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投擲(とうてき)とは、手を使って物を遠くへ投げること。投擲の擲の字が常用漢字表外字であることから「投てき」と表記されることもある。人を投げても投擲という。
ヒトは他の生物より際立って投擲が上手であり、先史時代から投擲によって狩猟や戦闘を行っていた。現代人以外の絶滅人類も投擲を行っていて、道具の高度化と並行して、ヒトが狩猟・自衛能力を獲得する上で重要な要素だったとも考えられている。
有史以後も、投擲は主要な戦闘技術で在り続けた。現代でも兵士は手榴弾などを投擲をしていた。
また、投擲の能力を競う投擲競技が陸上競技に含まれている。
● 投擲武器
しばしば狩猟用と戦闘用を兼ねる。
・ 刀剣(投げナイフ)
・ 手裏剣
・ 打矢
・ 打根
・ 苦無(飛苦無)
・ チャクラム(戦輪、円月輪)
・ 斧
・ トマホーク
・ フランキスカ(フランシスカ)
・ 槍
・ ジャベリン
・ ピルム
・ アンゴ
・ 棍棒
・ ブーメラン
・ 石 (投石)
・ 印地打ち
・ 微塵
・ 爆発物
・ 手榴弾
・ 火炎瓶
・ その他
・ 警告弾
・ 催涙剤(催涙弾)
● 狩猟・漁撈専用の投擲具
・ 離頭銛
・ ボーラ
・ 投網
● 投擲を補助するための道具
・ 投石器(スリング)
・ スタッフスリング
・ カタパルト (投石機)
・ スリングショット(ぱちんこ)
・ 投槍器(スピアスローワー)
・ アトラアトラ(アトラトル、アトゥラトゥル、アトルアトル、アトゥルアトゥル)
・ ウーメラ :en:Woomera (spear-thrower)
● 投擲競技
陸上競技には投擲するものの違いにより、以下の「投擲競技」がある。いずれも、投擲したものの到達距離を競う。
・ 砲丸投
・ 円盤投
・ やり投
・ ハンマー投
・ こん棒投(パラ陸上競技の独自種目)
・ ソフトボール投(かつて日本の小学生の陸上競技大会で実施、全障スポで実施)
・ ジャベリックボール投(日本の小学生の陸上競技大会で実施)
・ ジャベリックスロー(ジュニアオリンピックや全障スポで実施)
・ ビーンバッグ投(全障スポで実施)
● スポーツ・遊戯としての投擲
ボールを使用するものについては球技を参照のこと。
・ ダーツ
・ 輪投げ(投輪、クロリティー)
・ フライングディスク(フリスビー)
・ 石合戦
・ 雪合戦
・ かわらけ投げ(瓦投げ、土器投げ)
・ 枕投げ
・ パイ投げ
・ 携帯電話投げ
「投擲」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(https://ja.wikipedia.org/)
2024年10月14日8時(日本時間)現在での最新版を取得
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