ランキング16位
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ランキング2位
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『恐竜戦隊コセイドン』(きょうりゅうせんたいコセイドン)は、1978年7月7日から1979年6月29日まで東京12チャンネル(現:テレビ東京)で毎週金曜19:30 - 20:00に放送された特撮テレビ番組である。円谷プロダクション制作。全52話。第41回以降『恐竜戦隊コセイドン 戦え 人間大砲コセイダー』に改題された。
● ストーリー
タキオンの発見によりタイムトラベルが実現した未来、人類は中生代白亜紀と現在とを自由に行き来し、白亜紀の地球にコロニーを作っていた。そして、時空管理局が誇る巨大タイムマシーン・コセイドン号を駆る特別チーム、タイムGメン・コセイドン隊が白亜紀とタイムトラベルの安全を守っていた。
2001年、日本が熱線と超低温の攻撃を受け、その災害の原因は中生代白亜紀からのものであると分かる。この異常事態に対して、時空管理局からの要請を受けてコセイドン号が出動、7000万年前の白亜紀で調査を開始した。そこで彼らは地球外からの逃亡者・アルタシヤ姫とお付きのロボット・ビックラジイに出会う。彼女たちを追ってやって来た侵略者ゴドメス星人は地球を新たな侵略目標と定めて行動を開始し、コセイドン隊はゴドメス星人の地球侵略を阻止するために戦うこととなる。
● 概要
「円谷恐竜三部作」などと呼ばれるテレビ番組3作品の1つで、第3作目にあたる。前2作(『恐竜探険隊ボーンフリー』・『恐竜大戦争アイゼンボーグ』)と異なり、アニメとの合成は用いず全編実写で製作された。
前2作は「恐竜が現代に復活する」物語だったが、本作は主人公たちが恐竜時代へタイムトラベルして活躍するものになっており、シリーズのほぼ全編にわたり白亜紀が舞台である。その設定には、タイムパラドックスや植物系の異星人(後述)など放映当時のSFブームを反映した面が多く、ビジュアル面にはそのブームを巻き起こした米映画『スター・ウォーズ』の影響も見られる。ストーリーもコセイドン隊とゴドメス星人や犯罪者などとの戦いが中心となったため、恐竜そのものは副次的な要素に留まっている。円谷プロが制作中の『宇宙の勇者 スターウルフ』で脚本を執筆した長坂が、そのつながりで本作品の企画書も手掛けており、人間大砲・ファイタスボンバーの設定も長坂の発案だった。スポンサーなどを集めた番組のプレゼンテーションでは、発案者の長坂が「人間を大砲で飛ばします」と熱弁を奮って、人間大砲がいかなる物か見当もつかないスポンサーやテレビ局幹部を強引に説得。本作のプロデューサーだった円谷粲の証言では「しゃべりだしたら止まらない男」と長坂を評しており、「あの光景は傑作でしたね」とプレゼンテーションの思い出も語っている。一般には低予算の特撮番組と紹介されがちな本作品だが、開始直後の初期話数では3千万円の制作費(1話につき1千万円台を消費していたウルトラシリーズ級の制作費)を要しており、コセイドン号の美術セットやミニチュア制作などにも約1カ月間を要する労作だった。
スポンサー側は幼児層を対象と見込んでいたが、円谷プロ側はそれよりも上の年齢層を想定しており、企画会議ではスポンサー側がタイムパラドックスの設定について難解であるとして憤慨したこともあったと共に時空通信によって21世紀の時空管理局からコセイドン隊に指令を送ってバックアップしている。家族は娘が複数いるらしい(18話)。
● タイムGメン・コセイダー
ゴウが「人間大砲」ファイタスボンバー起動と共にファイタスI号内にある装置で戦闘強化服を纏い変身したコセイドン隊の近接戦用の戦士。ゴドメス星人をはじめとする侵略者たちと戦う。大幅に運動能力と防御能力が向上しており、当初はサーベルやプラズマビームガンを併用していたが、後にアルタシアが持つコスモ秘帖に秘められたスーパーノヴァ・エネルギーを浴びることによって時間停止能力を始めとした超能力を得て、「タイム戦士コセイダー」となる。終盤では時空の狭間に落ちた影響でさらなる超能力を得る。
コセイドンの装備はレーダーに探知されないステルス性素材で作られているが、マグマの熱には耐えられない。
タイム戦士としての活動時間は僅か2分で、エネルギーが足りなくなってくるとベルトのバックルの「K」マークが点滅して知らせるようになり、エネルギー切れになると超能力を使えなくなる。
「タイム戦士コセイダー」になってからの戦闘終了後は、「脱身!(ダッシ~ン!)」と両腕を大きくクロスして体が光ると共にその場から消える現象を起こし、違う位置場所でトキ・ゴウに戻る。
◎ 武装
◇ レーザーサーベル
: タイム戦士コセイダーになってからの鋭利な剣。この武器で敵を切り付ける十文字切りなどといった戦法で幾多の敵を打ち倒してきた。後にコスモ秘帖の力で形状が変化したレーザー剣となり、光線を放ったり、敵の光線を刃先で弾き落とすアンチレーザー、サーベルを振るうことで炎を消す火炎封じといった能力を得た。
: コセイダーが超能力の一つであるクロスサーベルを発動することで分離してもう一つのレーザーサーベルを生成することが可能で、これにより宙返りしながらすれ違いざまに斬りつける「ダブルクロスアタック」、空中から敵を十字に切り裂く必殺技「必殺十文字斬り」を使用することが出来る。
◇ プラズマビームガン
: コセイダーが腰のベルトのホルスターに携行しているエネルギーガン。赤いプラズマビームを連射可能。主にゴドメス兵に対して多用されてきたがコセイダーがコスモ秘帖の力でタイム戦士となってから、使用されることはなくなった。
◇ α爆弾
: 瞬間的に凝固、乾燥させる爆弾。使用には太陽エネルギーの充填が必要。キノコングに食わせて倒した。34話ではハクアスII号から複数投下することで山火事を消火した。
◎ 超能力・必殺技
◇ ビームアタック
: 両手に円盤状の光線を生成し、敵に放つ技。ゴドメス兵士の集団を軽く一掃できるほどの威力を持つ。
◇ 時間停止能力
: ごく短時間ではあるが自在に時の進行を止める能力。コセイダーの「時間よ、止まれ」の掛け声と共にサーベルで円を描き、大上段から振り下ろす動作を行うことでこの能力が発動し、「時間よ、動け」の掛け声で能力が解除される。第13話の総監ザジとの決戦で初使用された。以後の戦闘でも頻繁に使われているが、第18話のジェリコ司令官との戦闘のように、相手に能力が通用しない場合もある。
◇ コセイダージャンプ
: 大きくジャンプする。強化版のミラクルコセイダージャンプもある。
◇ サーベルクロス
: サーベルを縦に、左腕を横に構えて十字を組み、光を放つ。11話でマリに攻撃開始の合図を送るために使用。
◇ クロスアタック
: 飛行しながら赤色のオーラに全身を包み、相手に体当たりする技。その威力は第15話と第25話で巨大化した恐獣の体を貫通し、一撃で撃破するほどである。
◇ プラズマキック
: 自分の残像を出しながら飛び蹴りを放つ技。第18話でのみ使用され、同話でジェリコ司令官にテレポーテーションで回避されたためその威力は不明である。
◇ コセイダー真空投げ
: 敵を投げ飛ばし、地面に強打させる技。第21話でのみ使用され、この必殺技でマグマ恐人マグマスを打ち倒した。
◇ 活人剣
: レーザーサーベルを光り輝かせて一撃を食らわせ、怪人態シラキを元のシラキ博士に戻した。
◇ ミラクルキック
: 49話で使用。空中で体をねじらせながら、九条博士が仕掛けたサッカーボール爆弾を博士自身と怪獣ベムガンに蹴り飛ばした。
◇ 火山を鎮める光線
: 50話で使用。レーザーサーベルから光線を放ち、ベルイ山の噴火を鎮めた。
● コセイドン隊の装備・メカニック
◎ 装備
◇ コセイドン隊隊員服
: コセイドン隊の制服。各種メカの使用時や外部での戦闘時にはブラウンの防弾ジャケットを上に着る。
◇ ヘルメット
: 主にゴウとテツが戦闘時に使用する。
◇ 帽子
: 通信機を内蔵した通常活動用の帽子。
◇ 制式銃
: 隊員全員が携行する武装で、プラズマビームガンに酷似しているが、出力は抑えられている。
◇ 大型の銃
: モリイが食肉恐獣バリバァ戦で使用した強化型と思われる大型の銃だが、威力はさほどである。
◎ メカニック
◇ コセイドン号
: タイムGメン本部・時空管理局に設置されたタイムトンネルに、機体下部のイオン・ブースター4基から出発地点と目的地点の空間と時間を連結させて時間航行を安定化させる光の軌道メビウス・レールを発生し、ウルトラコンピュータタイムマザーのナビゲーションを受けて、タキオン・エンジンの推進によって恐竜時代と現代を往来する大型タイムマシン。目的地点に到着するとディメンジョンブレーキをかけて停止する。ファイタス号、ハクアス号を搭載しており、母艦の機能と同時にこれらの出動後には隊長であるバンノが残って指揮を執るため、移動基地としての役割を持つ。武装は機体上部に格納しているコセイドンビーム(別名・コセイドン・プラズマ砲)をメインに機体側面から放つプラズマ弾(後半ではこれをプラズマ砲と呼ぶようになった)、イオン・レーザー砲、ミサイル、異次元へ飛ばされるのを防ぐアンチタイムバリア、トゲ球状時限爆弾のタイムボール爆弾(44話)なども装備しているが、マントル合金製の機体自体も頑丈で、ゴドメス戦闘機であれば体当たりで破壊できる。テレポートを相手機とシンクロさせる機能も持つ。コセイドン隊の名の由来にもなっている。
:
・ ミニチュアは約2メートルの巨大なものが制作された。
◇ ファイタス号
: ゴドメス軍団との直接的な交戦任務を担う戦闘車両。直線的なデザインと銀色を基調としたボディーカラーが特徴。タイム戦士コセイダーを射出する人間大砲ファイタスボンバーを装備。前部を構成するキャタピラ駆動の装甲車ファイタスI号は車体上部に強力な対空エネルギー兵器マントル砲、車体前面にロケット砲とロケットアンカー(別名・デストロイボール)、車体側面に大量発射可能な回転カッターローリングシューターをそれぞれ搭載。他にも牽引用のマグネットロープ、ガンマー農薬なども装備。さらに機体後部が分離変形して飛行可能な高性能レーダーを有するホイールローダー形式の4輪駆動車ファイタスII号になる。ファイタスII号の武器はレーザービーム、プロトンミサイル、火炎弾、牽引用マグネットロープ、消火液。主要乗員はファイタスI号にはコセイダーになるゴウと操縦者であるテツ。またファイタスII号には28話までマリ、マリが隊を離れた29話からは後任としてモリイが搭乗。コセイダー射出後は、テツがファイタスI号で援護射撃も行う。水中には潜れない。
:
・ ハクアス号共々、分離機能を持つのは前2作の主要メカを踏襲している。
◇ ファイタスボンバー
: 「人間大砲」の通称を持つタイム戦士コセイダーの射出装置。操作はテツがメイン。ただし、イレギュラーでウララやアルタシヤ、また交換ユニットを運んできたアラキ隊員も操作を行っている。22話で新品と交換している。コセイドンに格納したまま、コセイドン内のあらゆるスピードを生む動力を加算して使用することで超加速ボンバーになる(42話)。
: 「ファイタスボンバー・ホップ」でゴウの座席が後方へリクライニングしてファイタスI号に飲み込まれ、ゴウが変身装置を通過して戦闘強化服を装着してコセイダーに変身、射出用のフレームが降下し格納される。
: 「ファイタスボンバー・ステップ」でファイタスI号の車体上部が上方へ傾斜、「人間大砲」の砲身を延伸し、コセイダーを格納したフレームを回転させて装填。
: 「ファイタスボンバー・ジャンプ」でエネルギーとともにコセイダーを目標地点へ撃ち出す。
: 「ホップ」「ステップ」の後には、現在進行中の出来事(「仲間のピンチ」や「迫る恐獣」など)のカットが入る。
◇ ハクアス号
: 曲線的なデザインと赤を基調とした外観を特徴とするレスキュー車両。レーザー砲や小型ミサイルの他に、恐竜捕獲用大型アームジャイアント・グリップ(別名・ダイノキャッチャー)と恐竜収納用の伸縮自在な大型ケージ、クレーンネット砲、麻酔ガス、水中探査機、橋として使用可能な救助用の自動レールを装備。ファイタス号と同じく機体前部がハクアスI号、機体後部が飛行可能な4輪駆動車ハクアスII号に分離変形する。ハクアスII号はグラビティビーム、プロトンミサイル、ロケット砲、消火液、火炎弾、クレーンネット砲、麻酔弾、マグネットロープ、放水装置、煙幕のスモークバリアを装備。当初の乗員はウララ(分離後はI号操縦)とモリイ(分離後はII号操縦)。戦闘を重視したファイタス号と異なり、主に恐竜の保護や救助に用いられることが多い。第14話からは退場したウララに代わってビックラジィーがI号の操縦を担当、第19話からはアルタシヤも同乗するようになる。
: アルタシヤとビックラジィーが正式メンバーとなった29話からはI号をアルタシヤ、II号をビックラジィーが担当する。
● ゴドメス星人
植物が進化し、知性を得た生命体で、養分さえあれば300〜400年も生きることが出来る。しかし、養分を得る手段に容赦が無く、星の水分や有機物など、それこそ養分になりそうなあらゆるものを根こそぎ奪い取る。性格はほとんど共通しており、冷酷残忍で自分たち以外の生命体の存在を情け容赦無く排除する。また、彼らの信条は「勝つことが全て」であり、「『卑怯』は獣の使う言葉」と自分たちを常に正当化している。ゴドメスには傘下となる星・民族もあり、帝王に派遣されてコセイドン隊と戦った者も併せて記載する。
◇ ゴドメス帝王
: ゴドメス本星に坐する支配者。これまでに100万以上の惑星を征服してきたと豪語しており、第13話でモニター越しに初めて姿を現す。隊長不在時には臨時の指揮官を派遣するなど、地球征服への攻撃の手を緩めない。これまではモニター越しで幹部に指令を下していたが、第28話でついに自ら地球に出現し、コセイダーと最後の決着をつけるが、死闘の末コセイダーに倒され戦死した。
◇ ゴドメス兵
: ゴドメス星人の一般戦闘員。鞭を武器にしているが剣やゴド・マシンガンも扱え、主に地球侵略部隊隊長(稀に隊長の部下である怪人の命令にも従う)の命令に従い集団で行動する。さらにゴドメス戦闘機の操縦も担当しており、陸と空の二方向からコセイドン隊に攻撃を仕掛けてくる。
: 言葉をしゃべれる者も存在するが基本的には言葉をしゃべらず、「イーッ」という高音の奇声のみで会話を行っている。
◎ 侵略部隊隊長
ゴドメス帝王に派遣されて地球侵略を狙う宇宙人たち。主に前線でコセイドン隊と戦うことが多かったが、ジェリコ司令官の登場後は恐獣、勢力下にある他の惑星から派遣された怪人たちに前線を任せることが多くなった。括弧内の数字は登場話数。
◇ 総監ザジ
: 地球侵略部隊初代隊長(第2話 - 第13話)。
: 2001年の日本に、中生代白亜紀から亜空間攻撃を仕掛けた張本人。性格はゴドメス人の中でも群を抜いて冷酷残忍。武器はゴドメス兵と同様鞭であるが、他にも剣、手榴弾など様々な武器を隠し持っている。たとえ自分が倒されても、ゴドメス星の科学力によるクローン再生で復活することが可能である。指揮官としての技量も高く、ビックラジィーを捕えてコセイドン隊にスパイとして送り込むなどの諜報戦も行い、時にはザジ自らがゴドメス戦闘機の編隊を指揮することによってゴドメス戦闘機にハクアスI号、ハクアスII号を撃破させることも出来る。
: 第13話ではコセイドン隊を壊滅させる「Z作戦」を発動させ、ウララに重傷を負わせるなどあと一歩まで追い詰めるが、コスモ秘帖の力を得て「タイム戦士」となったコセイダーに戦艦ガルムスを墜落させられた挙句、全ての武器をコセイダーのレーザーサーベルによって無力化させられてしまう。最期はレーザーサーベルに切られたことで致命傷を負い、自身の体を自爆させて灰となって果てた。最初の登場とはいえ、コセイドン隊を最も苦しめた存在である。
◇ ジェリコ司令官
: 地球侵略部隊2代目隊長(第15話 - 第19話)。
: 総監ザジの後任として、ゴドメス帝王の命で派遣された。頭に赤い一本の角、口に赤い牙を生やしたゴリラのような風貌と、肩モール付きの軍服がトレードマーク。「恐獣」と呼ばれる一種の怪獣を送り込み、コセイドン隊を苦しめた。剣術にも長けており第18話でのコセイダーとの戦闘ではサーベルを手に蹴り技を織り交ぜ、一歩も譲らぬ剣技を披露。コセイダーの時間停止能力も通じず、攻撃もテレポーテーションで容易く避けてしまった。
: 第19話ではハクアスI号ごとアルタシヤとビックラジィーを捕らえて緑沼の基地に拉致し、彼女らを助けるために基地へ乗り込んだコセイダーと剣戟を交える。しかし、コセイダーのレーザーサーベルで腹部を貫かれ致命傷を負い、彼らを道連れにしようと基地の自爆スイッチを作動させた後、火花を吹き上げて消滅した。だが、結局コセイダーは時間停止能力でアルタシアたちと共に脱出し、彼らを道連れにすることに失敗してしまう。
◇ 将軍ケスノーチ
: 地球侵略部隊3代目隊長(第20話 - 第22話)。
: 第19話で戦死したジェリコ司令官の後任として、ゴドメス帝王の命で派遣された。頭の両側に斧刃、目の周りに血を浴びたような形の縁取りを付けた兜、白い服、黒い裏地の銀マントが特徴で、両刃の長柄斧を常に右手に持っている。この斧の先端には銃火器が内蔵されており、遠近両用武器として使用出来るだけでなく、柄の下半分は分離させてヌンチャクとして使用出来る。
: ジェリコ司令官同様に恐獣を送り込み、コセイドン隊に挑むが自身はファイタスII号およびコセイダーを特に危険視しており、それらを優先的に倒すための作戦を立てたりしていた。武術の達人で斧やヌンチャクだけでなく第22話でトンファーやサイ、徒手空拳で互角にコセイダーと渡り合ったが、通り過ぎざまにレーザーサーベルで斬られて爆死した。
:
・
◇ ガバン将軍
: 地球侵略部隊4代目隊長(第24話 - 第28話)。
: 将軍ケスノーチの後任として、ゴドメス帝王の命で派遣された。複数の角の付いた兜と黒い服とマント、左腕の巨大なカニのハサミ状の武器が特徴。ジェリコやケスノーチ同様に恐獣を送り込みコセイドン隊を苦しめたが、第28話で直接参戦したゴドメス帝王と共に「地球剥ぎ取り作戦」を本格化させるが、コセイダーにあっさりと阻止され戦艦ガルムスと共に爆死した。
◎ ゴドメス星人の装備
◇ 戦艦ガルムス
: ゴドメス星人が擁する宇宙ステーション型の巨大戦艦。無数のゴドメス戦闘機を搭載し、ワープ機能も備えている。武装も強力で、特に下部中央にあるエントロフィービームは超高熱であらゆるものを焼き払うプラスと極低温で全てを凍らせるマイナスの2種があり、どちらも大量のタキオン粒子を含み、時空の壁を貫いて21世紀へ亜空間攻撃を仕掛けることも出来る。ただし多用するとエネルギーチャージのために撤退する必要がある。また機体下部に竜巻を起こして生物ごと肥沃な土地の土壌を奪うはぎとり光線、物体を吸い寄せて回収する引力光線、渦巻状光線のストームビームも装備している。
: このエントロフィービームは第1話冒頭の攻撃の正体であり、第8〜9話でもゴウ、テツ、アルタシヤを抹殺するために用いている。
◇ ゴドメス戦闘機
: ゴドメス兵が操縦する戦闘機。前部にあるバルカン砲が主な武器である。複数で編隊を組んで出動するもののハクアスI号とII号の2機に全滅させられてしまうことが多かったが、たった5機でもフォーメーション次第でハクアスI号とII号を撃破することが可能である。縦や横に5機並んだ編隊を行うことで、強力な光線を発射するシリーズアタックやパラレルアタックなどのフォーメーション攻撃を行う。
● キャスト
◎ レギュラー・準レギュラー
・ トキ・ゴウ / コセイダー:大西徹也
・ ヒムガシ・テツ:三景啓司
・ ハルナ・マリ:川崎たか子(第28話まで、最終話)
・ ブツクサ・ウララ:一条みゆ希(第14話冒頭まで)
・ アルタシヤ:村野奈々美
・ ビックラジー:山村哲夫
・ ミツル:熊谷裕之(第6話まで)
・ リナ:永浜三千子(第6話まで)
・ モリ・モリィ:佐藤蛾次郎
・ バンノ・チカラ:草野大悟
・ 時空管理局長官:観世栄夫
◎ 声の出演
・ コセイダー:大西徹也(第12話まで)、二又一成(第13話以降)
・ タイム・マザー:木村玲子
・ ビックラジー:矢田稔
・ アルタシヤ:加藤早紀子
・ ゴドメス帝王:兼本新吾
・ 総監ザジ:水鳥鉄夫
・ ジェリコ司令官:和田啓
・ 将軍ケスノーチ:伊海田弘(第22話のみスーツアクターの荻原紀が兼任)
・ ガバン将軍:荻原紀(スーツアクターも兼任。ただし、声はノンテロップ)
・ ナレーター:村松克己(第10話まで)、古川登志夫(第11話以降)
◎ スーツアクター
・ コセイダー:二家本辰巳、大西徹也
・ ビックラジィー:山村哲夫(第10話まで)、内藤進(第11話以降)
・ ゴドメス帝王:岡田勝
・ 総監ザジ:河合徹(第6話まで)、二家本辰巳(第7話以降)
・ ジェリコ司令官、将軍ケスノーチ:荻原紀
・ 将軍ケスノーチ(第21話):藤田康己
・ 恐獣、ゴドメス兵など:二家本辰巳、荻原紀、藤田康己、根本康明、森健太郎、森岡隆見
● スタッフ
・ 原案:内山伊史、高橋靖男(東急エージェンシー)、円谷皐(円谷プロダクション)
・ プロデューサー:石川博(東京12チャンネル)、室田堯(東急エージェンシー)、円谷粲、大木淳(円谷プロダクション)
・ 監督:外山徹、東條昭平、平山公夫、深沢清澄、中島俊彦
・ 脚本:辻真先、田口成光、山浦弘靖、西沢七瀬、沖守彦、吐月峰、阿部桂一、外山徹、若槻文三、平野靖司、安藤豊弘、長坂秀佳、平山公夫、中島敏
・ 技斗:高倉英二、甲斐武
・ メカニックデザイン:三五英雄
・ 音楽:横山菁児
・ 撮影:大岡新一、内山五郎
・ 美術プランナー:池谷仙克
・ 録音:整音スタジオ
・ 音響効果:スワラプロダクション
・ 視覚効果:デン・フィルムエフェクト
・ 現像:東京現像所
・ 製作:東京12チャンネル、円谷プロダクション
● 放送リスト
放送日(TX)話数 サブタイトル登場怪獣・怪人脚本監督
1978年
7月7日
第1回
行けコセイドン 白亜紀からの挑戦
―
辻真先
外山徹
7月14日
第2回
ゴドメス 地球はぎとり計画
―
7月21日
第3回
コセイドン 亜空間漂流の恐怖
―
7月28日
第4回
ゴドメス軍団の追撃 人間狩り
―
東條昭平
8月4日
第5回
コスモ秘帖奪回作戦
―
8月11日
第6回
不死の生命体 ゴドメス総監ザジ
―
8月18日
第7回
コセイダー 怒りを熱い胸に
―
田口成光
外山徹
8月25日
第8回
アルタシヤ 冷凍光線に閉ざされて
―
9月1日
第9回
タキオン 21世紀直撃命令
―
9月8日
第10回
ガルムス 巨大戦艦vsコセイドン
―
9月15日
第11回
人間大砲 敵戦艦に侵入せよ
―
辻真先
東條昭平
9月22日
第12回
シグマ 闇から来た殺人植物
・ 殺人植物シグマ・1
・ 久米美智子(シグマ・1が憑依)(演:高橋みどり)
9月29日
第13回
タイム戦士 コセイダー誕生
―
外山徹
10月6日
第14回
デストラン 超武装闘士との戦い
・ 闘士デストラン(演:戸塚孝)
10月13日
第15回
恐獣ガリアス 亜空間の襲撃者
・ 恐獣ガリアス
山浦弘靖
10月20日
第16回
コセイダー 恐獣戦車を倒せ
・ ゴメル軍団長(声:伊海田弘)
10月27日
第17回
ギブラ 恐怖の毒蛇恐獣
・ 宇宙毒蛇ギブラ
・ 毒蛇恐獣ギブラス
東條昭平
11月3日
第18回
密航兄弟と人喰い恐竜
―
田口成光
11月10日
第19回
潜れコセイダー 水中の決死圏
・ 恐獣ピラギア
山浦弘靖
平山公夫
11月17日
第20回
BC兵器 魔のフィーバーガス
・ 恐獣キノコング(声:伊海田弘)
西沢七瀬
11月24日
第21回
ファイタス 溶岩地獄からの脱出
・ マグマ恐人マグマス(声:根本好章)
田口成光
外山徹
12月1日
第22回
燃えろゴウ もうひとつの人間大砲
―
沖守彦
12月8日
第23回
大爆破 恐竜墓場の対決
・ ギラ・ラマ軍団長(声:水鳥鉄夫)
・ 恐獣グランドン
吐月峰
平山公夫
12月15日
第24回
食肉恐獣バリバァ 赤い花の恐怖
・ 食肉恐獣バリバァ(声:伊海田弘)
阿部桂一
12月22日
第25回
カプセル恐獣vsコセイダー
・ カプセル恐獣ガオス
辻真先
外山徹
12月29日
第26回
磁力パニック コセイドン発進不能
・ 電磁恐獣エレドン
阿部桂一
1979年
1月5日
第27回
コセイドン激戦史 地球を救え
(総集編)
外山徹
1月12日
第28回
決戦 ゴドメス帝王を撃て
―
山浦弘靖
平山公夫
1月19日
第29回
コセイドン緊急出動 果しなき戦い
・ 荻村博士(演:岸田森)
・ 殺人ロボット・ギギ(声:森岡隆見)
辻真先
外山徹
1月26日
第30回
タイムトンネル出現 謎の密航者
・ サバタ博士(演:村松克己)
・ サイボーグS1号(声:森岡隆見)
若槻文三
2月2日
第31回
戦えコセイダー 炎のタイム戦士
(総集編)
平野靖司
2月9日
第32回
UFO来襲 怒りのサイボーグ
・ モスギス星人(声:森岡隆見)
・ サイボーグK2号(声:荻原紀)
西沢七瀬
2月16日
第33回
レスキュー指令 ファイタス大暴走
―
辻真先
平山公夫
2月23日
第34回
白亜紀探険 恐竜を憎む少年
―
西沢七瀬
3月2日
第35回
異生物ダキロン 亜空間の青い悪魔
・ 異生物ダキロン
若槻文三
外山徹
3月9日
第36回
恐竜大脱走 寄生植物の恐怖
・ 植物生命体コスモプラム(声:水鳥鉄夫)
辻真先
3月16日
第37回
時空間シンジケート 黒いココナツ
・ 黒岩博士(演:灰地順)
・ サイボーグB1(声:森岡隆見)
・ サイボーグB2(声:荻原紀)
・ サイボーグ戦闘員
安藤豊弘
3月23日
第38回
戦慄 フランケンシュタインの復活
・ 倉持博士(演:梅津栄)
・ フランケン1号
・ 人造恐獣フランケン
田口成光
平山公夫
3月30日
第39回
タイムGメン 時を超えた戦い
(総集編)
平野靖司
外山徹
4月6日
第40回
タイムスリップ 恐竜時代の戦国武者
・ アクマ星人アクマズ(声:荻原紀)
長坂秀佳
平山公夫
4月13日
第41回
人間大砲コセイダー 発進せよ
・ キシダ・ゴウノスケ(演:庄司永建)
・ サイボーグ隊
山浦弘靖
外山徹
4月20日
第42回
翔べ 人間大砲コセイダー
・ 津村(演:伊達三郎)
・ サイボーグガードマン(声:荻原紀、森岡隆見ほか)
田口成光
4月27日
第43回
燃えろ 人間大砲コセイダー
・ ドクター・ダーク(演:堀田真三)
・ 怪人態シラキ(声:広瀬昌助)
若槻文三
東條昭平
5月4日
第44回
人間大砲コセイダー 危機一髪
・ 遊牧宇宙人ホロスト星人(声:森岡隆見)
山浦弘靖
5月11日
第45回
コセイダーVS恐竜ハンター
・ 西山(演:石山雄大)
・ サイボーグ(声:荻原紀)
田口成光
外山徹
5月18日
第46回
コセイダー 幻の大恐竜を捜せ
・ 宇宙人ヤプー(演:荻原紀)
・ 宇宙人(演:森健太郎、中瀬博文、渥美博)
・ スーパーザウルス・ラグー
若槻文三
深沢清澄
5月25日
第47回
人間大砲コセイダー 死の罠を破れ
・ 時空間超人サタール(演:鹿島研、亀田じゅん子)
・ コマンド
6月1日
第48回
コセイダー トカゲ人間の恐怖
・ 宗方博士(トカゲ人間)
・ 如月教授
辻真先
6月8日
第49回
人間大砲コセイダー 大漂流
・ 怪獣ベムガン
平山公夫
中島俊彦
6月15日
第50回
コセイダー 恐竜牧場を守れ
・ キスカ(演:宮子昌代)
中島敏
6月22日
第51回
急げコセイダー 恐竜絶滅を救え
・ ロボット兵器ノヴァー(声:兼本新吾)
辻真先
外山徹
6月29日
最終回
さらば恐竜時代
● 放送局
・ 東京12チャンネル(制作局):金曜 19:30 - 20:00
・ 北海道放送:日曜 7:00 - 7:30
・ 青森テレビ:金曜 17:00 - 17:30
・ 仙台放送:金曜 19:00 - 19:30(1979年3月まで)→ 日曜 11:00 - 11:30(1979年4月から)
・ 富山テレビ:金曜 17:20 - 17:50
・ 石川テレビ:土曜 17:15 - 17:45
● 主題歌
・ オープニング主題歌 - 「恐竜戦隊コセイドン」
(作詞:谷のぼる/作曲・編曲:宮内國郎/歌:水木一郎、ひばり児童合唱団)
・ エンディング主題歌 - 「コセイドン隊マーチ」
(作詞:谷のぼる/作曲・編曲:宮内國郎/歌:水木一郎、ひばり児童合唱団)
上記2曲を収録したEPレコードは、日本コロムビアより発売。後に幾度か、CDとして復刻されている。
● 映像ソフト化
・ 1998年3月1日に全話収録のLD-BOX『恐竜戦隊コセイドン 時空管理局全ファイル』(完全予約限定生産)がバップより発売された。
・ DVDは東映ビデオより2013年10月より発売された。
「恐竜戦隊コセイドン」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(https://ja.wikipedia.org/)
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