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砲丸投


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砲丸投(ほうがんなげ)は、陸上競技のうち、フィールド競技に属し、投てき競技の種目で、砲丸を遠くに投げる能力を競う競技である。 陸上競技における正しい表記は砲丸投であるが、学校教育や新聞記事など陸上競技関係者以外が多く関わる場面では砲丸投げと表記されることもある。

● 規定
砲丸の重さは、性別(男子・女子)と年齢(一般・高校・中学)によって定められている。2.135メートル(7フィート)の円内から前方に投てきする。投てきの円内を中心とする、34.92度の扇形の内側の地面に落下したものだけが有効な試技となり、それ以外の場所に落ちた投てきは記録なし(ファール)となる。線上はファールである。またサークルの中心から左右に横線が引かれており、その線の後ろ以外から出るとファールとなる。

● 投てき方法
規定上、砲丸が両肩を結ぶ線より後方になってはならないため、砲丸をあご若しくは首の付近で固定し、片手で押し出すように投げる。いわゆる野球のピッチャー投げ、または投てきの手を伸ばし円盤投げの手法で投てきするのは、ファウルとなる。 また、滑りにくくするために炭酸マグネシウム(陸上用語では炭マグ(タンマグ))を砲丸や首につける選手もいる。

◎ グライド投法(オブライエン投法)
パリー・オブライエン(アメリカ)によって1950年代に考案された投法で、投てき方向に背を向ける形で構え、後ろ向きに助走(グライド)し、投てき方向に半回転しながら砲丸を突き出す。上体の起こしと捻りから生まれる力をより長い時間砲丸に加えることで、それまでの投法よりも飛距離を稼げることから1980年代までは世界的に最も用いられた投てき方法だった。 グライド投法は(回転投法に比べ)習得しやすく、助走なしの場合より1m~2.5mの飛距離アップが見込めることから、現在でも混成競技やサブ種目として砲丸投に取り組む選手に人気の投法である。 グライド投法の最高記録は1988年のウルフ・ティンマーマン(旧東ドイツ)による23m06cmである。

◎ 回転投法
1970年代にブライアン・オールドフィールド(アメリカ)、アレクサンドル・バリシニコフ(ソ連)などが用いて好記録を樹立したことで注目され、現在では砲丸投の主流な投法である。2017年の世界陸上では決勝に進出した全選手が回転投法を用いた。 円盤投と同じく、片足から片足へ体重を移動させながら投てき方向に向かって1回転半し、ターンによる体の加速を砲丸に加えながら突き出す。 グライド投法と比較すると、回転投法は要求される動きが難しいテクニックのため、自分に合う最適な動きに調整するために多くの時間が必要とされている。

◎ 国内での運用
日本の陸上競技の円盤投及び砲丸投は、実力が世界レベルに遠い。世界では、1980年代の時点で、男女共にジュニア記録でも20メートルを超えているのに対し、日本ではまだ20メートルの壁を破った選手が居ない。 現在、日本は高校生まではグライド投法が主流であるが、大学で回転投法に移行する選手が多くなっている。(2023年日本インカレでは出場選手19人中17人が回転投法である。) しかし、安定した記録を出せるまでに習熟するには時間のかかる投法であることから、敬遠する選手がいることも事実である。

● 起源
砲丸投の原型は、重い物を遠くに投げる「力比べ」である。その昔、石や砲弾を投げるスポーツが行なわれていた。近代的な規定は19世紀のスコットランドの競技が原形である。19世紀末当時のサークルは2メートル強の大きさの四角い囲いだったが、後に現在のような円形のものに変更された。

● 砲丸
重さは以下のように定められている。直径は、一般男子用が11cmから13cm、一般女子用が9.5cmから11cmである。2006年より中学と高校でそれぞれ現在の規格に移行した。混成競技では高校の八種競技は6kgになったが、中学の四種競技では旧来の4kgを現在でも用いている。
・ 一般男子:7.260kg(16ポンド)
・ 一般女子:4kg
・ 高校男子:6kg(旧12ポンド=5.443kg)
・ 高校女子:4kg
・ 中学男子:5kg(旧4kg)
・ 中学女子:2.721kg(6ポンド)
・ 世界ジュニア規格男子:6kg
・ 世界ユース規格男子:5kg

● 世界歴代10傑

 1  23m56  ライアン・クルーザー    ロサンゼルス  2023年5月27日
 2  23m23  ジョー・コヴァクス    チューリッヒ  2022年9月7日
 3  23m12  ランディー・バーンズ    ロサンゼルス  1990年5月20日
 4  23m06  ウルフ・ティンマーマン    ハニア  1988年5月22日
 5  22m91  アレッサンドロ・アンドレイ    ヴィアレッジョ  1987年8月12日
 6  22m90  トマス・ウォルシュ    ドーハ  2019年10月5日
 7  22m86  ブライアン・オールドフィールド    エルパソ  1975年5月10日
 8  22m75  ウェルナー・ギュンター    ケルン  1988年8月23日
 9  22m67  ケビン・トス    ローレンス  2003年4月19日
 10  22m64  ウド・バイヤー    ベルリン  1986年8月20日

 1  22m63  ナタリア・リソフスカヤ    モスクワ  1987年6月7日
 2  22m45  イローナ・スルピアネク    ポツダム  1980年5月11日
 3  22m32  ヘレナ・フィビンゲロバ    ニトラ  1977年8月20日
 4  22m19  クラウディア・ロッシュ    ハインフェルト  1987年8月23日
 5  21m89  イワンカ・フリストワ    ベルメケン  1976年7月4日
 6  21m86  マリアンヌ・アダム    ライプツィヒ  1979年6月23日
 7  21m76  李梅素    石家荘  1988年4月23日
 8  21m73  ナタリア・アフリメンコ    Leselidze  1988年5月21日
 9  21m69  ヴィタ・パブリシュ    ブダペスト  1998年8月20日
 10  21m66  隋新梅    北京  1990年6月9日


● エリア記録

 アフリカ  21m97  ヤヌス・ロバーツ    ユージーン  2001年6月2日
 アジア  21m49  テージンデル・パール・シン    インド  2021年6月21日
 ヨーロッパ  23m06  ウルフ・ティンマーマン    ハニア  1988年5月22日
 北アメリカ  23m56  ライアン・クルーザー    ロサンゼルス  2023年5月27日
 南アメリカ  22m61      パロアルト  2019年6月30日
 オセアニア  22m90  トマス・ウォルシュ    ドーハ  2019年10月5日

 アフリカ  18m43  ヴィヴィアン・チュクウエメカ      2003年4月19日
 アジア  21m76  李梅素    石家荘  1988年4月23日
 ヨーロッパ  22m63  ナタリア・リソフスカヤ    モスクワ  1987年6月7日
 北アメリカ  20m96  ベルシー・ラサ    メキシコシティ  1992年5月2日
 南アメリカ  19m30  エリザンジェラ・アドリアーノ    トゥンハ  2001年7月14日
 オセアニア  21m24  バレリー・アダムス    大邱  2011年8月29日


● U20世界記録

 1  23m00  Jacko Gill    オークランド  2013年8月18日

 1  20m54  アストリッド・クンバーヌス    Orimattila  1989年7月1日


● 日本歴代10傑

 1  18m85  中村太地  チームミズノ  2018年5月20日
 2  18m78  畑瀬聡  群馬綜合ガードシステム  2015年6月28日
   3    18m64  山田壮太郎  法政大学  2009年10月5日
 武田歴次  栃木スポーツ協会  2021年6月27日
   5    18m53  野口安忠  日本大学  1998年5月3日
 奥村 仁志  東京陸協  2023年7月29日
 7  18m51  アツオビン・ジェイソン  福岡大学  2023年10月15日
 8  18m43  村川 洋平  スズキ  2006年7月2日
 9  18m36  岩佐 隆時  チーム佐賀スポーツピラミッド  2023年6月4日
 10  18m29  森下 大地  第一学院高教  2020年 8月22日

 1  18m22  森千夏  スズキ  2004年4月18日
 2  17m57  豊永陽子  徳島陸協  2004年6月5日
 3  16m79  市岡寿実  国士舘大学職員  2004年6月5日
 4  16m57  郡菜々佳  九州共立大学  2017年9月8日
 5  16m47  太田亜矢  福岡大学  2017年5月14日
 6  16m22  鈴木文  スポーツプラザ丸長  1993年4月29日
 7  16m05  篠崎浩子  福島県体協  1997年5月5日
 8  16m04  大野史佳  埼玉大学  2021年4月29日
 9  16m00  林香代子  熊本高教  1977年12月4日
 9  16m00  白井裕紀子  滋賀陸協  2012年9月1日


● 日本人各種最高記録

 ジュニア記録(7.26kg)  17m40  畑瀬聡  日本大学  2001年9月29日
 ジュニア記録(6.0kg)  19m28  アツオビン・ジェイソン  大阪桐蔭高等学校  2020年11月3日
 高校記録(6.0kg)  19m28  アツオビン・ジェイソン  大阪桐蔭高等学校  2020年11月3日
 中学記録(5.0kg)  17m85  奥村仁志  大野市立和泉中学校  2015年10月3日

 ジュニア記録(4.0kg)  16m24  郡菜々佳  九州共立大学  2016年10月23日
 高校記録(4.0kg)  15m70  郡菜々佳  東大阪大学敬愛高等学校  2015年10月5日
 中学記録(2.721kg)  17m45  奥山琴未  岡山市立上道中学校  2019年6月9日

「砲丸投」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(https://ja.wikipedia.org/
2024年4月20日22時(日本時間)現在での最新版を取得

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