 -  KC 16 -    「首無しスキーヤー」  一とまりんは、北海道の緋尻島で行われるスキーリゾート開発計画に携わることになり、視察のために現地を訪れる。
この島は「緋尻アルプス」とも呼ばれるバックカントリースキーの聖地で、首無しスキーヤーの呪いのいわくがある場所でもあった。
ところがその夜、緋尻アルプス山荘に強化合宿に来ていた帝国女子体育大学スキー部のメンバーが、何者かに殺害されてしまう。


● スピンオフ作品

◇ 高遠少年の事件簿 : 本編を担当するさとうふみやが作画を担当。一のライバルである高遠遙一を主人公に、彼が高校生時代に遭遇した事件を描いたエピソード。2013年12月から2014年3月にかけて『マンガボックス』にて公開。のちに講談社コミックスにて単行本化された。本編よりも過去の時系列ではあるが、時代設定に関しては明確に定められてはいない。
◇ 金田一少年の1泊2日小旅行 : あわ箱作画。全3巻。2014年4月から2016年12月まで『マンガボックス』にて公開。過去の事件現場を再び訪ねたり、事件にまつわるパロディが展開される、ヒロインの七瀬美雪をメインに据えたシュールなブラック・コメディタッチの作品。彼女と一の関係などを描いたロマンティック・コメディの要素もある。原作では死亡したキャラクターが生存しているなどパラレル描写やキャラ崩壊、下ネタやオタクネタが多い。若干の暴力描写があるが、「人の死なないスピンオフコメディ」というキャッチコピーの通り、本編のような殺人事件は発生しない。「狐火流し殺人事件」を基にした番外編が『週刊少年マガジン』本誌に掲載されたが、単行本には未収録である。
◇ 明智警部の事件簿 : 佐藤友生作画。全5巻。『マガジンSPECIAL』2014年6月号から2016年9月号まで連載。所轄署に配属されていた警部時代の明智健悟を主人公としたエピソード。本編とは異なり、怪人名が存在せず、閉鎖空間での殺人(所謂クローズド・サークル)を扱っておらず、警察内部の深い闇が本格的に取り上げられており、明智と本作のオリジナルキャラクターで準主人公の小林竜太郎の深い友情と別れを描いている。最終回のラストシーンは、本編における明智初登場回である「雪夜叉伝説殺人事件」へと繋がる形で終わっている。また、対象読者である女性を意識しており、本編に頻繁に登場した下ネタや女性キャラのお色気シーンは一切描かれていない。明智と小林の日常を描いた4コマが『マガジンSPECIAL』、本編の絵柄を担当したさとうふみやと本作の絵柄やストーリーを担当した佐藤友生による合作漫画が『週刊少年マガジン』本誌に掲載されたが、単行本には未収録である。 : 『金田一少年の事件簿R』内でアニメ化した際、キャラクターデザインはさとうふみやの絵柄に準拠しつつ、髪型などのディテールを佐藤友生のキャラクターデザインに合わせている。
◇ 金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿 : 船津紳平作画。2017年7月から2020年3月までマンガアプリ『マガジンポケット』限定コンテンツとして公開。本編のエピソードを犯人視点から描いた作品で、エピソードのラストはインタビュアーに対して敗因を語り、「○○のような犯人だったら勝てるかもしれません」という旨の台詞で締め、これが次作の予告も兼ねている。最終回は高遠を除くこれまで登場した犯人が全員登場し、本編の宣伝で締めくくられた。 : 作風はギャグタッチとなっており、本編連載当時に存在していなかった事象や楽屋オチ、レギュラー陣の言動や本編の粗に対するツッコミ、メタフィクションのネタが多く使われており、犯人が中年女性の場合はなぜかシャワーシーンが登場する。逆に、陰惨なシーンや露骨な下ネタはほとんど描かれていない。また、原作の感動やシリアスさを尊重して犯人の動機に関する部分は極力カットされている。作画も連載当時のさとうふみやの画風に似せたものにしており、単行本版では「外伝煩悩シアター」という4コマ漫画も掲載されている。 : 当初は3エピソード程度(単行本1巻分)で終了する予定だったが、連載開始直後からTwitterで話題になるなど反響は大きく 、累計発行部数は250万部(電子版含む)を突破している。原作者サイドの反応は「くだらなくて良いんじゃない?」で、船津は「最高のホメ言葉」と語っている。『イブニング』2022年2号から2023年6号まで連載。猫になった金田一たちを描くコメディタッチのスピンオフ4コマ漫画作品。本編でよくあることを取り上げつつ、『金田一少年の1泊2日小旅行』同様、本編における殺人事件は一切扱わない。これまで登場した準レギュラーやゲストキャラクターも登場している。

● 小説版
著者は原作者でもある天樹征丸。講談社マガジンノベルスより刊行。 マガジンノベルス版、講談社文庫版(第1巻から第3巻)共に長らく絶版が続いていたが、「オペラ座館・新たなる殺人」「鬼火島殺人事件」は2005年にマガジンノベルスより、「幽霊客船殺人事件」「電脳山荘殺人事件」は2004年に講談社ノベルスよりそれぞれ復刊された。2012年から2013年にかけて講談社漫画文庫より全作復刊された。累計発行部数は500万部を突破している。 小説版の登場人物が漫画に登場することもあり、小説版を読まないと理解できないネタが登場する場合もある。 「上海魚人伝説殺人事件」「幽霊客船殺人事件」「鬼火島殺人事件」の3作品が実写化された他、アニメ版では「邪宗館殺人事件」を除く全作品が映像化されている。 2018年1月より、青い鳥文庫よりスピンオフ作品『金田一くんの冒険』が刊行された。小学校六年生時代の金田一が主人公の児童文学で、約17年ぶりの小説化となる。本編と異なり、殺人事件が発生せず、金田一が遭遇したトラブルを解決するものとなっている。 2022年5月、6月に原作30周年とドラマ化(第5期)を記念して、講談社KK文庫より、原作漫画「オペラ座館殺人事件」と「学園七不思議殺人事件」のノベライズが刊行された。著者は浜崎達也。
◇長編
 1  オペラ座館・新たなる殺人  1994年9月22日  「ファントム」  黒沢オーナーの招待で、再びオペラ座館を訪れた一と美雪。
そこでは劇団「幻想」のメンバーが舞台劇「オペラ座の怪人」の稽古をしていたが、その夜、オペラ座館で再び殺人劇の幕が上がる。  アニメ映画第1作の原作小説。
 2  幽霊客船殺人事件  1995年4月17日  「幽霊船長(ゴースト・キャプテン)」  一と美雪は福引で小笠原旅行を当てるが、用意されていた船は廃船が決まった古い客船「コバルトマリン号」だった。
船は小笠原に向かって出港するが、航海中、船長が忽然と姿を消してしまう。
そして船長室は、幽霊船マリー・セレスト号と同じような状態だった。  
 3  電脳山荘殺人事件  1996年4月15日  「トロイの木馬」  一と美雪はスキーの最中にコースを外れて遭難し、偶然見つけたロッジ「シルバーウッド」に避難する。
そのロッジでは、ネット上で活動しているミステリーサークル「電脳山荘」のメンバー初対面のオフ会を行っており、全員がハンドルネームを名乗っていた。
その夜、一の元に「トロイの木馬」と名乗る怪人物から電話があり、オフ会メンバーの一人が刺殺体で発見される。  
 4  鬼火島殺人事件  1997年5月20日  「午前零時の悪霊」  一と美雪はアルバイトのため、孤島「不知火島」のサナトリウム跡の施設を訪れる。
その夜に肝試しが催されるが、一は鍵穴越しに室内で人が殺される光景を目撃する。
しかし、鍵を開けて部屋に入ると、死体も犯人も忽然と姿を消していた。  
 5  上海魚人伝説殺人事件  1997年11月5日  「魚人」  美雪の文通相手の少女から「兄が殺人容疑を掛けられている」との手紙が届き、一と美雪はその少女・麗利の住む上海を訪れる。
麗利は「人魚観劇場」を拠点とする雑技団に所属しており、その雑技団のメンバーが魚人の春夏秋冬の子守唄に見立てられて殺害されていく。
警察は麗利の兄・小龍の容疑を深めるが、一は小龍は無実と考え、彼を逃がして共に脱走。
一は麗利のためにも真犯人を見つけると、小龍に約束する。  実写映画「上海魚人伝説」の原作小説。
 6  雷祭殺人事件  1998年6月24日  なし  一と美雪は旧友の朝木秋絵に招かれ、彼女が住む秋田県の雲場村を訪れる。
ところが、朝木家の離れで大量の空蝉に埋もれた他殺体が発見される。
しかも、離れの前は雨でぬかるんでおり、そこには離れに向かう被害者の足跡しか残っていなかった。  
 7  殺戮のディープブルー  1999年7月26日  「キング・シーサー」  美雪の友人の藍沢茜の招待で、一と美雪は沖縄の紺碧島を訪れる。
この島は藍沢グループが開発した海底遺跡を目玉とするリゾート地で、そこで一達は、上海で親友となった楊小龍と再会する。
ところがその夜、5人組のテロリストにホテルが占拠され、一達は人質となってしまう。
一は小龍と共にテロリストと攻防を繰り返しながら、彼らを裏で操る首謀者「キング・シーサー」の正体に迫る。  ノベルス版で唯一の上下巻構成の大長編。
アニメ映画第2作の原作小説であるが、劇場版とはストーリーが大幅に異なり、犯人やトリックも違う。
 8  邪宗館殺人事件  2001年4月20日  「邪宗門」  一は美雪と部屋の押し入れを整理していた時、1枚の古い新聞記事を見つける。
その記事の内容の真相を確かめるために、一は6年前に旧友達と滞在していた軽井沢の洋館「邪宗館」を訪れる。
そこには6年前に共に過ごした旧友たちも揃っていたが、旧友の一人が何者かに殺害されてしまう。  

◇短編
 共犯者X  短編集1巻    ノベルス「雷祭殺人事件」に併録された。
 迷い込んできた悪魔(デモン)  短編集2巻
 金田一少年の悪夢  短編集3巻  
 旅の途中  金田一少年の全事件簿  『探偵学園Q』特設サイトにて限定公開され、後にガイドブック『金田一少年の全事件簿』に掲載された。

◇金田一くんの冒険
 1  からす島の怪事件  2018年1月15日
 2  どくろ桜の呪い  2018年6月7日


● 書誌情報
既刊は本編が累計74巻、短編集が6巻、37歳の事件簿が既刊15巻、スピンオフ作品群が累計21巻(以下参照)。なお、Short FileシリーズとAkechi FileシリーズはKCデラックス版に収録され、Case3下巻の「殺意の四重奏」を除きコミックス版には収録されていない。

◎ 金田一少年の事件簿(本編)

・ 金成陽三郎→天樹征丸(原作) / さとうふみや(作画) 『金田一少年の事件簿』 講談社〈講談社コミックス〉 / 〈イブニングKC〉、既刊74巻(2023年4月21日現在)

◇ FILEシリーズ
・ 1993年2月10日発売、
・ 1993年4月15日発売、
・ 1993年6月11日発売、
・ 1993年9月13日発売、
・ 1993年11月8日発売、
・ 1994年2月15日発売、
・ 1994年4月14日発売、
・ 1994年7月11日発売、
・ 1994年9月8日発売、
・ 1994年12月12日発売、
・ 1995年2月10日発売、
・ 1995年4月10日発売、
・ 1995年7月12日発売、
・ 1995年9月12日発売、
・ 1995年12月7日発売、
・ 1996年2月14日発売、
・ 1996年4月15日発売、
・ 1996年6月14日発売、
・ 1996年7月15日発売、
・ 1996年8月9日発売、
・ 1996年11月13日発売、
・ 1997年1月14日発売、
・ 1997年3月14日発売、
・ 1997年5月14日発売、
・ 1997年7月15日発売、
・ 1997年10月15日発売、
・ 1997年12月13日発売、

◇ Caseシリーズ
・ 「Case1 魔犬の森の殺人」1998年5月13日発売、
・ 「Case2 銀幕の殺人鬼」1998年10月14日発売、
・ 「Case3 天草財宝伝説殺人事件(上)」1999年2月15日発売、
・ 「Case3 天草財宝伝説殺人事件(下)」1999年3月15日発売、
・ 「Case4 雪影村殺人事件」1999年8月10日発売、
・ 「Case5 露西亜人形殺人事件(上)」2000年3月14日発売、
・ 「Case5 露西亜人形殺人事件(下)」2000年4月12日発売、
・ 「Case6 怪奇サーカスの殺人」2000年7月14日発売、
・ 「Case7 金田一少年の決死行(上)」2001年2月14日発売、
・ 「Case7 金田一少年の決死行(下)」2001年2月13日発売、

◇ 第II期新シリーズ
・ 「吸血鬼伝説殺人事件」2004年12月16日発売、
・ 「オペラ座館・第三の殺人(上)」2006年3月16日発売、
・ 「オペラ座館・第三の殺人(下)」2006年3月16日、
・ 「獄門塾殺人事件(上)」2006年11月17日発売、
・ 「獄門塾殺人事件(下)」2006年11月17日発売、
・ 「雪霊伝説殺人事件(上)」2007年7月17日、
・ 「雪霊伝説殺人事件(下)」2007年7月17日発売、
・ 「黒魔術殺人事件」2008年8月12日発売、
・ 「血溜之間殺人事件 不動高校学園祭殺人事件」2008年8月12日発売、
・ 「剣持警部の殺人(上)」2009年10月16日発売、
・ 「剣持警部の殺人(下)」2009年10月16日発売、
・ 「錬金術殺人事件(上)」2010年11月17日発売、
・ 「錬金術殺人事件(下)」2010年11月17日発売、
・ 「ゲームの館殺人事件」2011年8月17日発売、

◇ 20周年記念シリーズ
・ 2012年6月15日発売、
・ 2012年10月17日発売、
・ 2012年12月17日発売、

・ DVD付き限定版 同日発売、
・ 2013年3月15日発売、

・ DVD付き限定版 同日発売、
・ 2013年6月17日発売、

◇ R(リターンズ)
・ 2014年3月17日発売、
・ 2014年7月17日発売、
・ 2014年9月17日発売、
・ 2014年12月17日発売、
・ 2015年4月17日発売、
・ 2015年7月17日発売、
・ 2015年9月17日発売、
・ 2016年1月15日発売、
・ 2016年3月17日発売、
・ 2016年8月17日発売、
・ 2016年11月17日発売、
・ 2017年4月17日発売、
・ 2017年9月15日発売、
・ 2017年11月17日発売、

◇ 金田一少年の事件簿30th
・ 2022年5月23日発売、
・ 2022年10月21日発売、
・ 2023年1月23日発売、
・ 2023年4月21日発売、

◎ 金田一37歳の事件簿

・ 天樹征丸(原作) / さとうふみや(作画) 『金田一37歳の事件簿』 講談社〈イブニングKC〉、既刊15巻(2023年1月23日現在)
・ 2018年6月15日発売、

・ 特装版 同日発売、
・ 2018年10月23日発売、

・ 特装版 同日発売、
・ 2019年2月22日発売、

・ 限定版 同日発売、
・ 2019年6月21日発売、

・ 限定版 同日発売、
・ 2019年10月23日発売、

・ 特装版 同日発売、
・ 2020年3月23日、
・ 2020年6月23日発売、
・ 2020年10月23日発売、
・ 2021年4月23日発売、
・ 2021年6月23日発売、
・ 2021年10月21日発売、
・ 2022年4月21日発売、
・ 2022年6月22日発売、
・ 2023年9月22日発売、
・ 2024年1月23日発売、

◎ スピンオフ作品

・ 天樹征丸(原作) / さとうふみや(作画) 『高遠少年の事件簿』 講談社〈講談社コミックス〉、全1巻
・ 2014年5月9日発売、
・ 天樹征丸・さとうふみや(原作) / あわ箱(作画) 『金田一少年の1泊2日小旅行』 講談社〈講談社コミックス〉、全3巻
・ 2014年9月17日発売、
・ 2016年1月15日発売、
・ 2016年12月9日発売、
・ 天樹征丸・さとうふみや(原作) / 佐藤友生(作画) 『明智警部の事件簿』 講談社〈講談社コミックス〉、全5巻
・ 2014年12月17日発売、
・ 2015年4月17日発売、
・ 2015年9月17日発売、
・ 2016年3月17日発売、
・ 2016年11月17日発売、
・ 天樹征丸・金成陽三郎・さとうふみや(原作) / 船津紳平(作画) 『金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿』 講談社〈講談社コミックス〉、既刊11巻
・ 2017年11月17日発売、
・ 2018年2月16日発売、
・2018年6月15日発売、
・ 2018年11月16日日発売、
・ 2019年3月15日発売、
・ 2019年6月17日発売、
・ 2019年10月17日発売、
・ 2020年3月17日発売、
・ 2020年5月15日発売、
・ 2020年7月17日発売、
・ 2022年6月16日発売、
・ 天樹征丸・さとうふみや(原作) / 佐藤友生(作画) 『きんにゃいち少年の事件簿』 講談社〈講談社コミックス〉、全1巻
・ 2023年4月21日発売、

◎ KCデラックス版

・ 天樹征丸・金成陽三郎(原作) / さとうふみや(作画) 『金田一少年の事件簿 短編集』 講談社〈KCデラックス〉、全6巻
・ 「金田一少年の挑戦」1997年11月14日発売、
・ 「金田一少年の推理」1998年3月13日発売、
・ 「金田一少年の冒険」1998年8月10日発売、
・ 「金田一少年の疾走」1999年6月15日発売、
・ 「金田一少年の対決」1999年11月15日発売、
・ 「金田一少年の回想」2000年10月14日発売、
・ 天樹征丸(原作) / さとうふみや(作画) 『明智少年の華麗なる事件簿』 講談社〈KCデラックス〉、2000年2月15日発売、
・ 天樹征丸(原作) / さとうふみや(作画) 『明智警視の優雅なる事件簿』 講談社〈KCデラックス〉、2000年5月15日発売、
・ 天樹征丸(原案) / 金成陽三郎(脚本) / さとうふみや(作画) 『金田一少年の事件簿 ベストセレクション』 講談社〈KCデラックス〉、全7巻
・ 「金田一少年の殺人」2000年9月4日発売、
・ 「魔術列車殺人事件」2000年9月4日発売、
・ 「蝋人形城殺人事件」2000年9月4日発売、
・ 「怪盗紳士の殺人」2000年10月14日発売、
・ 「タロット山荘殺人事件」2000年10月14日発売、
・ 「黒死蝶殺人事件」2000年11月14日発売、
・ 「飛騨からくり屋敷殺人事件」2000年11月14日発売、
・ 天樹征丸・金成陽三郎(原作) / さとうふみや(作画) 『極厚愛蔵版 金田一少年の事件簿』 講談社〈KCデラックス〉、全14巻
・ 2008年9月17日、
・ 2008年10月17日、
・ 2008年11月17日、
・ 2008年12月17日、
・ 2009年1月16日、
・ 2009年2月17日、
・ 2009年3月17日、
・ 2009年4月17日、
・ 2009年5月15日、
・ 2009年6月17日、
・ 2009年7月17日、
・ 2009年8月17日、
・ 2009年9月17日、
・ 2009年10月16日、

◎ 講談社漫画文庫版
2004年 - 2005年(第I期)、及び2012年 - (第II期、小説版)。既刊は短編集、特別編、小説を含め累計49巻。内容は単行本版と同一だが、各巻一事件ずつにまとめ直されている(短編集を除く)。また、FILEシリーズとCaseシリーズが合わせた形で連番となり、上記Case1がFile20……Case7がFile26となっている。第II期はFile27以降として刊行されている。さらに各File毎に固有のロゴが使用されている。
・ 天樹征丸・金成陽三郎(原作) / さとうふみや(作画) 『金田一少年の事件簿』 講談社〈講談社漫画文庫〉、既刊49巻(2014年7月11日現在)

◇ 本編
・ 「File1 オペラ座館殺人事件」2004年8月4日発売、
・ 「File2 異人館村殺人事件」2004年8月4日発売、
・ 「File3 雪夜叉伝説殺人事件」2004年8月4日発売、
・ 「File4 学園七不思議殺人事件」2004年8月4日発売、
・ 「File5 秘宝島殺人事件」2004年9月11日発売、
・ 「File6 悲恋湖伝説殺人事件」2004年9月11日発売、
・ 「File7 異人館ホテル殺人事件」2004年10月8日発売、
・ 「File8 首吊り学園殺人事件」2004年10月8日発売、
・ 「File9 飛騨からくり屋敷殺人事件」2004年11月12日発売、
・ 「File10 金田一少年の殺人」2004年11月12日発売、
・ 「File11 タロット山荘殺人事件」2004年12月10日発売、
・ 「File12 蝋人形城殺人事件」2004年12月10日発売、
・ 「File13 怪盗紳士の殺人」2005年1月12日発売、
・ 「File14 墓場島殺人事件」2005年1月12日発売、
・ 「File15 魔術列車殺人事件」2005年2月10日発売、
・ 「File16 黒死蝶殺人事件」2005年2月10日発売、
・ 「File17 仏蘭西銀貨殺人事件」2005年3月11日発売、
・ 「File18 魔神遺跡殺人事件」2005年3月11日発売、
・ 「File19 速水玲香誘拐殺人事件」2005年4月12日発売、
・ 「File20 魔犬の森の殺人」2005年4月12日発売、
・ 「File21 銀幕の殺人鬼」2005年5月12日発売、
・ 「File22 天草財宝伝説殺人事件」2005年6月10日発売、
・ 「File23 雪影村殺人事件」2005年7月12日発売、
・ 「File24 露西亜人形殺人事件」2005年8月10日発売、
・ 「File25 怪奇サーカスの殺人」2005年9月9日発売、
・ 「File26 金田一少年の決死行」2005年10月12日発売、
・ 「File27 吸血鬼(ヴァンパイア)伝説殺人事件」2012年1月12日発売、
・ 「File28 オペラ座館・第三の殺人」2012年2月10日発売、
・ 「File29 獄門塾殺人事件」2012年3月9日発売、
・ 「File30 雪霊伝説殺人事件」2012年4月12日発売、
・ 「File31 黒魔術殺人事件」2012年5月11日発売、
・ 「File32 剣持警部の殺人」2014年5月9日発売、
・ 「File33 錬金術殺人事件」2014年6月12日発売、
・ 「File34 ゲームの館殺人事件」2014年7月11日発売、

◇ 短編集
・ 「短編集1 氷点下15度の殺意」2005年6月10日発売、
・ 「短編集2 鏡迷宮の殺人」2005年7月12日発売、
・ 「短編集3 殺人レストラン」2005年8月10日発売、
・ 「短編集4 怪盗紳士からの挑戦状」2005年9月9日発売、
・ 「短編集5 血溜之間殺人事件」2012年6月12日発売、

◇ 特別編
・ 「特別編 明智少年の華麗なる事件簿」2005年5月12日発売、
・ 「特別編 明智警視の優雅なる事件簿」2005年10月12日発売、

◇ 小説
・ 「小説1 オペラ座館・新たなる殺人」2012年3月9日発売、
・ 「小説2 幽霊客船殺人事件」2012年6月12日発売、
・ 「小説3 電脳山荘殺人事件」2012年9月12日発売、
・ 「小説4 鬼火島殺人事件」2012年12月12日発売、
・ 「小説5 上海魚人伝説殺人事件」2013年1月11日発売、
・ 「小説6 雷祭殺人事件」2013年2月8日発売、
・ 「小説7 殺戮のディープブルー」2013年3月12日発売、
・ 「小説8 邪宗館殺人事件」2013年4月12日発売、

◎ 講談社青い鳥文庫

・ 金田一くんの冒険 (1) からす島の怪事件
・ 金田一くんの冒険 (2) どくろ桜の呪い

◎ 関連書籍

・ 週刊少年マガジン・『金田一少年の事件簿』制作スタッフ(編集) 『金田一少年の事件簿 公式ガイドブック』1995年8月22日発売、
・ 週刊少年マガジン・公式ガイドブック制作スタッフ(編集) 『金田一少年の事件簿 公式ガイドブック(2)』1996年5月21日発売、
・ 週刊少年マガジン編集部・公式ガイドブック制作スタッフ(編集) 『公式ガイドブック(3) 全事件トリック完全攻略作戦』1997年1月6日発売、
・ 天樹征丸・金成陽三郎(原作) / さとうふみや(作画) 『金田一少年の事件簿 公式ガイドブック ファイナル ラストエピソード』 講談社〈KCデラックス〉、2001年2月14日発売、
・ 天樹征丸・さとうふみや・週刊少年マガジン編集部(監修) 『金田一少年の全事件簿』 講談社〈KCデラックス〉、2006年3月17日発売、
・ 天樹征丸(原作) / さとうふみや(作画) 『金田一少年の推理クイズ 難事件に挑戦せよ!』 講談社〈KCデラックス〉、2006年11月17日発売、
・ 天樹征丸(原作) / さとうふみや(作画) 『金田一少年の推理クイズ 真犯人を見つけだせ!』 講談社〈KCデラックス〉、2009年10月16日発売、
・ 天樹征丸(原作) / さとうふみや(作画) 『金田一37歳の事件簿 公式ガイドブック トリック詳細解説&「金田一少年」プレイバック付き』 講談社〈KCデラックス〉、2021年10月21日発売、

● テレビドラマ
日本テレビ系で放送されているテレビドラマシリーズ。主演の一役のキャストはいずれもジャニーズ事務所所属タレントが担当しており、初代は堂本剛(1995年 - 97年)、二代目は松本潤(2001年)、三代目は亀梨和也(2005年)、四代目は山田涼介(2013 - 14年)、五代目は道枝駿佑(2022年)。2014年連続シリーズのタイトルは『金田一少年の事件簿N(neo)』。特に堂本剛主演の第1・2シリーズ(初代金田一)は当時高視聴率を記録し、1997年には映画化されるほどの人気を誇り、堂本のみならず演出を担当した堤幸彦の出世作ともなった。

● アニメ
1996年に最初の劇場アニメが公開された。その後テレビアニメシリーズが日本テレビ系列で1997年から2000年まで放送され、テレビドラマと同様に高視聴率を記録した。その後、2007年には2週間にわたってアニメSPが放送され、2012年、2013年にはOAD化もされた。2014年から、『金田一少年の事件簿R(リターンズ)』として14年ぶりに再びテレビアニメ化された。全てよみうりテレビ(ytv)、東映アニメーション製作。

● ラジオドラマ
NHKラジオ第1にて2014年から2017年にかけて不定期に謎はすべて解けた樹林伸の推理クイズとしてリスナー参加型クイズ兼ラジオドラマを放送した。声優はテレビアニメ版での声優陣を起用している。

● ZOOMドラマ
原作者、天樹征丸企画・脚本のZOOMドラマ。タイトルは『STAY HOME殺人事件』。一と美雪は原作の漫画のコマを流用しアニメでの声優陣が声を当て、スタジオ収録は行われず、キャストがそれぞれの家でZOOM越しに演技を行う形で作られた。前後編の二部構成で、前編の問題編はYOUTUBEで無料配信、後編の解決編はツイキャストプレミアムで有料配信となっている。

● ゲーム


◎ ゲームソフト
7本のゲームが発売されている。PlayStation版の明智健悟とDS版(全員)を除き、声優はアニメ版とは異なる。また、SCRAPからリアル脱出ゲームとして開催された。
◇ 悲報島 新たなる惨劇 - 1996年11月29日発売、Windows(システムソフト)、PlayStation(講談社) : オリジナルストーリー、シナリオ / 沢村光彦、檜木田正史 : キャスト / 金田一一 - 岩永哲哉 / 七瀬美雪 - 宮村優子 / 剣持勇 - 高橋功 / いつき陽介、遠藤信、竹内灯妙 - 二又一成 / クリス・アインシュタイン、葉月マサキ、葉月マユキ - ならはしみき / 三村翔子、相田ヨネ - 山田美穂 / 東堂小百合、栗原真奈美 - 手塚ちはる / 葉月マユラ - 天野由梨 / 木暮条一郎、葉月光定、ニセマサキ(佐藤治)
◇ 星見島 悲しみの復讐鬼 - 1998年1月15日発売。セガサターン(ハドソン、講談社) : プレイヤーキャラクターは、一では無く、犯人側となり、完全犯罪を目指すという珍しい作品(一に見破られるなど失敗するとバッドエンドとなり、原作登場の怪人系の犯罪者よりアドバイスを受けられる)。 : キャスト / 桂木なお・直木桂一 - 緒方恵美 / 阿佐桐卓也 - 置鮎龍太郎 / 金田一一 - 草尾毅 / 七瀬美雪 - 飯塚雅弓 / 剣持勇 - 土師孝也 / いつき陽介 - 藤原啓治 / 明智健悟 - 子安武人 / 速水玲香 - 倉田雅世 / 立花麻衣 - 金月真美 / 渚ちはる - 鈴木史華 / 立花由布 - 豊嶋真千子 / 立花華江 - さとうあい / 高木ちえ - 片岡富枝 / 大山孝志 - 三木眞一郎 / 竹村正彦 - 高戸靖広 / 久堂明子 - 根谷美智子 / 大山良介 - 鈴木淳 / 沢沼研 - 関智一 / 矢追つとむ - 肥後誠 / 阿佐桐剛 - 立木文彦 / 岡田淳子 - 兵藤まこ / 辰巳哲 - 大友龍三郎 / 辰巳伸也・角野幸夫 - 上田祐司 / 久堂進 - 坂口哲夫 / 立花光一 - 清川元夢 / 大山征二・司会者 - 泉尚摯 / 支配人・船員 - 高木渉 / チーフ - 石井康嗣 / 船長 - 鈴木泰明
◇ 地獄遊園殺人事件 - 1998年3月26日発売。PlayStation(講談社) : オリジナルストーリー、シナリオ / 沢村光彦、檜木田正史 : キャスト / 金田一一 - 岩永哲哉 / 七瀬美雪 - 宮村優子 / 剣持勇 - 高橋功 / 明智健悟 - 森川智之 / 佐木竜二 - 結城比呂 / 大門房枝 - 潘恵子 / 進身昌子 - 松井菜桜子 / 佐藤ハル - 青木和代 / 山瀬実里 - 三石琴乃 / 湯森真輝 - 笠原弘子 / 菅野千尋 - かないみか / 藤原弓彦 - 子安武人 / 哀川笑美 - 浅田葉子 / 皆本火世 - 荒木香恵 / 薗部晴香 - 幸田磨衣子 / 役柄不明 - 安達成彦 / クレジット未掲載:久我潤子 - 蒼井美幸 / 白石幸子(左近雅) - 草地章江 : 電撃PlayStationDPSソフトレビューでは65、70の135点    1999年3月13日 - 5月31日   
  7   金田一少年の事件簿
松山・道後温泉ミステリーツアー    1999年7月17日 - 9月30日   



● パチンコ

・ CR金田一少年の事件簿(2013年、Sansei R&D)
・ CR金田一少年の事件簿〜地獄の傀儡師〜(2017年、Sansei R&D)

● 備考


◎ オカルト(ホラー)関連
話によっては犯人が事件を妖怪、幽霊、呪いといったオカルトの仕業に見せかける(またはなぞらえる)が、(トリックや謎解きに超自然的なガジェットが用いられることはないものの)実際にそれらが存在すること自体は否定されない場合もある。

◎ 容疑者リスト
各話の事件発生後から真相直前の回の冒頭に表示される事件関係者のリスト。FILE1からFILE4までは死亡者のパネルが消えるようになっていたがFILE5以降からは死亡者が黒く塗り潰されるようになっている。「秘宝島殺人事件」「飛騨からくり屋敷殺人事件」「タロット山荘殺人事件」「剣持警部の殺人」は死亡者が発生しても黒く塗りつぶされていない。「速水玲香誘拐殺人事件」とCaseシリーズおよび「黒魔術殺人事件」「錬金術殺人事件」では容疑者リストは表示されなかった。また、「吸血鬼伝説殺人事件」では初めてカラーで表示されている。一と美雪を除いて、警察官であってもリストアップされるが、再登場キャラクターはリストから除外される。 また、「獄門塾殺人事件」ではリストが初めて登場した時点で多数の犠牲者が出ており、これらは除外され、生存している人物のみがリストアップされていた。また、レギュラーキャラクターである村上草太がリストアップされるなど、先述した初期のパネルによく似たタイプとなっている。

◎ 真相当てクイズ
File1の「オペラ座館殺人事件」から『週刊少年マガジン』誌上で行われていた。読者が犯人や主要なトリックの推理を解決編の前の週に講談社に送り、当たった人の中から抽選で賞品が貰えるという懸賞企画である。正答率は平均10 - 15%程度であったが、Case3「天草財宝伝説殺人事件」では、犯人を含む完全な真相を推理できた応募者が全応募者5324名の中でわずか3名だけだった。

◎ トリック
作中のトリックは天樹や金成がそれぞれ考えたものや編集部を含めた全員で考えたものもある。 「異人館村殺人事件」のトリックは島田荘司の『占星術殺人事件』からの無許可でのトリック流用だとして島田から抗議を受けた。編集部は「ミステリー作品は昔からトリックの流用が行われており問題はない」旨の回答をしたが、後に発売された関連書籍にはトリックの出典が記載された。ドラマ版は欠番となった。なお、『週刊少年マガジン』掲載時には「島田荘司に捧ぐ」という一文が入っていた。 天樹は「(ミステリーマニアの人は)4巻くらいから読んでいただくと面白いと思います。最初はちょっといろいろありまして(笑)」と述べている。単行本3巻までの作品では「雪夜叉伝説殺人事件」で用いたメイントリックは法月綸太郎に、「(初めて読んだときに)これはどうやら本気で取り組んでいる。侮れない」と評された。「学園七不思議殺人事件」以降に現在の制作スタイルが確立したとのこと。

◎ 「魔犬の森の殺人」の登場人物について
「魔犬の森の殺人」に登場する「渡辺鐘」はタレントの渡辺鐘(桂三度・世界のナベアツ)をモデルとしており、名前もそのままで顔も本人に似せて描かれている。これは、当時マガジンに掲載された企画が元となった一種のゲスト出演であった。 渡辺は漫才コンビ・ジャリズム時代に相方の山下しげのりとともにアニメ版に生徒役で声優として出演している。

◎ 他作品におけるパロディ

・ 本作の初代ドラマ版の監督が制作した『TRICK』では「謎はとべてすけた」、「フェルマーの名にかけて」などの本作の台詞パロディがある。また、主人公の山田が他の登場人物から「お前なんか金田一少年みたいやな」と突っ込まれていた。この作品も横溝正史作品のオマージュやパロディが見られる。
・ 『遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX』の万丈目準と『33分探偵』の鞍馬六郎、『ぼくらの勇気 未満都市』(2017年のスペシャル版)のタケルも役者が本作の主人公を演じていたことから、決め台詞のパロディを口にしていたことがある。
・ アニメ版『銀魂』第30話には本作のパロディ画が映された他、キャラクターが一と耕助と思わしき格好(コスプレ)をしているワンシーンもある。
・ 『コータローまかりとおる』シリーズにて主人公のコータローが「ジッチャンの名にかけて」と顔真似しながら言うシーンがある。

「金田一少年の事件簿」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(https://ja.wikipedia.org/
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